
週末の青森スピードパークの走行に向けてオイル交換をしました。
エンジンオイル、ミッションオイル、デフオイル交換。
全部Mobil1のUS品にしてみました。
トランスファーオイルだけ
ビリオンのTF-GR/FOURを継続。
Mobil1 Advanced Fuel Economy 0W-20 SN Plus
Mobil1 Syn Gear Lube LS 75W-90
エンジンオイルはGTLベースのお馴染みのやつです。
日本でも0W-20は売ってるのでこれはだいたい一緒。
SDS見ると日本仕様はやはりちょっと違いますが…
ギアオイルの75W-90は国内未発売です。
モービルでギアオイルが売ってるは私も知りませんでした。
そしてこのMobil1はPAOがベースオイルの珍しい逸品。
久々のMobil1なので楽しみにしていたのですが、第一印象は
「硬い」
でしたw
うん、やはり硬いです。
これが嫌でMobil1買わない人の気持ちが良く分かる。
特にミッションオイルが硬いです。ギア全然入らない。
75W-90なんて普通でしょ?と思うかもしれませんが、GRカローラの純正指定は75Wです。
W(ウィンター)側が同じ数字なので粘度が似てそうに見えますが実は全然違います。
燃費も悪くなった…
ギアオイルの粘度規格はエンジンオイルと同じく低温(W)側と高温側の粘度で決まります。
低温(W)側は
150,000mPa・s(これも粘度)に達する最高温度[℃]が
-55℃以下だと70W (かつ100℃動粘度3.8以上)
-40℃以下だと75W (かつ100℃動粘度3.8以上)
-25℃以下だと80W (かつ100℃動粘度8.5以上)
-12℃以下だと85W (かつ100℃動粘度11.0以上)
100℃動粘度が最高粘度別に
80 11.0未満(7.0以上)
85 13.5未満(11.0以上)
90 18.5未満(13.5以上)
140 32.5未満(24.0以上)
となっています。
100℃動粘度のカッコ内の数値は100℃せん断試験後に確保される最低粘度を表しています。
ウィンター側の100℃動粘度は最低粘度です。
100℃でせん断試験後の粘度がいくつ以上と規定されているので3.8以上とかほぼ意味が無い。
ほぼ意味がないけど高温側未表記の製品に関しては意味があります。
75W-80は100℃せん断試験後の粘度が7.0以上と規格があります。
高温側は80以下の規格が無いので7.0未満のオイルは高温側は未表記になります。
100℃動粘度(せん断試験後)
75W 3.8~7.0未満
75W-80 7.0~11.0未満
75W-85 11.0~13.5未満
75W-90 13.5~18.5未満
75W-140 24.0~32.5未満
GRカローラ純正の75Wは7.0未満、それに対して今回入れた75W-90は13.5以上。
100℃動粘度が倍です。そりゃギアも入りません。
ちなみにエンジンオイルのMobil1 0W-20の100℃動粘度は8.7です。
せん断試験後とは言え75Wのミッションオイルの方が柔らかいという…
GRカローラのトランスファーとリアデフは75W-85(GL-5)指定なのでこちらには75W-90を使っても問題ないレベルですがミッションオイルには硬すぎでした。
0W-20指定のエンジンに10W-50のオイル入れてる感じですからねw
相当硬いとは思ってましたが一度試してみたくて実験的に入れてみました。
エンジンオイルでこの粘度差を試す気になりませんが、ギアだしデフ付いてるしと思いましたが…
冬はこれ全然ダメでしょうね。
デフオイルはこれで確定、ミッションオイル探しの旅は続きます。
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Posted at
2024/10/04 09:34:23