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2013年06月21日

「プリロード」は正しくは「プリストローク」?

プリロードという概念について

何年か前から気になっていました。


物理の法則を考えずにプラシーボから生まれる感想は抜きにして

ガリレオ先生のように物理の法則に則って検証してみます。




先に結論から。

●プリロードをかけると、かけた分だけ伸びのストロークが減る。

これによる乗り心地の変化は
①デコボコがない道なら変化しない
②大きいギャップでは、プリロードをかけていない時よりも跳ねやすくなる
(ダンパーの伸びスピードと車速のバランスによる)

●プリロードをかけることによりバネレートが上がる事実は確認できない。

●全長調整式車高調において、プリロードをかけただけだと車高は上がる。




気になる方はこの長文を読んでみてくださいw



-------------------------------------------------------------------------

AE111を例に簡略化して考えます。

車重1000kg

フロント荷重650kgf
リア荷重350kgf

サスペンション形式

フロント マクファーソンストラット
リア マクファーソンストラット

サスペンションレバー比 簡略化の為 1

バネレート
フロント 8 kgf/mm
リア 4 kgf/mm

全長調整式(フルタップ)車高調



使う式はこれだけ。
バネレートの計算

F = kx … (1)

F 力(輪荷重)[kgf]
k バネ定数(バネレート)[kgf/mm]
x ストローク [mm]

自分は運動方程式はニュートンで習ってる世代で、kgfへの変換がいまいちまとまってないので省略。

------------------------------------------------------------------------------

左リアについて考える。

------------------------------------------------------------------------------

①プリストローク 0mm (プリゼロ)

リア荷重350kgf


コーナーウェイトがドンピシャで出ているとすると、左リア一輪にかかる荷重は

175kgf

ここで、バネレートが4kgf/mmだとすると、1G接地状態における(縮み)ストローク量をL0 [mm]とすると、(1)式より

L0 = F / k = 175 / 4 = 43.75 mm


具体的に例えると

・クルマが設置しています。ジャッキアップするとタイヤが伸びてきます。その長さが43.75mmです。
・つまり、サスペンションの伸び側のストロークは最大で43.75mmとなります。 これ以上高い段差を超えると、クルマは一瞬ジャンプし、着地します。
・(細かく言えば、ダンパーの延びスピードと自動車の車速のバランスによっては簡単に浮くけど、これの算出がやっかいそう…)


次。


------------------------------------------------------------------------------

②プリストローク 10mm (プリロード10mm)をかける。

ロワシートをぐるぐる回して10mm上に上げるわけですね。このとき固いのは、(1)式に則って、バネが縮むと反発してくるからスプリングとシートに垂直抗力が働き、それが摩擦を生むから。


この際、
・スプリングのロワシートをぐるぐる回して10mm上がる
・スプリングが10mm縮まる

つまり、車高調の長さは変わらない はずです。


プリストロークを10mmかけた時点で、バネには

F = kx = 4 * 10 = 40 kgf

の予荷重が生じる。予荷重、つまりPre load 、プリロードですね。
プリロードをかけるんじゃなく、予縮み(プリストローク)を与えるからプリロードが発生する。


ここで自分が疑問に思ったのは、ばねの反発力を保持しているのは誰?という疑問。世の中作用反作用の法則がないとクルマがアスファルトにズブズブ沈んて行くか空中に浮き上がってしまうから、ばねの反発力は誰が受け持ってるの?とずーーーーーーーーーーーーーーーーーっと疑問だった。


答えはロワシートを経由して最終的にはダンパーロッドらへんですか?

てっきりプリストロークをかけたらダンパーも動くのかなって思ってたけど、ダンパーのアッパーシートとネジが刻んである部分は相対的には動かないまま、単にシートが回って上に上がり、バネが縮むだけなんでしょう。きっと。


話がちょいそれましたが


さて、ここでクルマを接地させましょう。
するとバネには重力の法則に則って

175kgfの力が働きます。(135じゃないよ。)

徐々にジャッキを下ろしていくと、タイヤが地面に当たります。そのままじわじわ下ろしていくと、しばらくはサスペンションが動かないはず。

なぜならバネがプリロードを与えられて反発して、ダンパーのネジが切ってある部分をぐいぐい押している。その反発力の矛先が、接地するにつれてタイヤを通して地面へと伝わる。ん?これじゃ地面には215kgfかかる事になる?いや、違うか。

