• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2016年12月08日

オフミ特別メニュー②:フルブレーキング+ターンイン

オフミ特別メニュー②:フルブレーキング+ターンイン さてフルブレーキングに引き続いて限界コーナリングです。。。が(^_^;)

実際にはそこまで辿り着かなくって、ブルブレーキングからのターンインで「アンダーステア体験」になってしまいましたねA^_^;)。

ここで止まってしまったものの意味は十分にあって、限界コーナリング体験は来年に持ち越しとしました。

フルブレーキングとi-DMには密接な関係があると前回のブログで述べましたが、今回のフルブレーキングからのターンインはG-Bowlアプリと密接な関係があります。

G一定のブレーキングからボールを丸く回す「ボール回し」ですが、参加者は皆、0.2Gや0.3Gリミットなら9点台で綺麗にボールを回せる実力を持っていました。

ところで、、、d(^_^;)

なんでG一定じゃなきゃイケないんでしたっけ?(火爆)
なんでGオーバーしちゃイケないんでしたっけ?(核爆)

昨年9月の第3戦優勝のヒリャーデさんwが丁度良いログをうぷしてくれていますが、
0.3Gに綺麗に揃えれば9点台が出て、ご覧の通りでボールは綺麗に回ります(左側)d(・・)。

減速Gはほぼ0.3Gでも、オーバースピードならハンドルを切った瞬間に減速Gと旋回Gの合成Gが0.3Gを突き抜けて、G-Bowlスコアは5点台まで落ちちゃいます(右側)。
もしGリミットを0.3Gに設定していれば「カーン」と鳴っていたことでしょうd(^_^;)。

でもこんな風にGオーバーしたって、G-Bowlアプリのスコアが低かったりカーンと鳴るだけで、別にクルマはカーブをちゃんと曲がってくれます。当たり前…だと思っていたでしょ?(苦笑)

じゃぁ0.3Gじゃなくてフルブレーキングからハンドルを切ったらどーなるのか?それが今回の体験メニューで、ボクが最初に全員を同乗させて「こうやって走ってね」を見せてあげたヤツ。

フルブレーキングと同じ場所からですが、進入速度は90km/hに上げました。そこで一瞬フルブレーキをして速度を殺さないとパイロンに沿って曲がれないコース設定です。

余談ですが一度に3人しか乗れないので、同乗していない人たちは端から見ていたワケですが、ブレーキングポイントでガツンとノーズダイブ(前のめり)した後、パイロンに沿って曲がっていくアテンザを見て大半の人が「ふーん」という感じだったそうです。「あぁやって走ればイイのね」って(^m^)。

最初のサプライズは同乗走行時。ガツンと減速Gが生じた直後、グワッとそれに旋回Gが加わってクリッピングポイントのパイロンに向かっていくワケですが「えぇ!?これやるの?」というくらい、端から見ているのと印象が違ったそうです(^m^)。

次のサプライズが実際に自分でやってみて。ガツンとブレーキを踏んでハンドルを切りますが、パイロンに沿って…どころかクルマは思い通りに曲がってくれずにパイロンから離れて大回りになってしまいました(^m^)。タッチ_さんのアテンザ(左上)に対して、他のクルマは皆、向きが変わっていませんねw
実際にやる前は「(ハンドル操作を誤って内側の)パイロンを引っ掛けてしまいそう」と心配していた人も居ましたが、出来るモノならやってみそ?wという話ですね(苦笑)。

なぜクルマが曲がらないのか?普段はあんなに軽快に、意のままにw曲がってくれる愛車なのに?

その理屈が過去にこのブログに書いたこと:なぜ丸いのが良いのか?

