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タッチ_のブログ一覧

2013年03月02日 イイね!

知らなかった。。。(苦笑)

知らなかった。。。(苦笑)この記事は、i-DM --.-- について書いています。

お友達のスチルヘッドさんが、アテンザでi-DM 5thステージに昇格しました♪パチパチ

どうもボクの書いた活用術を相当に研究したようで、キッチリ3rdステージで5.0点しか出なくなるまで精進した上で、5thステージモードへ変更したとか。


そしてモード変更当日に4thステージに昇格。


ちくしょー(^_^;)、こんなことなら活用術なんて書くんじゃなかった(嘘)。

これは勿論、想定通りの展開ですが、ここからがポイントd(^.^)。

ボクが気をつけろとアドバイスしたにも関わらず、どーも油断をしたらしく(苦笑)、僅か4日で5thステージです(^o^;)アラアラ。

さぁ、4thステージで「いつでも5.0点」まで至らずに5thステージへ上がっちゃったスチルヘッドさんの運命は如何に???楽しいか?苦しいか?(^m^)

ここからが頑張りどころ。健闘を祈りま~す(^o^)/


と、ここまでが前置きで、ここからが本題(^_^;)。

スチルヘッドさん曰く

「仕事終ってエンジン始動した刹那・・・ これ迄は 白点灯で 始まる表示が 青点灯 ( ̄▽ ̄;) 」

この文章を読んで、最初は「5thステージ昇格時に、何か特別な表示がされる」のかと思ったのですが、どうも勘違いだと気付きました。そしてちょっと調べてみました。

ネットで見つけた、恐らくアクセラSKYACTIV発売直後の動画と思われますが、エンジン始動時のインパネ表示です。

i-DMのインジケータがハンドル、ペダルの白ゲージがひとつずつ点灯しているのが見て取れます。
恐らく試乗車でしょうから、当然1stステージと想像できます。

そしてこっちがボクが紹介した5thステージとなったエンジン始動時のインパネ。

i-DMのインジケータの青ランプが点灯していますよね?

これと、スチルヘッドさんのレポートからすると、i-DMインジケータは現在のステージによって、エンジン始動時の点灯パターンが違うらしい。

ということは、2ndステージはハンドル、ペダルの白ゲージが2つずつ。3rdステージは3つずつ。
4thステージになるとグリーンが点くのかしら?

知らなかった。。。(^_^;)

アテンザが納車になったら、この辺の違いは確認しときます。
なにしろ、もうアクセラでは確認のしようがないので。。。(苦笑)
Posted at 2013/03/02 01:27:44 | コメント(4) | トラックバック(0) | i-DM:その他 | クルマ
2013年02月07日 イイね!

嬉しいコメント♪

嬉しいコメント♪みんカラをはじめて1年と2ヶ月ほどになります。

なかなかコメントやイイね♪が付かないブログなのですが、最近、嬉しいコメントをいくつか貰いました。

年明け、2~3日くらいで数本のブログにまとめるつもりだったi-DM。結局3週間くらい掛かって15本もブログを綴ることになってしまいましたが、なかなか正しく理解されないばかりか、あまり評判がよろしくないi-DMに対して、ボクのブログを読んで興味を持ってくれた方が何名かいらしたようです。

そして先日、デミオやアクセラを購入して随分時間が経った方から、「ブログが参考になってコツが掴めた」とか「今まで無視してきたけど、ブログを読んで挑戦したら面白くてハマった。」というコメントが頂けました。

活用術のブログで触れた通り、i-DMはとてもマニアックな運転評価システムです。これに馴染まないという人が圧倒的多数で当たり前。興味を持った人でも、せいぜい5thステージまで行って5点を何度か取ったら満足して終わり、というのが関の山です。ボクがこう言うのも何ですが(苦笑)、メーカーが言う燃費の向上であったり、運転の楽しさであったり、そこまで辿り着いた人はデミオSKYACTIV発売以降、一体何人居るのか?なんて思うワケです。

別に「i-DMなんて必要無い」という人にボクは意見するつもりはありません。
i-DMを気にすると運転が楽しくないというなら、OFFにしても良いと思っています。
自分には必要のない物、価値のない物とするのは個人の自由です。