とにかく接地させて最初の40kgf分はバネは縮みません。
40を超えたところでやっとバネが縮み始めるので、135kgf分がバネを縮める力になります。

ここで、式(1)より、プリストローク10mmにおける1G接地状態の縮みストロークをL10とすると

L10 = F / k = 135 / 4 = 33.75 mm


よって、サスペンションの伸び側のストロークは最大で33.75mmとなります。 これ以上高い段差を超えると、クルマは一瞬ジャンプし、着地します。
上に凸のギャップではクルマは跳ねやすくなり、乗り心地が悪化する場合があります。



--------------------------------------------------------------------------

結言


●プリロードをかけると、かけた分だけ伸びのストロークが減る。

これによる乗り心地の変化は
①デコボコがない道なら変化しない
②大きいギャップでは、プリロードをかけていない時よりも跳ねやすくなる
(ダンパーの伸びスピードと車速のバランスによる)


●プリロードをかけることによりバネレートが上がる事実は確認できない。

「プリロードをかけること「と「乗り心地が良くなる」事には絶対的な相関関係はなく、バネの個体による特性の違いや、ダンパーのオリフィスの特性などの相性が偶然一致した事が乗り心地を向上させた要因と考えられる。


●全長調整式車高調において、プリロードをかけただけだと車高は上がる。

なぜなら、上に書いたようにショックユニットの長さは変わっていないことと、接地させたときの縮みストロークが43.75mm→33.75mmになることにより、車高は10mm上がる。

プリロードをかけても前の車高を保ちたい場合、シェルケース?をプリストロークの分だけ縮めましょう。


---------------------------------------------------------------------------



余談

「バネのレートは立ち上がりが一定ではなく、初期は急に立ち上がるから乗り心地が***」
「プリロードをかけると初期を越えるのでレートが***」



という意見について、
このブログの計算法が正しいなら、接地させた時に数十mmストロークしているので、「初期***」をゆうに超えてリニアなレート領域に達していませんか?


その「初期***」が発揮されるのは、例えばRWD車がコーナーでターンインする際にイン側のリアが大きく伸びて、加速に移る際に接地した時なんかじゃないんでしょうか?

別にハイパ●を否定しているわけではありません。
ハイパコにはレートが一定意外にもたくさんのメリットがあるそうですし、自分もお金があれば是非入れたいと思っていますから。



全長調整式はダンパーとプリロード別々に考えられるからまだ簡単だけど
ネジ式車高調はもっと難しそう…




----------------------------

2013.9

コメントを受けて追加

自分なりの考えです。間違いがあればご指摘をお願いします。

ご質問:プリロードをかけたショックユニットをつけたクルマを地面に設置させていくと、接地した瞬間から縮むのではないか?

現時点での自分なりの考え:設置した瞬間は縮まない。プリロードでかかっている荷重分を超えて初めて縮む。







2013.10

さらなるコメントでの議論を経ての結論

ご質問:プリロードをかけたショックユニットをつけたクルマを地面に設置させていくと、接地した瞬間から縮むのではないか?


地面に下ろす時に、「クルマの高さを下げていく」という観点からすると、接地した瞬間から縮み始める。
地面に下ろす時に「クルマを支えていた力を抜いていく」という観点からすると、接地してすぐには縮まず、プリロードでかかっている荷重分を超えて初めて縮む。

自分は「クルマの高さを下げていく」という視点にしばらく気付かなかった為、かたくなに「接地してもすぐには沈みません!」と言い張っていました(^^;)
いやぁ、もっと視野を広げないといけませんね。


このブログ・結論に関しまして、間違っている点・問題点があればコメントにてご指摘お願いします。
皆さんで色々議論しましょう~
ブログ一覧 | ざ・中途半端な自動車工学(笑) | 日記
Posted at 2013/06/21 00:32:02

