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2014年06月29日

レヴォーグとゴルフヴァリアントに試乗

レヴォーグとゴルフヴァリアントに試乗

















 将来(中古で)買うかも知れないステーションワゴンを比較検討すべく、話題のレヴォーグと、比較対象としてゴルフヴァリアントに試乗してきました
 
(本当はアテンザワゴンも同じ日に試乗しようと思いましたが、だいぶ前にセダンの方ですが一日中乗り回したので見送りです。)


 
 





 
 


結論は


 

 
もし本当に買うとしたら

「断然こっちを選ぶ!」と決められない


というのが本日の感想です。

 
ゴルフのパワートレイン・操安性に、レヴォーグの視界の良さと快適機能を備えた、トラブルの少ない車が欲しいです。(笑)


 
※写真は全て公式HPからの引用になります。
 
※個人的な感想・見解です。間違っている点もあるかと思いますが、ご了承ください。
 

 
 
 
 
レヴォーグ
1.6GT(ベースグレード)
215/50R17 ダンロップ SP SPORT MAXX
 
試乗距離
約3km(市街地)


図中の左上のグレードに試乗しました。


 

率直な感想は、

「街乗りでは真の走りの良さはわかりえない(良い意味で役不足)が、様々な快適機能には長距離ドライブカーとしての期待が持てる、スポーツ走行をしたら豹変するのではないか?!」

というものでした。
 


 

 




 

【内装】


ぱっと見た印象は、「スバルはフォルクスワーゲンを意識しているのではないか」と思いました。


 
 
シンプルなコンビネーションメーター、ダッシュボードの全体的なデザイン、表面のシボ、センターコンソール、カーナビやエアコンのスイッチの全体的なデザイン等、某ゴ●フ7のようです。

直線的なデザイン・黒系の落ち着いた色が好みの自分としては非常に気に入りました♪

ベースグレードでも採用されているピアノブラックのインパネも非常にカッコいいです。(ゴルフではハイラインのみピアノブラック)

1.6GT以外のグレードはシフトレバーのそばに電動パーキングブレーキスイッチがありますが、これもまんまゴr(ry

ちなみに1.6GTのみ、いわゆる「サイドブレーキ」「ハンドブレーキ」なので、ジムカーナをされる方はこのグレードがいいのではないでしょうか(爆
 
シートのサイドサポートの張り出し具合等がグレードによって異なるようで、1.6GTではSR系レカロほどスポーティーではありませんでした。


 
 
 
 

 


計器周りに煩わしいイルミネーションが少ない事もありがたいです。
 

 
 



 

以前XVに試乗した時にも思った事ですが、最近のスバル車は斜め前方の視界の向上を重要視しているように思います。

 ・Aピラーが比較的細い
・サイドミラーがやや後方にオフセットされている
・△窓の枠が細い

ことから、斜め前方の視界は良い方だと思いました。
 

また後方視界もそれほど悪くないように思えます。(アテンザ、ゴルフヴァリアント比)


後部座席に座った印象は、フロントシートの圧迫感があまりなく、リアシートにもリクライニング機構が付いているため、一瞬座っただけの印象は快適そのものでした。



 

  



 
 
【快適装備】

全グレード共通の装備として

・左右独立フルオートエアコン
・リアシートリクライニング機能
・リアセンターアームレスト
・4面オートパワーウィンドウ 

 
が備わっている点が競合車種と比べてもメリットになるのではないでしょうか。 




 
1.6GTの2グレードではパワーシートがオプションですが、それ以外では全て標準で運転席・助手席共にパワーシートなのもびっくりです。(ゴルフでは最上位グレードで運転席のみパワーシート)

またベースグレード以外のグレードでは4つのUSBポートが付いているため、現在のライフスタイルにはありがたいです。

これらの装備が2人~4人でドライブに行く際に非常に重宝する事は間違いないでしょう。
  
 

 


【動力性能】
 
1.6GTは1600cc直噴ターボ+CVTの組み合わせになります。

また動力性能がスイッチ一つで変化する「SIドライブ」機能が全グレードに搭載されいます。(1600ccは2段階、2000ccは3段階)

1速からアクセルをじんわり踏みたして床まで踏んだ際の正直な印象は、後半でのトルクはあるもののややもっさりした印象がありました。
3~4千rpmではやや人間の感性に対して反応や加速が遅れる印象があり、5千rpmくらいから加速Gが大きく印象を受けました。
恐らく、Dラーマンに気を使ってしまって最初からベタ踏みしなかった気もするので、何とも言えませんが。

