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つかぽん.のブログ一覧

2014年10月14日 イイね!

鉄並みに安くなる炭素繊維?

いわゆる量産自動車として世界で初めて一次構造に CFRP(carbon fiber reinforced plastic)を採用した、BMW i3が話題となっている。自分は、この自動車をどのように成形しているのか、非常に興味があった。

日経ものづくりという雑誌で、そのCFRP骨格の製造法が大まかに紹介されていた。

レースフィールドばかり見ていると、カーボン製品というのはプリプレグを重ね合わせ、オートクレーブにて硬化させる手法が一般的であるように思われがちである。この手法では、プリプレグを必要とされている形に切り抜き、枚数を重ね、オートクレーブで数時間単位で加熱し、やっと一つの製品が出来上がるため、量産には向いていない事で有名である。

この問題を解決するには、RTMという手法がある。
RTMは、樹脂が含浸していない織物シートをあらかじめ製品の形にし、樹脂を流し込み製品にする手法である。ここで、自動車のモノコックフレームを作るとなると、その型の引き抜き等はどうするのだろう、という疑問があった。

雑誌によると、i3の作り方は以下の通りである。まず、モノコックフレームを鋼板のごとく分割し、それぞれをRTM成形により作製する。これにより、オートクレーブを用いた成形と比較して非常に短時間での硬化が可能となる。そして得られた部品を、接着剤により接合し、モノコックに仕上げるとの事である。尚、いわゆるシャシーに関しては従来通り金属材料で作られているため、上屋とシャシーはボルトにより結合される。
以上の工程により、CFRPを一次構造に用いた量産自動車が作製される。

尚、i3は量産自動車のため、全面的にRTMを採用しているが、トヨタ自動車が製造したLFAは、ボンネット、ルーフなどの部分にRTMを採用し、一次構造にはレースフィールドと同様、プリプレグを積層しオートクレーブにて成形しているとのことである。
これは、BMWの量産体制が優れているとの見方もあるかも知れないが、トヨタ自動車がRTM成形の欠点であるボイドの発生に対して何らかの否定的な見方の方が優っているとも考えられる。一般に、RTM成形は樹脂を含浸させる際に、ボイドという空気の気泡が発生する事がある。樹脂中のボイドの量によっては、CFRPの強度・剛性が10%低下するという報告もある。これに対し、プリプレグを積層したオートクレーブ成形ではこのようなボイドの問題が比較的少ない。BMW社はこの問題を解消したのか、未解決ではあるが多点樹脂注入によりボイドの発生を無視できるレベル、または許容範囲に抑えているか、現状では不明である。

何はともあれ、i3の質量がカローラの1060kgよりも重い1260kgと聞いた時は驚愕したが、BMW社がパイオニアとなってRTM成形を量産自動車の製造に導入した事を、今後の自動車産業の更なる発展の原動力となるよう、応援したいと思う。
2014年10月05日 イイね!

エクストリーム茂原走行会(笑)

エクストリーム茂原走行会(笑)














先日は以前からお世話になっているケロケロレーシングの走行会に正式に「初参加」してきました。

タイトルは、他の方々に名づけられた(?)タイトルとしました。




まず、前日の夜10時に寝ようとするも、ワク(・∀・)ワクして寝付けなかったため、夜中に出発し九十九里浜を目指しました。

空いている夜道をスイスイ走り、あっという間に九十九里浜に到着。



ヘッドライトに照らしだされる波が、なんとも不気味でした(((゜Д゜;)))

そして、近くのコンビニで車中泊。

数時間経ったところで辺りが明るくなり、自然と目が覚めました。
体があちこち痛みますが、日の出前に海岸に移動。

日の出予定時刻から30分ほど経った頃…



ご来光です!!