このメニューの第一のポイントは「先ずフルブレーキングをすること」なのですが、減速のためにタイヤのグリップを目一杯使います。するとそのままの状態ではタイヤにはもうクルマの方向を変える余力は全くありません。つまりGオーバーなど起こりようがなくて、ハンドルを切ってもクルマは曲がらない、という事が起こるのですd(^_^)。

これが「アンダーステア」というヤツですね♪

こうした実体験をすると、
・なぜハンドルを切るときはブレーキを緩めないとイケないのか?
・なぜG一定じゃなきゃダメなのか?
が良く理解出来たと思います(^_^)b。

G-Bowlアプリの採点(減速+旋回+加速モード)ではGオーバーが生じて点数が下がるだけで済みますがw、もしタイヤの性能が限界域だったとすると、ブレーキを緩めずにハンドル切ってもクルマは曲がってはくれないので、対向車線に飛び出して正面衝突か、ガードレールを突き破って谷の底?なんて話しになるんです(;^_^A。

結局このメニューでは所定のブレーキングポイントから減速を開始してパイロンに沿ってターンイン出来たのはJOUSUIさんとあ~るん58さんといったサーキット走行経験者だけでした(^_^;)。

試技を繰り返す中で何人かは決められたブレーキングポイントの手前から減速を開始して、パイロンに沿って曲がることが出来ました。その行為自体はズルwなのですが、手前からブレーキングすればフルブレーキングの必要はなく速度を十分に落とせる上、減速にグリップを目一杯使っていないために舵が利く余力があります。この走り方は最後の走行の前に「ダメょ」と釘刺ししましたが、実はこれも非常に重要な事実を示していて、やった人は良い経験になったと思います。

所定の場所からブレーキを踏んだのでは曲がりきれない場合、「じゃぁどーしたら安全に曲がれるの?」という話。舵が利く余力をタイヤに持たせつつカーブを曲がれる速度まで確実に速度を落とすために、早めにブレーキをかけ始めるというのは有効な策のひとつだったワケです(^_^)b。

一方でお手本のタッチ_さんは所定のブレーキングポイントでちゃんと曲がれたwワケで、曲がれない人と曲がれる人の走り方には明確に差異が生じます。ブレーキングポイント、コーナーの通過速度、etc。

早い話が「上手く曲がれない人は上手な人より速度を落とせば曲がれる」って事で、これはi-DMの「走行ペースを落とすとスコアを下げずに済む」ことにも通じる話です。

逆説ですが、つまり上手い人は速いというのはこういう事なんですね、本来はw

恐らく参加者の中で「ハンドルを切ってもクルマが曲がらない」なんて経験は初めての人が多かったと思いますが、雪道などでもない限りはなかなかそうした事態にはなりませんよね?A^_^;)

このアンダーステア体験で知っておいて欲しいことはいくつかあって、ひとつにはG-Bowlアプリの「Gを一定に揃えること」の重要性。これはクルマを操るための基本テクニックですが、理屈を頭で理解しているだけではダメでw、ちゃんと正しく操作が出来て意図した通りにクルマを曲げられないとイケません、ハイ(^_^;)。

もうひとつは、普段の運転でヤバいw状況にならないのはタイヤの性能に余裕があるお蔭という話。特に今回一度もパイロンに付いて曲がれなかった人は、自分の腕前をけっして過信しないこと。

最後にクルマの限界と、そして自分がコントロール出来る限界を絶対に超えないように注意すること。クルマ(タイヤ)の限界は物理法則の世界ですが、自分の限界とは技量のことなので、クルマの限界とイコールではありません。前回のフルブレーキングでも同じですが、クルマが同じでもドライバーが違えば同じ運転が出来ないのはむしろ当然のことなのです。

今回の経験と教訓を是非、普段の安全運転に活かして下さいねd(^_^)。
ブログ一覧 | i-DM:その他 | 日記
Posted at 2016/12/08 00:12:38

イイね!0件



今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

箱根強羅夏まつり 『大文字焼』を ...
bighand045さん

ロードスター(試乗車)に乗ってみま ...
hivaryやすさん

フルーツバフェ食べに フルーツピー ...
新兵衛さん

命をつなぐボランティア🩸
剣 舞さん

祝・みんカラ歴18年!
旦那さん

縮んだ?・・・・
人も車もポンコツさん

この記事へのコメント

2016年12月8日 0:23
ん〜なるほど、この解説のためのあのポイントからの撮影だったんですね
そこまで気が回りませんでした(・・;)
次回は解説用に速いシャッタースピードで定点撮影もしましょうかね
コメントへの返答
2016年12月8日 0:33
ゴメ〜ン、ボクもブログを書きながら画像を探すまで気付かなかった(^_^;)
定点撮影はまさに相談しようと思ってたところでしたが、なんせ一年後の話なので(爆)
2016年12月8日 22:35
こんばんは。

