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2014年05月22日

目標とするスコアは?(其の弐)

目標とするスコアは?(其の弐) 前回に引き続き、i-DMのスコアのお話。

i-DMをマツダは「独創の運転評価システム」と言いますが、オーナードライバーの運転に愛車が点数を付けるというんだから、なんとも挑戦的なシステムです(苦笑)。ところでこの評価結果。一体どのくらいの信憑性があるんでしょうか?というお話。

もしかしたらi-DMを激しく推奨しているボクの事を、まるでi-DMが完全無欠のシステムだと妄信しているように思っている(見えている)人も居るかもしれませんが、実はそんな事は無くって意外に冷静に捉えてたりします。ですから当然、誤判定をすることも知っていますし、運転評価が正しく出ないであろう条件があることも想像出来ています。

i-DMが正しく運転評価が出来ない一例が、雪道などの低ミュー路。

i-DMはドライバーの運転操作によって生じるクルマの挙動を見てリアルタイム判定を行いますが、その情報(入力)を車速センサーと舵角センサーの信号から逐次計算して加速度変化を求めています。理由は車両に塔載しているGセンサーでは運転操作に関係無い路面状況(早い話が凸凹による挙動変化)によるGを拾ったり、ノイズが多いなどの問題があったからだそうですが、車速と舵角から理論計算している以上、スリップが大きくなったりカウンター等の修正舵の必要性が大きくなる積雪路では当然、それらの信号から正しくクルマの挙動は読み取れなくなります。したがって、雪道では正しい運転評価が出来ないであろうというのが、マツダが非公式ではありますが想定していた見解だったそうです。

ところが、、、

作ったメーカーが"役に立たない"と考えていた雪道で、5.0点満点を叩き出しちゃうスーパーオーナーが現れちゃうから世の中は面白い。しかも5thステージで(^m^)。もうみんカラは止めてしまわれましたが、「らぶパパ」というハンネの北海道在住のCX-5オーナーさんです。運転の様子を動画で公開されたので、嘘とかインチキとかでは無いワケですが、この動画が公開された後、マツダの社内ではちょっとした騒ぎになったそうです。

社員A「北海道の積雪路で、5thステージのCX-5で5.0点満点を出したオーナーが居る」
社員B「嘘だろ?あり得ない
社員A「いや動画がネットに公開されている」
社員B「どれどれ?ホントだ。」
社員A「i-DMって積雪路だと正しい評価が難しいんじゃなかったっけ?」
社員B「仕組み上はそのはずなんだけど・・・」
社員A「だったらこの動画のオーナーさんのドライビングテクニックって・・・」

社員A・B「スゲーーー

なーんてやり取りがあったかどうかは知りませんけど(爆)、この件でらぶパパさんはマツダ社内ではちょっとした有名人になったそうです。(^_^;)スゲークヤシー!www

この話、昨年の東京モーターショーの頃にひょんなキッカケで知り合ったマツダの関係者から直接聞いたんですが、このエピソードが物語る通り、i-DMは既に市場に出回っており、その可能性についてはもうオーナーである我々に委ねられているということ。コレが役に立たないシステムと断じられるのか、カーライフを豊かにしてくれる素晴らしいシステムと評価されるのか、どちらになるのかも我々オーナーの肩に掛かっているワケです。

ボクはi-DMを非常に良く出来たシステムだと高く評価していますが、最初から盲目的にそう評価していた訳ではありません。過去にブログでも書きましたが、ボクは同乗者に優しい運転にも、省燃費な運転にも全く興味が無くって(苦笑)、クルマを速く自在に走らせるためのドラテク向上にのみ期待をして、どう使ったら運転が上手くなるのか?その点のみに着目して試行錯誤を繰り返しました。その結果は1年後に出て、自分自身に当初の期待以上の効果を確認したから他の人にもお勧めしていますが、同時に問題点もわかったので、上手く活用するためのブログなんかも書いたワケです。

i-DMの"今回のスコア"で、果たしてドライバーの技量、つまり運転が上手か下手かは正しく評価出来るのか?これは残念ながら完璧ではありません(^_^;)。
昨日のブログでも書きましたし、過去のブログでも書いているんですが

★i-DMで高いスコアを出すドライバーの運転が上手とは限りません

しかし、
☆i-DMは運転が上手なドライバーが上手に運転すれば、高いスコアが出るんです。

つまり満点の5.0点が出せるというだけでは、残念ながらドライバーの技量は判断が出来ません。
しかしながら、このことだけはハッキリ分かりました。

◎i-DMが低いスコアしか出さないドライバーは、運転が上手では無い

勿論、上で紹介したようにスコアが正しく出ないであろう走行条件というものはあります。しかしらぶパパさんの事例が示す通り、それが本当にどうやってもスコアが出ない条件なのかどうかは未知数。スコアを出せるドライバーが現れた瞬間に、スコアが出ない貴方は、スコアが出る彼より運転が下手であるという事実を突きつけられるだけです。

