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2018年11月29日

次世代・魂動デザインの妙

次世代・魂動デザインの妙 新型Mazda 3から始まるマツダの第7世代商品群

今日の話題はその特徴の柱のひとつである次世代魂動デザインについて。

というのも、、、発表になったMazda 3のデザイン、概ね好評と思っていたら、案の定というかポツポツと頓珍漢な意見に思わず(苦笑)

先ず遡ってコレ。

言うまでもなく魂動デザインのご神体ともいえるSHINARIです。

この個体(デザイン)を礎として、CX-5、アテンザ、アクセラ・・・と一連のマツダ第6世代商品が次々に生み出され、魂動デザインも各車種の要件に合わせて進化をしていきましたが、礎なので根っ子にあったのは常にこのSHINARIでした。

そして魂動デザインが次世代に進化するということは、云ってみればSHINARIが進化することと同義だとボクは思っていて、それがコレ、という理解。VISION COUPE

そしてこのVISION COUPEと同時に出た3ドアHBのKai Concept。


これは初代、SHINARIから一旦ショーカーのTAKERIが出て、そしてMazda 6(アテンザ)という流れがあったのと同じで、今回はなんらかの理由によって6と3の順序を入れ替えたから、結果的にVISION COUPEから一旦ショーカーとしてKai Conceptを出して、そしてMazda 3(アクセラ)という流れになった、、、と理解していました。最初は(笑)。

と、こ、ろ、が、、、(^_^;)

実は昨年の東京モーターショーでこの画像が公開されていて

そして今回のMazda 3の発表のタイトル画像。これらを改めて眺めていて、ボクの理解はちょっと違っていたことに気付きましたA^_^;)

つまり、次世代魂動デザインのご神体RX-VISIONVISION COUPE二体w、いや二台であって、
RX-VISIONが艶、VISION COUPEが凛。

そしてNew Mazda 3のセダンは凛、VISION COUPEが礎(ルーツ)で、スポーツ(HB)は艶、つまりRX-VISIONが礎(ルーツ)という理解に至りました。

だからMazda 3のスポーツは、実はRX-VISION → Kai Concept → Mazda 3 Sportsという進化の流れだったのだろうと今は理解しています。

※因みに魂動デザインが「艶」「凛」という二つの方向性に別れたのはロードスター(ND)とCX-3からなので、VISION COUPEはRX-VISIONから派生したというより、CX-3から枝分かれした「凛」のデザインに、RX-VISIONで成功した「引き算の美学」を反映させてSHINARIと同じラージ4ドアクーペにした、、、のかなw

次に艶も凛も共通する次世代魂動デザインの特徴・引き算の美学について。

これはキャラクターラインといった要素を足すのではなく、逆に引いていく手法ですが、魂動デザインの「生き物が持つ生命力の表現」という考え方はそのままです。じゃぁ要素を引いていく代わりにどうするのか?そこに光の反射を活用する点が大きな特徴としてあります。

これは東京ミッドタウンに飾られていたVISION COUPEですが、このサイドビューを見ると前後のフェンダーが大きく張り出したダイナミックなデザインに見えます。

ボクの世代では、オーバーフェンダーと云えばコレ。

911のナローボディに対して、930ターボのオーバーフェンダーは非常にダイナミックでカッコイイですよね。しかしフェンダーを張り出せば当然、クルマの全幅は広がります(笑)。

さて話をVISION COUPEに戻して、こちらもダイナミックなフェンダーの張り出しがとてもカッコイイですね。まぁコンセプトカーですから、市販車のような制約を受けませんので、さぞかし無邪気に前後フェンダーを張り出させている・・・と思うでしょ?(笑)
あら、意外にのっぺり、、、というより

全然オーバーフェンダーじゃないですね(爆)

実はボクが非常に注目している次世代魂動デザインの妙がコレです。コレだけじゃにですけどw

ご覧の通りで真横から見たときのVISION COUPEの前後フェンダーが大きく張り出して見えるのは錯覚です(笑)。

ポルシェの911/930の例を出すまでも無く、実際にフェンダーを張り出すとダイナミックなカッコイイデザインにはなります。その他、車高が低い方がカッコイイ、車幅がワイドな方がカッコイイ、クルマを格好良く見せる要素は色々ありますが、そこにはクルマが属するセグメントのサイズ感であったり、機能要件だったり、様々な制約があります。

大体、車高が低い方がカッコイイからといって、実際に低くしてイイなら誰だって出来ます(爆)。

実際に車高は低くないのに低く見えたり、車幅が特段広くないのにワイドに見える、、、というところにデザイナーの腕の見せ所がある、な~んてボクは思うのです。d(^_^)

そういう観点から次世代魂動デザインを見ると、これは凄いな、と思うワケ。

ただ弱点もあってw、光の当たり方、反射による目の錯覚で様々な効果を演出しているが故に、そういった効果が発揮されない環境(例えば曇天下で見る角度など)によっては、実わ!という正体がバレてしまう点(苦笑)。

この辺りの事情を理解していない人たちは、きっとネガティブな印象を持ったりするのでしょうが、ボクは早く実車をお天道様の下とか、夜の街灯の下なんかで見てみたいですね(^-^)。

