![音波ミーティングに行ってきました(長文) 音波ミーティングに行ってきました(長文)](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/046/629/919/46629919/p1m.jpg?ct=08fa11741ab2)
私の愛車、ロードスター S。
以前の愛車インプレッサの時は、カロッツェリアの2ウェイスピーカーシステム+サブウーファーのカーオーディオを地元のショップで組んでもらって、こよなく愛する音楽を存分に楽しんでおりました。
しかし今の愛車はソフトトップ。お金かけてオーディオを組むには不向きな車内環境だと判断して、純正オーディオのままで妥協しておりました。
ロードスターでカーオーディオに手をつけない理由は他にもありました。
私のはSグレード。車重990kgを約130馬力15kgのトルクで軽快に駆るライトウエイトスポーツ。重量物を車両中心部へ極力寄せ、グラム作戦で削りに削った車重が走りの魅力の生命線。
カーオーディオは、こだわるほどに増すのが重量。音質を突き詰めれば軽快な走りが削がれる結果になりますよね。
そんなわけで、純正オーディオのまま9月で6年目を迎えました。
12月、右ドアスピーカーが沈黙。最初はガリガリノイズが入り始め、次第に鳴らなくなっていきました。ディーラーでスピーカー買い替えを勧められましたが、立ち止まりました。
この5年間を振り返ると、エンジン音、排気音、ロードノイズ、風切り音、外部の音の侵入と騒がしい車内なのに、いつも音楽やラジオを聴いていて、しかも9割はクラシック系で、純正オーディオの音質には不満も多かったなぁ、と。
車重増は最小限にとどめつつ音質アップを図る術はないかと、少し模索してみようと考えたわけでございます。
という流れで、本日、急遽とあるイベントに参加してまいりました。
地元茨城県ひたちなか市にあるSOUNDWAVEというショップ主催のイベントです。
”SOUNDWAVE 音波(otonami)MEETING”
笠松運動公園第4駐車場というとっても広い場所の一角で、SOUNDWAVEさんのデモカーの他に5つのショップさんのデモカーが展示されていました。
11時から16時までのイベントでしたが、私は午後の2時間半、全てのデモカーのこだわりの音をじっくりと聴かせて頂きました。
このようなカーオーディオのイベントに参加して、実際の車内で音を聴くのは初めての体験でした。私にとっては異次元。びっくりたまげて腰抜かしそうな美音。
素人の感想ですが、簡単にご紹介します。
ただ、運転席に乗り、数曲の音楽を聴き、助手席のメーカーの方の説明を聞き、カタログを見ながら質疑をし、を6台連続で2時間半続けていたら、最後にはどれがどれだか結構ごちゃごちゃになってしまいました…
1 まずはSOUNDWAVEさんのデモカー。写真撮り忘れました。
事前にFacebookで紹介されていた音源、マドンナ、藤井風さん、ウィーンフィルを聴かせてくれました。見事過ぎて絶句。コンサートホールの中にいるような感覚でした。人生初の本格的なカーオーディオのサウンド体験。KOされました。正直、何がすごいのかよくわかりませんでした。
2 続いて、BLUE MOON AUDIOさんのブース。
6,7年前に始まった日本のスピーカーのメーカーとのことで、漆黒のスピーカーの中央が青ってのが印象的なオシャレなデザイン。これまたホールの中で聴いているような臨場感、なのにスッキリしていて、何故か音に溺れるような感じは全然しません。解像感高めの音なのに鋭すぎて耳にきついといったこともなく、ボーカルの存在感もナチュラルな感じがしました。6台の中で私が一番気に入ったのがこのメーカーでした。
3 続いて、イヤマオートプロモーションさんのブース。
![alt](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/063/917/389/7a495443a9.jpg?ct=9eacebd5e868)
