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タッチ_のブログ一覧

2016年05月04日 イイね!

自動車ジャーナリストを自称する人たちに想う事(其の五)-3

其の五-1其の五-2で、自動車メディアの現状をザッと考察してみました。

ときどきネットなどで自動車メディアに対して「このままじゃ消費者に見捨てられるぞ」という警鐘を鳴らす意見を目にしますが、その認識は間違っています。

自動車メディアはとっくの昔に消費者からは見向きもされなくなっています(苦笑)。

したがい自動車メディアを買ってくれる客にターゲットを絞って(選択と集中ね。其の五-1のwebCGの試乗記は分かり易い例)なんとか生き長らえているのが実態です。しかも市場(消費者)からの収益が限られているが故にスポンサーになってくれている自動車メーカーに見放されたらおしまい(死亡)です。

かくしてスポンサーの顔色を伺う記事しか掲載できないとなった時点で当然のことながら消費者視点などというものは期待出来る筈も無く、そのことを今更非難したところで何かが変ろう筈もありません。

そんな業界内で生きる自動車ジャーナリストなる人たちとて、自動車メーカーに嫌われて仕事を干されないように上手に立ち回っていくことが主眼となれば、やはり消費者視点でメーカーに物申すなど到底期待出来るワケがありません。

それにしても、、、d(^.^)

あの欧州車偏重とも云える論調は一体なんなのか?

自動車ジャーナリストが自動車メーカーに擦り寄る理由は前回ブログで考察しましたが、であれば別に日本のメーカーでも良いワケです。しかし実際には日本の特定のメーカーに偏って贔屓しているケースはなかなか見掛けない反面、「欧州メーカー各社から一体いくら貰っているんだ?」などという根拠の無い勘ぐりをする人が後を絶たないくらい、その賞賛ぶりは不自然を通り越して異常と思う人も居るようです(苦笑)。

自動車ジャーナリストの多くが欧州車をほとんど手放しで賞賛しまくる理由、知りたいですか?(笑)

そんなの考えれば直ぐに解るのに(^_^;)。
もしも彼らが誰かに頼まれてやっているんだとすれば、その頼んでる誰かがなぜそうしなければならないのか?と考えりゃイイわけです。

これを見て下さい。

米国、英国、そして日本の欧州プレミアムブランドのDセグメント各車の価格を調べたものです。
LEXUSも加えた上で、我が愛車のアテンザ(mazda 6)の価格が比較のための参考データです。

アテンザはDセグメントに属するクルマですが、プレミアムDと呼ばれる上級車たちはどれもどの国でもアテンザより高価です。実際にアテンザを作っているマツダも認めている通りで各車の出来もアテンザより上なのは当り前の話ですが、問題なのは性能でも品質でも価格でもありません

問題は海外市場と日本市場を比較したときのプレミアムD各車種の価格なのです。
平たく言えば「国産車よりいくらお高いの?」というハナシd(^.^)

性能が高いのも当り前、質感が高いのも当り前。だって価格帯が違う(高価)なんだからそんな話は当然なのですが、米国や英国の価格を見れば解るとおりで、プレミアムD各車の最安グレードとアテンザの最上級グレードの価格差は大体40~70万程度のものなのです。

ところがこれが日本市場になると、なぜか150万前後になってしまいます(苦笑)。

そうなった経緯は長くなるので別の機会に譲るとして、日本以外(苦笑)の各国ではmazda6+40~80万円未満の価値しかない各車を、日本では150万円前後は高くて当り前と消費者に思わせなければいけないワケですから、これは大変です(爆)。

どうするか?消費者は素人ですから、エンジンや車体の大きさ、馬力など目に見えるモノでなら判断できますが、車体の大きさは似たようなモノ、エンジンの大きさも一緒となると、違いがあることは判ったとしても、それが金額に換算していくらに相当するのかなどは当然判りません(苦笑)。

そんなときd(^.^)

専門家が口を揃えて「これは価格に見合う価値がある」と主張すれば、コロッと騙されてくれる消費者は一定数は居るでしょう(苦笑)。

外車の価格が高止まりした経緯はそれとして、売り手である各社が「この価格じゃないと売らない」と決めること自体は悪い事ではありませんd(^.^)。

要はその価格に見合う価値があると認める消費者が相当数居て、それで会社の経営が成り立てば良いのです。しかもそれが高級ブランドとして認知されるものならば、価格が高いこと自体がメリットにもなります。誰でもが買える価格ではないことが結果として、購入した少数の顧客に優越感や満足感を与えるワケですから。勿論、前提となるのは事業が継続可能な一定数が売れること。しかし米英との価格差をざっと見ると、あっちで2台売って得る利益を日本では1台売れば得てしまいそうです(^_^;)。つまり「数をより多く売る」ビジネスではなく「数はそのままこの価格を維持する」ビジネスをしているという話で、まぁハッキリ言えば欧州プレミアムブランドの日本法人は貧乏人は相手にしないということですな(苦笑)。

そんな彼らが守りたいのは言うまでもなく「価格に見合う価値がある」というブランドイメージです。

一方、絶対にそうなっては困る事態は「価格相応の価値はない」割高な商品というイメージです。

両者はもう天と地ほどの違いがあって、前者であれば顧客は周囲から色々な意味で羨ましがられ、優越感に浸れる状況です。しかし後者に転じてしまうと「物を見る目がない」「割高な商品を掴まされた」などと馬鹿にされる事態ですから、こうなることは絶対に避けなければなりません。

