カッコいい写真って、あのでっかい一眼レフがないととれないんでしょ?ボク・アタシはアイフォン、コンパクトデジカメで十分・・・と思っている方!それは違いまっせΣ(・Д・)
今回はそんな貴方のために、
ケータイ、コンパクトデジカメ(以下コンデジ)でも撮れるちょっとカッコいい写真の撮り方を(クルマに絞って)ご紹介したいと思います(・∀・)
あくまでカッコよく撮るためだけなので、どんな時も必ずこう撮りなさい!というものではありませんので誤解しないでくださいね
と、その前に…諏訪湖オフの写真パート2です。
http://photozou.jp/photo/list/2294081/6527170
例によって外部サイト・フォト蔵です。ダウンロードはご自由に。
さてさて、まず
大抵のカメラでできること、それはズームイン、ズームアウトすることです。今回の講座ではそれができるカメラならなんでも結構です。(もちろんズーム出来なくても構いませんよ)
カッコいい愛車の写真を撮るために必要なもの
・愛車
・カメラ(ズーム機能がついてりゃなんでもOK)
・適当な場所
さて、今回の講座でお話しするポイントを先に言ってしまいましょう。
その①
「愛車の写真を撮るときは、ちょっとズームして撮った方がカッコよく映る!!【画角】」
その②
「愛車と何かを対比させよう。ごちゃごちゃしたのはだめ!【構図】」
今回はこの2つをテーマに…というよりこれが結論なんですが、解説していきたいと思います。
まず写真を撮る前に、皆さんに
「画角」という概念を知って欲しく思います。
画角とはなんぞや?
簡単にいうと、カメラ(レンズ)というのは構造上、
ズームアウトしているときは広い範囲が映り
ズームアップすると映る範囲が狭くなる
という性質があります。
それは、レンズの焦点距離というもので具体的にあらわす事ができます。
焦点距離の数字が小さいと広い範囲が映る
大きいときは、遠くのものが大きく映るが範囲が狭くなる
と言う事をなんとなく知って下さい。
では、焦点距離云々の事を知ったうえで、実際に下の写真で見比べてみましょう。
今回わかりやすく解説するために某グランツーなんとやら5と白いハツロクを教材として使います。
あとこの場所は自分が西日本ツアーで寄った思い出の場所なので(
フォトギャラ 京都祇園を参照)
↑この写真は、カメラを起動してズームアップしないで撮った状態(を再現したもの)です。大抵のコンデジは起動したときは焦点距離が28mmです。
ここから少しずつズームしていくと…
↑35mmまでズームしてみました。このような、広い範囲が映る28~35mmくらいの事を「広角」と言います。
さらにズーム。これ↑は50mmです。
↑今度は100mmまでズームアップしてみました。もう車が画面からはみ出ています。
200mmまでズームしてみました。
うーん、でかすぎてもう写真とは言えないレベル?
このような*00mmの場合を「望遠」といいます。
ここで気付いていただきたい事があります。
その①
ズームしてないときは確かに両側の道まで映っているが、ズームしすぎるとクルマはちょんぎれるわ背景も意味不明
その②
ズームしていないときは、車・景色が丸っこく見える
①も重要ですが、カッコよく愛車を撮る上で重要なのは②の要素も大事なのです。
ではここで、ズームの度合い(焦点距離)をいろいろ変えつつ、画面に目いっぱいクルマを写したときにどんな違いがあるのかを見てみましょう。
↑焦点距離28mm(カメラ起動した直後の状態)で撮影
↑焦点距離100mm、だいぶズームした状態で撮影
おわかりいただけたでしょうか?
ズームしていない状態より、ズームした方がクルマが四角く映ってしゃきっとした写り方なるのです。
実際、赤レビンもその概念を知らない時と知っているときの写真を比べると…
ビフォア⇒あふたー!!
上の写真はレビンがころころしているのに対し、下の写真はシャキッとしてますw(車高高いけど)
というわけで、結論その①!
「愛車の写真を撮るときは、ちょっとズームして撮った方がカッコよく映る」※一部例外もあります。それはまた今度…
さて、次なる話題は「画角」に続く重要な要素、
「構図」です。
カッコいい写真は心を奪われるぐらい構図が素晴らしい!と自分は思ってますw
では、下の写真を見てみましょう。
この写真を見て、皆さんはどう思うでしょうか?
