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2018年12月13日

「運転すること」の理由

「運転すること」の理由 先週末ですが、ここ数年恒例となったキョウセイドライバーランドを全日借り切っての【i-DMs】Be a driver.なトロフィー争奪戦 をやってきました。

今年のメニューは例年とは少し中身を変えつつも、基本的には午前中は運転の腕比べ、午後はクローズドコースでしかできない限界性能の体験、というのは変わりません。

このクローズドコース貸切のイベントを始めた経緯はあるのですが、今改めてこのイベントをやっている意味を問われたら、それは参加者に

「運転すること」の理由を見付けて貰うため

にやっている、と答えるでしょうね。

ボクは30代になって直ぐ、当時たまたま間違って買ってしまったホンダのTYPE Rがキッカケで、サーキットを走るスポーツ走行を趣味にしていた時期があります。

なぜ自らサーキットを走りたいと思ったか?

これは当時、ホンダが主催していたTYPE Rコンセプト・ミーティングというイベントの場で、プロドライバーが運転するクルマに同乗させて貰った体験がキッカケです。
スポーツカーを乗り継ぎ、峠などをちょっと飛ばして走ったりした約10年の運転経験で得た知識とスキル。スポーツドライビングとは?自分の実力は?それらに関する理解と、その延長線上にあると想像していた限界走行の世界など。

と、こ、ろ、が、、、

実際にプロが全開で走らせるクルマにたった一回乗って、ボクの中の上記の全てが、文字通り一瞬で木端微塵になりました。もう目から鱗どころではありません。限界で走るクルマの動きはボクの全く知らない世界だし、愛車は自分が想像しているより遥かに速い!そして、そういった諸々のことを今まで知らず、自分の経験の範囲内で勝手な思い込みをしていたことを思い知らされました。

で、何が起こったか。d(-_-)

ボクは本当に運転が上手くなりたい」と思ったんですね。思い込みでも自己流でもなく、プロのレーシングドライバーが見せてくれたような、あんな風にクルマを操れるようになりたい。それが可能であるならば。

つまり「憧れ」ですが、これがそれ以降の数年間のボクの「運転すること」の理由になりました。恐らくこの同乗走行の経験が無ければ、ボクはサーキットを走りになんか行くことなく、別のカーライフを送っていたことでしょう。


で、話を戻してこのイベントの目的です。

午後の特別メニューと称してクルマの限界性能を体感(同乗)したり、挑戦(自走)したりするのですが、タイヤのグリップ限界を使い切りながら、クルマを意のままに、狙い通りのラインに乗せるのは至難の業です。

そしてそれが出来たときのクルマの挙動は、多くの一般ドライバーの未体験ゾーンです。
そら一般ドライバーに至難の技なんか出来ないんだから知りようがありません(苦笑)。

だからそれを知るには、誰か出来る人のクルマに同乗するなどしてやって見せて貰う以外に方法はないのですが、そんな未体験ゾーンを体験したら何が起こるか?

プロがやって見せれば「あれはプロだからできること」と思う人は居るでしょう。もしかしたら我々シロートには出来ないモノ、縁のないモノと思うかもしれません。
しかしボクはプロではありませんw。参加者と同じ一般ドライバーです。クローズドコースを走るのも、年に一回のこのイベントのときだけです。

「一般ドライバーでもあんな運転が出来るようになれるなら、もしかしたら私にだって・・・」

と思う人が何人かは居るかもしれません。


加えて、今回は参加者のクルマを全部一度はボクが運転して限界走行をして、当然オーナーさんや、同じ車種に乗る見学者にも同乗して貰ったりもしました。

限界走行とは、文字通りその車の最大限の性能で走ることですから、実はオーナーさんは自分の愛車にそんな能力があるなんて知らないワケです(^_^;)。

そんな愛車の潜在能力を目の当たりにしたら何が起こるか?

普通は愛車のことがもっと好きになりますわな(笑)。愛車は実は凄いクルマだったのだ、、、と(^_^;)

そして、そんな愛車の能力を自分も引き出せるようになりたい!思うかもしれません。


また、今回は翌日のワィンディングでちょっとしたアクシデントがありまして(^_^;)。

麓の道の駅に3人を同乗させて連れてきてしまった直後、「5分後に駐車場の門が閉まるから早く戻って来て」とスマホに電話連絡が入りました。

仕方がないのでここにはちょっと書けないペースwでカッ飛んで山頂まで戻ったのですが、同乗した爺じさん、Superfiveさん、kenken0831さんの3人には、kenken0831さん曰く「もしかしたらもの凄く貴重な体験が出来るかも?」の言葉通り、今まで誰にも見せたことのないペースで走って見せてしまいました(苦笑)。

でもそれは前日の限界(1.0G)走行と、普段決めているルール(0.3G)での走行の中間(0.5~0.6G)であるだけなのですが、やはり体験してみなければわからない世界があるものです。

三人とも無口になっちゃったので相当にビビっているのかと思いきや、あのペースで走って身体が全く振られず、景色の流れる速さとスピードメーターの数字wが違うだけで、なんかいつもの0.3G縛りの走りとあんまり変わらない印象に、逆にビックリして言葉を失ってしまった、、、んだそうですf^_^;)

世間ではマツダが言う「しなやかな運転」って絶対にあまり速く走らない・ゆっくり走ることと思い込んでいる人が大半だと思います。

だって「運転者が楽しみながら同乗者にも優しく」と謳っているので、走行ペースが上がれば同乗者は不快になるとみんな思ってますからね。

だから「しなやかな運転」という言葉と、ご自身の経験から導き出すイメージでそうなるのですが、それがマツダが言っている「しなやかな運転」なんでしょうか?(苦笑)

グループのオフミに参加してくれている人で、ボクや他の上手なメンバーの運転を体験したことのある人ならその正体wを知っています。そして自分の勝手な思い込みとは全く違う「しなやかな運転」があると知ったら何が起こるか?

そう、こうしたイベントやオフミって今の貴方には出来ない、それ故に知らない世界を見せるためにやってるんです。

そしてそれを見た(知った)人の多くが、実際にボクも/ワタシもあんな風に運転が出来るようになりたい、と思ったりします。

そう思った人は、その瞬間に「走ること」の理由を見付けたことになるのです。

だって、今出来ない運転が出来るようになるためには走るしかないですからね(笑)。
ブログ一覧 | i-DM:その他 | 日記
Posted at 2018/12/13 23:58:37

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