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この記事へのコメント

2013年6月21日 6:11
長文作成お疲れ様です(笑)全部読みましたよ。

プリロードはストロークを決めているだけのもののようですね。

確かに伸び側ストローク20mmから30mmにして乗り心地は良くなりました。
コメントへの返答
2013年6月22日 6:58
お疲れ様ですw

とりあえず知恵袋の回答で見掛けるような「バネレートが高くなる」や、その他諸々の謎の現象には至りませんでした。

2013年6月21日 20:00
 初めまして、足跡から来ました。
プリロードで乗り心地改善…
というのは良く聞きますが
実は難しい話でもなんでもなく
大半がロッドストローク不足が改善しただけ、
プログレッシブのバネを使ってる訳でもないなら
「プリロードを掛ける」というより
「ロアシート位置を変えた」って言ったほう近いんじゃない?
といった場合が多いと思います。

中には、計算上1G状態でほぼバンプタッチ
そんな吊るし車高調もありますからね~。
コメントへの返答
2013年6月22日 7:07
はじめまして。

プリロードで乗り心地が改善されるというのは(どちらもバネを長いモノかつ線間密着しづらいものに交換すれば解決しますが、同じバネを使う、という前提で)、


「縮み側のストロークがなんらかの理由により短い→街乗りでも常にフルバンプ状態になり、乗り心地が悪い」という状態で、

全長調整式であればプリロードをかけることにより縮むストロークを制限してバンプタッチさせないようにする

ネジ式でバンプタッチしているほどロワシート&車高を下げている場合は、ロワシートを上げてやることで縮みストロークを確保するが、その結果プリロードが勝手にかかってしまう

という事でしょうか?

プログレッシブのバネというものは初めて知りました。
乗り心地重視であれば便利そうですが、走る人には「リニアではない動き」が、時にドライバーの意図に反してしまいそうな気もしますね(^^;)
2013年6月23日 10:03
続けて失礼しますm(__)m
ちなみに、僕はプリロードを掛けて
乗り心地が良くなった!と思ったことは
一度もないんです、悪くはなりますが・・・^^;



そうですそうです。
なので、バネレート上げたのに乗り心地がいい!
って人の中には、バネレートを上げて
バンプタッチが抑制されたから・・・という人も居るはずです。
(バネ自身のクオリティの差でレートを上ても乗り心地が改善させる事はありますが)
そういう意味では、ネジ式は
車高調整=ストローク調整なので
全長調整式の方がストロークと全長を別で調整出来るので
車高合わせの融通が聞くんですよね。

良く全長調整式は
「ストロークはそのままに車高を変えれる」
みたいに書かれてますが自分的には
「車高を変えても、ストロークを調整出来る。」

そう書いたほうが、想像しやすいんじゃないかな?
っといつも思ってます。



プログレッシブってインテRとかも
確かプログレッシブバネだったと思います。
自分の場合は、プログレッシブ特性は嫌なので
切り替えるようなイメージのツインスプリングで
AE111はセッティングしてました。


長文失礼しました。
コメントへの返答
2013年6月26日 13:07
こんにちは。返信が遅くなり申し訳ありません。

>ちなみに、僕はプリロードを掛けて
乗り心地が良くなった!と思ったことは
一度もないんです、

上の文面では、FGIRKさんは「プリロードかける」≒「乗り心地向上」
と言わんとされているのかと思ったのですが、

ダンパー・スプリング線間の縮ストロークが十分にあるサスではいわゆる「街乗り」でよくなることは「基本的にはない」ということですね


ツインスプリングですか…

自分は今のところ、1G状態で線間密着、伸びのストロークを補ってくれるという意味でヘルパースプリングには興味深々なのですが、1G状態で密着していないツインスプリングまでは頭が追い付いていません^^;
2013年6月24日 17:58
はじめまして。タグからきました。

本文の
「とにかく接地させて最初の40kgf分はバネは縮みません。
40を超えたところでやっとバネが縮み始めるので、135kgf分がバネを縮める力になります。」

この辺りが皆さんの勘違いのもとになっているように思います。

実際は、プリロードを40kgかけていても、1Gでは結局175kgすべてがバネに掛かる荷重になりますので、伸びが33.75になるのは135kgになったからというわけではないということです・・。

