ここへご訪問の皆様、
おくばせながら明けましておめでとうございます。
昨年のお正月の日には
京都銀閣寺のブログをアップできる元気もありましたが、
今年はなんと情けないことですが
風邪と発熱にやられてしまって、
ようやく今年初のブログをアップできました。
今年初のブログは、昨年2012年の11月末ごろに行きました天橋立を取り上げようと思います。
なお時々書いていることですが、ここのブログに掲載できる1写真当たりの容量2MB以内の制限(2013年時点)のために、細かなものがたくさん写っている写真は特に画像の圧縮劣化が激しく、元画像と見比べると時々ため息が出ます。
掲載写真により画質の差の違いがかなり見受けられるのはこのためでして、元写真の美しさが現時点でお伝えできないのがとても残念ですが、これはいずれ時節が解決してくれることに期待して、掲載写真とともに元画像も大切に保存しています。
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《プロローグ》
日本三景のひとつに不思議な形をした天橋立というのがあります。
どうやら元伊勢の籠神社(このじんじゃ)の参道になるようです。
そして天橋立は旧国名でいうところの丹後(たんご)地方に位置していて日本海に面し、
現在は京都府の北にあたる宮津市(みやづし)に所在しています。
私の居住地から天橋立はそんなに遠くなくてもちろん日帰りルートなのですが、こちらの地方にちょくちょく用事があるおかげで、今まで何度か用事の合間をぬって、この摩訶不思議な形をした天橋立を訪れていました。
その天橋立、以前にもこのページ内のブログで取り上げたことがありました。
2012.2.18付けのブログ「秋口と真冬の天橋立散策」です。そのブログは
→ こちら です。
その前回のブログは、私の初のデジカメDP1xを購入した直後の2011.9.23と、大雪の後の2012.2.12に訪問した時の撮影写真を元に作成しました。
が、実は両日ともあまりお天気に恵まれず、しかも9月に訪れたときにはまだカメラ初心者だったので露出オーバーな写真やら、まだカメラを使いこなせていなかったせいで失敗写真ばかり(下写真が一例)でした。
職場の友人にも笑われたこの露出オーバーな写真(
当時のフォトギャラに掲載)。
この写真の撮影は2011.9.23 16:40でしたが、この日は曇りで松が覆い茂った橋立内は暗めだったせいで、単純にDP1xのISOを200にあげ、しかも露出時間は0.4秒と夜間撮影みたいな設定で撮った写真がこれです。
DP1xの背面液晶画面の明るさで判断して撮影してしまいました。
当然露出がオーバーすぎて、もちろんRAW現像でも修正しきれなかった見事な失敗写真です。
まあお恥ずかしい話ですが、このシグマの素人向けではないじゃじゃ馬カメラを買ったのに、露出時間もISOも露出補正の設定も意味も分からず、まだ使いこなせていなかった証拠の写真です。
よって今回、再度訪問する機会に恵まれたのでもう一度、風光明媚なこの天橋立を取り上げることにしました。
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ではさっそく天橋立のご紹介です。
最初は徒歩で南側から天橋立を全区間歩いて対岸まで行き、対岸にあるケーブルカーで傘松公園まで登り、その後連絡船で元に戻ったあと、今度は天橋立駅のちょうど裏手にある天橋立ビューランドへ行って、高所から天橋立を拝見しました。
では順に写真をアップしていきます。
まず天橋立の入口です。
右手に道路標識がありますが、この橋立内、もちろん徒歩と自転車はOKですが、この標識の通り原付二種=125cc以下のバイクも通行が許可されています。私が歩いているときに郵便バイクが1台走り抜けていきました。
そして橋立の入口には全国でも珍しくなった「廻旋橋」なるものがあります。
以前のフォトギャラにもこれは少しばかり載せましたが、撮影枚数はわずかでしたので今回はちょうどここを訪れた時に大型船が接近していて橋も廻旋していたので見逃さず、すかさず連続撮影しました。
青いジャンバーを着た係員が橋の切れ目のところに突っ立っています
廻旋橋が電動モーターにより動き始めました
廻旋橋が完全に真横になりました
そして向こうから船がやってきました
船が完全に橋部分を通過し、廻旋橋も元に戻り始めます
もう少しで橋が引っ付きます
廻旋橋は元に戻って普通の連絡橋になりました。
廻旋橋の接合部分の写真です。
ちなみにこの旋回橋が出来る前は渡船だったようですよ。
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さて元に戻った旋回橋を渡って天橋立内へと入りますと、