フルブレーキングまでは経験ありましたがw、そこからハンドルを切って目標のパイロンに向かって曲がるというのは初めてでクルマが曲がらない!というのを初めて体験出来ました。
体験中は他の人の走行を見れなかったので分かりませんでしたが、あ〜るんさんの写真見るとなるほど、車の向きが全然違いますね。とても面白いです(^^;;

ところで「限界コーナリング」と「フルブレーキングからのターンイン」という言葉を使い分けてますがこれらはどう違うのでしょうか?
そこまで辿り着かなくて...て事だったのでどういう事をしようとしてたのですか!?
コメントへの返答
2016年12月9日 12:44
こんにちわ。

こういった体験をしていない人は大概クルマは
・ブレーキを踏めば止まるもの
・ハンドルを切れば曲がるもの
と信じ切っていますwが、実は止まらない/曲がらないというのは新鮮だったでしょ?(笑)
こーゆー世界を知りもせずに「マツダ車は意のままに走るぜ!」「人馬一体!Be a driver.!」とか言っているのって、なんともカワイイ人たちって思って眺めていますが、、、(^^;

「ところで…」の質問ですが、自分で考えてみた?答のヒントは既に示されていますょd(^^)
貴方以外もきっと解っていないので今回は種明かししますが、今後はこういった疑問は先ず質問する前に考えましょう。そして考えた結果「こういうことですか?」と質問しましょうね。間違えてもイイんです。そうやって考えることで理解が深まるモノなのでd(^-^)。

タイトル画像の右側とヒリャーデさんwの0.3Gコーナリングのグラフを見比べて、形の違いが答です。

最大Gが1.0Gと0.3Gですから「3倍違うw」のはまぁアレですが(^^;、0.3Gのコーナリングは減速Gも旋回Gも0.3Gで揃ってますよね?
一方ボクが「フルグレーキング+ターンイン」と言っている方は、ボールが横方向に一瞬移動はしてますが、旋回Gを1.0Gに維持出来ていませんね?ストンと0.4Gくらいまで落ちちゃってます。
これはクルマの向きを変えた後、アクセルを踏んで速度を維持することをしていない、つまりターンインした後にコーナリングを止めちゃっている(笑)から車速が落ちて旋回Gも減っちゃってるワケです。
でもヨーレートはほぼ横ばいで、クルマの向きは変わり続けていてアンダーは出ていないというワケ。

本来はターンインした後に車速が上がらず下がらず程度にアクセルONすると旋回Gが0.9Gくらいになって、ヒリャーデさんwの0.3Gのグラフと同じ形でGの大きさが通常の3倍wとなった筈ですが、それはクルマをターンインさせられることが前提です。ドアンダーが出てクルマの向きが変わらず、外へ外へと膨らんで行っている状態ではアクセルは踏めません(苦笑)。

つまり参加者が曲りなりにもフルブレーキングからブレーキを緩めてターンインが出来れば「じゃぁ次はクルマの向きが変わったところでアクセルを少し踏み込んでごらん?」とやって限界コーナリングを体験して貰えたんですが、誰も上手くクルマの向きを変えられなかった(爆)ので、やりたくても出来なかった、というヲチでした(^_^;)。
2016年12月8日 23:04
たとえ曲がれなくても、体験してみたかったですw
次のチャンスこそ!(^ー^)
コメントへの返答
2016年12月9日 11:46
来年は種を仕込まないことに加えて(笑)、体調管理もシッカリしましょうね(^^;
2016年12月8日 23:20
こんばんは。

オフミでの特別メニュー設定、ありがとうございました。
タッチ_さんのおっしゃる通り、公道では体験できない貴重な体験をすることが出来ました。
フルブレーキングも初めてでしたし、そこからのコーナーリングも初めての経験でした。