多分、プリロードって、バネを下から上に巻き上げるイメージがあるので、40kg持ち上げているように思えますが、実際は上からすべての荷重がかかるので、プリロードに関係なく(43.75以上掛けなければ)1Gでのバネに対する荷重は175kgになりバネの長さは常に同じになります。
コメントへの返答
2013年6月26日 13:20
はじめまして。プリロードについて、結構前から参考にさせていただいています(^^)

えーっと…

>本文の
> 「とにかく接地させて最初の40kgf分はバネは縮みません。
>40を超えたところでやっとバネが縮み始めるので、135kgf分がバネを縮める力になります。」

>この辺りが皆さんの勘違いのもとになっているように思います。


この部分は自分の文面の勘違いをご指摘されているのでしょうか?
それともTetsu-UGさんの正しいプリロード理論に即しているのでしょうか・・?



>実際は上からすべての荷重がかかるので、プリロードに関係なく(43.75以上掛けなければ)1Gでのバネに対する荷重は175kg
になりバネの長さは常に同じになります。


自分の解釈は・・・


プリゼロで1G状態
:43.75mm縮む
→ばね全体としては1G状態で43.75mm縮んでいる

プリ10mmで1G状態
:33.75mm縮む
→ばね全体としては、1G状態でプリロード分の10mm+接地させたときに33.75mm縮むことで合計43.75mm縮んでいる

という理解をしています。
2013年6月26日 14:03
ご返信有り難うございます。
いつもはスルーなんですが、とても楽しいサイトだったのでコメントしちゃいました。

えと、、本文を読んで、勘違いが有るような気がして、書きましたが、私の読み方も悪い気がします。
あと、なんか偉そうなコメントの書き方ですみませんでした(_ _)


私の頭の中のイメージですと、10ミリ縮めた=既に0.23G掛けた、って感じで考えてます。
なので、ストロークの守備範囲が0.23G~?G(縮み切り。バンプラにゴンですかね・・)で0.23G以下だとタイヤが浮くって感じです。


これって言葉で書くのって難しいですね。読んでいても書いていても頭が痛くなります(笑)
コメントへの返答
2013年7月1日 0:06
こんばんは。
色々悩んでいたら、返答が大変遅れてしまいました。失礼しました。

>0.23G以下だとタイヤが浮くって感じです。

ジャッキをあげさげしたときに、タイヤが浮く・浮かない付近でどこにどのような力が伝達するのか、いまいちイメージできませんでした。

自分はいつも図にして理解しているのですが、わかりやすい絵が自分でかけたらまたブログにするかもしれないので、ご指摘お願いしますm(__)m
2013年9月25日 12:24
はじめましてこんにちは。
プリロードについての考え方に興味が湧いて彷徨っているうちにここに行き着きました。

高校以来10年以上物理から遠ざかっていて自信がないのですが、本文でどうしても納得行かない所がありまして質問です。

バネ直下ロアシートを回すことよって生まれた、バネ下端がロアシートを押す40kgfですが、その反作用、その反作用、その反作用と出所を辿って行くと、バネ直下ロアシート、シェルケース、ダンパー、アッパーシート、バネ上端に行き着くので、これで釣り合っている状態かと思われます。つまりこれ以上の何らかの外力を受けるとバネは(自由長-プリロード)以下まで縮むのではないかと。

本文に「ジャッキアップ状態から下げて行っても接地後40kgf分は縮まない」とありますが、この間だけ剛体になってしまうとも思えず、どうやって成り立つのかが分からないです・・・。

仮に地面がタイヤを39kgfの力で支えているジャッキアップ途上状態では、タイヤがナックルを支える、ナックルがロアブラケットを支える、ロアブラケットがシェルケースを支える、シェルケースがバネ直下ロアシートを支える、バネ直下ロアシートがバネを39kgfで支えることとなります。

先に書いたプリロード分の40kgfも別途成り立っているので、シェルケースはダンパーから上方向へ引っ張られる40kgf(プリロード相当)とロアブラケットから上方向へ支えられる39kgf(接地分)の併せて79kgfの力を受けており、やはりそれもシェルケースからシート、バネへと作用反作用を辿って行けるので縮められているように思えるのですが・・・。
(?_?)