しかし、、、

「i-DMに従うと燃費が悪くなる」「i-DMなんて役に立たない」など、その内容も効果もろくに理解せず、或いは実際に試したことすらない人が、一方的にi-DMというシステム自体を否定するのは看過出来ません

だから、i-DMの向こう側に待っている世界を正しく知って欲しくてブログにまとめた次第ですが、いくつかのコメントを頂いて、努力は決して無駄ではなかったと、胸を撫で下ろしているところです。


また、アクセラSKYACTIVの直進性問題、新型アテンザにAWDが無かったこと、SKYACTIV-Dのアクセルレスポンスの件、いくつか厳しい意見をブログに書きました。

PVがそれなりにあるのにイイね♪が付かないのは、ボクの意見が共感を得られなかったということなので、そこは素直に反省すべき点なのでしょうが、反論や疑問のコメントが投げかけられないことに少し寂しい思いを持っていました。ただ、これは恐らく反論を許さないようなボクのブログの書きっぷりにも原因はあるのだろうと認識はしているのですが(自爆)。

そんな中「アクセラの直進性は悪くないと思う」と、勇気を持ってコメントをくれた方が居ました。これも大変ありがたかったと思っています。結果、その問題はちょっとイケない速度域で長時間巡航する際に顕在化するという、或る意味、問題の核心を暴露することに繋がったのですが、肝心のそれを言わなければ問題は正しく理解されません。これも勉強になりました。

また、この件と平行してボクがブログに地道に記録していたi-stopの問題について、たまたま或る方の問題解決に役立ったとメッセージを頂いたことが、やはり考えを改めるキッカケとなりました。

自動車評論家などのメディアは、やはりユーザーが知りたい肝心なことを言わなかったり、知らなかったりします。彼らは所詮、業界の一部だったりぶら下がってたりしますから、業界に不利に働く情報は発信出来ない。これは当たり前だし仕方の無いことです。
でも、ボクらはユーザーですからそんなしがらみに捉われることなく、自由に情報発信が出来ます。
i-stopの良い点、悪い点、不具合、対応などの一連の情報が、結果的に先人の知恵となったようです。

それがこういった個人のブログの価値なのだろうと一連のやり取りの中で、再認識したのでした。

今後、そういった価値あるブログがどれだけ書けるかわかりませんが、ひとりでも二人でも「役立った」とコメントが頂けると励みになります。

思わずコメントが書きたくなるようなブログって、なかなか難しいものですけどA^_^;)
Posted at 2013/02/07 02:12:29 | コメント(8) | トラックバック(0) | i-DM:その他 | 日記
2012年01月17日 イイね!

i-DM:高得点獲得方法

i-DM:高得点獲得方法i-DMのティーチング機能は、ドライビングサイクル毎に“ドライバ及び同乗者が気持ち良くかつ環境にもやさしい運転”がどの程度出来たかを5.0点満点で評価する。

獲得したポイントはアベレージポイントとして記録され、アベレージポイントが4.8以上を5回のドライビングサイクル、維持すると、ステージが上がる。

工場出荷時は1st、2nd、3rdステージの3段階だが、特定操作を行うことによって4th、5thステージの5段階に切り替えられる。ちなみに5thステージが最高難易度とJDFのNews記事にあったが、ボクには正直なところ、ステージが上がって何が難しくなるのか良くわからない(^^;)。

スコアはi-DMインジケータの青ランプが点くと加点、白ゲージが点くと減点されることが多いのは、昨日のブログで記載した通り。
但し、スコアはこれらと同時に躍度(辞書で調べたが出ていなかった。「乗車員が車の挙動により強制的に体を動かされる頻度」のこと)が多いと減点されるため、調子に乗って加速と減速を繰り返していると高いスコアは得られない。

以上を踏まえ、高得点を獲得するには。

1.走るコースを選ぶ
自分が良く知っており、走り慣れたコースを走ること。交通量、流れる速度、信号のタイミング、左右折車の多さなど、走行環境が良くわっていて、自分が走り易い、自分のリズムで走れるコースが高得点が出し易い。当たり前のことだが、運転環境が良好であれば、それだけ気持ち良く走れる道理。

