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日常に当たり前に存在できる非日常 - ビート
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Ryo L.W.S.enthusiast
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ホンダ / ビート
ベースグレード (1991年) -
- レビュー日:2024年12月30日
- 乗車人数:1人
- 使用目的:レジャー
おすすめ度: 1
- 満足している点
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繰り返しチューンドカーに乗って走り回っていた頃、純正では味わえない世界はそこにしかなかった。
内装がほとんどなく、枷を外したむき出しのエンジンが奏でる咆哮。
純正時点でほぼそれを実現しているビートは、ホンダが過去にF1を作りレースに参加していた当時そのもの。
それは、全く真っ当ではなく現代の価値判断で明らかに異質。
たった百万そこらで、名だたるレーシングカーと同レベルの乱雑さと不快感を併せ持つ軽自動車。
そんな物誰が欲しがるのか。 - 不満な点
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極端にチープな内装、完全に一人用に設計されたコクピット、オールドスタイルが故密閉度の低いキャビン、オーディオすら純正では簡単に取り付けさせない徹底した走りへのこだわり。
おや?他の人に向けて書いているのに、この車に取ってはやはり良点にしかならない。
しかしどんなオープンカーも本来そうだが、雨には耐えられない。これは唯一とも言える最悪の点かもしれない。 - 総評
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一度でも本当のチューニングカーに憧れたのであれば、この車は本当の意味でレーシングカーをストリートに持ち込むことを教えてくれるからこそ、ぜひ乗ってもらいたい。
普通車より狭いキャビンで助手席に座る誰かとも会話がままならない、オーディオはMANOWARばりにAll MEN PLAY ON TEN。
そのクセNA軽らしくトルクもないので常にアクセル全開でようやく普通車のように振る舞って見える。
雰囲気も管理も走りの味も完全にGTカー、レーシングカーなのに、実際の速度域はまさに日常的。
それを受け入れられる度量と生活圏が存在してはじめてこの車は本領を発揮する。
もしくは……所構わずアクセルを全開してコントロールするのが当たり前の人間の「枷」として有用だろう。
さらに言えば、ドライバーはどんなに速度が低くてもその構造が故飛ばしているような感覚に襲われる。それは、メーターを見ながら全力疾走し続けるような苦行とも言えるし、「枷」が必要な人種には十分最適解であろう。
もっとも、気軽に手軽に移動手段として使うことはできず、うるさく、雨には耐えられない。
これこそまさに「エンスージアスト」達が歓迎し、車好きは一週間で乗り換えるような代物と言えるだろう。特に、現代社会、こんな乗り物は二度と、金を積んで600馬力を電子制御したオートクチュール御用達でない限り、買えないだろう。
- デザイン
- 5
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デザイン最高。
随所に渡って軽自動車とは思えない作り込みに感涙すら覚える。
尤も原材料的に時代を感じさせるところがあり、置き換えや後付の内装にこだわる必要はあるかもしれない。
チープさはともかく、コクピットの雰囲気は独特で、決してコンパクトさを感じるものはない。よくできていると思う。 - 走行性能
- 3
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走りは最高。特にどの速度域からでも軽いフロントを押し込むのは容易く、旋回こそ真骨頂というのはMRゆえか。
ただ、ノーマルで基本短足なのでルックスの変更やアライメントには非常に困る。
なによりアームすら短くいじりようがないのは難点で、ある程度古臭い走りになることは否めない。
またディメンジョン的には本来オーバー気味になるはずのMRをうまく強アンダー傾向になるようにセッティングされていて、ロードスターよりも曲がらなく感じるだろう。尤もリアを極端に安定させるというのはS660にもある手法で、リア足が生きているからこそドライバーは安定して操作に集中できる。
ただし、NA軽なので坂は登らないしパワー不足は否めない。 - 乗り心地
- 1
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全く持って最高。
GTカーの車載映像や助手席における感想をYOUTUBEで見てほしい。
わずかにマイルドにしたものがビートだ。ロールケージを組んで吸排気を効率化した瞬間から、日常的にそこはサーキットになる。 - 積載性
- 1
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S660よりまし。運転席の後ろにタイヤが積めるかもしれない程度。
オープンであれば背中に電動キックボードを積むことはできる。
クローズの時に使える幌下のエンジンのメンテナンスリッド上も、普通にフルフェイスのメットがギリギリ嵌まるくらいしかなく、小型軽量の電動キックボードなら乗るかもしれないけれど、ZERO9級は重いし長い。ギリギリハマらない。
許されるなら常に助手席を外し、シートのアンカーを利用してハーネスを組んだ上、毛布を使って物入れにしたい。その状態でもビートのタイヤを三本乗せるのが精一杯なのだ。 - 燃費
- 5
- 私の運転で19km/h程度。これはホンダらしいといえばホンダらしい。
- 価格
- 3
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この時代の車だけに、もう少し安くて良いんじゃないかと思うけれど、買取価格が0には決してならないのがわかってる。
尤もディーラーや車屋に持ち込んではならない。年式的にも保険的にももう車両価格はつかないからね。 - 故障経験
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ミッションのサイドシール(ドラシャの付け根)他ゴム系部品の痛みは激しい。
しかしレストア的に部品交換を済ませた車両なので大きなものはほとんどない。ただし年式的にハーネス類やシール類はやばいはず。あと伝え聞く燃料系統のパイプ類は見ておいたほうがいいだろう。
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