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2013年11月27日

アテンザのシロートインプレと考察④

アテンザのシロートインプレと考察④ アテンザの試乗記を振り返っての詳細第2段。

ボクにとって待望のフルスペックSKYACTIV-G。しかも最大排気量となる2.5L。

アクセラのSKYACTIV-G2.0も十分に素晴らしいエンジンでした。新世代マツダのSKYACTIVエンジンは凄い。それを十分に感じさせてくれるものですが、しかしコレがフルスペックでないときた。
最大の特徴である4-2-1排気系が使えず、圧縮率が若干低い。それでこの性能であるならば、フルスペックとなったらどーなるんだ?それをCX-5の僅かな試乗で見せ付けられたボクは、フルスペックのSKYACTIV-Gには憧れのようなモノを抱いていました。

結果的にSKYACTIV-G2.5は拡大された排気量と合わせてボクの期待以上のパフォーマンスを示してくれており、満足度は120%なワケですが、これの評価も振り返って見ると面白い紆余曲折がありました。

先ずは購入前の試乗時。このときはD2.2にAWDが組み合わされたら購入するという立場で単なる冷やかし。その第一印象は、多くの自動車評論家が書いている通り、G2.0より一段の性能アップはあるものの、+500ccのメリットはイマイチ判り難い、と。

この評は購入可否を決定する高速試乗の前半部分まで変らず、100km/h以下の常用域ではG2.0との違いはあまりなく、超高速域で積極的に踏んで回してやったときに初めて、その差を明確に確認できました。

ところが、いざ購入して使い始めると、アクセラのG2.0は元より、同じフルスペックのアテンザG2.0よりも段違いに強力な低中速トルクと、格段に鋭いレスポンスを持っていることに気付きます。
そしてそれ故に、ボク自身の右足が全く思い通りにアクセルコントロール出来ずに苦労し、ほぼ意のままに(アクセラと同程度に)操れるようになるまで、実に3ヶ月、10,000kmを要することになりました。

・第一印象から高速での購入可否試乗でなぜ、強力な低中速トルクに気付かなかったのか?
・購入後、その性能に感心しつつもコントロールに苦労していたというのは、一体何が起こっていたのか?

振り返ると先ず、ボクがアテンザのパワートレインに対して試乗時に評価していたのが、そのコントロール性であったことが判りました。特に発進加速のドライバビリティですね。i-DMゲージを拠り所に、ゼロ発進から一定の加速度変化を与え期待する時間内に目標の巡航速度に達すること。これがどれだけ思い通りに右足でコントロール出来るか?

つまり、ある一定のアクセル踏み込みでどのくらいの加速度が得られるか?といったエンジンの能力を推し量るような乗り方を一切、していなかったんですね。故に、もっともトルクフルなD2.2が2000rpmを超えて期待以上に吹け上がってしまう点を「コントロールし難い」と全く評価しない、なんて報告になったワケですね。

何度か、無邪気にアクセルを深く踏みこんでどのくらいの加速が得られるか?なんて走り方を試してみれば、もしかしたらもっと早く気が付いたかもしれません(^_^;)。

んで納車後、G2.5の性能を完全に見誤っていたことは直ぐに知れたワケで、本来であれば愛車が事前の予想以上の性能を有していたことは喜ばしい話ですが、それ以降はコントロールが難しいという難問にぶつかります。

そもそもなんで、購入前はコントロールが容易だと感じていたのか?難しいとは感じなかったのか?

これには実は、i-DMが非常に大きな役割というか、影響を与えていたのですが、詳しくは次回(^^;)。

具体的に何が起こっていたかというと、意図した加速Gよりもどうしても少し強い加速になってしまいます。逆に弱めようとするとi-DMの青ランプが点かない。青ランプが点く加速度の下限が、アクセラの頃より明らかに少し速かったんですね。

これとSKYACTIV-DRIVEの制御も加わります。アクセル操作加減とシフトアップポイントが微妙に合いません。これを指してG2.5とSKYACTIV-DRIVEの組み合わせに関して「G2.0に比べると熟成不足」なんてことまでブログに書いていました(^_^;)。