2.複雑な路地など、曲がりくねった道は避ける
緑ランプを点けっぱなしで、どんなに丁寧な運転をしても、入り組んだ路地等を長時間走ると、減点される可能性が高い。ショッピングセンターの屋内駐車場のような場所も同様。相当丁寧に走っても、-0.2くらいは覚悟しなければならない。これが多分、躍度の判定で減点されていると推察出来る。
コースを選ぶことと同様だが、減点が避けられない場所には近づかない。

「そんなこと言っても・・・」という方もいるだろう。住環境によってはどうしても避けられないコースもあると思う。例えば自宅が複雑な路地の先であるとか。そのような場合は、細心の注意を払いつつ、丁寧な運転で難所をクリアするしかないが、例えばいつも通っている裏道がそのような場合、しばらくはあえて早めに幹線道路に出るとか、とにかく難易度の低いステージを選ぶことが高得点を得るには有効ということだ。

コース選定の次は、そのコースの走り方だが、

3.車間距離を十分に取る
どんなに精通した走り易い道路でも、貴方ひとりで走っているワケではない以上、周りのクルマの動きに必ず影響を受ける。例えば前走車のブレーキランプが点灯したら、多くの場合、こちらも減速を余儀なくされる。前走車のブレーキランプに条件反射のように反応してペダルを踏み変えると、まず丁寧な操作は不可能。ということは、周りのクルマの動き、変化に「即応しなくても良い」状況に自分を置かなければならない。これが早い話、車間を十分に取る事となる。

4.自分のリズムで走る
交通環境の中で、自分勝手に走れといっているのではない。貴方も含めて交通環境なのだから。
信号に従い、クルマの流れに乗って走るわけだが、あくまで主導権を自分に置く。つまり「先読み」をして、先手先手で運転することだ。前のクルマがブレーキを踏むのは、信号が変わるとか、その前のクルマが左右折のウィンカーを出したとか、何かがある筈だ。信号の変化は歩行者用信号の点滅等で察知が出来る。前走車の左右折も、ペースの変化から予測することも可能。減速させられる前に自分から減速する、受動的ではなく能動的に運転することによって、自分のリズムで加速、減速が行える。

まるで安全運転のアドバイスのようだが、まさにその通りなのだ(^^)。

続いて、具体的な運転操作について

5.発進、加速のとき
しなやかな加速だが、その加速の度合いはドライバーが身体で、その加速Gを覚えこむことが一番だ。だが、それだけだとこんなブログを書いている意味も無いので、ボクが発進のときにやっている操作について紹介したい。

まず、信号待ちから発進のとき、目の前の信号が青に変わる前にブレーキペダルを緩めてエンジンを始動する。青と同時にブレーキをリリースすると、クルマはクリープで動き出す。動き出すと直ぐに緑が点灯するので、そこで間髪を入れずにアクセルを”じわり”と踏む。この”じわり”が過ぎると白が点くので注意。適切な踏み込みによる加速が得られると、エンジン回転数2000rpm少し手前でランプが緑から青に変わる。後は2200rpm辺りでシフトアップする程度にアクセルペダルを維持すると、60km/hまで、ほぼ一本調子で加速していき、ずっと青が点灯したままとなる。

このように上手く発進出来た場合のしなやかな加速で、一度だけだが一回の加速で0.5加点されたことがある。0.1から0.2は確実に加点される。

ここまで上手くいかない場合でも、同様に発進して2000rpm強で2速にシフトアップ、2速で2000rpmに届く辺りで青が点灯することもある。この場合、アクセル一定だと4速にシフトアップしたときに青から緑に変わってしまい、そのまま加速を続けるとまた青になるという動きをする。青を点け続けるには最初に緑から青に変わった後、ややアクセルを踏み増してやる必要があるが、そうすると回転数は2500rpmから3000rpmまで引っ張ってからシフトアップするようになる。
ボクの中では、そこそこ上手くいった加速となっていて、こちらの方が成功率が高い。

