巷では第12世代バイクブームと呼ばれているみたいですね。
そんなにバイクブームがあったのか?と思いますが、70年と80年代のバイクブームしか知らない私にとっては
「なんのこっちゃ」
と思ったりします。
その第12世代はバイクをライフスタイルの一部として取り込む人たちのようです。
いわゆる昔のバイク好きというのはちょっと違い、道具とか生活の一部のギアとしてバイクがある暮らし。
クルマもこれだけ普及しているけど、趣味ではなく生活の道具として所有する人が当たり前ですから、そんな感じで乗っている人が若者を中心に増加しているのだとか。
その牽引のひとつが、アウトドアブームであり、ワークマンのような庶民的なカジュアルファッションのヒットがあるようです。
車中泊もするけれど、たまには一人でキャンプするのにバイクとか、自分のライフスタイルの一部に組み込んで乗り回すようです。
その追い風になったのが、2018年の道路交通法の改正で125cc以下の原付二種免許が、教習所で二日で所得可能になったこと。最短二日でバイクに乗れるのですから、どうりで原付二種がどんどん増えているわけです。
※二日はAT原付二種に限ります。
原付二種なら維持費も安いし、お洒落なカブやハンターカブが売れるわけです。
まさに道具ですからね。
実はバイク(小型二輪250cc以上、軽二輪125cc以上)の登録台数は少しずつですが増えていたんですね。1980年のバイクブームの売れ方が異常で、その販売台数を考えても毎年増えていたのは驚きです。
但し、このデータには原付(一種、二種)は含まれないので、相当数ある原付入れていないので判断材料には問題あるかも知れません。
※原付は市町村登録なので国で管理されないのです。
バイクが人気が出るのはうれしいことです。
ただ、撮り鉄騒動と同じでルールや交通法規を守らない人も増加し、バイクに対して良い印象を持たない人も増加しています。
昔のように峠を我物で占拠したり、暴走族のような感じではなく、普通のマスツーリングの団体さんがその対象になっているようです。
道の駅、コンビニの駐車場を一定時間占拠したり、喫煙マナー、騒音トラブルなど各地で少なからず問題視されています。
2006年から「オートバイによるまちおこし」を掲げる埼玉県小鹿野町、では町おこしが成功した町として紹介されていますが、「町長への手紙」として町民から寄せられた意見の中には「空吹かしや車の追い越し、信号待ちでの爆音や夜中の騒音で住民の安全と安眠が妨害されている。バイクの町として小鹿野町に何か利益が大きくあったのでしょうか?」というもがあったようです。
いつの時代でもブームがあれば少なからず問題は憑物です。
小鹿野町は「オートバイによるまちおこし事業」については継続的に続けて行くとし、メリットとデメリットも受け入れて、住民の生活を守りつつ「バイクの町」を目指してくようです。
ついつい旅先では開放的になりがちですが、ルールを守って安全運転でバイクを楽しみたいものです。
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Posted at
2022/11/01 22:16:53