つまり「欧州車は素晴らしい!日本車はまだまだ敵わない」と云い続けることが重要なのです(苦笑)。

かくして欧州メーカーが自社製品の高評価をどこの市場よりも高く保たなければならない理由はそういうことで、メーカーに取り入ってなんとか安定的な収入を確保したい自動車ジャーナリストは手駒に使うには実に好都合という構図があるというのがボクの推察(下種の勘ぐりw)なワケです。

実際にいくらでどんなオファーがあるかは知りませんよ(苦笑)。証拠もないし(爆)。

しかしひとつどーにも納得がいかないのが、レクサスに対する逆ステマ疑惑。所謂ネガティブキャンペーンですね。

単に自分たちのテリトリーに侵攻してきたのが気に入らない、であれば、例えばジャガーがXEを出したとかいうのもDセグメントに限っては新たな競合なワケだから標的になってもおかしくありません。しかしどーも欧州メーカー同士では足を引っ張り合うというより共闘しているように思えます。

レクサスの各国の価格設定を見ると、概ね競合他社とガチ勝負となる、特段安くもなくしかし高くもない価格設定をしています。それは日本でも同様です。別に調和を乱す動きをしているとは思えません。

ここからはボクの勝手な想像ですが、、、これまでもそうかw

レクサスというかトヨタはもしかしたら日本国内のプレミアムセグメントに於いて、価格適正化の野望を密かに持っているとか?

元々国産なので価格低減の余力は大きい上に、そもそも競合他社に倣う形で高価な売価設定をする必要も無かった筈です。しかしプレミアムセグメントに参入するに当って、価格の安さが目に付くような販売戦略はこの領域では上手くなく、止むを得ず他国の市場よりも高価な売価を設定せざるを得ませんでした。そして実際のビジネスも上手く軌道に乗らずに随分苦労しているワケですが、消費者に「メルセデスやBMWに並んだ」と認知されない限りは迂闊に価格を下げられません。価格低減が先に立ってしまうと「競合に性能や品質で敵わないから価格を下げた」という風評が絶対に付いてしまいます。したがって他国市場より大幅に高い価格設定をお膝元の日本で行って、売り難い現状は容認しつつも、しかしブランドイメージを確立した暁には他国市場と同様の適正価格になんとかして是正したいと思っている、とか。

マジメなトヨタの幹部社員であれば考えていても不思議じゃないです。彼らは自動車ジャーナリストと違って消費者目線を持っていますから(笑)。

もしこういった思惑が競合他社に知られていれば、ブランド価値で並ばれてトヨタに価格設定で主導権を握られるのはなんとしても避けなければなりません。そのためには「レクサスは欧州プレミアムブランドには追い付いていない」という風評を流し続ける必要がありますね(苦笑)。

うーん、書いてて当っている確率は50%くらい?って感じですが、クルマの性能面や品質面はともかく、この手のブランド価値を確立するにはレクサスはもうちょっと掛かりそうというのがボクの見方です。そこにもし本当に逆ステマが行われているとすると更なる逆風というか障害なワケですが、いくらその手の策を弄しても、消費者からの絶対的な支持を得られれば自動車ジャーナリストが何を言っても無駄ですけどね(苦笑)。
Posted at 2016/05/05 05:06:05 | コメント(5) | トラックバック(0) | 自動車市場 | 日記
2016年05月01日 イイね!

自動車ジャーナリストを自称する人たちに想う事(其の五)-2

ハイ、前回ブログで核心に迫るどころか、いくつもの謎かけをしてしまってイイね!も減ってしまったタッチ_です(苦笑)。

しかしながらボクとしては前回述べた前提事項はこれ以降の展開には非常に重要な意味があると思って書いてます。

謎1)取材先である自動車メーカーに編集者(メディア)が配慮しなければならない理由
謎2)試乗記の制作上、直接の利害関係が無いと思われるライターがメーカーに配慮する理由

前回述べたボクの憶測wは些か原則論に過ぎると思われたかもしれませんが、その通りに業界が回っているなら本当に編集者がメーカーを慮る必要は全く無い筈です。
しかし実際に慮っているとするならば、そうしなければならないメカニズムが存在することになります。

ここで改めて自動車メディアが取り上げるネタ、新車試乗記に着目します。

新型車の発売はメーカーが主導して行います。当り前の話ですが、このイベントに伴ってメディアは貴重なコンテンツを得るという構図です。消費者が新型車の情報を得たいと望むのであれば、メディアにとっても美味しいコンテンツという話で、本来編集者がイニシアチブを持つハズの記事の企画に於いて、実は製品を発売するメーカーがイニシアチブを持っているという実態があります。

新型車の発売に伴ってメーカーがメディアを呼んで試乗会を開催するとします。
メーカーにとってこのイベントは「広告・宣伝活動の一環」です。誰を呼ぶか?或いは呼ばないか?の取捨選択権もメーカー側にあります。仮に一部のメディアを呼ばなかったとしても、誰からも咎められる筋合いはありません。
一方でメディア側からすれば、試乗会に呼んで貰えなければ紙面を埋める貴重なコンテンツの入手機会を失うことになるワケですから「新車試乗会に呼んで貰える」立場を確保する必要性が生じます。

