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nino8446のブログ一覧

2025年08月18日 イイね!

ACEA C2オイル

ACEA C2オイル欧州オイル規格はC3やC5が主流ですが、その中にC2という規格があります。

画像のMobil1 5W-30がACEA C2適合品です。









ACEA C2とは何ぞや?
早見表を作ってみました。



乗用車用のACEA規格はDPFやGPF詰まりに影響のある硫酸灰分とHTHS粘度(高温高せん断粘度@150℃)とSP規格のLSPI、チェーン摩耗試験の組み合わせによりどの規格に適合するか判ります。

Aがガソリン、Bがディーゼル、Cがガソリンディーゼル共通。
今はC規格が主流です。
C1は便宜的に掲載していますが既に廃止されています。
粘度的にもSAPS的にもDL-1とドンピシャなので残して欲しかったところ。



Mobil1 5W-30はC2適合品で、Mid-SAPSでHTHS粘度が3.0です。
同じMobil1 5W-30でESP 5W-30がありますが、あちらはHTHS粘度が3.5なのでACEA C3適合品になります。


ACEA C2がちょっと面倒なのはHTHS粘度が2.9以上となっているところ。
「以上」なので3.5でもC2に適合してしまいます。
世の中のACEA C3品がC2/C3と併記されているのはそのため。
純粋にC2だけに適合する硬さ(2.9≦HTHS<3.5)のオイルが意外と少ないです。


とは言えC2相当の粘度の5W-30は世の中に沢山あります。
C2のHTHS粘度ってSAE30相当(>2.9)です。
SAEの5W-30ならそれはC2相当の粘度です。


C2が美味しいのはSAE並みの低粘度でACEA品質のオイルと言うこと。
当然C3適合の5W-30より柔らかいので燃費性能も優れます。



面白いのはアメリカ製のMobil1 5W-30はACEA C2適合ではありません。
元々C2に適合する性能はあったので日本仕様だけ記載した?
Dexon1 Gen3認証オイルなので適合させるのは難しく無い筈。


このオイルもアメリカ製の方が優れているとは限らない一例ですね。
余談ですが、Mobil1 0W-30はアメリカ製はVHVIベースです。
日本仕様はGTLベースを継続。前にも書いたかな?



日本仕様のMobil1 5W-30はベースオイルは一応GTLのようです。
一応と書くのは理由があって…

SDS第3項ではVHVIが34%と書かれています。
普通30-40%とか書くのでこれは珍しい。


第15項で見ると鉱油は40%未満なのでGTLや他の合成油が60%入っているようです。
上の第3項ではGTLは30%未満と書いてあったので「らしい」と書いたのはこのためです。

Mobil1でGTLベースのSDSはこんな感じで計算が合わないもの多数…



とは言え、Mobil1 5W-30はMobil1の中でも比較的安価なのでおススメ出来るオイルなのは間違い無いです。
ESP 5W-30がVHVIベースに変わってしまったので、欧州アプルーバルにこだわらないならこちらの方がベストバイかもしれません。


ESP 5W-30と無印5W-30どちらを買ったらいいか判らない方は
・ACEA C3やBMW、VW認証エンジンならESP
・5W-30指定の国産車だけどもうちょっと信頼性が欲しい人は無印
・一時期のプジョーのようなC1指定エンジンは無印
ですかね。


ハイエースで高速をメインで乗り、トヨタC5 Diesel 0W-20ではちょっと心許ないという方もMobil1 5W-30は丁度いいと思います。
C2のみ適合ってのが絶妙にいいです。

C3まで適合してしまうと0W-20指定エンジンには「硬すぎ」です。
0W-20のHTHS粘度は2.6ですが、Mobil1 5W-30は3.0です。
ACEA C3だと3.5まで上がってしまうので丁度その半分。
GTLベースだからDPF再生間隔も純正0W-20同等でしょう。



ACEA C2オイルちょうどいい粘度なのですが、残念ながら全然ラインナップがありません。
写真のMobil1 5W-30はありますが、その他だとトタルとリキモリとユニオパールくらい。

ミカドオイルにもC2表記の商品はありますが、あれはHTHS粘度が3.5なんですよね。
それはC2/C3だからよくあるC3オイルと変らないのです。
C3単体表記のオイルもあるし謎です。


オイル関連ブログインデックス
Posted at 2025/08/19 08:46:17 | コメント(1) | トラックバック(0) | オイル | 日記
2025年08月15日 イイね!