交通環境によっては、アクセルを踏み増せず、青を点け続けることが出来ない場合もある。ただ、そんな場合でも、一瞬でも青になったとして、とりあえずは良しとする。青の持続に拘って加速を続けると、前走車との車間が詰まってブレーキで失敗するリスクが高まる。急なアクセルOFFでも白が点くこともあるので、青で得た加点を失う可能性も高くなる。

6.減速、停止のとき
減速も加速と同様に、丁寧なペダル操作でスムーズに減速Gを立ち上げ、ある程度以上の減速Gを発生させると青が点灯するのだが、この”ある程度の減速G”の見極めは結構、難しい。まして、身体に覚えさせてコンスタントに出来るようになるには時間が掛かる。失敗を繰り返せば高得点は難しい。
そこで、以下の方法を取ると比較的、難易度が低く、コンスタントに青を点灯することができる。
減速Gはさほど強くなく、ペダルを踏んでも緑のままで構わない。但し、そのペダル踏力を維持し減速Gを一定に保つのだ。減速Gを維持しながら速度が低下していくと、ある一定時間の後に青が点灯する。
猿渡主査曰くの「減速G一定できれいに停める」である。クルマが停止するまで青のまま、停止後、しばらく青が点ったままとなり、後に消灯すれば完璧である。

しかしこの、減速G一定できれいに停めるのは、別の意味で意外に難しい。停止線の遥か手前で止まってしまったりすることもあれば、停止線で止まり切れず、ブレーキの踏み増しを迫られることもある。ブレーキングを開始する速度や停止線までの距離によってブレーキの強さは変わるし、ブレーキの強さが弱ければ青が点かず、ブレーキが強すぎれば白である。前走車が居る場合には、自車の停止位置の見極めも難しい。減速は加速に比べれば難易度は高い。

7.旋回について
旋回でも適切な速度、ハンドル、アクセル操作で青を点けることは可能だが、先ずは加速、減速操作で丁寧な運転、しなやかな運転が出来るようになることを優先することを薦める。曲がる場合、これも教科書的ではあるが、スローインファーストアウトが基本である。十分にゆっくりな速度で進入し、ゆっくりとハンドルを切って、アクセルをやや踏み込みながら曲がることを意識する。そしてこのとき、青が点くことにはあまり拘らないこと。
加速や減速に比べて、旋回は遥かに頻度が低く、つまるところ反復機会が少ないのだ。その分、習熟には時間が掛かるため、先ずはアクセルとブレーキ操作の習熟を優先すると良いと思う。もちろん、少ないチャンスを有効利用するためのチャレンジも大切ではある。

個々の場面における操作は以上の通りだが、ドライビングサイクル全体を通じて心掛けていることは以下の通りだ。

8.ミスをしない
白のゲージをとにかく、点灯させないこと。今日のスコアが5.0のまま結構な時間、走行していても、急制動一発、白ゲージ2つも点ければ一気に0.2から0.4も減点される。2回、3回立て続けに白が点けば、あっというまに4.0以下まで減点されることもある。そこから5.0まで得点を戻すのは、結構大変である。

9.コンスタントに青を出す、でも拘らない
青を出せるところで、自然に青が点く運転が出来るようになること。但し、運転環境次第では、青が点かない、点いても維持できないこともままある。でも、青を点けることに拘ると、運転のどこかに無理が生じる。そのツケは必ず後に影響を与える。例えばクルマの速度や前走車との車間など。
その結果として白が点くような操作をしてしまっては、本末転倒な結果になり兼ねない。
一度の、青の点灯には意味は無い。可能なときに、いつでも青が点けられることこそが大切だ。

