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2024年04月05日 イイね!

エンジンオイル遍歴

エンジンオイル遍歴私がどうしてエンジンオイルに偏見を持ってしまったのか?
エンジンオイル遍歴を追っていけば何となくの変化が判ると思います。
いずれも複数回以上使ったものです。
全ての車でサーキット走行ありです。





プリメーラ (2001-2008)
MOTUL 300V 5W-40
    1100 5W-30
パワークラスタ 5W-40
ワコーズ 4CR 5W-40

R32 GT-R (2005-2008) 
HKS 15W-50

BMW 330i  (2008-2012)
エネオスサスティナ 5W-30
Mobil1 5W-30

BMW 318i  (2012-2014)
HKS 10W-40

アウディS4  (2014)
コスモ LIO 5W-40

VWボーラ (2015)
覚えてない

BMW 318i  (2015-2017)
ナ口ード 5W-40

プジョー308GTi  (2017-2023)
ナ口ード 5W-40
Mobil1 ESP 5W-30


プリメーラで第一次オイルこじらせ期が来ます。
MOTULは最初は凄くいいけど持ちが悪い。交換サイクル2000km以下。
1100という極圧材入りオイルが案外良かった。バイク用w
MOTULは1100、2100、4100、8100、300Vと全部使いました。
300vより4100が合ってたかな?
パワークラスターはポリマーたっぷりでとにかく持たない印象。
今はポリマー入ってないみたいですね。
SR20VEに換装してからはMOTULは使ってなかったかな?
最終的にワコーズ4CRで落ち着きました。6時間耐久レースもこれで走りました。
当時は5W-30で良いオイルがあまり無い印象でしたので5W-40か0W-40がメインでした。

次はR32GT-Rですが、これはHKSの15W-50一択でした。
ワコーズと日産エンデュランスも使いましたがこれが一番耐力がありましたね。
ブーストアップして380psくらいは出てましたがチューニングカー用オイルだけあって頑張ってました。
オベ〇ン製?なんて噂もありましたが実際どうだったんでしょうかね。

330iは発売間もないエネオスサスティナを入れてました。
これ新油時は凄くいいけど…という感じ。
あとオイル容量が6.5Lで出費がキツい。
給油と洗車とオイル交換で2万くらい払ってたような…

さすがにオイル代が高くて、ジェームスが排気量別料金制だったことからここでMobil1デビューします。
確か3Lクラスで5000円くらいだったかな?
面白みは無いけどサーキット走ってもヘタらないオイルをここで知る。
と同時に5W-30の方が5W-40より良くね?とも思い始める。(耐久性)

サスティナを1年位入れた後にMobil1を入れてましたから違いは判りますよね。
以降は反エネオスシフトw

その次はE36 318iですが、これは1年半でエンジン2回載せ替えとか苦行過ぎて覚え無し。
エンジンブローしたときはHKSの10W-40でしたがこれはダメでしたね。

その次のアウディS4はV8 4.2Lでオイル容量が衝撃の9.5L!
ペール単位で買いましたが、1年しか乗らなかったけど二缶使ったかな?
ワコーズとコスモLio使ったような?
コスモLio中々良かったですよ。PAOベースだった模様。
この辺りでエネオスより実は出光とかコスモの方がいいんじゃ?と思い始める。
今のコスモはエネオス製?なんて噂もありますが。

その次のVWボーラ
黒歴史なので何も覚えてないw
一度だけ長期在庫のAMG純正オイル入れました。5W-50のやつ。
中身は当時のMobil1だったと思います。
5W-50ってRally-Formulaですよね?
たぶんトリシンセ(PAO+エステル+アルキルナフタレン)時代のやつですね。
もっと堪能しておけば良かった。

次の318iは330iと同じE46型。
この時ナ口ードデビューします。
この頃のナ口ードはまだ安かったです。ペール1.2万とか。
これでも当時は2番目くらいに高いやつです。今凄い価格…
この上がHTHSなんちゃらだったかな?
耐久性はあんまり無い。悪くないけど普通のオイル。
あと説明が判りづらくて付いていけなくなった…

最後のプジョーは318iで使ってたナ口ードを1年くらい使ってその後はMobil1 ESPです。
ナ口ードの感想は318iと同じ。特筆無し。
Mobil1 ESPはプジョー純正のTOTALイネオファーストが高くて買えないので代替で買ったのですが、これは良いですね。Best of best
とにかく耐久性が素晴らしい。
308GTiも1.6Lターボで250psありましたが、5000km余裕。
オイル交換が待ち遠しくない。気づいたら5000km超えてることも…
ESP高いだけのことはある!モービル万歳!となる。