↑こういった事が編集者がメーカーの意向を慮る要素となります。

繰り返しになりますが、メーカーの目的は広告・宣伝なので、もし試乗会に呼んだあるメディアが思惑に沿わない批判記事などを書こうものなら、それを教訓として次回以降の試乗会には呼ばない、といった行動に出る事は企業として当然です。別に何か悪い事、後ろめたいことをするワケではありません。

因みにこういった事が実際に起こると、大概つまはじきに遭ったメディアは「報道の自由の侵害」ということを訴えますが、報道の自由の本来の意味は、情報統制などを行おうとする国家権力に対する民主主義の基本原則を云うのであって、イチ民間企業に対して報道機関が振りかざす権利ではありません(苦笑)。

一方のメディア側からすれば、メーカーの思惑はそれとしてメディア側の原理原則に従えば、あくまで客観的な評価を論じる事こそ消費者のためになるハズですが、過去の長い歴史の中で、例えば何かメディア側に対する牽制になるような事件などがあったとすれば、そういった厄介事が再発しないような学習効果が生じても不思議ではありません。それが所謂、業界の慣習というヤツになれば「メーカーの新車試乗会のレポートには、極力製品の弱点部分には触れないよう」なんて事にも成り得ます。

もしそのメディアが消費者に対する信頼が厚く権威があるものであれば、自社製品の広告・宣伝に一役買って貰いたいというメーカーの思惑に対抗する事が出来ます。
そのメディアに高く評価されれば多くの消費者が製品を買ってくれる、となれば、メーカー側からすれば試乗会に招かない、という選択肢は取り難くなります。むしろ逆に評価が厳しいそのメディアに高評価が得られるような製品作りに励むでしょうし、思惑通りに高評価が得られれば上出来です。逆に試乗会に呼ばなければ製品に自信が無いのでは?などという憶測も生むことになりますから、排除したくても出来なくなります。

したがいメディアが自身の独立性を担保するためには然るべく市場(=消費者)に対する影響力を持っていれば何も問題無くメーカーとも健全かつ対等な関係を築けるワケですが、逆にそうなっていないとすればその根本原因メディアの弱体化にあるのです。

多くの自動車雑誌が廃刊となる現実が象徴していますが、メディアが生き残るためには情報を誰かに買って貰わなければなりません。しかし雑誌の販売部数などが採算ラインを下回れば赤字になって廃刊です。当り前の資本主義の原則ですが、消費者への販売収入のみでは生き残れないとなれば、他の収入源を確保しなければなりません。

ここに「広告収入」という素人のボクにも判り易いwもうひとつの要素があります。

つまり自動車メーカーは新車試乗記を製作する上では取材先でしかないものの、メディアにとって存続の前提となるスポンサーというもうひとつの顔を持っていたら何が起こるか?という話ですd(^.^)。

後は皆まで書く必要は無いでしょう(^^;)。

そうすると編集者はスポンサーの意向に無頓着に記事など書ける筈も無く、ライターから上がってきた原稿に不適切な表現など見つけようものなら修正を強いるか、自ら添削するか?などということも起こるでしょう。本来、自動車メーカーの思惑からは離れたところに居るはずのライター(自動車評論家、自動車ジャーナリスト)も、発注者である編集者から「あれは書いちゃダメ!」「これはこう表現して!」などと注文を付けられれば、本人が本当に書きたいことを書くことすらままなりません。

以上のような構図が現実であれば、「提灯記事なんか書きやがって」と非難を浴びているライターなどは正に被害者とも云えるワケですが、、、(^_^;)

じゃぁライターがメーカーに摺り寄るメリットがあるのか?ないのか?も考えてみます。

前回ブログでライターはメディアから仕事を貰う立場であろうと考察しました。
しかしもし、ライターが自動車メーカーと直接接点を持ったとしたら何が起こるか?と考えます。メーカー主催の試乗会に照らせば、通常は各メディア(雑誌社)が招待され、ライターは依頼を受けて同行するとします。しかしメディアを介さすメーカーに直接ライターが招かれる立場に成れたとしたら?

編集者から試乗記の執筆の依頼を受けていた立場から
自ら試乗記を執筆し編集者に原稿を売り付ける立場に変われます。

つまり編集者・メーカー・ライターのトライアングルの中でもっとも弱い立場だったライターの立場を強化することが可能となります。

ではライターはどうすれば良いか?そりゃメーカーに気に入られるような記事を兎に角、沢山書くことです(苦笑)。メーカー側とて、自社製品を良く理解してくれて良い面を上手に消費者に伝えてくれるライターを重用したい(多く記事を書いて欲しい)と考えるのは極めて自然な発想です。別に個別に金を渡して(危ない橋を渡って)公に出来ない依頼する必要など全くなくて、極めて単純明快に自社製品のアピールに有効な人材を重用するだけのことです。

しかもフリーのライターとなれば個人ですから、出版社などの企業と違ってややこしい報道倫理の規定やら面倒臭い話は何もありません(爆)。自社の意向に沿って動いてくれるなら重用し、思惑に反するようなら切れば良い、極めて都合が良い人たちと云えます(苦笑)。

つまり、フリーのライター自体がメーカーとの癒着を生みやすい身分というか立場なワケです。

彼らが実際にどこのメーカーとどれだけ癒着しているのか?当然ボクは証拠を何も握っていませんけどね(苦笑)。ただ、自動車メディアの記者からフリーに転じた人は多いですから、何か旨味が無ければ考えられませんよね?メディアの編集部で会社員をしていれば安定して給与が貰えます。フリーになれば収入が不安定になるに止まらず、云わば編集部の下請けの立場になるワケですし(苦笑)。

今まで書いてきたように業界の構図を紐解いていけば、似たような推測に至る人はいくらでも居るでしょう。本来のメディアの役割(報道倫理など)に照らせば有り得ない、或いは一般消費者が「おかしい」と思うことがなぜ行われているのか?