(ヘルパー併用の全長調整式なら納得です)
コメントへの返答
2013年9月25日 13:48
はじめまして、こんにちは。

まず、俗に言う「車高調」、つまり「ダンパーとスプリングを合わせたモノ」を今後ショックユニットと呼びます。

それから、自分はヘルパーに関してはまだ考えがおいついておらず、レートが一定の単品のバネの場合のみを考えています。

らまっちさんのおっしゃる事は

「プリロードをかけた状態のショックユニットは、クルマから外してもその状態を維持していられる。
だから、ジャッキを下ろしていくと地面に接した瞬間から縮み始める」

という事でよろしいでしょうか?


今一時間考えた結論から言いますと、やはり「40kgf分は縮まない」と言う事になりました。

また、具体的、数字的な実験でなく恐縮なのですが、家に転がっている「プリロードのかかった純正形状ショックユニット」を、(感覚的に)一定の割合で体重をかけていったところ、最初の2~30%は全く縮まないのですが、それを超えたところから突如縮み始め、それ以降では「体重のかけ具合にストロークが敏感に反応する」という風に見受けられました。
(ちゃんと圧縮試験機使ってやれよ、と言われそうなので、いつか試験機使ってやってみたいと思います(^^;))


まずプリロードをかけた状態の「ショックユニット」のみを考えると、ロワシートを回すことによってバネが縮み、バネの上下端がシートを押しのけるような形で反発すると思います。

そして
>バネ直下ロアシート、シェルケース、ダンパー、アッパーシート
とおっしゃるような順で力は伝わっていくのでしょうが、最終的には「ダンパーロッド」と「シェルケースの内側」が押しあうような形で釣り合いが保たれているというのが自分の考えです。

よくダンパーのへたりを確認するのに「押し込んで戻ってきた」といいますが、その「戻ってきた」ときに止まる部分のストッパーの部分を言っています。

なので、プリロードのかかったショックユニットに人間やクルマが乗ることで荷重をかける、例えばこの場合10kgfですとか30kgfの場合は、そのストッパー部分で反発していた力を、人間やクルマが受け持つことになり、人間やクルマが40kgf以上の力をかけるとその反発がゼロになり、そこからやっとショックユニットが縮み始める、という理解です。


うーん、文章だと何言ってるかわかりませんね(爆)

簡単な絵を書いて新たにブログにて書きなおそうと思います。

間違っている部分があるかもしれないので、?と感じられたらご指摘お願いします。
2013年9月25日 14:47
早速のご返信ありがとうございます。

なるほど、確かにロッドのストッパーとシェルケースの内側に行き着きますね。

私も自分なりに踏み込んで頭を絞ってみたのですが、ジャッキを降ろして行ってタイヤが接地した瞬間、それまでジャッキだけで支えてた350kgfが直ちに 40 + 270 + 40 に分散し、そこからまだ下げて行くと、それぞれ1次関数的に変動する、という考えに至りました。
(つまり私が上で例として考えていた39kgfはそもそも起き得ない)

「そのままじわじわ下ろしていくと、しばらくはサスペンションが動かないはず。」
↑ここはやっぱり違うと思うんですけどね〜。(´д`)
コメントへの返答
2013年9月25日 21:50

>ジャッキを降ろして行ってタイヤが接地した瞬間、それまでジャッキだけで支えてた350kgfが直ちに 40 + 270 + 40 に分散し、そこからまだ下げて行くと、それぞれ1次関数的に変動する、という考えに至りました。

自分も「直ちに」という部分以外は大体この考え方をしていました。


で、ようやく気付きました。


「サスペンションは動かないはず」というのは、「力が除荷される」ときにそうなるのであって、「ジャッキを下げ」たらおっしゃる通りすぐにサスペンションは動きますね(^^;)

力に着目してばかりで、強制的にストロークさせるという部分を見失っていました。

仮にリフトであげさげする場合を考えたら強制的に縮まざるを得ないでしょうし。
(・・・ん?という事は油圧フロアで「リリーフする」時は「力除荷」して下げる?から、一瞬縮まない瞬間が存在する…??)