10.一定の速度を維持し、全ての操作をゆっくりと
最後に、そしてもっとも基本的なことだが、不必要な加減速を極力控え、一定の速度を維持すること。これは躍度の判定にも関係することだが、ドライバーや乗員に心地良い運転が、青が頻繁に点灯するような、加速や減速、旋回が繰り返される運転である筈がない。必要な加減速を終えた後は、速度は一定に保つべきだ。そして、必要なクルマの加速度変化は、操作をゆっくりと行うこと。アクセル、ブレーキ、ハンドル操作の全て。青も白も点かない状態となるが、これを維持すること。


i-DMで高得点を得る方法について、ボクなりの経験に基づいて書いてみたが、もしかしたら

「”高得点の出し方”みたいなモノで高得点を出すことに意味があるのか?」

などと考える人も居るかもしれない。
次回は、その辺について書こうと思っている。

結論を先に言ってしまうと、”意味は大いにある”のだ。断言しちゃおう(^_^)。

だから、こんなアンチョコのようなブログも書いているし、アクセラやデミオのオーナーには是非とも有効に活用して欲しいと思っている。
Posted at 2012/01/17 01:23:54 | コメント(2) | トラックバック(0) | i-DM:その他 | 日記
2012年01月16日 イイね!

i-DM:スコアの加点・減点について

i-DM:スコアの加点・減点についてi-DMは、ドライバーの運転操作によるクルマの挙動を判定し、「丁寧な運転」、「荒い運転」、「しなやかな運転」をそれぞれインジケーターにリアルタイム表示する(コーチング機能)。
そして、運転開始から終了までの間(マツダでは「ドライビングサイクル」と呼称)の運転操作に対する評価とアドバイスを5.0満点で表示する(ティーチング機能)。

では、具体的には?

運転操作は、アクセル操作、ブレーキ操作、ハンドル操作、この3点である。
そして、i-DMはそれぞれの操作によって生じるクルマの挙動を判定し、「丁寧」「荒い」「しなやか」を緑、白、青のモニター表示でドライバーにリアルタイムに知らせてくれる。


順に解説すると、先ずはアクセル操作。

クルマが発進するとき、アクセルペダルをゆっくりユックリと操作し、緑のランプが点灯すれば、それは丁寧な加速ということだ。一方、アクセルを踏んだ途端に白のゲージが点灯すれば、それは荒い加速ということになる。白のゲージは3段階表示なので、荒さの度合いも判るようになっている。白ゲージが3つ点けば「超乱暴な加速」というワケだ。
では、青のしなやかとはどういうことか?
アクセルペダルの操作は「丁寧な加速」と同様ながら、ある程度以上の加速を行うこと。つまりゆっくりかつ大きくアクセルペダルを操作することによって素早い加速を行ったときに点灯する。

しかし、アクセルペダルを踏み込み過ぎ、クルマが急加速をしてしまうと白が点く。一方、アクセルペダルの踏み込み量が足りなければ、丁寧な加速のままであり、緑が点灯したままである。


次はブレーキ操作だが、基本的にはアクセル操作と同じだ。

クルマを減速、もしくは停止させるためにブレーキペダルをゆっくり踏み込めば、緑ランプが点灯したままクルマは停止する。丁寧な減速だ。一方、ブレーキペダルを踏んだ途端に白のゲージが点灯すれば、それは荒い減速ということ。3段階のゲージが全部点くようなら、それは超乱暴な減速である。
では、青のしなやかな減速とは?
ブレーキペダルの操作は「丁寧な減速」と同様ながら、より深くペダルを踏み込むことによってある程度以上の強い減速を行ったときに青が点灯する。

しかし、ブレーキを強く踏み込み過ぎれば青ではなく白が点くし、踏み込み量が足りなければ緑のままとなる。


最後はハンドル操作。

ハンドルを回すことによってクルマは旋回を始めるが、この動きが十分に穏やかなら緑が点く。一方、例えば助手席の乗員の体が左右に振られるような素早いハンドル操作を行うと白が点く。これも3段階表示である。
丁寧ではあるが速度が高く、かつ乱暴で無い旋回が行えたときに青が点く。しなやかなコーナーリングということだ。



言葉で書くと難解かもしれないが、アクセル、ブレーキ、ハンドルのそれぞれの操作とクルマの挙動に対して、判定結果には明確な共通点がある。
評価のポイントは「操作の量」ではなく「操作の仕方」であるということ。ここが「誤解されがちな点かな?」と思うところだ。

マツダ曰く
「当システムでは,運転者が望む車両速度,加速度に制約を与えるのではなく,加速度を大きく変化させるのであれば上手く変化させているかどうかというところに着眼している。」
とのこと。

