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2024年06月25日 イイね!

年収

年収 記事執筆陣に「お金に関するプロフェッショナル」を据えたとするサイト「ファイナンシャルフィールド」の配信コンテンツから、本日付け『ベンツのゲレンデに乗りたいのですが、年収「220万円」では無謀でしょうか?中古車じゃないと無理ですか?』に失笑す。

 記事の末尾に署名は無く、ファイナンシャルプランナーとの明記があるものの、そもそも「お金に関するプロフェッショナル」が大仰なコメントを下さなくとも、「クルマを所有すること自体が大丈夫ですか?」という年収ではある(一般論として)。


 私が失笑したのは、年収220万円で「ゲレンデに乗りたい」という相談者(記事執筆の為に相談がでっち上げられ、実在するのかは極めて怪しいが)ではなく、記事ライター氏が年収水準のデータを捏ね繰り回した末に、「リース契約やレンタカーサービスなどを検討したりする方法もあります」と提案している点である。
 ゲレンデは値落ちが緩やか(=リースアップ後の残価が高い)なので、同じ価格レヴェルのクルマと比してリース料が低減される可能性はあるが、基本的にリース料は新車価格に正比例するので、リース契約にしたから極端に安くなる(=年収220万円の中から無理なく支払える)というものではない。
 万が一、リースの仕組みを理解せず記事を書いているのだとしたら、「お金に関するプロフェッショナル」が聞いて呆れる。
 また、ゲレンデを扱うレンタカーサーヴィスの一例として、私がお世話になっているショップの料金を参考情報URLに載せた。12時間借り出して55,000~66,000円+保険料。年収220万円=月収18万円ちょっとの方が、気楽に支払える金額設定にはなっていない。

 結局のところ記事ライター氏の提案は、何ら現実的でなく、最終的なソリューションは「年収を上げましょう」に行き着いてしまう。それでは「お金に関するプロフェッショナル」のコミットが無くとも、分かり切った結論でしかない。
 サイトとして実りの多い記事としたいなら、「クルマに関するプロフェッショナル」にも取材して、より現実的ないしは夢のある提案(佳きショップを見付け、程度の良い中古車を割安に購入し、DIYも交えながら整備を愉しむ、等々)を授けてほしかった。


 
 ゲレンデのオーナーである私自身も、若い頃はゲレンデに憧れつつ、手が届くクルマだとは思っていなかった。
 ただ、メルセデスを最初の愛車にするという目標は捨てず、ゲレンデのコードの一部を継承した初代ML(W163)を、新車で手に入れた。そのために仕事に励み、貯金を心掛けたのは、今となっては佳き思い出である。

 MLが代替わりし、フレーム構造を廃したW164となったタイミングで、新型MLへの更新を断念し惜しみつつW163と別れ、直6エンジンを搭載した国内最古級の300GELを中古購入しゲレンデ・ライフをスタートした。
 型落ちして間もないMLが、それなりの値段で売れたため、新車でMLを購入した当時ほどの経済的負担は生じていない。
 購入後はフューエルデスビの不調に悩まされたが、当時の自宅近所で面倒見の良い輸入車専門の修理工場を見付けて調子を維持し、大変お世話になった。
 MLを所有していた頃に知り合った中古業界に詳しい方には、300GELのユーザー車検や構造変更申請にお付き合いただき、経験を積むことができた。
 この経験を活かして、現在でも軽トレーラーはユーザー車検を通しているほか、その軽トレーラーの「機関車」となってきたゲレンデやプリウス「950登録」(出力や車重から牽引能力を検討し、連結可能なトレーラーの最大車重を車検証に明記する)を自力で済ませてきた。

 MLの後半から、ずっとビルトインガレージの家に暮らしていたことから、塗装の保護を含めクルマのコンディション維持には好条件となっていたが、ならば「カブリオレ」も雨曝しにすることなく保管できるな……と考えたのが、現在の愛車にスイッチするきっかけだった。
 とは言え、極めて珍しいモデル(今なお自分の愛車以外で、カブリオレの実物を見たのは数台しかない)故に、希望したからと言って直ぐにタマが出てくるわけではない。
 それがどうか。現在お世話になっているショップに相談したところ、然程待たずに「これどうですか?」とご返事が来た。しかもダメ元で伝えた「できれば青系で」という要望も満たす、midnightblueのカブリオレだった。
 提示された価格も現在では考えられないほど低廉で、この奇跡的な出会いを見逃す選択肢は、私の中で絶無だった。