ご指摘ありがとうございましたm(__)m
2013年9月30日 20:02
追加分を見てのコメントです、
ジャッキを下ろしていく時、プリロード掛けた分までは全く縮まない、で正しいはずですよ、、

40kg分プリロードを掛けてある足を接地させてから足が縮み始める地点というのはつまり、プリロードを掛けていない足を下ろしていって、40kg分おろした状態と同じである、と考えればわかりやすいかもしれませんね・・。

あと、反発力って言葉が誤解を生むようなきがしますね・・(;・∀・)
コメントへの返答
2013年10月3日 13:09
こんにちは。

>ジャッキを下ろしていく時、プリロード掛けた分までは全く縮まない、で正しいはずですよ、、

プリロードをかけた力の分までは全く縮まないが(油圧フロアジャッキで力を除荷する)、宙に浮いているクルマの「たかさ」を強制的に下げて行く場合はすぐに下がり始めるのかと思ったのですが、どうなんでしょう。

はたからみれば「そんな事を気にしても何の役にもたたない!」と言われそうですが、単純に「現象」が気になりますね

すいません、とりあえずその表現しか思いつかなかったもので…
2013年10月3日 23:29
こんにちは(_ _)
>宙に浮いているクルマの「たかさ」を強制的に下げて行く場合はすぐに下がり始めるのかと思ったのですが、どうなんでしょう。
について、です。。


強制的に下げようにも、40KGを超えるまでは下がらないと思います。。
でも下がっているようにみえるのは、タイヤにかかっている荷重は目で見てもわからないので、接地してすぐバネが縮んでいるようにみえるだけだと思います。

それでも、タイヤが接地してからバネが縮み始める(40kg荷重をかける)までのあいだは、タイヤ直下の地面ににかかる重さは0~40まで連続的に増えていくはずですが、体重計でも置かないと、タイヤのたわみだけでは目視しずらいのでそう感じるのかな~と思います。

・・あと、例えば、バネの代わりに、ホントに鉄の棒を付けたとしたら、「たかさ」まったく変わらないですが、ジャッキを下ろしていくとき、荷重は連続的に変化していきます。でも、見てもわからない・・そんな感じで、40kgまではそれと同じ状態。と考える事ができると思いますがいかがなもんでしょうか
(*・ω・*)
コメントへの返答
2013年10月7日 22:16
すいません、いつもの事ながら返答が遅れました。
(Tetsuさんのコメントはいつも考え深いので安易な気持ちで返答できませんと言う言い訳をしておきます(^^;))

>接地してすぐバネが縮んでいるようにみえる

>ジャッキを下ろしていくとき、荷重は連続的に変化していきます。でも、見てもわからない・・そんな感じで、40kgまではそれと同じ状態。

このようなイメージを心の中で持ってはいたのですが、自分では言葉にできませんでした(><)

わかりやすい解説をありがとうございます!
Tetsuさんのおっしゃる通りの現象が起こっていると思います。

わかりやすく言えば体重計、マニアックに言えばロードセルを付ければ、目には見えない荷重のかかり具合が見えるのでしょうが…

圧縮試験機でプリロードのかかっている純正ショックを圧縮して荷重と変位の関係を見れば一目瞭然になるのでしょうが、重い腰が持ち上がりません。笑
2013年10月7日 22:24
>Tetsu-UGさんへ

こんにちは。
どうしても指摘させて頂きたい記述が目に止まりましたのでコメント欄より失礼します。

「0〜40まで連続的に増えていく」

ジャッキはクルマの高さを連続的にコントロールすることは出来ますが、必ずしもジャッキが支える力、ないしストラットが支える力を連続的にコントロールしているわけではないです。油圧ジャッキよりも、車載パンタジャッキを一定の角速度で回すのをイメージして頂いた方が分かりやすいかと思います。ここが、人間の腕でストラット単体に任意の大きさの力を加える場合と違うポイントです。確かに任意の大きさの力でジャッキアップポイントを支えるメカを作れば、「0〜40まで連続的」の間「縮まない」ことも実証できます。でもそれは、車体を任意の位置に静止させてタイヤ交換してる間、ずーっと手でアームを握っとかないといけない超不便なジャッキ・・・(汗
ピンでアームを固定するようにしますか・・・、細かい調整ができませんね。
ネジでアームを固定出来るようにしますか・・・、だったらアーム固定と言わず、最初から高さそのものを調整できる車載パンタを使わせてもらいますw