そして今が第二次こじらせ期ですねw
オイルブログを書き始めた時はまだGRカローラ乗ってませんでしたが、たまたま0W-20で検証を始めたのは神のお告げか?
0W-20にこだわっているせいで沼に嵌っている感じはありますが、おかげ様でこの2年で相当知識は増えました。

と言う訳で人並に有名どころは使ってきて今に至ります。
なので、Mobil1とかシェルヒリックスがあんまり新油感が無いのでイマイチと感じる人の気持ちも判りますよw





Posted at 2024/04/05 11:01:05 | コメント(5) | トラックバック(0) | オイル | 日記
2024年04月04日 イイね!

世界のPENNZOIL

世界のPENNZOIL2月のペンズオイルの個人輸入のブログが思ってた以上にPV出ました。
やはり皆さんアメリカ製のペンズオイルが気になっているようですね。
今日はペンズオイルのAPI認証品を作っている会社について書いてみます。











調べ方は簡単。
EOLCSで商品名or会社名で「PENNZOIL」で検索すればOK.
検索結果はこちらこちら

COMERCIAL IMPORTADORA, S. DE R.L. DE C.V → メキシコ
PENNZOIL PRODUCTS COMPANY       → アメリカ
Shell Lubricants Japan K.K.          → 日本

以上3社だけです。

ペンズオイルの製品名でEOLCSに認証申請しているオイルがここに出てくる全てなので、ここに「製品名」が載っていないペンズオイルの名前で売られているペンズオイルがあるとすればそれはOEM品偽物です。

例えばペンズオイルウルトラプラチナ0W-20であれば、
会社名:PENNZOIL PRODUCTS COMPANY、製品名:Ultra Platinumで検索出来ます。

OEM品はEOLCSには別名(OEM会社の製品名)で登録しているオイルにペンズオイルのシールを貼って売っているものです。(API認証品なら)
日本で販売されている金属缶のペンズオイルはAPI認証品で正規品。

ただ、API認証をアメリカで取ってそのレシピで他の国で製造するのもありなので本国のレシピを使って本国以外のペンズオイルが流通することはありえますが、商品名が本国のものと同じになるのでそこで識別出来ます。
日本はシェルもモービルも本国とは別にAPI認証を取っているのは謎と言えば謎。
だから、日本のペンズオイルは…とか言われてしまう一因になってたり。

個人的には生産国とかどうでもいいです。
どこで作っても良いものは良いです。
仮にペンズオイルという名前の商品がマレーシア製でもモノとしてちゃんとしていれば。
アメリカのペンズオイルは良い、と言っていてマレーシア製を売るならそこはちゃんと説明しないとフェアじゃないですけど。


こないだ個人輸入したアメリカ製のウルトラプラチナは非常に良いです。
FSWで130度行ってしまいましたが、まだ行けます。(劣化はしてる)
GRオイルはリンクサーキット1回で120度超えただけでヘロヘロだったのとは雲泥の差。
このペンズオイルの中身はシェルヒリックスウルトラと同じっぽいですけど。

レッドアンドイエローさん、日本でもウルトラプラチナの取り扱いをお願いします。
話題になってる今なら売れますよ!
あと余計なお世話ですが、並行輸入品に関する注意喚起もそろそろ書いた方がよろしいかと思います。

と思ったらこのタイミングで殆どの商品がディスコンとはどういうこと?
ペンズオイルにハイエンドを任せてそれ以外はクエーカーステートってことかな?
ならばこの流れでウルトラプラチナ追加を是非お願いします!


どうしてもアメリカ製のペンズオイルを使ってみたい方、
本国仕様のプラボトルの1qtか5qtを買いましょう。
セカイモンで買ってもそこまで高く無いです。
それ以外の並行y… おや、誰か来たようだ。


【追記】
日本のAmazonでも並行品が買えるようになりました!
ウルトラプラチナで5qt8980円です!

ウルトラプラチナはプラチナム、プラチナムユーロ、ユーロLより上級グレード品です。
シェルヒリックスウルトラが同等品となります。

ちなみにユーロLはベースオイルはGTLではありません。
プラチナムユーロがGTLベースです。
名前とラベルが似ていますが、中身は違いますのでご注意を。
Posted at 2024/04/04 21:11:14 | コメント(1) | トラックバック(0) | オイル | 日記
2024年03月11日 イイね!