 こうして改めて振り返ると、ML320(W163)・ 300GEL/G320cabriolet(W463)といったモデルに巡り合えただけでなく、様々な出会いや交流、そして得難い幸運に恵まれていたことが、お分かりいただけるだろう。

 
 仮に「相談者」とやらがゲレンデに乗りたいのであれば、新車もしくは程度の良い中古車を購入し、維持していくだけの収入を稼ぐことが必要であるが、それは条件の一部でしかない。
 メルセデスを長年扱ってきた某正規ディーラーのコピー「クルマはつくらない。クルマのある人生をつくっている」で示されている通り、ゲレンデをどう人生における彩りとして活かすことができるか、そしてトラブルすらも愉しめるような、ゲレンデのことを語り合い互いに助けの手を差し伸べる友や、安心してメンテナンスを任せられるショップとの出会いに恵まれるか……に懸っている。

 そのタイミングが訪れるまで、少々気長に目標を立てて、仕事に励み貯蓄に勤しむならば、きっと夢は叶うものと考える。



Posted at 2024/07/06 16:16:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | ゲレンデ | 日記
2024年04月29日 イイね!

短躯

短躯 自動車関連情報を中心に、執筆陣の豊富な経験に裏打ちされた価値ある情報の「波」を提供するサイト「VAGUE」のコンテンツから『セレブ御用達!? メルセデス・ベンツ「Gクラス」のオープンカーを発見 希少な“4人乗りショートボディ”とは』に注目。

 同じ提供元のコンテンツで「G580」の記事を紹介したが、今日は麗しきW463の記事。かつ、私と同じカブリオレが主役。
 オープンカー云々以前に、躯体の短い「ショート」自体が珍しく、W463の最末期に生産中止となって以来、現行W463Aでも復活を見ていない。


 手入れの行き届いた美しい個体の姿に触れ、喜ばしく感じつつ、記事の内容に些か雑な部分があるので指摘しておく。


〇G63と同じ387馬力の5.5リッターV8エンジン搭載

 G63も8発のエンジンを搭載するが、スーパーチャージャーを付加され出力は507(後に544)馬力となっている。
 387馬力はAMGモデルではない、通常のG550のエンジンである。
 もし中古車情報誌の記述であれば、優良誤認の疑いを掛けられ兼ねない。

〇車体後部が幌になっているオープンボディが特徴です。日本では正規販売がありません

 いやいや、私が乗っているのは正規モデルですから(但し、ヤナセ/シュテルンではなく、AMGジャパン扱い。ゲレンデの輸入量が当時は然程多くなかったことから、ノーマルのGもAMGジャパンが輸入していた)。
 恐らく、G550カブリオレは正規販売がなく、並行輸入車しか出回っていないことを言いたかったのだと思うが、この書き方ではカブリオレそのものが正規輸入されていなかったように読めてしまう。

〇G63用装備の19インチ G55ホイール

 G63用なんでしょうか、G55用なんでしょうか、意味不明・・・・・。
 見た感じG55用と思われ、これも優良誤認の疑いあり。

〇その他

 バッジが「G500」になっているのが謎。
 G500は8発ながら296馬力のやや大人しいユニットを積む。
 わざわざエンジンのスペックを拾っているので、387馬力は間違えようがないと思うのだが、だとすれば「G550」になっている筈。

 バッジチューン(昔のSクラスで、「S500」が本当にS500であった例が無い=S320のバッジ交換…という噂があったが)ならぬ「バッジデチューン」になっている。

 リヤシートは2名分のベルトしかセットされておらず、定員4名となっている。
 日本正規モデルを含め基本は5名乗車になっている筈で、余裕を持って乗車できるよう本国オーダーを掛けたモデルなのかもしれない。
 エンジンスペックとバッジの齟齬も、オーダーでエンジンをチョイスする中で、G550との過渡期で387馬力のユニットをインストールできた・・・・・のか。