企業に属する会社員であれば必ずなんらかの牽制が働きます。特に日本の企業であれば、メディアに裏金を渡して都合の良い記事を書かせるなどといった行為が横行しているとはとても信じられません。したがいボクは「そんなことが行われている筈はない」という前提に先ず立ちました。

しかしさもそういった行為が行われているかのような記事(情報)が散見されるのはなぜか?それは関係者が自発的にそれを行っているに他ならず、なぜそうするのか?といえば、それは自身にメリットがあるからでしょう。極めて単純明快です。

ただ、、、(^_^;)

ここまででは多くの(複数の)自動車評論家や自動車ジャーナリストを自称する人たちが、特定の海外メーカーを不自然なまでに擁護する理由にはちと弱い・・・と思いません?(苦笑)

大体、伏木氏が暴露した不正ステマの話など、発覚すればジャーナリスト自らは命取りでしょうし、メーカーの関与が明らかになれば消費者の信頼を失うのも必至です。それ故にVWやVWの日本法人は直接動かず、エージェント(第三者)に動いて貰ったのでしょうが、あの話が本当ならVW自体が関与してないなんて事は有り得ませんよね?VW日本法人の関与は微妙ですが。

この件以外にも、複数の人が指摘している「日本車、特にレクサスに対する不自然なまでの厳しい評価」など、もし輸入車のメーカー、或いはその日本法人が特定のライターに指示して書かせているとしたら、結構危ない橋を渡っている事になります。話を持ち掛けられたライターがどう振る舞うか?は個々人の倫理観の問題なのでここでこれ以上の言及はしませんが、公に出来ない危ないハナシであればあるほど、まぁ報酬は高いと考えるのが自然です(苦笑)。

謎なのは、もし輸入車メーカーがそんな危ない橋を本当に渡っているとしたら、その理由はなんなのか?これが次回のネタですd(^.^)。
Posted at 2016/05/02 13:57:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車市場 | 日記
2016年04月30日 イイね!

自動車ジャーナリストを自称する人たちに想う事(其の五)-1

さて前振りに続いて本題に入ります。実に多くの人が疑問に思っているらしい

「欧州主要メーカーと自動車ジャーナリストの関係」

について、自動車業界とも出版業界(マスメディア)とも全く縁が無い素人のボクが、一体どこまで真実に迫れるでしょうか?(苦笑)

最初にお断りしておきますが、順に紐解いていったら結構な長文(大作w)になってしまったので、数回に分けての掲載となりますこと、ご容赦下さいm(_"_)m。別にもったい付けているワケじゃないですが、、、(^^ゞ

そして当り前ですが、大部分はボクの憶測です(爆)。
ボクなりの視点で客観的な事実に基づき、かつボクが今までの人生で得た一般常識に基づきますので、恐らく業界の外の人には「こう見える」「こんな風に感じる」というモノにはなるでしょう。
説得力があるかどうかは読んだ方が個々にご判断頂ければと思います。


先ず問題となるw試乗記を例に、その製作に携わる利害関係者について考えてみました。
実に多くの人が自動車ジャーナリストに対して「メーカーからお金を貰って提灯記事を書いているのはけしからん!」と半ば決め付け(思い込み)批判的になっているように見受けられるのですが、これって本当なのでしょうか?w という疑問。誰か証拠を持ってます?w

ちょっとネットを使って調べてみて、それを自動車の試乗記に当て嵌めてみると、登場人物は

①試乗記をメディア(雑誌やWebサイト)に掲載する出版社などの編集者
②記事のネタとなるクルマ(製品)に対する取材を受けるメーカーや外車ディーラー
③クルマに実際に試乗して記事を書くライター(自動車ジャーナリスト)

となりますd(^.^)。
以後、この三者はそれぞれ単に、編集者、メーカー、ライターと記載します。

・編集者は試乗記でもなんでも、読者の興味を惹きそうな記事を企画・製作してメディアに載せ、例えば雑誌であれば読者に購入してもらうことによって収入を得ます。

・メーカーは編集者の企画に基づいて取材協力の要請を受け、受諾すれば試乗記の製作に必要な材料を提供します。

・ライターは編集者からの依頼に基づいて取材に同行し、試乗記を執筆して編集者に納めて対価(報酬)を得ます。

まぁ業界とは縁が無いボクが想像する三者の関係はこんなものでしょう。ここで金の流れについてもネットで調べてみました。

試乗記製作に関わる費用を負担するのは間違いなく編集者です。最終的にメディアに載せて収入を得るのも彼らであって、ライターに払う原稿料なども、試乗記製作に掛かる費用(経費)の一部でしょう。

では編集者が取材対象であるメーカーからお金を得る事があるのか?
これは通常の取材活動に於いては考えられない話のようです。

メディアに載せる記事の企画は編集者が行いますから、何を載せるかの決定権も編集者にあります。それに基づいて取材が行われるワケなので、この場合、メーカーはあくまで取材に協力するという立場です。そして通常は編集者が取材協力に対して謝礼を払うのが慣例のようす。

