
ボクは幾度かに分けて、マツダのSKYACTIVについてブログを書いている。
マツダは宣伝や広報がヘタクソなのか、意図的に”外して”いるのか判らんのだが、マツダファン、かなりマツダに好意的な人ですら、その取り組みや今後の展開などが伝わっていない、と感じているから。
そんな中、
以前のブログに対しお友達が「次のデミオが気になる」とコメントをくれた。
なるほど、確かに。
彼の疑問には、今までボクが紹介してきたブログに答えは無い。情報を組み合わせてみても、ひとことで「こうでしょう」と言えない要素がある。
デビューは恐らく2013年後半、つまり来年。
もしかしたら再来年。開発は既に佳境に入っていよう。
これから展開する予想は、マツダ自身が発表している情報と雑誌等の
取材記事の情報を組み合わせたボクの予想だから、根拠が無いワケではないが、当たっているとも限らない(笑)。
いずれ1年~2年以内には結論は出ます。外れていたら笑ってやって下さい(^_^;)。
エンジン・ラインナップ
SKYACTIV-G1.3 95ps/120Nm 30km/l JC08
SKYACTIV-G1.5 120ps/150Nm 24km/l JC08
SKYACTIV-D1.4 100ps/240Nm 27km/l JC08
このバリエーションで、この辺りの性能が目標になるのではないか?と予想。
性格分けは、G1.3が低燃費、G1.5がスポーティー、D1.4がバランス。4WDはD1.4と組み合わせ。
出力/トルクはG2.0の性能を基に予測したが、1.3はやや控え目にした。
それでも現行デミオSKYACTIVより出力/トルク/燃費、全ての性能で上回る。
フルSKYACTIVの実力に期待して、この数値とした。
D1.4も
以前の予想より数値を落としている。これは以前の予想のハイパワーバージョンに対するノーマルバージョンの位置付け。欧州仕様のD2.2には2バージョンあり、日本に入れているのはハイパワーバージョンなのだ。D1.4のハイパワーバージョンはアクセラに、デミオにはノーマルバージョンという予想。理由はもちろん、価格を抑えるため。
トランスミッション
G1.3 FF SKYACTIV-DRIVE
G1.5 FF SKYACTIV-MT/SKYACTIV-DRIVE
D1.4 FF SKYACITV-DRIVE
D1.4 4WD SKYACTIV-DRIVE/SKYACTIV-MT
もはやCVTに未練はなかろう(笑)。スポーティーグレードには期待のSKYACTIV-MTを用意。
また、トルクのあるD1.4と4WDの組み合わせにもSKYACTIV-MTを期待したい。
デミオはエントリーグレードであり、AT限定でない運転免許初心者の僅かなMT需要を積極的に狙いたいところ。スイフトスポーツ、フィットRSあたりとガチ勝負することになる。
シャシー
フロント:マクファーソンストラット
リア:トーションビーム
実は今日一番書きたかったところ。逆にここまでは前座(笑)。
コモンアーキテクチャ構想とSKYACTIVテクノロジーは、共通構造を相似形に大中小それぞれのサイズに展開することが肝である。
ところが、CDセグメントサイズで構築されたコモンアーキテクチャのリアサスはマルチリンクであった。
CDセグメント、Cセグメントには当然、このマルチリンクが採用されるだろうが、小さいBセグメントにマルチリンクを奢るか?ここが論点であり、お友達の疑問点でもあった。
ボク個人としては、Bセグメントにもマルチリンクを奢って、積極的な差別化を期待したいところ(^^)。
しかし、、、
コモンアーキテクチャのマルチリンクをそのままサイズを変更して適用すれば、確かに開発コスト(=償却費)は抑えられるだろうが、複雑な構造と部品点数の多さで製造コストが下がらない。
以前のブログで紹介したところに当て嵌めると、お部屋代は下げられても食費や光熱費が大きいという感じだ。
で、SKYACTIVシャシーのコンセプトに立ち返って悩んだ結果、出た答えが
Bセグメントに合ったトーションビーム版SKYACTIVシャシー(リアサス)の開発
である。つまり形式の異なる2種類のリアサスをSKYACTIVとしては用意するというのがボクの結論(もちろんただの予想だが(^_^;))
このシャシーを流用した
CX-3のすっぱ抜きは、この予想を補強するものと考えている。
実はこの記事を見たからこの結論というのが正解なのだが(^_^;)
最後に、気になるハイブリッドのラインナップについて。
これも「どうなるかなぁ~???」とかなり悩んだが、現時点での結論は「アクセラにバリエーションとしてラインナップしてデミオには見送り」とした。
エンジンラインナップ予想を見てもらえば判るが、この布陣ならハイブリッドは要らんでしょう?(笑)
マツダのハイブリッドのコンセプトは、SKYACTIVエンジンの高効率を背景に、
モーターもバッテリーも極力小型化して価格上昇と重量増加を抑えるというもの。
システムはトヨタからの調達なるもプリウスやアクアのパワートレインをそのまま持ってくるような単純なものではなさそうだが、それでもモーターとバッテリーは塔載するわけだから価格上昇は避けられない。
日本ではハイブリッドが人気だからラインナップには加えたいところだろう。
デミオは日本での最量販車種でもあるし、想像するとなかなか悩ましいところ。
で、価格設定なども勘案して、この結論とした。
ちなみに価格は
G1.3 115万~
G1.5 130万~
D1.4 145万~
な感じでしょうか。全部SKYACTIVになるわけなので、今のデミオSKYACTIVに比べれば大幅に安くなる。
まぁ、ボクがマツダの企画担当ならこんな目標数値で役員会に諮ります、ってことで(^_^;)。
この企画案の突っ込みどころは、現状ラインナップにある生活四駆グレードがD1.4の4WDとなってしまい、価格帯でいえばいわば最上級グレードになってしまうこと。
「それでイイのか?」と問われるとツライ(^_^;)。
この点で却下となるか、G1.3の生活四駆を追加して条件付承認となるか、、、(苦笑)
>アルファ号さん
こんなん出ました(笑)。