就活と称して始まった自分の試乗ブームも、ESの提出が残り1社となり終盤に差し掛かってきました。
あくまで一素人の感想ですので、誇張表現や、間違っている点などがあると思います。お気を悪くされないで下さい。
順番
AE111→CX-5→AE111→ハリアー
写真はメーカーさんのHPから引用させていただきました。
CX-5
試乗距離3~5km
15分程度
ディーゼル、AT、ヨコハマジオランダー装着車
フルスカイアクティブ第一号(でしたっけ?)のCX-5に試乗しました。
アクセラと同じ(ような)シャシーで、どのような操安性を示すのか体験したいと思い試乗させていただきました。
スカイアクティブって言うと、皆ヂーゼルエンヂンとか圧縮比14とかミラーサイクルに目が行きがちですが、スカイアクティブシャシーってVWのMQBとか何にでも化ける新MC-P/Fなみにすごい技術だと思うんですが、どうなんでしょ。
●ハンドリング
違和感なし、というかステアリングインフォメーションはかなり良いと思いました。
初期応答性はやや大人しいものの、0.2Gくらいのコーナーでの切り込みに対する応答はわかりやすいです。ステアリングの戻しに対しての反応も違和感ありません。
峠道を走ってみたら気持ち良さそう、という先入観をもたせるようなものでした。
自己流ステアリング中立安定評価モード(笑)は
30km/h:やや不安
40km/h:ゆっくり戻る
50km/h:割と戻る
※自己流ステアリング中立安定評価モードは、それぞれの速度で巡航している状態でステアリングを片方に10度ほど切り、手を離したときにステアリングがそのままになるのか、更にもっていかれるのか、戻るのかを評価するものです。今のところ最強なのは現行(もう古くなった?)ポロと、機械式LSDの入ったミラージュでアクセルを踏んでいる時(笑)です。
そういえばハンドルセンターずれてました。
自分が敏感すぎるだけでしょうか?
●動力性能
フル加速は試していませんが、街中で平和に走る分には十分すぎる低速トルクを有していると感じました。
アクセル操作に対して、初期はややラグがあるような気がしましたが、少し踏んだ領域からは人間の感性に応える、違和感のない物でした。
ちなみにMTモードはタイムラグが1秒程度あったような気がします。
●NVH性能
乗り心地は、路面が悪いと車体が小さく上下にゆれ続ける感じがありました。上下振動の速度がむちゃくちゃ速いわけではありませんが、後に乗ったハリアーと比較すると細かい振動が続くような印象でした。
室内の遮音性は2千回転以下では少しエンジン音が入ってくる程度で、「内燃機関の自動車に乗っている感」を絶妙に醸し出していると感じました。
●その他
前方視界はかなり見やすく、アクセラより車幅が狭いかのような錯覚を感じます。
ただ、Aピラーがやや太いため、このあたりはXVに軍配が上がるような気がします。
●総評●
SUVを運転したのはXV(XVがSUVと言えるのかはちょっと怪しいですが)を除いてCX-5が初めてでしたが、煩わしさはほとんど感じませんでした。
SUV版ロードスターとでもいいましょうか、運転の楽しさはバツグンです。
「Be a driver.」を謳う今のマツダがSUVを作ったらこうなるのか、をよく表している一台だと思いました。
逆に、砂利道や雪道で遊ぶ方の評価は全く異なるモノになるのではないかと思います。
・・・しっかし、内装カッコええわー(笑)
・・・ESどうしよっかなw
ハリアー
ガソリン車 エレガンス(中級グレード)
OP19インチホイール装着
国内市場で復活を願う声が多かったとのことで、まさかの新MC-P/Fを使ってハリアーが復活です。
つまり、
新型ハリアーは言い方によっては中身はプリウスであり、オーリスであり、レクサスCTであり、SAIであり、カローラルミオンです。
なので、
プラットフォームで車にレッテルを張ってしまう自分はこう言います。
本当のハリアーはどこにいるのだ?(爆)
(先代のハリアーはKプラットフォーム?だったから、AE86とFT86くらい別の車だと思って良いのかも知れません。)
●ハンドリング
ステアリングが非常に軽いです。
自己流ステアリング中立安定評価モード(笑)は
30km/h:トヨタ車っぽいですね
40km/h:トヨタ車っぽいですね
50km/h:一応戻ろうとしてるね
●動力性能
アクセルに対する反応がどのストロークにおいても遅いように感じますが、慣れの問題でしょう。
時速30kmからじんわり9割ほど踏み込んでみてもエンジンの回転は一向に上がろうとしません。
スポーツモードにすると性格が一変するらしいですが、残念ながらその情報を知ったのが試乗後だったので試せていません。
●NVH性能
バツグンの「雲の上をゆく」NVH性能です。
CX-5がいかにひょこひょこ動き続けていたかを実感させられるほど上下振動が少なく、周波数も低いです。
●その他
独特の内装が非常にカッコいいです。
なんといってもシートのクロス柄?が独特ですね。
cmの通り、どこか都会的で、どこか旅人のような雰囲気です(?)
全体が黒を基調としており、白ステッチが至る所に見られるため、高級感はバツグンです。
Dラーの方曰く、トヨタ車では初の天井の内張りも黒となっています。
が、合皮の艶が半艶?といいますか、レクサスの艶のない皮と比べるとまた異なる質感です。
半艶がいいか、艶消しがいいかは個人の好みの問題だと思いますので、気になる方は是非現物をご覧ください。
ステアリングの皮は比較的弾力があり、ヴェゼルのような弾力ゼロかよ!みたいなステアリングと比べると長時間運転していても手が痛くなりにくいのではないかと思います。
運転席をあけた状態でエンジンをかけると、どことなくフェラーリのV8っぽい周波数というかトーン?の音がします。普通の直4とは違う音色です。
が、車の前に回り込むと単なる直4のメカニカルノイズしかしません。
きっと愛知のボデー設計部の方が「エンジンをかけたときの高揚感を演出する」為に、エクゾーストを上手い事チューニングしているのだと察します。
そうそう、岡崎じゃない方の愛知の完成車メーカーは吸排気屋さんがエンジン設計部じゃなくてボデー設計部にあるそうですね。パーツリストの区分けを見れば一目瞭然ですが。
●結言
典型的な(?)マツダとトヨタの方向性を見事に表現している2台となりました(^_^;)
試乗して良かったです。
Posted at 2014/03/22 17:43:28 | |
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