つまり「編集者→メーカー」という金の流れは有り得ても、「メーカー→編集者」という流れは考え難いということです。通常の取材活動の常識に拠ればです。

となると「メーカーから金を貰って提灯記事」という思い込みは、業界の常識に照らせば文字通りただの思い込みであって、証拠も無いのにそれをネット上などに書き込むことは流言を流布する行為でけっして褒められた行為ではありませんね(苦笑)

本当にメーカーから編集者への金の流れは無いのか?ボクなりにも考えてみましたが、やはり困難というか、恐らくやりたくても不可能という結論に至りました。理由はこうです。

記事の製作に掛かる費用は原則として編集者が全て負担し、雑誌などの刊行を通じて読者から収入を得るビジネスモデルであるならば、取材活動を通じてなんらかの収入が得られる事自体が不自然ということになります。もしそのような金を得たとしても、編集者は出版社(会社)に対して収入として処理する術がありません。

例えば皆さんの仕事に置き換えて考えてみて下さい。
通常皆さんの会社からお金を支払う取引先の会社から、急にお金を受け取ることになったらどうなるでしょう?通常は請求書を受け取って支払い手続きをする相手から入金するとなったら、何の名目で入金処理すればイイのでしょう?しかも記事の内容に影響が及ぶほどであるなら、数万~十数万程度の金額では無いでしょう?

じゃぁ正規の手続きに拠らない方法(袖の下)ならどうか?これも考え難いと思いました。

なぜなら編集者は曲りなりにもメディア関係者wなので、会社には必ず報道倫理に関するなんらかの規定がある筈です。取材対象から不透明な金を得て提灯記事を書いたことが発覚すれば、間違いなく社内処分は免れないでしょう。
逆に編集者の会社側で処分される可能性があるとなれば、メーカー側とて迂闊にそんな事は出来ないでしょう。編集者側で問題が公になれば、依頼をしたメーカーの担当者が「知らぬ存ぜぬ」で済むハズがありません。下手をしたらメーカー側でもなんらかの処分をせざるを得ないでしょう。社運の掛かった重点商品、というならいざ知らず、いくつもある商品の中のひとつの、あるメディアに掲載されるたかだか試乗記ひとつのために、そんな危ない橋を渡るメーカー側の担当者が居るでしょうか?w
数あるクルマの1台の、たかが一本の試乗記のためにサラリーマン生命を掛けるの?というハナシ(^_^;)

という感じで「メーカーから金を貰って提灯記事を書いている」という話は、通常の取材行為に基づく記事の作成と公開という流れの中にあっては極めて考え難く、まぁ業界事情に疎い素人の勝手な思い込みと云わざる得ないってところでしょうか(苦笑)。


次に編集者とライターの関係を考えてみます。
ライターとは自動車評論家、フリーの自動車ジャーナリスト、なる人たちのことですが、編集者に試乗記という原稿を納めて原稿料という収入を得ている人たちです。

彼らのクライアント(依頼主)は編集者であって自動車メーカーではありません(笑)。したがってライターがなんらか取材先であるメーカーに対して配慮をする必要は、普通はありません。
全く逆に、編集者は最終的には記事をメディアに載せて収入に繫げなければならないため、期待通りの記事を書いて貰わないと困るワケで、ライターは自ずと編集者の意向に沿った記事を求められます。
期待に応え続ければ継続して原稿の依頼があるでしょうし、信頼を得られれば年間契約など安定して仕事が得られるような立場にもなれるかもしれません。一方で記事が面白くないなど、編集者の意向に沿えなければ「切られる」心配もあるワケで、試乗記に関わる関係者の中では一番の弱者と言えます。


という感じで編集者が取材先のメーカーになんらか配慮しなければならない理由は普通は無い、となるワケですし、ライターが顔色を伺うのもメーカーではなく編集者と考えるのが自然です。メーカーは無論、取材に応じることは自社製品の宣伝の一貫とはなるものの、あからさまに提灯記事を書くように要請する術がありませんし、各社の倫理規定に照らせば、金を渡して意向を記事に反映するなどもってのほか、ということになります。

かくして編集者は彼らの考える=多くの消費者の興味を惹く有益な情報=客観的な評価記事、の製作になんの障害もなく邁進出来るハズ、、、なのですが(^_^;)

現実には例え業界に疎い素人の思い込みであろうと、編集者もライターもなんらかメーカーへの配慮が伺える記事を多く目にし、不信感を募らせているという現実が一方にあるんですねぇA^_^;)。

一体なんでそんなことが起こるのか?謎だと思いませんか?(゜゜)☆\(^^;)ソレヲカイテクレルンジャナイノカイ!?