DSPを扱うメーカーさんとのことで、2種類のDSPを聴き比べさせてくれました。玉置浩二さんのボーカル曲のみを何度も何度も大音量で聴くのですが、カルチャーショックでした。説明が難し過ぎて、多分ほとんど正確に理解できていないと思うのですが、ポイントは「直線位相:FIR」とのことです。「ETANI」と「miniDSP」という2種類のDSPによる玉置浩二を聴いたのですが、圧巻だったのが「ETANI」。今日聴いた6台の中で、最も肉声に近い音を出していたと思います。ダッシュボード上に玉置浩二の顔が、マジで目の前にあるような、そんな空気感まで再現するような、唾が飛んできそうな、そんな音でした。運転に集中できなさそう…
4 続いて、ジャンライン&パートナーズさんのブース、morel。![alt](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/userstorage/000/063/917/387/d34dd47b35.jpg?ct=4cd4789f7328)
morelはイスラエルのスピーカーメーカーとのことで、驚いたのは取り付け方。他の5台はツイーターやスコーカーを埋め込み型のAピラーにセットしてものすごいチューニングをしてきているのに対して、morelの小さめのウーファーとツイーター?を向きも変えずにポン付けしただけで、タイムアライメントは取ったそうですが、サブウーファーと2ウェイのみで勝負していたところです。こんな小さめなウーファーでちゃんと鳴るのかな、という予想を吹っ飛ばすパワフルな音圧、スコーカーもないのに豊かな中音域、奥行き、ちょっとびっくりしました。音楽が盛り上がるとちょっと頑張ってる感もあるかなとも感じましたが、私の場合、設置スペースが極めて少ないロードスター。持たせていただいたウーファーは思いのほか軽く、軽量を維持したままの音質アップ計画の有力候補かもしれません。が、お値段が高い…イスラエルの物価の問題だそうです。
5 続いて、トライム株式会社さんのブース、audison、BLAM。
audisonはプロアンプや楽器、カーオーディオの製造・販売を行うイタリアのメーカー、BLAMはフランスのスピーカーメーカーとのことで、若いお兄さんがいろんな曲を次から次へと聴かせてくれました。なんか、すごく楽に聴けるカーオーディオだな、というのが第一印象。DSPで作り込んだ音場という感じがほとんどなく、Aピラーの間、フロントガラスの幅からしか音が聞こえてこないような、家で2つのスピーカーから音を聴いているような、そんな感覚で聴ける、他の5台とは異なる嗜好を感じました。かといって響きが薄いわけでもなく、慣れてくると十分に量感を感じるサウンドで、音楽に全てを持っていかれずに、良質な音楽をBGM的に楽しめる、そんな感じで好感が持てました。
6 最後に、佐藤商事さんのブースで、DYNAUDIO。
デンマークのハイエンドスピーカー・メーカーとのことで、実は私の自宅のオーディオはDARIというデンマークのスピーカーを使用しているので、興味津々で乗り込みました。同じデンマークのスピーカーメーカーでも随分響きが異なる印象でしたが、これはチューニングの影響が大きいのかなと感じました。楽器の音の艶感と潤いが際立っていて、非常に滑らかなサウンドという印象です。2時間以上聴き続けて、6台目ということもあり、若干聴き疲れ気味だった私、少々このウェットなサウンドが音圧も高めで、押し込まれるようにも感じてしまいましたが、美しい音であることは確かでした。
非常に楽しいひととき(2時間半)でした。
担当の方の熱い思いを直に聞くことができ、さらに質問にも丁寧に答えてくださり、とってもとっても勉強になりました。
今回のイベントに参加して、軽さが命のロードスターですがカーオーディオに手をつける気持ちが高まりました。
カタログも貰ったことですし、じっくり考えて、もし、予算と折り合いがつけば導入してみようかと、ちょっとワクワクしている年末。
現在、左のドアスピーカーと左右のツイーターからしか音が聞こえないマイカー。
バランスを右全開にしたら、右ツイーターから蚊の鳴くような音が聞こえました。ツイーターのみの音を始めて確認し、こんな微々たる音がサウンドに大きく影響するのかと、驚きました。
私はオーディオにそれほど詳しくないので、誤った表記や認識があるかもしれません。その点はご容赦ください。
ダラダラと長文になりましたが、最後までお読みいただいた方、誠にありがとうございました。
Posted at 2022/12/26 01:28:23 | |
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