ドアが閉まらない

ドアが閉まらない
友人と昼食を食べに行く。

ドアロックが掛からない。

閉めなおして昼食食べて戻ると半ドアのまま。

ドアが閉まりません!!






ドアキャッチャーにドライバーを引っかけるとロック側には動くけどロックが掛からない。
ワイヤー外れの可能性もありましたが、それならロックは掛かりますよね。


以上から
ドアキャッチャーのロック側が壊れましたね。
せめてロック側固定で壊れてくれればいいのに…


とりあえずキャッチャーを注文
しかし、どうしたアリエク。
トラブルのため返送中ってのは初めてみるステータス…

昨日から進捗はありません。
急いでる時に限って来ませんね。


暫くはカローラ生活ですね。
燃料代ほぼ2倍はしんどいなぁ。
Posted at 2025/08/15 16:56:40 | コメント(2) | トラックバック(0) | ボルボV60 | 日記
2025年08月09日 イイね!

最安の化学合成油を試す アルト編

最安の化学合成油を試す アルト編前回のブログの続きです。

シェルヒリックス HX5 Plus 0W-20
Amazonで11,992円でした。
メルカリだと11000円送料込みもありましたね。









Gr.III鉱物油(VHVI)でもペール缶の最安値が1万円前後なので純然たる化学合成油でこの価格は破格です。


化学合成油であるソースはSDSです。
通知対象物の鉱油の割合が30%しかありません。
残り70%は鉱物油以外の何か。
(4ストの場合、鉱油以外≒合成油ですが2ストはその限りでは無い)

この辺の細かいところは前回のブログをご覧ください。
表記が「部分合成油」の理由も書いています。



被検車はアルト(HA36S)です。



こちらは前油はスズキエクスターF 5W-30(シェル製)です。
同じGTLベースでしかも部分合成油同士。
5W-30と0W-20なので粘度の違いの方が大きいかな?



交換した感想ですが、
まずはアイドリングが静か。
振動も少し減ってます。

前油も走行距離は2000km未満ですが、エクスターFは新油時から「なんか鉱物油っぽい」印象でした。
初期に振動がちょっとあって徐々に馴染む。
VHVIとか鉱物油特有の感じ。

エクスターFの5W-30はVHVIが半分くらいなのでそのせいか?
と思っていたらGr.II以下鉱物油が入ってましたの発表があってガッカリ。


そんな本物の部分合成油であるエクスターFとシェルHX5 Plusの比較ですが、粘度分の差を引いてもHX5 Plusの方が好印象です。
振動少なくてスムーズ。
ただし100km/hを超えるような領域はエクスターFの方がいいです。
これは0W-20と5W-30の差なのでオイル自体の差では無いです。

シビックハイブリッドも交換してみましたが印象は同じです。
どちらか選ぶならHX5 Plusですね。


そういやペンズオイルのハイマイレージよりも良い印象です。
車もオイル粘度も違うのでイコールコンディションでは無いですが、新油時にちょっとある微振動がHX5 Plusは無いです。
これがシェル表記の「鉱物油」と「部分合成油」の差か?w



とりあえずの結論ですが、
「安くて良い0W-20なんか無い?」
と言われたらHX5 Plusをおススメできます。
少なくとも梅クラスのエンジンオイルでは無いです。(後述あり)

梅ってどれだよって?コレとかコレとか。
コレコレもかな?
ZICは梅じゃないけどHX5 Plusはより上位。



【経過観察】
暫く乗ってみました。
ベースオイルは良いけど添加剤が少ない印象です。
ベールオイルのスムーズさはあるけどそれ以上も無い感じ。
素うどんの出汁弱め。
添加剤を入れて遊ぶには良さそうな感じです。
なのでおススメまでは行かないかなぁ?竹の下くらい。

この位の雰囲気だと鉱物油ベースで添加剤が多めに入っている方が滑らかに感じるので3000km交換ならそっちの方がいいかもしれません。

GTLベースで価格の近いオイルは日産ストロングセーブX 0W-20がありますが、あちらの方が全体の印象は上です。
16000円出せるならストロングセーブXですね。
しかし、そうなるとペンズオイルプラチナムも手が届く…



【注意】
似たようなオイルでHX5 AJ-Eというのが4L缶でありますが、これとHX5 Plusの中身が同じかどうか不明です。
と言うのもHX3とHX7はベースオイルは鉱油です。
Plusの文字が無いとGTLじゃない可能性があります。
販路限定商品なのかHX5 AJ-EはSDSもPDSもありません。
違いが判る方いらっしゃいましたら是非コメントください。


オイル関連ブログインデックス
Posted at 2025/08/09 10:26:07 | コメント(4) | トラックバック(0) | オイル | 日記
2025年08月02日 イイね!