アクセルにせよブレーキにせよ、要は「ペダルの踏み込み方」に最大のポイントがあり、踏み込み量の問題ではないのだ。ここがこのi-DMというシステムの最大のポイントであり、画期的だと思うところだ。
他社のエコランプなどは、単純に「アクセルの踏み込み量が少なければ点灯」といった動きをするものも多い。
i-DMの違いがここであり、i-DMはアクセルにしてもブレーキにしても、深く踏み込むことを制約しない。フルスロットルもフルブレーキングもOKだ(理論上は)。
ポイントは、どのような早さ、強さでペダルを床まで踏み込んでいくか?この踏み方によってクルマの挙動が乱れるようであれば×、適切であれば○となる。

ボクのクルマは現在5thステージにあるが、ほとんど急ブレーキと言って良いような急減速でも、青が点灯することは確認している。



次に、ティーチング機能とアドバイスについてだが、i-DMはドライビングサイクル毎に5.0点満点で評価をくれる。この点数は「今回のスコア」としてi-DMモニターに常時表示させることが出来るのだが、この点数が運転中に増減する。
緑が点灯している間は点数は増減しないことが多い。
青が点灯すると、スコアが増えることがある。
白が点灯すると、ほとんどの場合、スコアが減少する。
そして、クルマのエンジンを停止させたときに、今回のスコアが確定し、アドバイスが貰える。

アクセラのi-DMの場合、青が点灯した場合、0.1~0.5程加点することがあるが、変わらない事も多い。白が点灯した場合は逆に、0.1~0.3程減点される。緑の場合はほぼ点数は変わらないが、稀に点数が増加したり減少したりする。

この「今回のスコア」は、今回のドライブに対する総合評価点であるのだが、どうも単純に「青が点いた回数」「白が点いた回数」の足し引き積算ではなさそうなことは、前述の通り「~が多い」「~ことがある」と表現しているところから察して欲しい。

この辺はブログで書いたが、躍度の発生と「操作頻度」の判定が関連していると推察するのだが、何をどうしているのかはまだ判らない。

動きとしては、ドライビングサイクルの初期段階では、青や白のインジケータ点灯による点数の変化はかなり大きいが、運転時間が長くなってくるとインジケータ点灯しても、点数が増減しにくくなるように見える。また、点数の変化が鈍くなるが、減点に関しては加点に対して敏感(厳しい)ようにも見える。この辺りはソフトウェアの詳細が公開されていないので不明。

いずれにしても、加点要素である青を多く点灯させ、減点要素である白を極力、点灯させないような運転操作を行うことが高得点のポイントであることは言うまでも無い。

最後に、青を点灯させるもうひとつのポイントを追記する。

アクセラの開発主査であるマツダの猿渡健一郎氏の言葉(JDFの記事によると)だが、
「エコランプは“踏むな”という指標、i-DMは“踏め”という指標」
「だらだらとブレーキをかけない。減速G一定できれいに停める」
「ハンドルは少しずつゆっくり切る。切り増すイメージ」
「コーナーの出口に向かうときはアクセルを踏んで加速」
といったものがある。

i-DMは車両の加速度変化の仕方を評価しているが、加速にせよ減速にせよ旋回にせよ、一度発生したGを長時間維持することによっても「しなやかな運転」との評価で、青を点灯させることが出来る。

猿渡氏の言葉による「減速G一定できれいに停める」や「コーナーの出口に向かうときはアクセルを踏んで加速」などがこの条件を満たす状況である。

高速道路のランプなど180度や270度、ぐるっと回り込んでいるようなカーブをアクセルをやや踏み込みながら回っていくと、ずっと青が点灯することがある。旋回Gが維持されているからである。


次回は、より実際の運転場面における運転操作とインジケータの点灯、高得点獲得のポイントについてまとめてみようと思う。
Posted at 2012/01/16 00:08:15 | コメント(2) | トラックバック(0) | i-DM:その他 | 日記
2012年01月14日 イイね!