大体ね(^_^;)、i-DMのスコアに文句を言うのって、入学試験に落ちた生徒が試験問題に文句を言うようなもんなんですよ。それって傍から見たら、みっともない話だと思いません?(苦笑)
或る程度高いスコアがコンスタントに出せるようになった人が「でもこれで本当に運転の上手/下手が分るのかしら?」と疑問を呈するんだったらまだ分りますよ。確かにスコアを出しにいっている運転は上手とは言えない場合が多いです。これがスコアが自然に高く出る運転に変っていくには時間が掛かるんですが、アベレージが4.8未満に下がらなくなると、ゆっくりではありますが確実に運転は洗練されて無理や無駄が無くなってきます。

これって凄く画期的なシステムだと思うんですけどね。愛車に乗って走れば走るだけ運転が上手になるんだから(^_^;)。
とはいえ、以前のブログで何度も書いている通り、i-DMが過半数のオーナーに支持される世界が来ることは無いというのもまた事実。せいぜい興味を持つのは10人にひとり。これで上手になれるドライバーは多くても100人にひとりも居ないくらいでしょう。

そんなマイナーなi-DMですが、なんとかその100人にひとりという上級オーナードライバーの塊を作りたいというのがボクの野望だったりします。これがなかなか大変で、、、(^_^;)。
ブログ一覧 | i-DM:システム考察 | 日記
Posted at 2014/05/23 01:00:10

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この記事へのコメント

2014年5月23日 2:01
こんばんは^_^
地元番長です(笑)

>★i-DMで高いスコアを出すドライバーの運転が上手とは限りません。

これが悩みの種なんですよね(-_-)
運転は確実に変わってはいるし、i-DMのアベレージもキープ出来ていますが、「上手に」なった実感がイマイチない・・・。きっと、理想とする各操作の精度が低いからだと思います(._.)
たとえ青ランプでも、もうちょっとこうやなとか、ちょっとちゃうねんな、が日に日に増えていっている気が(・_・;
コメントへの返答
2014年5月23日 23:22
こんばんわ。
こりゃまた予想外の困ったコメントを(^_^;)。

上達の実感はハッキリ云ってそう簡単には得られません(苦笑)。理由は二つ。
ひとつは、青と白の違いが紙一重な通りで、その良し悪しはi-DMゲージを見ていないと最初は分りません。つまりi-DMが良しと云っているから良いのだ、としか判断出来ないから、運転してての実感もないんです。
ふたつ目は、今のyutomokoさんの状態。
或る程度コンスタントに青が点くようになると、上記の状態を徐々に脱して身体が感じるG変化でクルマの挙動の良し悪しがだんだん分って来ます。i-DMは加速度の大小や速度の高低は見ません。しかし実際の運転ではG変化に伴って速度の上げ下げをするワケなので、正しい加速度変化(青点灯)は出来ても、狙った速度に上げ下げ出来るかは別問題。これが上手く出来ないと意のままに走れたことにならないのでストレス(不満)になります。
ボクが「ゴールのない世界」と言ったのがコレです。満足を得た時点で上達は止まります。

上達の実感が無いのは、或る意味凄く良い傾向ですょ(^_^)b。
2014年5月23日 11:21
10人にひとり、、、100人にひとり、、、ですか。。。
もっといそうな気がしますけどね。

i-DM、僕も非常に興味があり支持している一人だと自負しているのですが、いかんせん「オーナー」ぢゃないんですね(苦笑)。。。
だんだん技量が向上して、気持ち良く走れて、同乗者も快適、しかも安全性向上のおまけ付き。かなり良いシステム(仕組み)だと思います。もっとじっくり試してみたい!はやく手に入れねば(^_^;
コメントへの返答
2014年5月23日 23:26
数えてみます?(苦笑)

↓良かったら読んでみて下さい。

http://minkara.carview.co.jp/userid/1349639/blog/31976059/

いつまで経っても上達しない、ちょっと気を抜けば直ぐ怒られる、加点を狙うと同乗者は不快、ランプやゲージを気にすると運転してて危ない。
なーんて思う人が大半のようですょ(苦笑)。
2014年5月23日 12:49
3rd Av4.9以上を維持できていますが...

>★i-DMで高いスコアを出すドライバーの運転が上手とは限りません。

私もこれが悩みの種なんですよね(-_-)
「上手に」なった実感がイマイチない・・・。ごまかして青を出すコツを掴んじゃったんじゃ無いかと思えてならないんですよ(._.)