 最後に、私のカブリオレも同じであったが、リヤのサスペンションがヘタり、尻下がり気味の姿勢になってしまっている。
 幸運にもこの個体を手に入れることができたオーナーは、是非ともサスペンションを更新して、より引き締まったゲレンデらしい立ち姿を取り戻してほしい。


 記事中、Gカブリオレの価格にも触れているが、国内外ともに3千万円台。
 私の所有するモデルは、10年以上古くエンジンも6発であるが、それでも相応の価値がある(であろう)ことがお分かりいただけるのではないか。
 少々高くても、佳いものを手にした方が最終的にお得であることの、教科書のような例である。

 

Posted at 2024/04/29 20:18:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | ゲレンデ | 日記
2024年04月25日 イイね!

市販

市販 自動車関連情報を中心に、執筆陣の豊富な経験に裏打ちされた価値ある情報の「波」を提供するサイト「VAGUE」のコンテンツから『「えっ?」メルセデス・ベンツの最新「Gクラス」は4モーターで“戦車みたいな旋回”を実現!? 実車との初対面で実感!「G580EQ」はすべてが驚異的』に注目。

 W463オーナーとして、当然に気になっていたEVモデルが、とうとう市販化される。
 開発段階でリリースされた情報を基にした自動車メディアの記事を、弊ブログでも取り扱ったが、その時点ではツインモーターとされていた動力が、プロトタイプが出現した際には4モーターにインフレ。モーターの回転方向を個別に制御することで、戦車のように超信地旋回(静止状態からそのままターン)が可能という、笑うしかないようなアビリティを得た。

 恐らくは路面の摩擦が低いところでしか使えない機能(=超信地旋回・駆動系への負担が極めて大きい筈)を、市販モデルに採用するかどうか、正直半信半疑であったが、どうもインストールされてしまった(笑)ようである。
 この辺りデフロック機構などと同様、インストラクションに「未舗装路以外使用禁止」と書かれるのか、はたまた駆動系を更に強化してどこでもターン可能にするのか、はたまた特殊なギミックを追加して対応(例えばタイヤ面に散水するとか)するのか。実車で確認してみたいところである。

 一方で、弊ブログが指摘したように、メルセデスの乗用車ヒエラルヒーに組み込まれたが如き「EQG」のモデル名は採用されず、メルセデスのラインナップから独立している「G」現行モデルの、いちヴァリエーションであるかのように「G580(with EQ Technology)」となっている。
 動力機構がゼロベースで電動へ変更されても、機械的にローギヤを組み込むなど、モデル名だけでなく「G」らしさの継続を意識したスペックであると評価できよう。

 別記事では、フルEVモデルであることを強く演出するイルミネーション組み込みのグリルや、充電コードを格納するリヤのボックスについて、ガソリンモデルと同じグリルにスペアタイヤも装着可能とされている。これもまた、旧モデル~現行のガソリンモデルに親しんできたオーナーには、強力な選択肢となるだろう。


 私自身は乗換える予定はない(乗換えられない、とは言わない)が、優秀な後輩の門出に目を細める先輩の気持ちで、新モデルを迎えたいと思う。
 最近、同窓会活動に関わって強く感じるのだが、先輩が先輩として社会的にリスペクトを受け続けるためには、佳き後輩が連綿と活躍を続けることが肝要、なのである。


Posted at 2024/04/29 18:44:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | ゲレンデ | 日記
2024年04月01日 イイね!