【正】高さをジャッキで決める→ストラットの縮み量が決まる
【正】ストラットに加える力を人間の腕(もちろんそのまんまの意味でw)で決める→反発力が決まる→縮み量が決まる
【誤】ジャッキで支える力を決める(普通のジャッキでは直接決まらない)→ストラットが支える力が決まる(決まらない)→縮み量が決まる(決まらない)

ちなみに
「タイヤが接地した瞬間、それまでジャッキだけで支えてた350kgfが直ちに 40 + 270 + 40 に分散」
という考えに至ったのは、単純にこのページに出て来た物理の法則を同時に満たすためにこう成らざるを得ないからです。

ここからは完全に余談ですが、プリの掛かっているストラットに対して一般的なジャッキを降ろして行くというシチュエーションで「0〜40まで連続的に増えていく」を再現するなら、反対側のストラットをプリ0にすれば可能と考えます。

この左右非対称の状態でジャッキを降ろして行く経過をたどってみますと・・・

(1)両輪が接する
→ 0 + 350 + 0 kgf

(2)ジャッキを(1)から3mm下げる。
→プリ10mm側は縮まず、プリ0mm側の縮み幅はジャッキ下げ幅3×2=6mm。つまりプリ0mm側タイヤは24kgfで支えている。ジャッキを支点に釣り合っている以上、24 + 302 + 24 kgf の状態
(傾いた角度分の三角比を掛けてウニョウニョは微細として省略)

(3)ジャッキを(1)から5mm下げる。
→プリ10mm側は縮まず、プリ0mm側の縮み幅はジャッキ下げ幅5mm×2=10mm。つまりプリ0mm側タイヤは40kgfで支えている。ジャッキを支点に釣り合っている以上、40 + 270 + 40 kgf の状態

(3)ジャッキを(1)から5mm以上下げる。←変な日本語スミマセン
→プリ10mm側がようやく縮み始める。もちろんプリ0mm側も同じレートで縮み続ける
ので、車体は10mm傾いたまま下がる。そのまま最終的にジャッキが抜けて1G状態に。

・・・以上、10年ぶりに総動員された高校物理の知識でしたw
コメントへの返答
2013年10月8日 23:14
らまっちさん、こんばんは。

Tetsu-UGさんがお気づきになれるようメッセージを送っておきますね(笑)

>ジャッキはクルマの高さを連続的にコントロールすることは出来ますが、必ずしもジャッキが支える力、ないしストラットが支える力を連続的にコントロールしているわけではない

車載パンタジャッキの例ですが、おっしゃる通り「変位」をコントロールするものではありますが、送りネジの「変位」を変えるためには人間の腕が「仕事をする」必要がある。

パンタジャッキは回転運動ですが、
仕事[J]=力[N]×移動量[m]であらわされるものなので、0~40kgfの連続的云々は人間の仕事として連続的に行われているのかな?と思いました。
(ご存知の通り、無荷重時と荷重がかかっている時ではパンタジャッキを上げるのに必要な力が違いますから…)



最後の具体例に関して、縮みストロークに「×2」をする定義がイマイチわからなかったのですが…(・・;)
ジャッキは3mmしか下げていないんだからサスのストロークが6mm下がるわけがないような、プリロード掛けている方が縮まない分、プリゼロ側が3mm以上縮むような…


らまっちさん、Tetsu-UGさんのご意見をお待ちしております。

2013年10月10日 7:35
らまっち様
すんませんわざわざありがとうございます
タイヤのたわみがあるのでそうなると思います
まあなんにしても、プリロードを掛けた分まではサスは動かない、
それ以上の荷重がかかってやっと動く=プリロードを掛けても1Gからのバネが硬くなったり初期の動きが抑制されたりしない。ていうことだけこの話題のなかで言いたかったんです~
コメントへの返答
2013年10月10日 18:16
一字一句同じコメントが連なっていたため片方消去させていただきました。(もし何か意図があったならごめんなさいm(__)m)


「プリロードをかけた分までサスは動かない」に対して

荷重に注目するか
変位に注目するか

という着目点の違いで、誤解が生まれやすいのだと思いました。。

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