はらだみずきの新刊

Xではらだみずき氏が本を出したのを知って、本屋をはしごしました。
いつも買っている本屋で、最後の一冊が今日売れてしまい、2軒目でやはり最後の一冊をゲット。
こういう時にバイクだと楽に移動できるから便利です。

で、はらだみづき氏なのですが、南房総を中心にした小説を書いています。
そのシリーズの新章が発売されたんですね。
南房総で暮らし、小説を書いているので、とても共感が持てる部分があります。

若い頃、この田舎が嫌で同級生のほとんどは地元から離れました。
私も大田区の蒲田、神奈川の座間に住んで結局Uターンして房総で暮らしています。
戻ってきた同級生は僅かで県外に生活の拠点移した方が多いのです。

家族が出来ると戻るタイミングもあるし、房総が脚光を浴びたのも10年ほど前からですからね。アクアラインの料金が下がり、土地も買いやすいというのがあったのでしょう。高速バスの整備が進んだのもありますね。

私は20代ですでに戻っていたので、出戻りして30年近くになるので、房総の発展も変化も見ることができました。
そして、あの若い頃に嫌っていた田舎をこよなく愛する今があります。

小説の主人公は都会から父親の死で南房総に暮らすことになる話ですが、なんとなく田舎暮らしの様子や田舎の人付き合いの難しさなど、共感する部分が多くて読みふけってしまうわけです。

前の文庫でラストだと思っていただけに、再開でまた楽しみが増えました。