オイル添加剤

オイル添加剤みんな大好きオイル添加剤
エンジンオイルに最初から入っているもの、後から添加するものありますが、ここではエンジンオイルに最初から入っている添加剤について書いてみます。

アフター品の添加剤の話はちょっとだけ最後に書きます。







まず、添加剤にはパッケージとコンポーネントがあります。
パッケージはそのままベースオイルと混ぜれば所定の規格に適合するオイルが出来る添加剤。
コンポーネントは個々の成分別に販売されている添加剤。
例えばベースオイルにSP認証パッケージ添加剤を規定量混ぜるとSP規格適合オイルの出来上がり。

このパッケージメーカーと言うのは世界に四社しかありません。(中国除く)
アフトンケミカル、インフィニアム、シェブロンオロナイト、ルーブリゾール
コンポーネントメーカーは沢山あります。
パッケージ添加剤は日本でも四社とも購入出来るみたいですが、工場があるのはシェブロンとルーブリゾールの二社。
ということはこの二社の添加材が安いのかな?
インフィニアムはエクソンとシェルの添加剤メーカーが合併した会社。

API認証オイルを販売するにはAPI認証を通った(試験した)パッケージ添加剤とベースオイルを指定割合で配合する必要があります。
SP認証品を作りたいならSPパッケージとベースオイルを混ぜる。
その他粘度指数向上剤(ポリマーとかPAO)を添加する場合などは指定割合の最大量を超えないように添加します。
ここで言うPAOは添加剤としてのPAOなのでドロドロのやつ。(mPAOが多い?)

どのオイルと添加剤をどう混ぜたかAPIに書類申請すればAPI認証マークが使えます。
エンジンオイル誰でも作れる説はこういうところから。
API認証オイルの申請は年額$5500払えば何種類でも認証申請出来るみたいですね。
EOLCSのライブラリでAPI認証オイルは検索出来ます。
余談ですが、APIの認証マーク(ドーナツ)が付いてないオイルでSPとかSNとか書いてあるオイルは認証品ではありません。適合品。

パッケージ添加剤を使用しないでAPI認証品を作ろうとするとAPIの試験を受けることになってしまい、これが超高額で普通はオイル単体では試験は受けないと思います。(数千万?)
なので独自ブレンド品はSP相当品とかSP適合品が流通することになります。
(適合品はその規格に合格する性能を有するという意味。認証品とは違います)
トヨタのGRオイルもAPI SP相当品。GR規模でもそれ。
さすがに自動車メーカー純正オイルはAPI認証品が多いですが、ホンダのように独自規格のオイルもありますよね。

なので国内石油元売りのオイルでも韓国製VHVIに海外メーカーが認証取った添加剤を混ぜてるだけ。
という場合が往々にしてあると思います。
中国製のベースオイルや添加剤もあるのでこの限りではありません。
国産鉱物油もありますよね。


下記は中国某社のSP品の添加剤の割合です。
総質量に8%添加でppm換算しています。
SP品にしてはCa少し多め目、BもMoも少ないですが、Mg多め。
これ、Mobil1とかPennzoil(シェル)とか海外大手のハイエンド品に近いフォーミュレーションですね。
Caを少し減らせばシェルヒリックスウルトラにかなり近い。
これだけ見ると中国製も良さそうな気も?

Ca 1216 (清浄剤)
Zn 816 (酸化防止能,腐食防止能,耐荷重性能,摩耗防止能)
P 728 (耐摩耗剤)
B 168 (固体潤滑剤)
Mo 26 (固体潤滑剤)
Mg 400 (清浄剤)
N 776 (窒化化合物、金属不活性剤)

SN規格まではCaは2000ppm程度入っていましたが、LSPIがCaとカーボンに反応して発生してしまうことからSN Plus、SP規格からCaは半減しました。(1500ppm未満)
代替清浄剤はMgですが、Mgは高いらしいですね。
あとはMoを添加するとLSPIを抑えられるってことでMoとB添加でそれを補うような手法も(日本はこれが多い?)あります。
MgとMoは一緒に入るとLSPIが増加する傾向があるので配合比率は重要そう。
トヨタ純正は積極的にMgとMo入れてくる傾向ありますが大丈夫なのかな?




