
先日のF1アメリカGPを制し、皇帝と呼ばれ、7度のチャンピオンを獲得しているM・シューマッハ
そのM・シューマッハ、F1デビューマシンが、今回取り上げる「ジョーダン 191」です。
1990年、国際F3000のトップチームだったエディ・ジョーダン・レーシングが、翌1991年からのF1参戦を発表!
新規参戦チームとしては非常に注目を浴びました。
まず、搭載エンジンはベネトンに独占供給されているはずのフォードHB V8
すったもんだの末、結局同じHB(他のカスタマーチームはDF-R)の旧スペックに・・・
メインスポンサーに決まっていたキャメルが急遽ベネトンへ鞍替え
結果的にペプシコ社のブランド7upの鮮やかなグリーンとなったのは、実は偶然の産物でした。
そんな逆境にもめげず、ジョーダンはF1デビュー
ティレル019を更にスリムにしたようなアンヘドラルウイングを採用、レーシングカー世界初のカーボンサスペンションアームを搭載、7upの鮮やかなカラーリングと相まって、一際目を見張る美しいフォルムを持つマシンでした。
予選では常に平均して10~12位あたりの中位に位置し、第5戦カナダではチェザリス4位/ガショー5位のダブル入賞で初のポイント・ゲット。
続く第6戦メキシコでもチェザリスが4位、第7戦フランスではチェザリスが6位、第8戦イギリスではガショーが6位、第9戦ドイツではチェザリス5位/ガショー6位
そして第11戦ベルギー、ガショーの逮捕で空いたシートに座ったのが、当時メルセデスの秘蔵っ子であるシューマッハ
スパでいきなり予選7位は脅威の新人デビューを意味してました。決勝ではクラッチトラブルで0周リタイヤも、チェザリスが終盤2位を走行!しかしエンジントラブルでリタイヤ
その後、第12戦でシューマッハがベネトンへ電撃移籍し、チームの勢いもここで止まってしまいました。
しかし、ジョーダン191は
ウィリアムズFW14と並び、近年F1の中では非常に美しい、しかもカラーリングも完璧という素晴らしいマシンでした。
Posted at 2006/07/07 11:10:31 | |
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記憶に残る名車 | 日記