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2012年12月22日

AWDへ何を期待するのか?

AWDへ何を期待するのか? この記事は、スバル考 (その3)について書いています。

前回の「四輪駆動への拘り:ボクとメーカー」のつづきです。

AWD、いわゆるオンロード四駆だが、ひとくくりには出来ない様々なタイプがあると、改めて認識した。そしてそれをボクなりに掘り下げてみると、なるほど各メーカーは従来からの製品(駆動方式)と、その哲学に則り、それぞれ多様なタイプから方式を選択しているようだ、ということが見えて来た。

では、ボクは四駆に一体、何を求めていたのか?まだまだ頭の中を整理途上なのだが、先ずはFLAT6さんにご教示頂く前のボクの頭の中を起点にボクの期待を引っ張り出して並べてみる。

なぜ?「次は四駆が良い」と思ったのか?
→スキーに良く行くから。

なぜ?「スキーに良く行く」と四駆が良いのか?
→雪道で安心だから。

発端はここであった。雪道、まぁ低μ絽の走破性といことになる。
分解すると、発進性や脱出性(スタックに対するロバスト性とも言えるかも)、安定性といったところか。SUVなどのクロカン四駆に興味がなかったのは、オフシーズンのオンロード性能にスポーツ性を求めていたからだ。

一方、フルタイム4WDが文字通り「常時四輪を駆動していることにより得られる特徴(メリット)」についてはどうか。ボクは明らかにこの点について、明確な期待をしていなかった。いやむしろ「4WDは曲り難い」といった点をネガティブに捉えていた節がある。

こうして文章にして2度、3度と読み返してみると、実に面白いことが解った。

「フルタイム4WD」といった構造面ではなく、あくまで要求する性能面から見てみると、ボクの希望にもっとも合致しそうなのはスタンバイAWDでありそう、というのが見えてくる。つまり要求事項面から見れば、ボクの頭の中はFF車メーカーと同じということになりそうだ(苦笑)。

これはとりもなおさず、4WDの構造面と性能面に対する知識不足からくる矛盾を抱えていたことを示している(^_^;)。

フルタイム4WDの大きな特徴と言われた直進安定性だが、ボクは四輪を駆動することによってそれを得たい or 強化したいという欲求がほとんど無かった。四駆の直進安定性が高い特徴というのは、知識としては知っていたが、それがフルタイムAWDのみの特徴なのか、スタンバイAWDでも得られる特性なのか?については、ほとんど頓着していなかったと言って良い(白状すると)。

なぜそこにフォーカスしていなかったか?と言えば、先ず基本的に高速直進安定性に不満を感じるクルマに乗ったことが無かった。今のアクセラを買うまでは(苦笑)。もちろんより優れた直進性を持つクルマが世の中に存在することは知ってはいたが、旋回性まで含めたバランスに於いては満足しており、更なる高性能を求めていなかった。今は、次はドッシリ真っ直ぐ走るクルマは必須だが(笑)。

付け加えるなら、四駆の安定性が必要となるような大パワー、大トルクのエンジンのクルマを所有してこなかったこともある。したがい基本的に直進性はシャシー性能で実現するものであり、2輪駆動でも十分な性能が確保出来ると肌で感じていたため、ここに駆動方式というソリューションを加えて更なる強化を図るという必要性に迫られておらず、そんな発想が生まれなかったのだ。

今は状況が変わった(笑)。

今度欲しいエンジンはV8ガソリンエンジン並みの大トルクと非常に優秀な燃費性能を誇る。ボクのクルマ選びの拘りで言えば「先ずエンジンありき」とは前々回のブログで書いた通り。しかも今のクルマが直進性に夫婦揃って大きな不満を持っており、次の愛車ではココのポイントは是非強化したい。

となればやはり、SKYACTIV-D2.2を買いたいボクが素直に、それに見合うシャシー性能の要求を満たしたいと考えれば、新たに得た知識も含め、やはりAWDは必須ということになる。どうもこの拘りに関しては整合性があり、最終的には合理的のようだ(苦笑)。

ただ問題点がある。マツダのアクティブトルクコントロールカップリング4WDが、ボクの期待に沿う性能があるのか?AWDトーシローの頃のボクにとっては、なんの問題も無く「これで良いや」となっただろう。しかし、今はふたつ返事でOKとは答え難い。アクティブトルクコントロールカップリング4WDがドライの高速直進時にどのような性能を発揮するかが見えないこと。マツダの説明ではあくまでも滑りやすい路面でのみ威力を発揮すると謳われている。で、その肝心の滑りやすい路面だが、元記事でFLAT6さんが紹介してくれたCX-5フォレスターの動画に見る性能の違いである。