【操安性能】

レヴォーグはれっきとしたシンメトリカルAWDの富士重工車なので、もちのろんで前引きタイロッドを採用しています。
その恩恵はもちろん街乗りでは微塵もわかりません(爆)

 

サスペンション形式はフロントが前引きのストラット、リアがほどほどにアームが長いダブルウィッシュボーンです。

ステアリングギア比は14.5だそうですが、街乗りで困るほどぴくぴく反応してしまう事はありませんでした。
 
街中でおだやかに乗る程度では、正直アテンザとあまり違いがわかりません。

ステアリングの反力は、ゴルフヴァリアントの方が手ごたえが重く感じます。
 
またGR系WRX STIのようなずっしりした中立安定性もありませんが、ツアラーとして人間が疲れにくいようにした結果、このようなステアリングフィールになっているのだと思います。

コーナーとも言えないようなコーナーで0.3G程度の旋回Gを出すような操作をしたところ、なんとなく車の中心を軸にヨーが発生しているような印象を受けましたが、ターンパイクで試してみないとよくわかりません。
 



また、ブレーキペダルの剛性感が非常に高く、かつペダルの反力、制動力が初期は穏やかに、そしてリニアに立ち上がるため、制動開始時も停止時もかっくんブレーキになることはほとんどなく、好印象でした。

ゴルフはその点ブレーキペダルタッチの初期が弱く感じました。  
 
 
【NVH性能】
 
乗り心地は、ちょっとした段差を乗り越える際、乗用車の中では少し固いような印象を受けました。 
目隠しして乗ったら多分アテンザと区別がつきません。

時速40~60kmの定常走行では微細な振動もあまり感じず、快適そのものでした。

ロードノイズは路面によってはそれなりに聞こえる、というものでした。

【総評】

日本車の中でもスバル・マツダは走りの質が違う!と実感させられる一台でした。
  
これは「将来欲しい候補」です! 


 
個人的に感じた難点は、


 ・シートポジション
・排気量1600cc、重量1520kgによる自動車税、重量税
 

 
シートポジションが「ゆったりテンプレート」で作られているようで、スポーツ走行のためのポジションにすると異様に背もたれが起きてしまう、という点でしょうか。(もちろん個人差はありますが。)
 
アテンザはその点、ほどほどレーシーなポジションにもなる所があります。
ゴルフは試し忘れました。

ゴルフヴァリアントは1400ccで、かつ車重も1500kgを切っています。
しかしアテンザは排気量も車重もグレードによりまちまちで、場合によってはレヴォーグに軍配があがるでしょう。





 



 
************************




 




 

 
 
続いてゴルフです。
以前ハッチバックのハイラインは2度試乗しましたが、ステーションワゴンは初めてです。
 
ルフ ヴァリアント
TSI ハイライン(国内最上位グレード)
225/45R17
ブリヂストン TURANZA

試乗距離
約3km(市街地)
 
図の右のグレードに試乗しました。


 

率直な感想は、

「快適装備や視界の良さはレヴォーグの方がいいが、自動車としての動力性能やハンドリングの自由度はゴルフの方がいい」

という、なんとも甲乙つけがたいというものでした。


(レヴォーグと比較すると全体的に視界が狭いが、動力性能や操安性能の煩わしさがない、乗り心地はやわらかい)


 
  


 

【内装】

全体的に直線的なデザインで、黒を基調としているため好感が持てます。


 
基本的にはハッチバックと同様、シンプルでカッコいい内装なので省略です。

しかしレヴォーグと比較すると、

・室内が全体的に狭く感じる
  

Aピラーが太い
・△窓の枠も太い
・ミラーの面積が小さい割に邪魔
の為、斜め前方の視界はせまく感じます。

またフロントガラスの高さも狭く感じますが、ゴルフ6よりは広くなっているそうです。

ハッチバックもそうでしたが、フロントガラスがどこか歪んで見えるのは自分だけでしょうか…?