余談(個人の感想文)
後入れのオイル添加剤ですけど、例えば有機モリブデン(MoDTC)ってありますよね?
有機モリブデンが壊れて境界潤滑面に二硫化モリブデン(MoS2)の被膜を作って云々ってやつ。
エンジンオイルに界面活性剤や分散清浄材入ってますけど効果出ますか?
オイルの清浄剤はモリブデン被膜とスラッジ被膜を区別して洗浄出来ますかね?
分散剤はスラッジが塊になるのを防ぐ役割です。
スラッジが大きくならないように分散させるのですが、モリブデンの効果がキチンと出るのか。
被膜になる前に取ってしまうのでは…

ターボエンジンの場合、燃焼室温度もピストン側圧も高いので生成されたモリブデン被膜の効果がどこまで出せるのか?
直ぐ剥がれてしまうことはありませんか?
剥がれる際に境界潤滑を発揮するモリブデン被膜ですが、想定より早く剥がれてしまっては意味がない。
ターボエンジンフルブースト1回で全部剥がれたりしませんかね?

ZnDTPを添加するとより低温域で二硫化モリブデン(MoS2)を生成出来るようですが、高温で精製されたMoS2と比べて耐久性は同じですか?
結晶性に差が出たりしないでしょうか?

ひたすらMoS2のゴミをオイルパンに落としてるだけなんてこと無いですよね…


また、エステルが添加されているオイルの場合、エステルの極性が強いのでモリブデンが被膜を生成する間もなくエステルが吸着します。
モリブデンが仕事をするには大量に入れる必要がありそう…
(極性が弱くモリブデンと喧嘩しにくいエステルもあります。)


有機モリブデンが二硫化(MoS2)モリブデンになるには硫黄(S)をどこからか持ってくる必要があります。
ZnDTPはSが含まれているのでここからSを取るのでしょうが、鉱物油ならSが残留してますから鉱物油の方が有機モリブデンの効果がより出そうな気もします。
鉱物油の方がより効果が出るとしたらよりカモにしやすいですよね。
安いオイルの方が効果が出るから。


これらもエンジンオイル製造時に添加していれば各々が喧嘩しないように配合出来ますけど、後入れ添加剤はその辺配慮されていますか?
後入れ添加剤を入れるくらいなら最初から高いオイルを買った方が良いと思うのはこういうところから。
誰とも喧嘩しないアルキルナフタレンは別ですが。


また、上の添加剤のところでも少し書きましたがMoとMgは一緒に入るとLSPIが増える配合があるのでGRヤリスなど直噴ターボ車は注意が必要です。(ソース)
モリブデンはエステルとも喧嘩する場合があるのでエステル配合オイルも注意。
水素フリーDLCとも喧嘩するのでピストンリングが水素フリーDLCコートだと危険。


これらの理屈は後付けです。
良いオイルを入れてると後入れ添加剤(MoDTC)が全然効かないってことがあります。
実体験から上の理屈が納得できた次第。
逆に言えば後入れ添加剤が効くってことは、入れてるオイルが…ってことかなぁ?
さっきのS(硫黄)の話もあるし。

固体潤滑剤って結局効果が無くなるとオイル中でゴミになりますよね?
有機モリブデンは油溶性ですが、二硫化モリブデンになって被膜が剥がれる時に効果を発揮し、その後はゴミになる。
粘度指数向上剤のポリマーと同じ最期を辿るのでは?
ZnDTPの入れ過ぎも同様。


ロングドレインのオイルほどMoとかBとか入ってません。
最初は良いけど…って感じじゃないのでしょうか?
入れ過ぎると逆に抵抗になりますしスラッジになった後はどんどん塊になります。
廃油の時にデロンデロンになった二硫化モリブデンを見て何も感じないでしょうか…
微量のMoやBは酸化防止剤なので用途が別です。


結局文化の差(宗教観)なんでしょうかね。
日本のオイルは短寿命で良いって発想だから固体潤滑剤や粘度指数向上剤にポリマー(これも個体)を入れてオイルの性能を出そうとするけど長くは使えない。
最初だけ良いけど1000㎞もしたらグズグズ。



対して海外メーカーは1万マイルを基本に設計するからオイルに「異物」を入れたがらない。
オイルの寿命が来る前に固体潤滑剤の寿命が来てゴミが循環することになるから。
と想像しますが実態はどうでしょうか?

オイル屋さんは商売に不都合なのでこの手の話は教えてくれないでしょう。
(そもそもそこまで理解があるオイル屋さんがどれだけあるのか)
詳しい方、ぜひご教示ください!



