
当面先だと思っていたのですが、APIのSQ規格品のオイルが発売されています。
みん友さんに教えていただいて気づきました。
国内一番乗りは中国興業です。
二番目は「ジャパン Chemical イノベーションズ Corporation K.K」
ドコソレ??
google先生に聞いてみたら
Тут делают вид, что производят японское масло
(ここで彼らは日本のオイルを生産しているふりをしています)
日本の会社でEOLCSに登録してどこかで製造しているってことですね。
さすがロシアの情報収集能力w
中国興業はシーホースやデイトナブランドでオイルをリリースしているまっとうな会社です。
シーホースシリーズはひとまず売れセンからラインナップされたようです。

SP規格と同様に0W-30だけPAO配合になってました。
恐らくmPAOで粘度指数を上げているのだと思います。
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最初から思いっきり脱線しました。
API SQ規格ですが、SP規格との違いはあまりありません。
LSPIやチェーン摩耗試験に使用油が追加されたことがトピックスでしょうか。
あとはGPF対策でSAPSが≦0.90%になりました。(SPは1.0%)
ILSACもILSAC-6からILSAC-7に更新されましたが、こちらは燃費関連なので割愛。
使用油にはカーボンを始めとするスラッジが含まれています。
これらはLSPIの発生源にもなりますし、チェーン摩耗の摩擦材にもなります。
カーボンは硬いから金属摩耗の原因になるんだそう。
一見良さそうな試験かも?と思ったのですが、添加剤の試験をするのは添加剤メーカーです。
添加剤メーカーの試験と同じベースオイルを使用すれば使用油テストはパス出来ますが、ベースオイルに同じものを使うとは限りません。
もちろん添加剤以外のベースオイルの割合の指定などあると思いますが、これらは性善説に委ねられているので…
Gr.Iの鉱物油とかHIVIが混ざっているとカーボンの発生量も増えますから果たして思惑通りのスペックのオイルになっているかどうか?
ポリマーを添加すればスラッジの発生量も変わってくるので添加剤がSQ規格適合品だからと言ってそのオイルがSQ規格の試験にパスする性能とは限らない。
API認証は試験ありませんからね。
抜き打ちはあるみたいですが。
APIの抜き打ちテストはアジア圏が多いみたいですが、日本でもやって欲しいですね。
SQ規格品にこだわるならベースオイルがはっきりしているオイルを選んだ方が幸せになりそうですね。
積極的に選ぶ必要性は当面なさそうです。
在庫処分で安くなったSN品やSP品を買うのもありかもしれません。
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Posted at
2025/04/24 11:47:58