しかし、運転している際は特に違和感は感じません。
 

後方視界は、Dピラーが「これでもか!」というくらい視界を阻んできます(^^;)
  
   


 


【快適装備】


上位グレードのみ、インパネの色がピアノブラックとなり、左右独立フルオートエアコンになります。 

 

レヴォーグのインプレで触れましたが、助手席の調整機構は手動です。
 
リクライニングはSR系レカロシートのようにダイヤルを回して行うため、一瞬で背もたれを倒して寝る!というのは難しいようです。(もしかしたらどこかにスイッチがあるかもしれません)
 
 

リアシートにリクライニングはついていません。
またフロントシートの圧迫感がやや強い印象です。 

センターアームレストはレヴォーグ同様カップホルダー付きです。
 
 
【動力性能】 

1400cc直噴ターボ+7速DSGの組み合わせです。
 
1速からアクセルベタ踏みでは、断然こちらの方がレヴォーグより加速Gが大きく感じました。
またダイレクト感も断然こちらの方が上です。こればかりはCVTとDSGの差なのかも知れません。が、レヴォーグが制御でわざと「ラグを作っている」可能性もあります。

動力性能はゴルフの方がイイ!と感じました。


【操縦安定性】


まず思ったのは、交差点を同じ速度で曲がるにしてもゴルフの方がステアリングの手ごたえが大きく、自分好みである事でした。

さらにゴルフのハイラインでは「ドライビングプロファイル機能」でステアリングの重さやアクセルレスポンス、相対加速Gを変化させられますので、設定の自由度もゴルフの方が高く、操安厨の自分は断然こちらの方がイイ!と感じました。


 

【NVH性能】
  
正直、鈍感な自分は市街地ではNVの違いがわかりませんでした。
 
ただ乗り心地は、レヴォーグと全く同じ道を走ったわけではないのですが、全体的に「段差に対してやわらかく、微妙な凹凸は微妙な揺れとして伝わってくる」印象を受けました。  


 

【総評】

自動車大国のゴルフはやっぱりエライ事を再認識させられました。

しかし快適機能の面ではレヴォーグに軍配があがると感じました。


 




 
 

 

●まとめ●





 もし本当に買うとしたら
 

「断然こっちを買う!」と決められない…

 
 というのが本日の感想です。







 


 
 

価格設定も絶妙です(笑)

 

それぞれいくつか難点も書きましたが、多分「慣れの問題」や「工夫」で解決すると思われます。
そもそも国内で母数が少ない、トップレベル(?)の「走り系ステーションワゴン」を比較しているので、どちらを選んでも正解でしょう。

  


 
  
 
理想は
 
ゴルフのパワートレイン・操安性に、レヴォーグの視界の良さと快適機能を備えた、トラブルの少ない車が欲しいです。(笑)

そして外装のデザインは前期型のBPレガシィがいいですね。(←超個人的 笑)


 

 
もっとも、今回市街地でしか試していないので、郊外道路、高速道路、山道での豹変っぷりも試してみたいです。
 
アテンザはその典型例?で、街中では超絶大人しいセダンでしたが、山道では「レビンで流す感覚」と違和感なく走れるほど高度な操安性・動力性能でしたから(^^;)

 
スバルさん、マツダさんに対抗して、1日試乗キャンペーン、期待しています!

 

そして買いもしない自分にもご親切に対応していただいたディーラーの方、ありがとうございました!
ブログ一覧 | 試乗記 | 日記
Posted at 2014/06/29 18:44:20

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この記事へのコメント

2014年6月29日 20:38
レヴォーグ、本日私も試乗して参りました。

私的にはビルシュタインの乗り心地が好印象でした。確かに当たりは一瞬硬く感じますが硬いのは凹凸を踏んだ直後だけでストローク中は5~8Hzを上手く外していて、アクセラ、アテンザのようなストローク中の上下周波数が5~8Hzになっていないと感じましたね。突起乗り越え後もビタッと振動が収まりスッキリした乗り味です。

操舵応答性は2.0グレードの応答遅れが気になります。操舵角8度から10度が不感帯でした。
1.6グレードは応答遅れが気にならず車体剛性と相まって一体感が有るように思います。
コメントへの返答
2014年7月6日 22:51
こんばんは。
数百キロ車に乗り、乗り心地を周波数として定量化することを試みてみましたが、体感する振動から3~8Hzの周波数にあてはめる事ができませんでした…。

もう少し勉強を続けたいと思います。

1.6グレードに比べ2.0グレードの方が応答遅れがあるというのが意外でした。
なんとなく、「大排気量モデル=操安性もよりスポーティーに」という先入観が入ってしまいます。

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