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2019年11月29日

「マツダが売れなくなった」という話は風評か?

「マツダが売れなくなった」という話は風評か? さて、日経ビジネスとITmediaにマツダの藤原副社長のインタビュー記事が掲載されて、昨今マツダに対して色々と言われて面白くない想いを抱いていたマツダ・ファンwは、兎にも角にも情報が得られて多少はスッキリしたのではないでしょうか(^_^;)。

ボクは別にアンチのディスりなんか気にはしていませんでした(目に留まれば頭には来てたw)けど、一連のインタビュー記事で改めて明かされた情報の中には、ボクの想像を超えていた話(CASE関係のコストのデカさとか、サプライヤーに主導権を取られないように効率を犠牲にして人を張らないと厳しいとか)が知れて、まぁヨカッタと思ってます。

ただここでちょっと冷静になって考えてみました。ボクはブログで「風評」と言い切ってしまいましたが、まぁ「高級路線で失敗」は確かにそうだとしても、そこに至る経緯というか、どーしてこういう風になったのか?という点。

そこで、ここに架空のビジネスマンが居るとして、ちょっと遡って世間に流れていた情報に触れて、どんな風に思う(思い込む)かをザックリ考察してみました。

彼は特にマツダに対して好意的でもアンチでもなく、特段クルマ好きってわけでもなく当然のように自動車関連サイトなんぞ見ない(笑)、極普通のサラリーマンだと仮定します。

普通の人なのでw、極普通に日本経済新聞のサイトで極々当たり前にニュースをチェック。

で、自動車に特段の興味がなくても、自動車メーカーは日本の基幹産業のひとつですから、各社の業績なんかは目に留まるワケですね。

で、日本経済新聞のマツダのニュースを直近から遡ってピックアップしてみると、、、

マツダ、10月の世界販売6%減 国内・中国でマイナス
マツダ世界販売8%減、19年度上期 米中摩擦で大幅減
マツダ、世界販売8月11%減 中国で苦戦続く
マツダ世界販売、11カ月連続マイナス 中国で17%減
マツダ、4~6月の純利益75%減 米中で販売苦戦
マツダ、落ち込む世界販売 4~6月は12%減35万台
マツダ世界販売12%減 19年上期、米・中市場で苦戦
マツダの世界販売、5月13%減 中国で苦戦続く
マツダの世界販売12%減 4月、貿易摩擦で中国が苦戦

おゃまぁ、年度始まりの4月以降、ものの見事に「販売減」「販売不振」のニュースが並びます(苦笑)。しかも日本国内に限らず世界で売れていないと(^_^;)。

「あぁ、昨年までは好評で好調と言われていたマツダだけど、今年に入って売れなくなったのね。しかも全世界的に。」

流石にこう毎月のように販売不振のニュースが続けば、上記のような印象を持ったとしても、仕方がないですわな。A^_^;)

そしてここで彼、特段クルマに詳しくないから理由は想像が付きませんが、
「そういや新型のMAZDA3が発売になって、えらく好評だった筈だけど」
という噂話wはなんとなーく記憶に残っています。
特段クルマに詳しくなくても、一般常識wとして新型車が発売されれば「新車効果」なるもので販売台数が増えることくらいは知っています。にも関わらず一連のニュースで販売台数の前年割れが続いている、というのに素朴な疑問wを持ちました。
んで検索ボックスに「マツダ3」なんて入れて記事検索を掛けて見ると、こんなのがヒットしたりしますw

マツダ、高級路線の行方 「マツダ3」不振で不協和音

「あぁなるほど、高級路線に舵を切って売れなくなっちゃったんだ」

この記事の信憑性…なんて疑問は当然のことながら少しも持たないでしょう。1割値上げが具体的にいくら上がったのか?もわからないでしょうが、わざわざ調べようとはしないでしょう。そしてSKYACTIV-Xなんて新型エンジンがどうこうなんて話も全く知りません(苦笑)。

読んだ記事を書かれている通りに受け止めて、上記の通りに思い込む人が相当数いても、まぁ不思議はなさそうだと思いましたA^_^;)。

いやー、しかしこうした想定で振り返ると、メディアの情報って恐ろしいですねぇ(汗)。

天下のw日本経済新聞の記事ですから、そこいら辺の低俗なゴシップ記事ではありません。そして少なくとも毎月の実績記事はマツダのニュースリリースなどで発表されている事実を淡々と述べているだけで、別に憶測やら虚偽やらもありません。そう考えると、少なくとも今年のマツダの販売実績に関してだけを見れば
「今年になってマツダは売れなくなった」
は事実であって、これは風評ではありませんA^_^;)。