しかも動いているところをね。d(^^o)

ブログ一覧 | SKYACTIV | 日記
Posted at 2018/11/30 20:06:18

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この記事へのコメント

2018年11月30日 20:39
今晩は。
私もこれで、1本ネタ書こうかと思ったのですが、不要に(;^_^A

フェンダーの張り出し感は、大きな特徴ですよね。実際相当の前後長を起点にとって、フェンダーの頂点に引っ張ってきて、ボリューム感を訴える。これはNDロードスターでやったのが最初かな。しかしNDほど幅を消費していない。しかしそれでも1797mmに執念を見る思いで、ドア内張りを窪ませて、センターコンソールの幅も絞って室内幅を確保。そのすべては側面のダイナミックな陰影作りに費やしてて、うーんと唸ってました。

その中で微妙なのが、動物的な躍動感をイメージして後ろ脚に力感のあるRX-デザインは、当然FRイメージでしたが、今回のマツダ3は中立というかFFとかFRとかを感じさせない(AWD感(;^_^A)。 しいて言うとハッチバックはリアよりかな。

そういう意味で、マツダ3の立ち位置は幅広く中庸、という落ち着きにフォーカスされているのかな、と感じました。それでこそ、その次のフラッグシップに力感をドーンと出すのかなと。その片鱗がセダンのシャープ感かな。実車の横からの目線でみないとボリューム感や高低感は掴めませんのでね。でも制約の中で練りに練った執念みたいな凄みは感じます。
コメントへの返答
2018年12月1日 11:17
おはようございます。
そんなこと言わず書いて下さいょ、ボクばかりに書かせずに(;^_^A

実は魂動デザインのモデルって大きくは3種類に分類できて、ひとつはご神体w。市販を前提としない純粋なデザインモデル。
市販車のデザインデータをベースに作ったコンセプトモデル。TAKERIやKai Conceptがそう。そして市販車。
全ては完全に統制が取れていて、前田さんは少しずつ進化をさせてきました。仰るNDとCX-3は両方とも市販車ですが、魂動デザインとしてはこの両車をだしたところで、NDが艶、CX-3が凛の方向性を打ち出しました。前田さんはブックエンドという言い方をしてましたけど、表現の幅を広げたと。
それは理解していたつもりだったのですが、RX-VISIONの2年後の昨年、VISION COUPEとKai Conceptを見て、どちらもRX-VISIONで示した引き算の美学の延長上にあるのは誰でも判りますが、魂動の凛と艶、どっちの線上の何?純粋デザインモデル・市販前提デザインモデル・市販モデル?のどれ?という切り口で見たら、なるほどRX-VISIONは市販前提ではないからご神体だwと、頭の整理が付きました…というのが前半の話(^_^;)。
で艶のご神体wは既に出来ているので凛のご神体wも作らにゃ…がVISION COUPEで、その両方向のデザインをスポーツとセダンにそれぞれ展開したというのが、今回のMazda3デザインの真骨頂だと思いました。
そして仰る通り、如何せん艶のご神体wがRX-VISIONというFRスポーツカーのイメージなので、ハッチバックの市販車デザインとは距離が離れすぎてます。故にその間を埋めるために市販前提デザインモデルのKai Conceptを出したのだとすれば、なるほど合理的…というかよく練られてますね(;^_^A

という視点も加えると、今後の各モデルがどうなるかに加えて、艶か凛か?はたまたその中間なんてのが出てくるのか?マツダの魂動デザインからは目が離せませんね(笑)。
2018年12月1日 23:10
こんにちは、ご無沙汰しております。
魁コンセプトのあまりにユニークなデザインから、「この感じはひょっとするとセダンには馴染まないのでは??いや、そこはマツダだから、ちゃんと正解のセダン版を持ってくるだろうけど。。」などと密かに考えていました。
それで、今回お披露目された新型Mazda3のセダン・ハッチバックを見て、「そういうことだったのか!」と納得が行きました(笑)
Vision Coupeの実写を見ていないのですが、それ程オーバーフェンダーではないのですね!
それならば、全幅1800mm以内に抑えても、新型Mazda3のあの見事な抑揚感が実現できる訳ですね。
次期Mazda6のワゴンと、(5ナンバーに抑えると予想される)次期Mazda2がどうなるのか、マツダデザイン陣の手腕が楽しみでしょうがありません^_^
コメントへの返答
2018年12月3日 14:12
こんにちわ。コメントありがとうございます。

ボクは昨年、RX-VISIONから素直にVISION COUPEとKai Conceptに派生したものだから、Kai Conceptからアクセラ・スポーツが出来上がるのは云うまでもないものの、セダンはKai Conceptのセダン版・・・なーんてことは実は何もイメージしてませんでした(笑)。

だからセダンのデザインがVISION COUPEから派生したものと認識した時点で、ボクも「そういうことだったのか!」と思いました(爆)。

確かKai Conseptの全幅は1860mmくらいあった筈なので、それを1800mm未満に抑えつつ、同じ効果を出すのは相当なチャレンジだったと思いますが、上手くまとまっていて脱帽って感じですね(^-^)。

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