「あ、ハチロクだ」
「白いハチロクもかっけーな」
「後ろの桜がきれいだね」
・
・
・
「提灯が綺麗にならんでるね」
「すだれ柳があるね」
と、まぁ色々な情報が詰まっています。
これはこれでカッコいいですが、なんか
ごちゃごちゃしてませんか?(´・ω・`)
では、次の写真をご覧ください。次の写真は、ハチロクをこの場所から1ミリも動かさず、撮る場所を変えて、ズームを活用したものです。
じゃーん!
まるでカタログの1ページみたーい!
などと思った方が多いのでは?
これが、今回の講座のキーワードである「画角」「構図」をフル活用(?)したものです。同じロケーションでもこんなに違ってみえるんです。
じゃあ、具体的に何がどう違うのか?
それは
「情報量」です。
情報量とはなんぞや?それは、写真に写っている要素(モノ・人・背景)のことです。 この写真は、「ハチロクのフロントマスクのシャープさを強調したい」という意図を持って、そうなるように焦点距離(ズーム)、背景、それからカメラの傾きを工夫して撮るからこのような写真が撮れるのです。
そしてこの写真を見た人は、その「強調」された写真を見て「迫力」というものを感じるはずです。(たぶんねw)
そう、
カッコいい写真を撮るときには「意図」というものが必要になるのです!
「クルマと**を対比させる」という意図を持ち、考えをめぐらすことでより良い作品が生まれるのです。
ここで、余計なものがたくさん映っていると、みる人は何を見ていいやらわからず、好き勝手のモノに注目してしまうのです。
この場合、強調したいのはヘッドライト周辺のシャープさなので、余計なものがうつらないように目いっぱいズームします。また、写真に背景のモノがうつらないよう、極力ハチロクで写真を埋めます。そして、最後にアクセントとなるのがカメラ本体を傾けるという動作です。
では今度は、「クルマだけをカッコ良く撮るのもいいけど、せっかく桜が咲いているんだから桜もいれたい」という意思を持って撮ってみましょう。
すると、こんな風になりました。ズーム機能を活用しますが、あまり目いっぱいズームはせずに、ハチロクと桜、アクセントとして灯(?)も入れました。
これにより、「情報量を絞った写真」 ができあがりました。
が、ここで一つ問題が。
自分のコンデジもそうなのですが、ちょっと古い?タイプだと、あまりにズームアップすると画質が悪くなる、という場合もあります。そこで今度はズームしないでハチロクと桜を撮ってみましょう。
↑このような感じで撮ってみました。
この構図は、お高い一眼は必要なく、コンデジやケータイでも撮ることができますよ。
ハチロクと柵の遠近感が良い具合に出ている(?)ので、このままPCの壁紙にしても良いかも?
(上の写真と比べるとやや情報量は多くごっちゃり気味ですが…)
というわけで結論その②
「愛車と何かを対比させよう。ごちゃごちゃしたのはだめ!」
今回の2つのキーワード
「愛車の写真を撮るときは、ちょっとズームして撮った方がカッコよく映る!!【画角】」
「愛車と何かを対比させよう。ごちゃごちゃしたのはだめ!【構図】」
を考えるだけで、コンデジでも今までとは全然違う写真が撮れると思いますよ。
今回はこれくらいで終わりにしたいと思います。
今後もしばらくはコンデジ、ケータイでもできるカッコいい愛車の撮り方講座を開催していこうと思います。
今後の予定(順不同(今思いついた事を忘れないためのメモw
静止車両編
・構図をいくつか
・傾け方(これは内緒にしておくかもw)
・光の当たり方 早朝、マジックアワー
・水たまり、濡れた地面を利用
動的車両編
・流し撮りって?シャッタースピードが遅いだけが流し撮りじゃないよ
・ピットアウト ピットレーン
・コーナー
・バトル
・グラベル
・チェッカーの瞬間
(このブログごとPDIとかみんカラに消されたりするのかな…?)
さぁ、ズームの魔法に酔いしれましょうw
フォトギャラ レクサス写真集byグランツーなんたら
↑参考書(?)としてどうぞ。
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つかぽん愛車撮影講座 | 日記
Posted at
2012/05/09 19:27:39