しかし、フルブレーキングからのコーナーリングはもう一度やりたいですね。今すぐにでも・・・。
当日は初体験ということで、何が何だかよく分からないまま、「あーー、曲がらないー」なんて思うだけでしたが、ブログでメカニズムを教えて貰ったことで、理解が深まった感じです。
「当日気が付けよ!」と指摘が入るかもしれませんがね(苦笑)

最近ワインディングがとっても楽しくなってきましたが、今回経験した貴重な体験を頭に残して、無理なく「上手に」走りたいと思います。
コメントへの返答
2016年12月9日 11:55
こんにちわ。

公道で止まれないとぶつかりますしw、ドアンダーを出したら道の外に飛び出しちゃいますからねA^_^;)

クルマはブレーキを踏んでも止まらない/ハンドルを切っても曲がらないことがあると知って、正しい運転操作や適切な速度管理の重要性も、本当の意味で理解できるものなのです。
なにせ、人間は知らないことは理解出来ないので、、、(苦笑)

> 「当日気が付けよ!」
いやそれはその通りでみんこりーさんのコメントでも返答したんですが、一方で「知らないまま先ず体験して貰う」という事もインパクトという意味では重要でねA^_^;)。まさかハンドル切ってもクルマが曲がらないなんて思ってなかってでしょ?w

アタマで理解した上でもう一度!というのは素直な意見だと思うものの、機会も当日の時間も限られる中ではなかなか難しいところなのですが、次回は予習wを指示してからメニューに臨んで貰いましょうかね(^-^)。
2016年12月10日 9:59
そういうことですか~。
だから上手い人は速いんですね。

当日のあのレベルのコーナリングは、数回か練習したからと言ってできる気配はありませんでしたが、一体どのレベルまでだったら今の自分は大丈夫なんだろうか?(自分の技量)とも思いました。

それから、ブレーキをゆるめるというのは、ブレーキペダルを離して踏み換える準備の動作、という意味ですか?
あぁ、もう一度トライしたいです>_<
コメントへの返答
2016年12月10日 18:25
そーゆーことなんですぅ~( ´艸`)
だからタッチ_さんは速いんですぅ(笑)

0.3Gとか0.4Gのペースなら誰でも走れますけど走り方によって速さが違うのは奥多摩で勉強しましたよね?
それに加えて、このように上手い人は限界Gが高いんです。だから同じコーナーでも高い速度で曲がれます。そうで無い人は同じ速度だとクルマが曲がらない、クルマを曲げようとすると速度を落とさないとイケない。

そして0.3Gで出来るようになっても1Gで出来るとは限らないw
もっとも、0.3Gで出来ないことは1Gでは絶対に出来ませんけどね(≧∇≦)b

しかしやるべき事は基本的に0.2Gや0.3Gでボールを回すときの運転操作と何も変わりませんょ(o´∀`)b

プロフィール

「無事帰宅しました。
トロフィー争奪戦参加の皆様、お疲れ様でした😋」
何シテル?   12/08 20:22
意のままに、思い通りにクルマを操ることに興味があります。 ドライバーの意のままに反応するクルマが好きです。 そんなクルマの技術的背景、メーカーのクル...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

G-Bowlはなぜ0.4Gまでなのか? 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2021/07/21 21:31:10
ミスターロードスター 貴島孝雄さんインタビューまとめ① 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2017/09/23 17:58:12
予想外の反響? 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2017/07/19 07:55:58

愛車一覧

マツダ MAZDA6 セダン 家族車[ファミリーカー] (マツダ MAZDA6 セダン)
Mazda6に乗っています(笑)。
ホンダ NSX 玩具車[おもちゃ] (ホンダ NSX)
別名「愛人」。つまり家族車は「正妻」(笑)。 極めて従順。しばらく放っておいてもスネたり ...
ホンダ CBR1000RR(SC57)後期 なんちゃってサイクロン号 (ホンダ CBR1000RR(SC57)後期)
2007年式の300台限定、国内仕様。 アラカンとなって、人生やり残したモノが何か無い ...
マツダ アテンザセダン マツダ アテンザセダン
フルSKYACTIVの何かに買い替えるまで、とBLアクセラに15ヶ月。 XDのAWDが出 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation