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2015年08月21日

今、Dセグメントが面白い!(其の零)

今、Dセグメントが面白い!(其の零)  DセグメントってBMW3シリーズ、メルセデスCクラス、Audi A4がプレミアム御三家と言われるクラスですが、これらの"プレミアム"を除けるとウチのアテンザ、VWのパサート、日本には入って来ていないけどFordのモンディオといったFF勢も含まれる、世界的に見れば結構なボリュームゾーンのセグメントです。

ボリュームが大きいという事はその分だけ車種の幅も広いってことで、日本市場ならトヨタのマークX、カムリ、日産ならスカイラインとティアナ、ホンダはアコード、スバルのレガシィなど、一括りにしちゃうと「ちょっと違うんじゃないの?」なーんて車種まで含まれてきちゃいますが「BMW、メルセデス、Audiの三社(3車)を頂点とする」とするとまぁ、イメージはし易いと思います。ちなみにこのセグメントのベンチマーク(本命)は長らくBMWの3シリーズと言われ、対向がメルセデスのCというところでしょうか。そこに近年(といっても10年以上前になりますが)AudiがA4で割って入って御三家と(^^;)。

ここに今年、非常に意欲的な新型車が2台投入されます。

1台はコレ。

ジャガーXE。既に日本市場にも投入されていて試乗記なども多く見る事が出来ます。

もう1台がコレ。
アルファロメオ・ジュリア。発売は今少し先のようですが、トップモデルにフェラーリ製の心臓が載るということで記憶している人も居るのでは?

これら2台は共にFRプラットフォームを採用していて2012年に登場したキャデラックのATSもFRと、ベンチマークと言われるBMW3シリーズに倣う駆動方式を採用している点は興味深いところです。

ボクは過去に「FF専業メーカーが超えなければならない壁」と題したブログを書いているのですが、やはりこのDセグメント辺りにFF車では超えられない壁が存在するという主張は、新規にここに参入しようと考えるメーカーにも共通の認識があるようですね(^^;)。

全く逆の見方をすると、FFプラットフォームしか持たないメーカーが参入を画策しても、御三家を含めたこのセグメントでトップを取ることは非常に難しいという結論に、多くのメーカーのマーケッターが達するという事を示していて、となれば御三家との直接対決を避けて、このセグメント内でもニッチな顧客ニーズにフォーカスするしか生き残る道は無いという事でしょう。
ただそんなFFメーカーの光明が、Audiがクワトロ(AWD)を擁してBMW、メルセデスに伍するポジションを得ているという事実ですけどね(^^;)。

さて、そういう点から見ていくとジャガー、アルファロメオの両メーカーは御三家に対して"ガチ勝負"を挑んだという風に見えるワケですが、キャデラックのATSの例もある通りで、クルマの性能で並ぼうが、専門家から高評価を得ようが、後発であるが故に低めの価格設定をしていようが、御三家に割って入るのは容易ではありません。ブランドの強みとは正にそういう話であって、一発モノの製品をポンっと出して簡単に引っくり返せる話でもないって事ですね。
当然のことながら両メーカー共にそんなことは百も承知でしょうから、それ故に二社がどのようにしてこの御三家に挑もうとしているのか?と言う点が非常に興味深いです。

加えてd(^.^)。
御三家の一角、AudiのA4が既に新型を発表して間もなく代替わりとなります。BMWの3シリーズは日本でも来月にもマイナーチェンジモデルが出ると発表があったばかり。メルセデスCは昨年デビューしたばかりですが、トップモデルのAMG C63のリリースは今年だし、先日C450 AMG 4Maticなる新グレードを追加と、先行する三社とて全く手綱を緩めることなく爆走wし続けていますから、チャレンジャーにとってはなんとも高いハードルです(^^;)。

ちなみに、、、ですが、一応ウチの愛車のアテンザもこのセグメントの一角を占めるワケなので、オーナーとすれば魅力的な競合他車が次々と登場してくれば将来検討するであろう次の愛車選びは悩ましいながらも楽しそうってことで、興味を持っているとか思うでしょ?