で「なぜ売れなくなったのか?」という理由の方ですが、これは最後のリンクの記事が「高級路線で」と書いてしまっているので、読んだ人がそう思い込んでも仕方がありません。これは読者の問題では無く記事の問題。

マツダの幹部からしたら、インタビューに応じて記事にあるような発言をした関係者は一体誰だ!と腹の虫が収まらないでしょうが、、、A^_^;)

ただこの記事は「マツダが売れなくなった」ではなく「MAZDA3が高級路線で売れていない」と言っているだけなので、MAZDA3以外のマツダ車が今年に入って販売を落としている理由は実は語っていないのですが、そこまで精緻な理解を不特定多数の読者に期待するのは無理でしょう(^_^;)。

このように見ていくと、ネガティブな評判が立った根本原因はやはり本業の業績不振であり、逆に販売が好調ならこういった風評は流れなったと考えられます(^_^;)。

ボクはマツダの現在の事業戦略は正しいと評価していて、今年のように多少の浮き沈みはあったとしても、大きな戦略転換の必要性は感じていませんでした。しかしながら紹介した記事のように、市場のみならず身内からも不協和音が出るようであれば、基本的な戦略は変えずとも戦術レベルであるとか、或いは進捗のスピードであるとか、若干の微調整は必要かもしれない、とは思いました

そのことには折をみてブログに書こうかと思ったのですが、、、

マツダ、高級路線を「徐行」に 大型モデル発売を延期


この記事によれば、マツダは既に手を付けたようですねA^_^;)
ブログ一覧 | 日記
Posted at 2019/11/30 14:31:31

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この記事へのコメント

2019年11月30日 16:42
こんばんは。
大手の記事は、完全にお金の世界ですから、いうなればマツダの上納金が少なかったということでしょう。あるいは一番マツダが伸びたら割を食う勢力がたんまり積んだということかもしれません(;^_^A

日経なんか、その看板とは裏はらに、経済情報信じた日には破産しますよw。ほぼチャイナの操作機関。 それでも所々に厚化粧ゆえにばれたりするので、情報源には違いないですがw。

ただ、言えるのは日産があれだけ、、のわりに沈静化し、その他は「全部厳しい」の雰囲気ですが、それでどこが得するかというと、今は日本の自動車産業全体を世界的に弱体化しようという動きがあるのは、ちょっと俯瞰すると感じるでしょう。それほど家電の次は、、で狙われています。
日本と違って自らが厳しくなると自分を磨くより、他を落とそうと考えるのが、狩猟思考ですから。しかし、トヨタはいち早く日本連合化を進め、頑張ってくれているのでEUの思うようには行かないでしょう。

とにかく、日本のメディアが汚染されているのは、世界と同じですが受け手の国民が赤ん坊なので、困ったもんです。自由主義とはCM=印象操作ですから。
コメントへの返答
2019年12月2日 11:05
おはようございます。
そうかもしれないですが(^_^;
多くの読者はそんな事情は鑑みないので(苦笑)。
例えばブログで紹介したマツダの世界販売の実績、同じ日経新聞のサイト内で、日産自動車、トヨタ、ホンダで検索すると、毎月の世界販売の実績が記事になっているメーカーはひとつもありません。「国内8社の生産実績」で一括りです。
流石に四半期決算はニュースになってますけどね(^_^;
「どうしてマツダだけ?」と考えると、実はマツダの公式サイトのニュースリリースで毎月「生産・販売の状況」を公表しています。他社がどうしているかは知りませんが、メディアの記者がマツダのニュースリリースをソースに記事にしていたとしても、何の不思議もありません。タイトルの付け方には、仰るどこかしらからの力学が働いているかもしれませんが(^_^;

というワケで、メディアに載る情報は平等でも均等でもないワケですが、メディアだって商売だから多くの読者が興味を持っている情報を集めたり、或いはサプライズのある情報で読者の興味を惹きたい…なんていう力学が働きます。
そして、良い話より悪口の方が多くの人の興味を惹きます(爆笑)。
本件、誰がどの程度の意図を持って事を主導したのかは闇の中ですが、故に恐ろしい(コントロールが難しい)話だと思いました(^_^;)。

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