流石にここまで深い雪道での利用はボクはあまり想定出来ないが、ことの発端が雪道性能であった以上、両車のここまでの性能差を目の当たりにしてしまうと、この点に関して無関心ではいられない。

FLAT6さんはマツダのAWDがダメということではなく、あくまでもメーカーの考え方、哲学の違いだと仰っており、ボクもその通りだと思う。両車の違いを理解した上で「お前はどっちが欲しいのだ?」つまりボクの問題なのだ。

そして厄介なことに、ボクはホンダのTYPE Rを所有することを通じて、いわば「その途の本物」が持つ価値というものを知ってしまった。「その途の本物」ということはつまり、その分野についてはユーザーに最高の満足を提供する一方で、一切の不満を与えない、ということなのだ。これが真の本物が持つ価値だ。

つまるところ「それは本物なのか?」に対する答えであり、つまるところはメーカーの哲学を問うことになってしまうのだ。
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Posted at 2012/12/22 12:37:20

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この記事へのコメント

2012年12月22日 14:33
こんにちは。
何時も面白く拝見しています。
私の少ない経験と知識で。。。
今から10以上前に少し運転させてもらたSTiがとても運転し易く好印象でした。
ただ、トルクは不足してますね~
助手席に乗せてもらた事しか無いですが。。。
ポルシェカイエンとかイイ感じかな~
その方は燃費を気にする方で。。。
数字は忘れましたが。。。
思った以上には伸びて感じでしたが。。。
余談ですが。。。
アルハイは高速のかなり安定してますし。。。
燃費も大きい割にイイし。。。
AWD性能は未知数ですが。。。
ジャンルが違いますが。。。
究極は日産GT-Rかも。。。
コメントへの返答
2012年12月23日 0:08
こんばんわ。
いつもコメントありがとうございます。
ボクも経験は少ないです(^_^;)
AWDに関しちゃ皆無に等しいですし(自爆)。

AWDはやっぱりトルクがあるエンジンじゃないと良さが出ないんですかね?ホンダのエンジニアが言う通り。。。

GT-RはAWDとしては究極なんでしょうが、あの燃費ではボクは萎えてしまいます
(^_^;)。

燃費を気にするクルマじゃありませんしね。ボクには縁の無いクルマってことで。
旧モデルはNSXのライバルでしたし・・・って、R32GT-Rもお持ちのいきいきさんには、ライバル車は欲しくない感情ってご理解いただけないかしら?(苦笑)
2012年12月23日 8:35
ども。ドライでの走行性能を求めてスバル四輪駆動に乗っていた者です。
スバルのマニュアルミッション車はビスカスカップリングセンターデフを搭載していて、常時四輪駆動で走行しています。
これを試しに2WDに乗り換えてみたのですが、これがフラつくんです。
ほぼ同じクルマ(インプレッサ1.5L 4WDからインプレッサ1.5L FF)で、しかも新型になったのに2本のタイヤを駆動しなくなっただけで直進安定性もコーナリングも大きく落ちたのですよ。

手動で切り替えのできるタイプの四輪駆動に乗られるとすぐに分かりますが、四輪駆動状態での直進安定性は素晴らしく高くなりますよ。
もっともそういうタイプは本格クロスカントリースポーツカーなどで、市街地での4WD走行には適していませんが…。

逆にオンデマンド式と言われる、滑ったら4WDになるタイプにも乗りますが、これは四輪駆動状態が発動していない限り2WDと同じで、直進安定性はフルタイム式に劣る傾向にあるようです。


経験論ですが、参考になれば。
コメントへの返答
2012年12月23日 12:18
貴重なコメントをありがとうございました。

FLAT6さんにご教示頂いた4WDの有用性の部分を真に体感された、ってことですね。

一方で、オンディマンド型はやはりその恩恵を積極的には活用しないという選択なのでしょうね。

AudiがA3やTTなど、比較的エンジンの小さいモデルにハルデックスカップリングという機構を使って4WD化し、クワトロを謳っているのですが、初期の頃のモデルは直進時にはほぼFFで、生粋のAudiファンにはクワトロを名乗ることに違和感があったそうです。

ところが最近のハルデックスカップリングモデルは数%ですが常時トルクを配分し、必要なときの応答性を高めて4WDの恩恵をより甘受する方向にシフトしたように聞きました。また聞きなので自分で検証した話ではありませんが(^_^;)。

なので、オンディマンド式でも考え方の進化、制御の進化があるようなので、バッサリ駄目と決め付けずに見ていきたいと思っていますが、ご指摘の基本特性の情報は勉強になりました。

ありがとうございました。

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