謎1)取材先である自動車メーカーに編集者(メディア)が配慮しなければならない理由
謎2)試乗記の制作上、直接の利害関係が無いと思われるライターがメーカーに配慮する理由


この二つの謎が解けると、何か色々と解ってきそうですが、残念ながらそれは次回(爆)。


なんだょ!散々勿体付けて核心部分はお預けかよ!?と怒られそうなので、面白い情報をひとつd(^_^;)。

二つの円グラフの左側は2015年(1-12月)に日本国内で販売された新車のブランド(メーカー)別のシェアを表したモノです。普通車と軽自動車の合計ですが、輸入車(外車)はひと括りになっています。
一方、円グラフの右側は2015年(1-12月)の間、webCGという自動車メディアで取り上げられた試乗記のブランド(メーカー)別の割合を示したモノです。やはり輸入車(外車)はひと括りです。

ハイ、極めて判り易い特徴が現れていますね(苦笑)。これ見てイキナリ「けしからーん!」とか言わないよーに(^^;)

既に述べた通りで、自動車メーカーの思惑は編集者の記事や企画に反映させる術は無い筈です。
したがい編集者は平たく言えば「消費者に買ってもらえる」企画で記事を製作してメディアに載せれば良いことになります。その方が雑誌なら販売部数、ネット記事ならPV(ページビュー)が稼げる可能性があります。

2015年に売れた新車のメーカー別シェアはご覧の通りで、多くの消費者が購入した人気車に対する情報を充実させれば、より多くの消費者がメディアを買って(見て)くれる可能性が高い、というのが理屈です。

しかし現実にwebCGという或るメディアの実態を見てみると、新車販売に占める割合がたったの6.9%しかない外国車の試乗記が実に53%弱にも達します。

「それっておかしーじゃねーか!」と思います?いや全然おかしくないんですよ、実は(^_^;)。

「カーグラフィックス誌がそもそも外国車偏重の雑誌だから」と切って棄てるのは簡単なんですが、ボクがこの事実を持って提起したい点は「このメディアの編集者は一体、誰を見て(誰に向けて)記事を製作しているのか?」という点。

彼らだって雑誌やネットメディアが消費者に「売れ」なければ生きていけないですよね?

つまりこういことです。

自動車メーカーの客 = 自動車を買ってくれる消費者

ですが、

自動車メディアの客 ≠ 自動車を買ってくれる消費者

っちゅーワケですな。d(^_^;)

もし貴方が買った愛車を自動車メディアがほとんど取り上げないとしたら、それは自動車メディアが貴方を客だと思っていないってことですね(爆)。

じゃぁ自動車メディアの客って一体誰なのさ?という新たな謎まで登場(゜゜)☆\(^^;)バキッ


数々の疑問に対するボクの見解を期待していた人は、逆に謎掛けされてしまってご不満かもしれませんが(^_^;)、当然、謎の答えはご用意していますのでご安心を。

次回が楽しみになった人はイイね!を押して下さいね♪(爆)
Posted at 2016/05/01 19:25:50 | コメント(2) | トラックバック(0) | 自動車市場 | 日記
2016年04月28日 イイね!

自動車ジャーナリストを自称する人たちに想う事(其の五)その前にw

さて、前回宣言しちまった次なるお題

「欧州主要メーカーと自動車ジャーナリストの関係」

、、、に行きたいところですが、書き始めたら結構な長編になりそう(爆)なので、ちょっとその前にd(^.^)

ボクがブログを書き始めたのは約4年半前なのですが、古い記事を読んでくれていた人の中にはもしかしたら、ボクが自動車評論家という人たちに極めて批判的な人間であることに気付いた方が居たかもしれません。今回の一連のブログはその理由(其の壱其の弐)を披露したようなモノで、別に根拠のない言掛りwでそうなったワケではなかったのですね。

そのボク自身が意外に感じたのは、同じように彼らに不信感を持っている人が案外多そうだ、というもの。

一連のブログの中で紹介した例のバラエティ自動車評論家のお茶目な記事w。なんとコメント欄に多数(今日現在で66件)の意見が寄せされていて、それはほぼ非難一色(苦笑)。

改めてボクと同じような意見の人が多数居る事を確認したワケですが、ボクが書いた一連のブログを読んでいる方々に敢えて投げ掛けたい。

「貴方は何にそんなに憤り、その理由は何ですか?」

と(^_^;)。出来たらコメント欄に書いて欲しいなぁ~(笑)

例えばそれが

メーカーから金を貰って提灯記事を書いているくせに、自動車ジャーナリストを名乗るのはおかしい

としましょうか?

ボクもちょっと調べてみましたが、ジャーナリストの定義は実に曖昧で、メディアに寄稿さえしていればジャーナリストと名乗っても詐欺にはならないwようなので、彼らに名乗っちゃおかしいと意見するのはおかしいことになります(爆)。

仮に彼らがメーカーから金を貰って提灯記事を書いていたとして、発注者が然るべく目的にしたがって依頼をし、受注者が期待通りの成果を出して報酬を貰うこと、両者の間で問題無く取引が成立するならそれは健全な経済行為であって、第三者がおかしいと言うのはおかしいですょね?(火爆)

更にボクの経験に照らせば、メーカーとライターの間に金銭授受があるかどうかは知りませんけど、ライターがメーカーの意向を汲んで都合の良い試乗記を書いている事実は、もう25年近く前には判っていた話です。その以前はどうだっかは知りませんが、その後も延々とそういった行為は続いて来たと思っています。
そんな昔からずっと行われてきた行為に対して、今更おかしいと声を上げるのもおかしな話、なんてハナシも、、、ね(核爆)。
25年って結構長い時間ですょ(^^;

いや、憤っているアナタをボクが本気でおかしいと思っているワケではないのですが(^_^;)、ボクの書く長々な駄文をちゃんと読んでイイね!を付けてくれる人には、ちょっと考えてみて欲しいと思っているんです。

貴方が考えている「そりゃおかしい」は、本当に「おかしなことなのか?」とww

なんでこんな前振りを敢えて書くのかと言えば、これから上げようとしているブログが恐らく、読んだ多数の人を「そうか、別におかしなことじゃないんだ。仕方がない事なんだ」と納得させちゃう可能性が結構高いと思っているからですA^_^;)。