軽ーく写真を撮ったところで、茂原サーキットへ移動。




2,30分ほどで到着しましたが、ついてみるとまさかのゲートオープン前&一番乗りでした。
ほどなくしてR34の方、スレンダー軍曹さん、青黒FDさんと、茂原のスタッフさんが到着。早速パドックに移動します。









盛大に遅刻された方(↑)がいたような気もしますが、きっと気のせいでしょう(汗)




そんなこんなで、本日一番最初のヒートが自分の走行枠。

初茂原、いざ走ってみると、どこをどう走ればいいのかまったくわかりませんでした(汗
タイヤとかタイムとか言ってる場合じゃありません(笑)

というわけで、色々な方のお車に貪欲に同乗させていただき、日本の名だたるスポーツカーを体験しつつ、走り方を学びます。

色々同乗させていただいた結果、最初のヒートからタイムアップを果たしましたが、1~2秒しか変わらず…。

お昼のじかんになり、おしゃんてぃーなレストランで昼食タイムです。

ほどほどにいいお値段がするので、自分は予めコンビニで買っておいた弁当で済ませます。


午後一の走行で、自分の運転するレビンに青黒FDさんが同乗され、その後青黒FDさんにレビンを運転していただきました。
結果、現在の仕様ではぜんっぜん曲がらない車だという結論になりました。

ついでに、フロントタイヤが



こんなことになってしまったので、一応予備で持ってきておいた、先日*00円で買った(インジゲータが一本も見えない)Z2に交換しました。
さよーなら、1000円だか1500円で買ったZ1☆…。

その結果…



なんと2秒以上タイムアップしました(爆

走り方はほとんど変わっていないのですが、体感的には、フロントの入りが断然良くなったのと、タイトコーナーでイン側のタイヤが空転しにくくなった事や、最終コーナーの自由度も段違いになりました。

データロガーで定量的評価をすると、コーナーでの許容横Gが0.05くらい違う事がわかりました。その程度の差でも、茂原はコーナー数が多いので2秒のタイムアップになったものと思われます。

鮮度は大事だという事を思い知らされました。
これならTC1000で43秒台に行ける気がするので、さっさと試しに行ってみたいと思います。



何はともあれ、茂原のコースは最初は「どこ走ればいいかわからない」、「土手に乗りあげそうで怖い」でしたが、後半になるにつれ「サーキットを走ってる感」が増してきて、走っていて非常に楽しかったです。


心の中で「初参加者の中でベストタイム」を目指していましたが、エイトの皆さんのレベルが高すぎてあっけなく撃沈しました(汗









流し撮りの方は、そもそも自分が走ったり同乗させていただくのに忙しく、なかなか写真に気力をそそげませんでしたcrz




90年代のベストモータリングのような光景です(・∀・)!!




今回同乗させていただいた車達

・S2000(100?)
・FD(5型でしたっけ?)
・R34GTR
・R34GTR
・R35GTR(!)







R35に至ってはこれだけでブログが1個かけそうなくらい感想が濃いのですがw

足の柔らかさもあり、シロートな自分には体感的なボデーねじれ剛性感はR34の方が高く感じましたが(鞭打ちのような痛みに襲われましたw)、R35の安定感と縁石を超える際の乗り心地、コーナリングのキャパは尋常じゃなかったです。
(MFDのブースト計が最大で0.5だったのはミニサーキットだから絞られていたのでしょうか?)

R34はFFでもFRでもないような動き方と、4WDでなはいかのようなフロントの入りやすさが印象的でした。助手席からでも「究極のドライビングプレジャー」が伝わってくるようで、サーキットで運転してみたい!と思わせるものがありました。

R34,35共に、レンタカーを借りたとしても、動力・運動性能を引き出して楽しめる場所は日本の一般道にはなさそうなので、いつかひろーーーいサーキットかテストコースで試してみたいと思わせるものでした。

日本が誇る第2,第3世代GTR、RX-7、S2000をサーキットで同乗させていただく事ができ、本当にいい経験ができました。ありがとうございました。



さてさて、長文はこれくらいにしておきまして





茂原のコースはホームストレートの使い方で露骨にタイムが変わるようです。






連写で捉えた決定的瞬間








コース上に砂が…


その直後













というわけで、前日まで雨がぱらつく予報もありましたが、スーパー晴れ男パワーを発揮しすぎてしまったようで、真夏のように暑い1日となりましたが、無事走行が終了しました。
(今まではケロケロイベントに参加する時は必ず雨が付きものでしたが…)





なんとも不思議な形の雲に見送られながら、恒例の「ファミレスでダベリング」に参加させていただいたのち、解散となりました。

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ご一緒した皆さま、ありがとうございました!!

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