結局、走行距離が10,000kmに届こうかという頃になると、加速力の加減も、シフトポイントの加減もアクセル操作で完璧にコントロールが可能となり、G2.5の強力な低中速トルクや俊敏なレスポンスはボクの期待を少しずつ超えていて、真に満足度120%となるワケですが、それが一旦可能になると逆に、それ以前は一体どーして上手にコントロールが出来なかったのかが良く解らない(苦笑)。

まぁ確かに何かを「出来る」ようになってしまうと、出来なかった頃の出来ない理由など解らなくなってしまうもの。それが解っていれば苦労は無いって、何事も習得する過程では起こることです。

今回学んだことは、やはり道具を使いこなすことの意味。

それ(SKYACTIV-G2.5)が素晴らしいことは購入前から解っていたというか、良いと確信を持ってはいましたが、その真の意味での実力を知ったのは、コレを使いこなせるようになった後でした(^_^;)>。
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Posted at 2013/11/27 17:38:23

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この記事へのコメント

2013年11月27日 18:53
こんにちはー、。

すでにアテンザワゴンディーゼル(MT)でサーキット走ってきました。

あくまでサーキット走行での印象なのですが、細かくインプレしてしまうと超長文になってしまうので割愛しますが、純正でも十分にトヨタ86やRX8等のスポーツカー勢に対抗できることを実感しました。ただワゴンということもあるのかもしれませんが、FF独特のアクセルオフでのタックインには焦りましたね。

ちなみにサーキット走行でのi-DMは確か1.5でした。
コメントへの返答
2013年11月27日 19:57
こんばんわ。
コメントありがとうございます。

初サーキット走行記、ブログで拝読しました^^

アテンザのシャシ性能は高いと思っていますが、タックインが、、、なんてコメントを読んでしまうと、ボクも一度試してみたくなってしまいますね(笑)。

スポーツ走行とi-DMの関連性にはずっと興味があるのですが、タイムとスコアのバランスがどの辺りになるのか、これもやはり試してみたいですね(^-^)。
2013年11月27日 21:31
タッチさんの以前からの車遍歴を読んでいて、分かることですが、私もどうにも「おかしい?」・・期待と違う、、という場合(この時はGSX-R750でしたが)でも、明らかに作り手側に明確な意志と自信があって作りこまれているはず、、という思いで接して行く過程で「車側の問いかけ」がわかったということもあると思います。

ドライバー側が自分のやり方にあくまで従わせよう、、という取り組みだと多分離縁となったかも
(* ̄□ ̄*; 
コメントへの返答
2013年11月27日 23:46
そうですね。どうにも造り手の意図が腹落ちしないと離縁も止む無しA^_^;)

ただそれは、アクセラに当て嵌まった点で、今回に関してはボクの感覚とクルマの反応のズレみたいなものだったんです。
で、それを醸成したのがi-DMだったというのが次回のブログです(笑)。
2013年11月28日 10:48
  同じSky-Gといっても車ごとの味付けは違うそうですからね。
  しかも、短時間の試乗ではすべての走行モ-ドを試せないからあとから「こんなはずじゃななかった」
  なんて思い悩むことも。タッチさんの場合はそれが良いほうにいって良かったですね!

   それと、 新調した服や靴が、着続けることで 自分の手足のように馴染んでいく。
   車も同じなんですよね。

   ちなみにうちの車(マツダファミリア)もすでに20万越えですが乗り換えた時どうしてもでてしまう違和  感に躊躇してます(^_^;)
コメントへの返答
2013年11月29日 22:56
本件に関しては味付けではなくて素性ですね。なにしろ500ccデカイ上にフルSKYACTIVですから(^_^;)。

流石に亀の甲より年の功(笑)、世界一のVTEC乗りでしたから、エンジンの素性を見抜く自信はあったんですが、こんなに凄いエンジンとは思いませんでした(^o^;)。

まぁあまりに凄過ぎてじぇんじぇんコントロール出来なかったってオチですが、i-DMなんて客観評価する仕組みなんかがあるもんだから、ドライバーが「ちゃんと操っている"つもり"」では済まないってことで。

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