しかしボクの意図は、多くの人が憤っている問題に対して「それは仕方がないこと」と説得して諦めさせることじゃないんですね(^_^;)。

世の中にはおかしいこと、理不尽なことが様々ありますよね?それに「おかしいと思う」と声を上げられること自体、貴方が健全な精神の持ち主である証だと思います。むしろ、しょうがないと諦めてしまうことは良くありません。

そうと解かっているボクが書いたブログで、大勢が妙に納得してしまったり、或いはそれでも納得できずに噛付いて来たり、なんてことになったら困るじゃないですかA^_^;)。


次回以降のブログを読むと、そのおかしなことがなんで起こるのか?そのメカニズムに対する一定の理解が得られるかもしれません。

そうするとこんなおかしなことになっている、その真因も見えてくるかもしれません。

大体、イチ個人がしようがないことにいつまでも憤っていては、その人の人生に必ずしもプラスでは無いことだってあります。納得が出来なくとも、理解することによって個人の中で一定の整理が付けば、自分なりにこの問題を消化する事も出来るでしょう。
まぁその一助になれば、ってところでしょうか(^^;。

事実を明らかにし、真実に迫る。これってジャーナリズムそのものですが(苦笑)、ボクはジャーナリストではないので果たしてどこまで真実に迫れるでしょうか?(^^;

と、前振りはここまでで、本題は次回d(^_^;)。

この話題、一体どのくらいの人が楽しみにしているんでしょうね?(苦笑)
大体、回を追うごとにPVもイイね!も減るのがいつものパターンなのですがA^^;)、楽しみにしている人はイイね!をポチッと押してくれると励みになるもんです。まぁそれが無くても途中で止めたりしませんが。。。(笑)
Posted at 2016/04/28 18:17:51 | コメント(8) | トラックバック(0) | 自動車市場 | 日記
2016年04月25日 イイね!

自動車ジャーナリストを自称する人たちに想う事(其の四)

其の壱でボクの考える「自動車ジャーナリスト像」を述べ、それに相応しい人物が居ないと悟って自動車メディアから距離を置くようになった経緯を其の弐で述べました。

まぁ偉そうなことを書いていますが、あくまでボク個人が自分なりの合理的(納得のいく)理由で行ってきたことです。そして某自動車評論家が起こした単独死亡事故にまつわる一連の動きを見るにつけ「やっぱりそうか」と確信を新たにしたのが其の参

その過程でちょっと面白い事件というか事実を見掛けたため、コレもネタに如何に日本の自称・自動車ジャーナリストがダメな人たちなのか?をちょっと掘り下げてみます(^m^)。
性格悪いとか叱らないでね(苦笑)。

話題は伏木悦郎氏が日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)を除名処分になった

以下、転載

<除名のお知らせ>

伏木悦郎氏が除名されました。

AJAJ理事会は3月28日に開催された総会において、会則第6条第7項「本会の趣旨に反し、本会の名誉ならびに自動車ジャーナリストとしての品格を傷つけた者は、理事会の決定によって除名処分を受けることがある。」に基づき伏木悦郎会員を除名いたしました。

この決定は伏木元会員が過去2年間余りにわたって、AJAJ会員のみならず自動車ジャーナリズム全体に対してFacebook、Twitter、ブログなどのSNSで侮蔑的な発言を繰り返してきたことに対する措置です。

AJAJは会則第3条「本会は、内外の自動車関連業界、モータースポーツ団体、報道および出版業界などと連絡、交流を通じて会員の研究ならびに取材活動の便宜をはかると共に、会員相互の友好と親睦に寄与し、あわせて自動車ジャーナリズムの高揚と啓蒙を目的とする」と定める組織です。AJAJ理事会では伏木元会員の一連の発言が会員相互の友好と親睦に反すると共に、自動車ジャーナリズムの社会的評価を貶めるという意味でも本会の趣旨に反すると考え、会員としての品格に関して議論を進めて参りました。

自動車ジャーナリストの職能団体としてAJAJが言論の自由を擁護する立場にあるのは言うまでもありません。よって、仮にそれを脅かすような外部からの圧力があれば、AJAJは毅然として対処いたします。しかしながら持論を正当化するために明確な根拠を示さず同業他者を貶めるような品格に欠ける言動は容認できません。言論の自由には一定の社会的責任が伴います。ネット社会が進展するなかで、根拠を示すことのない誹謗中傷が世の中に不幸を巻き散らすことを、私たちはより強く自覚せねばなりません。AJAJは今後も、会員ひとり一人が自らの良心に基づいて情報を発信できる環境づくりに努力し、「自動車ジャーナリズムの高揚と啓蒙」に務めていきたいと考えております。