禁輸

禁輸 ドイツ政府は1日、ダイムラー製の四輪駆動車「Gクラス」の日本向け輸出を、当面の間禁止する措置を発表した。
 「Gクラス」は軍用車両をベースとしたモデルで、その高い走破性とスクエアなデザインが世界的に人気となっており、特に需要が大きい日本向けの輸出は、以前から高いシェアを占めていた。
 「Gクラス」については国連の制裁対象となっている独裁国家が何らかの方法で輸入し、元首や軍の高級将校が使用する例が判明しており、北東アジアで輸入車数が多い日本から、不正なルートを通じての迂回輸出の可能性が疑われていた。
 高級乗用車としての利用だけでなく、軍の装備品としての調達もあったものと推測される。

 日本政府は、ドイツ政府の措置に対して遺憾の意を表明し、日本の貿易管理体制に問題は無く、直ちに撤回するよう駐日ドイツ大使を通じ申し入れた。
 一方で、国連の制裁措置違反につながる不正な輸出を防止するため、通商産業省は旧モデルを含むすべての「Gクラス」について、日本からの輸出を禁止する措置を発表した。
 現行のモデルだけでなく、旧モデルも対象としたのは、調達および交換が容易な平面ガラスのみを使用するなど、より兵器としての実用性が高い旧モデルの軍事転用を防止する目的があるものとみられる。

 輸入禁止措置の発表後、「Gクラス」を取扱う輸入車ディーラーでは問い合わせが殺到している。
 以前から需要に対して供給がバランスしておらず、オーダー待ちの状態が恒常化していた中、今回の輸入禁止措置により車を手に入れられない購入者が出てくるものと思われる。
 「Gクラス」の旧モデルについては、中古流通している車両数が比較的多く、輸出禁止措置で国外流出がなくなり車両総数は保たれるものの、現行モデルの代替として購入を希望する例が増えており、こちらも取扱い店では対応に追われている。
(狂う魔のニュース)
Posted at 2024/04/01 13:48:44 | コメント(1) | トラックバック(0) | ゲレンデ | 日記
2024年01月28日 イイね!

追徴

追徴 出版社・幻冬舎が運営する財産関連情報サイト「THE GOLD ONLINE」から、本日付『調査官「いい車ですねぇ」…年収650万円で“ベンツGクラス”に乗る47歳サラリーマン、税務調査で「まさかの追徴課税」に唖然【税理士が警告】』に注目。

※一部限定公開

 記事のエッセンスとしては「価値のあるクルマも相続財産ですよ」と受け取っておけばいいのだろうが、些か解説不足ないし粗雑な記事構成が目に付いた。


 相続税の基礎控除として、3,000万円+(600万円×相続人の数)が設定され、この金額を超えた額に課税される。
 記事のモデル家庭の場合、配偶者と子が相続人なので、4,200万円までは課税されない。
 貯金が1,500万円とあるので、残り枠は2,800万円、仮にゲレンデを当初から申告していたとして、残り枠1,800万円。あとは住宅の価値がどう算定されたかが、記事からは分からない。

 居住用の小規模住宅を相続した場合、土地300m3(約90坪)まで80%減価できる特例があるはずなので、相続税評価額が1,800万円に収まるかどうか、微妙なところか。

 ゲレンデもちゃんと申告していれば、非課税枠に納まっていて課税を免れたのだとしたら、その旨「残念ながら……」と記述してほしい。
 また課税された状況についても、

〇非課税枠を使い切った上で課税されたのか?
〇適用された相続税率は?(10~55%)
〇無申告加算税・重加算税・延滞税が課されたのであれば、その内訳と税率は?

 等々を明記してほしかった。


 改めて記事に拠れば、クルマを相続する場合の財産的価値は、「売買実例価額」や「精通者意見価格」を基とするか、クルマが市場にない場合は例外的に「減価償却方式」で算定される、とある。

 さて、我がカブリオはどの方法で値踏みされるのか。
 出し値だけなら1,000万円超もあったりするので、これをベースとされたらたまったものではない。

 将来相続が発生した時に、たまたま在庫が長期に払底していて、仕方ありませんねと「減価償却方式」(たぶん限りなく無価値になるはず)で算定してくれることを祈りたい。
Posted at 2024/05/05 11:05:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | ゲレンデ | 日記

プロフィール

「育児 http://cvw.jp/b/1043160/47663127/
何シテル?   04/18 19:29
 建設業界で禄を食む文系出身(経済学専攻)のプロフェッショナル・エンジニアが、愛車整備・政治経済・文化学術・スポーツそして土木施工の現場で日々記した野帳を公開し...
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 ドイツ連邦軍が1989年~1994年にかけて10,000両以上もの大量調達を果たした軍 ...
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