シェルのSDSの読み方

シェルのSDSの読み方トヨタC5 for Dieselをリピートするか迷ったのですが…
国内最安値であろう化学合成油を購入しました。

シェルヒリックスHX5 Plus 0W-20です。
お値段なんと11,992円です。
5W-30だともう少し安い。







SDSを見るとベースオイルが何となく判ります。
シェルのSDSフォーマットが昨年あたりから本国と同じフォーマットになりました。

「以下の CAS 番号 を 1 つ以上含みます」と書いてあってCAS#の羅列があります。

64742-53-6, 64742-54-7, 64742-55-8, 64742-56-9, 64742-65-0, 68037-01-4,72623-86-0, 7262 3-87-1, 8042-47-5, 848301-69-9, 68649-12-7, 151006-60-9, 163149-28-8, 64741-88-4, 64741-89-5

鉱物油、VHVI、PAO、GTL全部書いてあって何だかわかりません。
0-90%の意味は各々0%〜90%入っている可能性があると。
0%のCAS#は除いて欲しいですね。




JIS準拠のSDSは第15項で鉱油が通知対象物になっています。
これを手掛かりにベースオイルが何か探ります。

鉱油の含有量が載っています。
この鉱油はGr.Iの鉱物油だろうがGr.IIIのVHVI+だろうが全て鉱油扱いなのでここの総量が少ない程鉱油以外がベースオイルと言うことが判ります。

ベースオイル以外の添加剤で鉱油が含まれていた場合でも含有量は総量に対しての含有量なので確実に鉱油の量が判ります。

第3項でベースオイルは90%とあるので添加剤は約10%
添加剤はだいたい鉱油で溶かしているのでこの10%はほぼ鉱油。
第15項で鉱油の含有量は30%となっているので、添加剤の鉱油が10%で残り20%がベースオイルに含まれる鉱油と推定出来ます。(最大)


鉱油以外が70%と言うことは判ったのでそれが何か?
シェルのSDSはCAS#の記載がありましたので、この中で鉱油に該当しないものは

68037-01-4(PAO)
848301-69-9(GTL)
68649-12-7(PAO)
151006-60-9(PAO)
163149-28-8(PAO)

これだけある…
まあ、価格帯的にPAOと言うことは無いのでGTLですよね。
GTLの中でも梅クラスかと。

CAS#一覧はコチラ


使用しているGTLは梅クラスだとしても合成油ですからここは良いとして、ベースオイルの残りの鉱油の20%が何なのか。


中には嫌なCAS#も書いてありまして…
64742-53-6 石油留分又は残油の水素化精製又は分解により得られる潤滑油基油(Gr.I鉱物油)
水素化処理してGr.III鉱物油(VHVI)を精製した残油ってことですね。
出涸らしです。


Gr.I鉱物油が含まれていると確実にそれらが足を引っ張ります。
果たしてどの程度影響があるのか?
長くなったのでHX5 Plusのレビューは次のブログでw


Posted at 2025/08/02 15:51:14 | コメント(2) | トラックバック(0) | オイル | 日記
2025年08月01日 イイね!

2025年サーキット予定


10月12日(日) スパ西浦
10月13日(月) 鈴鹿本コース
11月3日(月)  菅生
12月6日(土) リンクサーキット
12月13日(土) もてぎ
12月23日(火) 日光 ←NEW

ホントにこんなに走れるだろうか…

スパ西浦はせっかくなので走りたいのですが、鈴鹿のために温存した方が良さそうな気がします。
なんせマージンが全然無いクルマなので…

リンクサーキットはいつものROCTさんの走行会。
枠が空いていれば入れてもらおうと思います。


前回の鈴鹿までに結構投資をしたので年末まで何も出来ません。
タイヤは年を越して欲しいw
トランスファークーラーは来年か?
また車高調が遠のく…

そういや筑波が予定入ってないな。
Posted at 2025/08/01 21:52:33 | コメント(6) | トラックバック(0) | サーキット | 日記

プロフィール

「うちでよければ是非!土地はなんぼでもあります(笑)」
何シテル?   10/17 12:53
GRカローラでサーキットを走ってます。 オイルの検証も色々してます。 焙煎小屋を建ててコーヒー豆の焙煎もしてます。
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