2016年4月10日
日本自動車ジャーナリスト協会


以上、転載終わり

では伏木氏がSNSで「侮蔑的な発言を繰り返してきた」とは一体どーゆーものだったか。

実は簡潔に、と考えつつ長々になってしまった原稿より、既にあるコンテンツを紹介した方がイイだろうってんでご紹介(^_^;)。

これ以前からも色々あったようですが、どーもコレが引き金のようです。

NAVERまとめ:伏木悦郎氏のFBに『オレぢゃね~っすから』とコメントした国沢光宏氏がネットで話題に

この後の顛末がコチラです。ご丁寧に処分発表後の伏木氏の捨て台詞まで掲載w

netgeek(ネットギーク):【衝撃】VWの不正ステマを告発した伏木悦郎氏、日本自動車ジャーナリスト協会を除名になる

この記事にあるように、一部には伏木氏を英雄視してその行動を称賛する声もあるようですが、ボクの立場は全く逆だったりします(苦笑)。

それも長々と書いていたんですが、こっちに極めて簡潔にまとまっているのを見付けちゃった(爆)ので、こちらも紹介(^_^;)。

あなたの知らない方が良かった世界:伏木悦郎さんがAJAJを除名されちゃった

もうボクが言いたいことはほとんど書かれてしまっているのですが(^_^;)、既存の記事を紹介して終わり、じゃぁあまりに手抜きなので一応、ボクの所感を書いておきます。

先ず其の壱で述べた通りでボクにはボクなりのジャーナリストたるものかく在るべしという期待があります。「事実を伝え、真実に迫る」こと。それがときには世の中の不正をあぶり出し、それを正す事にも繋がります。それがメディアに寄稿するジャーナリストの役割だろうという話。

その考えに照らせば、先ず伏木氏が暴露したVWの不正ステマというスキャンダルが事実なのか虚偽なのかが全く判りません(苦笑)。何しろそれを裏付ける証拠は何も提示されていませんから。

次に伏木氏がこのスキャンダルの暴露を通じて何をしたかったのかもサッパリわかりません。ジャーナリズムがこの手のスキャンダルを暴けば当事者が非難の的になるに留まらず、事によっては再発防止など、不正を正す方向の力学が必ず作用します。それを期待して口火を切ったとはとても思えず、結果的には「根拠のない(示されない)誹謗中傷」に留まっていました。

スキャンダルは中身次第で当事者の社会的地位を脅かすものですから、名指しされた者は当然保身のために反論するでしょうし、告発する側は反論を許さぬために動かぬ証拠を押さえることが求められます。今更ボクが記すまでもないジャーナリストとしての常識であり鉄則でしょう。万一誤った事実に基づいて無実の罪で告発するような事になったらどうするのか?という話で、口火を切るには相応に慎重さが求められます。
逆に言えばドラマじゃないですが、どんなに疑いに確信があったとしても、第三者を納得させられるに足る十分な証拠が無ければジャーナリストは告発出来ないんです。

しかし結局、伏木氏が取った行動(言動)は、不正ステマのオファーを受けたと疑われる個人は特定せず、不正ステマが行われた事実を裏付ける証拠の提示も無し、というワケですから、とても告発とは言えません。強いて言っても暴露止まり、厳しく言えば流言です。

彼は流言で一体何がしたかったのか?という疑問ですょ(^_^;)。
そもそもジャーナリストが流言かよ!?という話もw

これでは協会がテキトーな理由wを付けて除名処分とするのも無理からぬことでしょう。その処分を受けて理事会メンバーを列挙して批判を述べるなど、負け犬の遠吠えでしかなく見苦しいことこの上ありません(苦笑)。

しかもその批判の数々で更なるスキャンダルの存在を匂わせた上で「ここから先は有料メルマガで」と来ました(爆)。

これでは「大衆が好みそうなスキャンダルをでっち上げて核心には触れず、巧妙に有料メルマガ会員に誘導して自身の収入増を図った。」としか見えません(火爆)。

紹介した一部の記事にもある通り、今回の件で伏木氏に同情的、或いは氏の行動を英雄視する人も居るようですが、彼らがこれを期に有料メルマガを購読するようになったとしたら、それって伏木氏の術中にまんまと嵌ってカモにされたという事かもしれんのですよ(核爆)。

改めて伏木氏は既に還暦を過ぎたベテランのジャーナリスト(のハズw)です。

彼のブログなどに散見される言動から、自動車メディアの将来や昨今の自動車ジャーナリストの在り方には強い危機感を持っていたことが伺えます。件のスキャンダルの暴露も根っ子にあるのは不正を正したいという正義感であったろうことは容易に想像が付きます。

ボク個人としては彼が暴露したことは恐らく事実だろうと思ってますし、彼の危機感も理解できないではありません。除名処分という形で火消しを図った協会の姿勢もどうかと思いますし、還暦を過ぎて協会を除名処分と言う汚名を着た彼が気の毒と思わないではありません。

しかし三十ソコソコの駆け出しの新米ジャーナリストじゃないでしょう?という話(^_^;)。

その行動も言動も、ベテランジャーナリストと称するにはあまりに稚拙です。

そもそも協会にあんな処分通知を出されて、第三者から見ても反論の余地が無い点、ご本人も理事会及びメンバーを批判する以外の対抗措置が取れなかった点、加えて真偽の定かでは無いスキャンダルをネタに有料メルマガの集客に言及するなど、もう完璧にジャーナリストとしては落第、失格ですょ(^_^;)。

そうボクが言いたいのは彼の言の真偽うんぬん以前、本件を通じて彼がジャーナリストとして一体何をどうしたかったのか?という点に尽きます。ジャーナリストとしての資質を問われる話です。

で、肝心の彼が持ち出したVWをはじめとする欧州主要メーカーと自動車ジャーナリストの関係は一体どーなのか?という話題ですが、一部のお友達も楽しみにしているよーなので、次回をお楽しみにd(^.^)。
Posted at 2016/04/26 19:06:01 | コメント(5) | トラックバック(0) | 自動車市場 | 日記

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