後入れ添加剤って量が少なくてクソ高いので商売的にラクですよね。

Posted at 2024/03/11 21:47:53 | コメント(3) | トラックバック(0) | オイル | 日記
2024年02月25日 イイね!

ペンズオイルを個人輸入

ペンズオイルを個人輸入以前から気になっていた本国生産のペンズオイル
日本製とは中身が違うらしいですね。

Youtube界隈でオイル業界の闇として盛り上がってるので動画を見た人も多い筈。
並行輸入業者とショップの主観で喋ってるので全てを鵜呑みにしない方が良いですけど。
結局自分たちの都合(商売)に良いように喋る…





そのお店のラインナップがちょっと偏っていたので自分で輸入してみました。
輸入と言ってもセカイモンで代行輸入を頼んだだけなので難しくは無いです。


商品総額 5,589円
セカイモン手数料 838円
国際送料 8,060円
合計 14,487円

超高いですが、これでもAmazonとか並行輸入業者よりはまだ安いです。

で、ちょっと気になったのが
本国のペンズオイルって商品ラインナップが結構あってその違いがどうなのか?



メインのラインナップは以下の4つ(価格はウォルマート5qt)

・ペンズオイルモーターオイル(黄色) 半合成油 0W-20設定なし
・ペンズオイルフルシンセティック(黒)合成油 $23.78
・ペンズオイルプラチナ(銀)GTL $23.78
・ペンズオイルウルトラプラチナ(グレー)GTL $32.52

黒と黄色の間にゴールドとかそれぞれにハイマイレージシリーズとかあります。
0W-20は黄色のラインナップが無いですが、安いので敢えてスタンダードを買う必要も無さそう。

また、本国ペンズオイルのSDSはこんな感じなので超テキトウです。

鉱物油からGTLから全部書いてあって、この中のどれかが入ってるよって感じw
ウルトラプラチナはベースオイルはGTLだけでしたが。


ウルトラプラチナは現在は日本では売ってません。(前はあった)
これ日本でも再販して欲しいところですね。
日本のシェルもそうですが、ハイエンド意外とやる気ない…
ゴールド、プラチナと微妙なところラインナップを揃えてるし。
黒のフルシンセティックとウルトラプラチナにして欲しいところです。
ちなみに輸入業者が扱っているプラチナブリッツもアメリカ本国にラインナップなし。
これVHVIと鉱物油の半合成(この言い方も微妙だけど)オイルなのでわざわざ買う価値は…


もう一つ余計な話をするとXHVIはシェルの商標で、現行品に関しては
XHVI≒GTLではあるけれど、鉱物油ベースでXHVIの場合はあります(あった)。
XHVI>VHVI>HIVIと言った感じで使用する例が多いとは思いますが、XHVIはあくまでもシェル製の高性能ベースオイルに対する商標。
VHVIやHIVIのような一般呼称では無いので、話の中で表記する程度なら問題無いと思いますが、商品に勝手に使ってはイケナイです。
VHVI+とかVHVI++とか表記があるのはそういうこと。


話を戻して、
ちょうど比較してる動画がありました。



この動画を見る限りだとGTLベースのプラチナよりVHVIベースの「フルシンセティック」の方がオイルの性能は良さそうですね。
プラチナはGTLってだけで添加剤が少ないみたいですし。
価格が一緒ってのも悩ましいところですね。
個人輸入の場合、ウルトラプラチナ買っておけば間違いないですね。
送料とか手数料の差が大きいので安いオイル買うメリットが無い。
総額が1500円程度変わってもね…

今セカイモン見たらウルトラプラチナで全込み10,780円になってました。
国際送料がコロコロ変わるのでアテになりませんけど。

最初は50qtとか大量に買おうと思ったのですが、中途半端に重いと送料がヤバくなって(12万!)止めました。
パレット買いとかなら安いんでしょうか。


来月FSWで走行会なので今入れているタイ製シェルヒリックスウルトラのまま行くか、ウルトラプラチナに交換しておくか迷います。

未開封在庫が60L超えたので消費しますかね…
我が家4台とも同じ粘度使えるのでそこそこなペースで減るとは思いますが。

関連ブログ
世界のペンズオイル
Shell Helix Ultra VS Pennzoil Ultra Platinum
Posted at 2024/02/25 18:42:10 | コメント(4) | トラックバック(0) | オイル | 日記
2024年02月07日 イイね!

