お題その1
「トレッドを広げると・・・」
について、自分の中では矛盾で頭がいっぱいです。
現段階で自分がわかっている事は
・サーキットのレーシングカー(GTとか)はトレッドが広い!
(これは嘘付かないはず)
そして何より
・見た目重視なら、性能云々関係なしにツライチは大事!!(これも嘘はつかないw)
(自分はあまりツライチに興味がないので、レビンの純正の引っこみ具合でも何の不満も抱かないのです…笑)
ではここからが本題。
左右の荷重移動量を表す式は
左右の荷重移動量 = (車両質量 × 旋回G × 重心高) / トレッド ・ ・ ・ (1)
この式(1)より、重心下げたら荷重移動減る、旋回G下げたら荷重移動減る、ということになります。
さらに、トレッドを広げたら荷重移動量が減る事になります。
では次。
ロール剛性は、ロールのしにくさを表します。単位はモーメントを角度でわったやつだったような。
ロール剛性を表す式は
ロール剛性 = ・・・割と面倒…ですが、とりあえず分子に「トレッドの2乗」がかかる。 ・ ・ ・ (2)
※引用元の通りに記載し直しました。
車両全体のロール剛性値が高いと、ロールがしにくくなります。剛性値が低いと、ロールしやすくなります。
まぁ、ぶっちゃけ式1でも2でもどうでもいいんですが、どっちにしろ「荷重移動」の観点から考えると、「トレッドが広い≒バネ/スタビが固くなった」ということになります。
ということは、前後のトレッドを同じくらい広げたら、車両全体としては左右の荷重移動がしにくい車になりますので、「ちゃんと走らせた」場合にかぎり、左右の荷重移動がしづらいので、左右のタイヤのトータルのコーナリングパワーのロスが減り、コーナーでは速くなるはずです。
なるほど、レーシングカーは前後ともトレッドが広くて当たり前ですね♪
じゃあ、リア
「だけ」のトレッドを広げたら、リアのバネを固くしたのと同様にクルマがオーバーステア傾向になることになるじゃありませんか!
ですが、リアにワイトレ履かせる方からよく聞くのは
「リアの挙動がマイルドになった」
という感想です。
・・・どっちやねん!/(。A。)\
もう自分の頭の中はマトリックスの緑文字状態です。
※http://gigazine.net/news/20130321-matrix-javascript/より引用させていただきました。
と、ここで思ったのは、トレッドが操安性に与える影響はロール剛性だけではなくヨー的な何かにも相関があり、そちらの方で「安定性を高める」影響の方が大きいから相殺されてしまうのでは?
と思ったのですが、例のスタビリティーファクターってのは2輪モデルから導出されている概念なようなので、これは違う。
「ヨーレートゲイン」とか意味不明な言葉をたまに耳にしますが、その辺なんでしょうかね。
こんなこともわからずに「学生フォーミュラやってました!」なんて偉そうな事言って自動車メーカーの技術系面接に行ってしまって良いのか不安になります…。
うん、きっと就職したら研修で教わるはず!
追記
こさとうさんのご指摘で、式(1)で考えると
リアのトレッドを広げるとリアの荷重移動量は減り、アンダーステア傾向になる、という結論になりました。
では、式(2)基準で考えると、「トレッドを広げた側の荷重移動量が増え、広げるのがリアならOS、フロントならUS」になってしまいます。
この式(2)のアプローチがよくわからないので、もうちょっと調べ直してみます。
* * * * * *
お題その2
「ストラットタワーバーを入れたら(ry」
それなりのストラットタワーバーを入れたら「どっかのねじれ剛性値」が上がる事は多分間違いないはずです。
割り箸を3本でコの字型に組んだ製品と、割り箸を4本で□の形に組んだ製品を比較したら、後者の方が剛性値は高そうじゃないですか。(測った事ないけど。)
実際の「値」がどのくらい違うのかはわかりませんが。(測定誤差の範囲内かもしれないし、けた違いになるかも?
さて次。
タワーバーを入れたら
「フロントの入りがよくなった!」
「クイックになった!」
「速くなった!」
「タイムが落ちた!」
という感想をよく聞きます。
自分は鈍感なので、誰かがこっそりタワーバーを外していても、一般道では違いに気付かない自信があります(爆)
(某登山コースならわかるかも?)
もし
タワーバーを入れたら剛性があがるとしたら、さっきのトレッドと同じ考えで
フロントにタワーバーを入れる
→フロントの剛性が上がる
→フロントのロール剛性もあがる?
→フロントのバネを固くしたのと同じ
ということは?!
クルマはアンダーステア傾向になり、まがらなくなる!!
ではありませんか!
またも自分の頭の中はマトリックスの緑文字状態です。
※http://gigazine.net/news/20130321-matrix-javascript/より引用させていただきました。
と、ここで思ったのは、
「クイックになるは正しい」
であろうという予想。
ボディ剛性があがったのなら、ハンドルきった瞬間のたわみが減る、つまりフロントがクイックになる♪たのすぃ~♪みたいな。
が、コーナリングスピードがあがるかどうかは別問題だと思います。
実際に、S2000でタワーバーがない方がサーキットでのタイムが速いという方もいます。
* * * * * *
しょせんシロートがあれこれ考えているだけなので、この中に書かれている事を鵜呑みにしないでくださいませ(*゜ω゜*)
自分の場合、プラシーボ効果と、プラシーボプラシーボ効果(変わらないと思いこむと、違いを感じ取れているのに大して変わらないと判断してしまう)があるので、よくわかりません/(。A。)\
なんかうだうだ書いてますが、クルマを速く走らせるのはドライバーの仕事です♪
「峠で速い奴が一番カッコいいんだ!」by秋山渉
何かを否定する気はまったくございませんが、皆が「なんとなく」信じていれば、嘘であってもそれは常識!
「それでも地球は動いている」
※文中の画像は、注釈があるものを除いてフリーの素材を使わせて頂きました。ありがとうございます。