ます巨大な案内図があり、もうひとつの橋「大天橋」を渡ります。
そして宮島にもありましたが、日本三景の碑がありました。
そうして天橋立独特の松林の中へと入っていきます。
700mほど入った時点で撮影。天橋立終点まであと2kmくらい続きます。
その先には、以前撮影に失敗したアームストロング砲が展示。
今度はうまく撮れたようです。
ちなみに重さは5トンとか、鉄の塊ですね。
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明治時代の大砲を見たあと、さらに奥へと歩いてゆきます。
そうすると「阿蘇の松」という銘板が。
一瞬、熊本の阿蘇山の松?かとも思いましたが、
碑には「阿蘇海岸に面した名松」と記していました。
どうやら天橋立内の内海を「阿蘇」と読んでいるようなので、こちらを指すのでしょう。
阿蘇の松を見たあと、両脇を松に囲まれた直線の参道を進みます。
どちらかといえば徒歩よりもレンタルサイクルで行く人のほうが多いくらいです。
次は夫婦松というのがありました。
こちらです。
二本の松が仲むつまじく、根元で一心同体となっていますね。
天橋立終点まであと残り1km。
その先には「羽衣の松」と名づけられた立派な松が。
日本昔話の「羽衣伝説」に出てくる、
水浴びしている天女が付けていた羽衣を掛けた松のイメージにぴったりですね。
ちなみにこの松はたいへん大きくて、写る範囲内のギリギリ後ろまで引いてから撮影しましたが、
それでも松全体をとらえることができなかったです。
そしてようやく松林の終点が見えてきました。
この案内板によると天橋立は全長3.6kmだが、
廻旋橋から松林の終点にあたる舟越の松までは2.4kmと記載されていました。
そしてここからはケーブルカーに乗って傘松公園に移動。
山の中腹にある傘松公園から撮影した天橋立の全景です。
この写真を見れば分かりますが、水面の反射がすごすぎですよね。
近々サーキュラーPLフィルターと光量減光用のNDフィルターも買っておきたいと思います。
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傘松公園を降りたあとの帰りは時間のかかる徒歩ではなく、
連絡船にて出発点の廻旋橋まで戻ることにしました。
こちらは籠神社側の一の宮駅の入口です。
今日乗った船はこれでした。
連絡船の操縦席です。
メカ好き・計器好きのわたくし、計器板部分を大トリミングで抜き取り。
タコメーター、積算時間計、水温計、ブースト計などが読み取れます。
そうこうするうちに船は発車、走行中に撮影した中の1枚です。
そして10分ほどで対岸の駅(天橋立桟橋)に到着です。
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で、結局天橋立内の写真はたくさん撮れたものの、
前回訪れたときも含めて高台からの全景写真のいいのが撮れなかったので、
今度は北近畿タンゴ鉄道の天橋立駅のちょうど裏側にある
天橋立ビューランドへ行ってみることにしました。
天橋立、今まで何度か来たもののここへ行くのは初めてです。
ここは登山道は一切なく、有料のリフトかモノレールのどちらかを利用します。もちろん往復です。
上へ登るとちょっとした遊園地です。
が、おじさんのひとり旅なので乗り物よりまず写真を撮りました。これです。
今度は晴天の絶景の天橋立の写真が撮れました。
こちら側は水面の太陽光の反射もなく、青々とした美しい海も写真に納まりました。
無事写真が撮れたのを確認してから周囲を見渡すと、「飛龍観回廊」なるものが。
つい最近できたらしいです。でもって、入口のところに案内板が。
ただ高所恐怖症の人はやめておいたほうがよいかも。
しかも風が吹くと回廊が揺れます。
でもここから撮影した天橋立の全景、さえぎるものが無くてとっても素敵でした。
こうして天橋立の絶景を十分堪能したあと、ここを経つことに。
行きはリフトだったので、帰りはモノレールに乗ってみることにしました。
こちらの風景も高所恐怖症の方にはあまり良くないかも。
モノレールの窓越しから撮影。
やっと終点に近づきました。
リフトの外観です。
二車体連結ですが、定員はあまり乗れないように見えました。
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次のブログは、ここ北近畿タンゴ鉄道の天橋立駅で撮影した
JR183系と287系電車の写真を用意でき次第アップする予定です。
さらにその次のブログは、昨年2012年12月の初めに行った
兵庫県の西宮市にある甲山(かぶとやま)のミニ登山ブログの予定です。
下の関連情報URLには、天橋立ビューランドのホームページをご紹介しています。