しばらくi-DM表示をせずに走ってみようかと考えてます。
結果は仕事が落ち着いたらブログで報告します。
コメントへの返答
2014年5月23日 23:34
少し進歩の跡が見えますねぇ(^-^)。

ちょっと前の状態を考えたら、贅沢な悩みですねぇ(苦笑)。
青点灯のコツを掴んでスコアを稼ぐ、ボクが"背伸び状態"と呼称したヤツですが、それは誰でも必ずなります。或る意味、アベレージが5点になるまではずっとそうかもしれません。5点になっても、暫らくはそうかも?

だから前回のブログで"重要な到達点"と書きました。そこを通り過ぎないと次のステップには進めません。

今はまだあまり悩まない方がイイですょ。迷走しちゃうから。3rdでアベレージ5未満はまだ悩む場面じゃないですから(^-^)b
2014年5月23日 21:27
こんばんは〜
直線番長です。

点数は本質的なところではないので、iDMの求める事を愚直にやっていれば良い点数になりますよ。だから気にするべきは自分の運転操作の質です。
というのは、おっしゃるとおりです。
なので、毎回何点目指して運転しましょうというのは不毛な議論というのもわかります。

ところで、運転操作の質に着目するにあたって「今、表示されている点数を客観的にどのように受け止めれば良いのか?」という疑問もあり得ると思います。
どこまで出来ていて、何が出来ていないのか?を点数から読み取ることは難しいのでしょうか?
コメントへの返答
2014年5月23日 23:53
こんばんわ。
どこでも番長です(爆)。

最近、実にインテリジェントに鋭いツッコミをするようになりましたねぇ。熱でもあるんですか?
(゜゜)☆\(--")ナニオー?

仰る疑問を点数のみから推し量るのは困難でしょうね。故にBMアクセラから運転傾向という3つの円グラフが登場しています。あれなら疑問の全てに答えてくれます。

一見単純なグラフですが、3操作が独立してOKとNGがそれぞれ出て、しかも3つのグラフは連携して操作OK/NGの全体比率が分るようになっています。その結果が総合得点という形で"今回のスコア"に出るワケですから、結果から過程を逆引きするのは我々のi-DMでは無理ですね。BMアクセラ以降のi-DMなら可能ってことで、マツコネが塔載されたら買い替えますか(笑)。
2014年5月24日 0:36
こんばんは。

5.0じゃなきゃ、、
そんな重圧を感じながら運転していた時期もありましたが、そういう時に限ってヘタに点数を取りに行ってはつまらないミスを連発していました(笑)

その重圧から解放されるキッカケは、少しでも多く青ランプを出せるように心掛け始めた時からですね。
以前タッチさんがアドバイスしてくれた「青ランプに拘れ」です!

各種動作の「青」が安定的に点くようになってくると本当にスコアが5.0のまま張り付くんです(爆)

仰る通り緊急回避などで一時的にスコアが下がる事はあっても、また「青」が出るからスグにリカバリーしますし。。


教えて頂いた中で、ものすご〜く実感しているのは、、


【青ランプは点けるものではなく、点くもの】

【「青」が点くようになれば、後からスコアはついてくる】


、、つまりハイスコア・アベレージを維持されている方は、前ブログで書かれていた①②③を忠実に実践出来るように訓練する所まで必ず行き着いているという事です。

そういう意味では、①②③が総合的にどのくらい実践出来ているかを知る為にスコアと言う要素が必要なんでしょうね。

ただ、同じ5.0でも「運転の質」には人それぞれ開きがあると思うので、僕もあまり大きな事は言えませんが(笑)


しかし、本当によく出来たシステムだと思います!
コメントへの返答
2014年5月25日 6:19
おはようございます。

改めて、ボクの書いたブログの活用術なり攻略法は、良く出来ているでしょ?(笑)

ただ、なかなか騙されたと思って言う通りにやってくれる人は少なし、実際に何が言いたいかを理解出来るのは、最低でも3rdステージでアベレージが5から下がらなくなった頃というのがツライ(^^;)

実際、3rdアベレージ5.0に届いた直後には、自分は何が出来るようになって、何がまだ足りないのか、気付かない人も多いです。

要はスキルの問題なので、身に付けた人間だけが気付く世界というものがあるのはスポーツなら何でも一緒なんですが、スコアしか見えない人には、これもまた難しい。

まぁ、こんなブログを書きながら地道に増やしていくしかないですね。

スコアを出すことは、実は簡単なんです。

本当に上手いドライバーを増やすのは本当に大変(^_^;)。

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「@くりんきー さん、これはボクも知りませんでした😅」
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