オクタン価

北米のGRカローラのHPを見てたら気になる記載が。

Premium fuel octane rating が91+となっています。
アメリカはオクタン価低いから91+でこのエンジンパワー出るのかと思ったら違いました。
以下は例によって学習記録。

関係ないけどGRカローラのエンジン重量240lbs≒108kgなんですね。
あと、オイル容量が5.4qt≒5.1Lは誤記っぽいですね。4.5qtなら4.3Lだし。


閑話休題
日本や欧州のオクタン価表記はRON(Reserch Octan Number)です。
JIS規格だとレギュラーがRON89以上、ハイオクがRON96以上。
欧州だとレギュラーが91、Superが95、Super+が98って感じで実質95以上。
欧州車を日本で使うとハイオク指定になってしまうのはRON95指定だから。

厳密に言うと欧州ではRONの他にMON(Motor Octan Number)も評価していて、Superの場合だと、RON95以上、MON85以上となります。
MONとRONの違いは評価方法の違いでMONの方が条件が厳しい(ノッキング出易い)

対して、アメリカはAKI(Anti Knocking Index)と計算方法が異なります。
AKI=(MON+RON)/2

アメリカのレギュラーはAKI87でオクタン価87ですが、RON換算するとRON91
ハイオクがAKI93オクタン価93ですが、RON換算すると97
GRカローラのAKI91+って日本のRON96を想定しているような値。
オクタン価という同じ言葉で表現するとアメリカのオクタン価が低いと思ってしまいますが、実際にはアメリカのレギュラーガソリンの方がオクタン価は高い…

何となく勝手なイメージでアメリカのガソリンは質が悪くて、欧州が良い。
と思ってましたが実際は日本が一番質が悪かった…
(JIS自動車ガソリン規格が緩い)

そういや前車プジョーは1.6Lで250psなのにRON95でした。
270ps版が実はRON98だったりして?

ちなみにキャンプとかで使うホワイトガソリンはRON55程度なのでガソリンとは別物です。

そもそもオクタン価は何で決まるのかと言うと、
含有する炭化水素によりオクタン価に差があり、それらの割合でオクタン価が決まります。
以下の二つを混ぜてテスト用のガソリンを作成、測定したいガソリンが同じタイミングでノッキングが出たらテスト用ガソリンと同じオクタン価と。

イソオクタン(2,2,4-トリメチルペンタン)がオクタン価100
ノルマルヘプタンがオクタン価0

イソオクタン90%でノルマルヘプタン10%でテストガソリンを作ればRON90テストガソリンの出来上がり。

上の二つはパラフィン系炭化水素ですが、それ以外にもナフテン系、オレフィン系、芳香族系炭化水素の物性の違いによってオクタン価は変わってきます。
産油地によって上記も割合も違いますし。
芳香族系炭化水素はRON100を超えていて、いわゆるオクタン価向上剤として使用されます。

MTBE(メチルターシャリブチルエーテル)はRON118なのでオクタン価向上剤としてハイオクに添加されていましたが、MTBEは環境問題にもなっていて日本のガソリンでは現在は使っていない模様。
JIS上は7%までは添加可能ですが自主規制ってやつですね。
MTBEは昔ブログで書いたような記憶が…

ただ、テストガソリンって言ってみれば「化学合成ガソリン」です。
不純物が入ってないオクタン価0と100のガソリン混合油。
対して通常のガソリンは不純物込みのオクタン価なので実際には燃えない物質も含まれている筈でテストガソリンと同じオクタン価だからと言って同じ燃え方はしないような気がします。


以下Yahoo知恵袋から拾ってきました。配合全然違うじゃん。。
レギュラーのライトナフサって粗製ガソリンです。
不純物入った状態のガソリンのイメージですがそのまま使ってOK?
鉱物油のイメージと重なるなぁ…(日本の精油業に不信感しかない)
カッコ内の数値がオクタン価

●ハイオクの成分 (例)
ヘビーリフォーメート 50% (105)
ライトFCCガソリン 30% (95)
ライトリフォーメート 5% (80)
ブタン 5% (98)
アルキレート 10% (96)

●レギュラーの成分 (例)
ヘビーリフォーメート 15% (105)
FCCガソリン 50% (92)
ライトリフォーメート 20% (80)
ブタン 5% (98)
ライトナフサ 10% (69)
Posted at 2024/02/07 22:18:45 | コメント(2) | トラックバック(0) | オイル | 日記

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