白州を作りたい　完

前回の続きです。
今度は白州の古樽を使ったチップを元に作ります。









今回の原酒はジェムソンにしました。
3回蒸留でクセの無い味は白州のベースに最適な筈。
白角ベースで作りたかったのですが既に終売。


1回目の熟成の後に前回と同じチップで深煎りを作りましたが、香りはそのままで味はかなりクセが出ました。
ブラックニッカスペシャルに近い味。
完成度としては悪くなかったのですが、山桜(1980円)ベースなのにブラックニッカスペシャル(1680円)になったのではランクダウン！！

今回はジェムソン(1280円)ベースなのでランクアップして欲しい。

初回、2回目の間を狙って中深煎り程度にしてみました。
白州チップは香り弱めですね。
匂いは前回のオークに似てます。
白州の独特な爽快な香りは感じません。



24時間後
左は原酒、色見は結構変わりますね。
この後チルフィルタレーションもしてみました。
(冷凍して紙フィルターでろ過2回）




24時間漬け込んだ後の香りはなんと原酒より弱くなりました！
そんなことあるのか？？
しかもオークっぽい香りでジェムソンとも白州とも異なる香り…

肝心の味もジェムソンとも白州とも違うものになりました。
前回のチップと似たような味。
悪くないけど良くもなく白州感はゼロ。残念。

初回、2回目、今回とトライしてみて判ったことがあります。
原酒に足し算しか出来ないので原酒の特徴は残ってしまう。
香りのコントロールは結構出来る。
フィルタリングは効果微妙。

変化はあるので試す価値ありますが、なるべく安い原酒でやる方が良さそうです。
もしくはラム酒とかの方がいいのかな？