実は次期愛車という観点では、全然興味は無かったりします(核爆)。

昨今のマツダのクルマ造りって「競合と比較して選ばれるのではなく」というスタンスを取っていて、そういう意味ではボクは思いっ切りマツダの術中に嵌っていることになります(^^;)。しかしながら競合に「魅力を感じない」と思ているワケではないですょ。実際、Dセグメントの各車と横並びで比較すれば、アテンザが及んでいない(競合に負けている)点は多いです。昨年末の大幅改良で随分と良くなった点は多いですけどね。ただ一方で負けてない点も確実にあって、少なくともボクにとっては次々と登場し改良されてくる競合他車を横目に、以前として愛車が色褪せず魅力的だったりもします。

アテンザが競合に勝っているポイントの第一はスタイリングであり、そのデザイン。同セグメントでアテンザ以降、ワールドデザイン・オフ・ジ・イヤーでTOP3に入ったセダンは表われていませんからね。この優位性は世界的にも認められているモノです。

その他、ボクにとっての魅力は自然吸気エンジンを積んでいる点。これのパワーと環境性能のバランスも競合に負けていません。

そして何と言っても人馬一体の乗り味。BMW3やメルセデスCよりアテンザの方が楽しいなんて断言はしませんが、しかし逆にそれらの運転の楽しさを知った後でも、アテンザの乗り味が一気に色褪せてしまうとはとても思えません。つまり「勝っている」とまでは言わないモノの、けっして大きく負けているとも思えないということ。

というワケで近い将来から遠い将来まで、アテンザを手放して他社のDセグ・セダンに乗り換えることは現時点では全く想定出来ないモノの、一方でアテンザが競合に大きく劣っている点もあります。パワーとスピード。つまりハイパフォーマンスモデルの存在ですね(^.^)b。アテンザは所謂"標準車"しか無いからなぁ。。。
現実的に明確な不満とは思っていないものの、ボクだってときとしてmore power、more speedを欲する場面は皆無ではありません。まぁ無いモノをねだっても仕方が無いので現状は諦めるかドラテクでカバーか(苦笑)、って感じで乗ってはいますが、マツダが今後、このセグメントでどう生き残っていくか?と考えたときに、マーケットの動向というのはひとつの判断材料になります。

つまり、マーケットを知り、愛車のポジションを知り、各社の動向を知ることによって、今気に入っている愛車の未来が見えてくる、ボクの興味はソコにあります。

ということで、既にまた長くなってしまったので続きは次回(笑)。
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Posted at 2015/08/22 00:10:41

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この記事へのコメント

2015年8月22日 8:11
おはようございます

拙宅には奥さんのC200と私のアテンザがある為、両車については容易に比較できる環境です。そんな私が「ウンウン」とうなずきながら、タッチさんのブログを読ませていただきました。あくまで個人的な感想ですが、総合的にはCクラスが勝っていると感じます。特に現行型のCクラスはメルセデスラインナップ中最高と言えるほどの圧倒的な完成度です。試乗したときに、そのままアテンザを置いて、Cクラスに乗って帰ろうかと思った程ですもん(しないけど)。

では、なぜアテンザを買ったかといえば、自分の感性やニーズにマッチする部分が多かったのでしょうね。ドライバーに「FUN」を与えてくれる車だということだけは間違いないと思っています。
コメントへの返答
2015年8月22日 23:44
こんばんわ。

流石にメルセデスのCクラスをお持ちのジャック殿は、ボクの言わんとするところは正確にご理解頂けたようですね(^-^)。

結局、クルマの良し悪しを性能に求めれば優劣は意外に単純ですが、個々人にとってのクルマの良し悪しは必ずしも性能や質感の優劣と一致するとは限りません(^^;)。

良いクルマと欲しいと思わせるクルマは違う場合もあるってことで、愛車選びは或る意味、自分探しでもありますからね(笑)。

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