i-DM(インテリジェント ドライブ マスタ)

i-DM(インテリジェント ドライブ マスタ)大変お気に入り、かつ有用なi-DM。「ドライブマスタ」という命名が言い得て妙なこのシステム。
色々とまとめてみようとしたら、結構な長文になってしまったので、何回かに分けて記載。

その前に先ず、このi-DMとはなんなのか?何を目的としたシステムなのか?という話。

他サイトからの引用中心のコンテンツというのは本位ではないが、誤解無くこのシステムを理解するには、ボクの勝手な理解よりまず、メーカーの見解を披露すべきと考えた。

詳細はマツダのサイトにある「マツダ技報」の中にあるので、そちらを読んで頂くのが本筋だが、いかんせん内容がかなり専門的な用語(微分値、運動方程式、etc)が多用されていて、拒否反応がある人もおろう、というやさしい心遣いでもある(笑)。

以下、2011マツダ技報「インテリジェント ドライブ マスタ(i-DM)の概要」より抜粋。

システムの目的
「統一感」の思想で開発した車の良さを,運転操作の習熟により更に効果的に引き出し,マツダ車の性能を最大限楽しんでもらいたい,との思いで開発したものである。


仮説と検証
社内の一般社員及び熟練ドライバ計15名に,マツダ走行試験場の同じコースを同じ車両で走行してもらい,その走行データより,運転技量の差による運転操作及び車の挙動の相違を見極めることから始めた。

→走行データ分析から,運転操作と車の挙動は強い相関がありかつ一般社員と熟練ドライバでは運転操作及び車の挙動に明確な差があることが分かった。

→車の挙動をリアルタイムで把握し,その情報をもとに定量的指標を設定することで運転操作の評価結果をドライバへリアルタイムに伝達,運転操作の修正,繰り返しによる習熟を促し,求めるところである“ドライバ及び同乗者が気持ち良くかつ環境にもやさしい運転”の支援をすることができる可能性を見出した。


具体的には

車の挙動の把握
前後方向の加速度変化及び左右方向の加速度変化を求める必要があるが,我々は車両に通常搭載されている車速センサ及びハンドル舵角センサの信号から,逐次計算することとした。

「丁寧な運転」と「荒い運転」の判定
加速度の変化による体の動きのオーバシュート現象(つまり「加速度変化によって体が前後または左右に動かされ,動きが急激な場合は振られた体の動きが“オーバシュート”し,更に体が跳ね返ってくる」という現象)に着目した。

「しなやかな運転」の判定
当システムでは,運転者が望む車両速度,加速度に制約を与えるのではなく,加速度を大きく変化させるのであれば上手く変化させているかどうかというところに着眼している。大きなGの変化を上手くコントロールしている状態を,イメージと一致するよう「しなやかな運転(Smart)」と呼称する。

加速度変化頻度の判定
走行データ分析で,一定値を超える躍度の発生頻度が一般社員と熟練ドライバで差があることを確認した。躍度の発生は乗車員が車の挙動により強制的に体を動かされる頻度に相当し,「気持ちが良い運転」の判定には欠かせない指標。

加速度変化は運転技量とは関係のない運転環境,例えば街中,高速,郊外,渋滞状況等により大きく左右されることから,単純な回数積算では正しい判定にはならない。一方,1回の加減速または一つの旋回においてはそれぞれ少なくとも2回の躍度が発生(加速の場合は加速開始と加速終了時点)することから,直前一定時間履歴(例:5sec)内での躍度発生回数をカウントし,その値が3回以上,つまり短時間内に加減速または旋回操作を2操作以上行ったところを捕まえ,操作頻度の評価指標とした。


判定結果のメータ表示

判定結果は「丁寧な運転」,「しなやかな運転」,「荒い運転」の3つであり,メータ表示においてもそれぞれの判定結果を「緑」,「青」,「白」(白はゲージとして3段階表示)としている。

「操作頻度」の判定結果については,運転中に表示されてもドライバが理解するには難しいと予測されることから,リアルタイム表示には適さないと考え,ドライビングサイクル終了時の総合評価点を算出する中で加味することとした。


要すれば、

・クルマの挙動と運転操作には強い相関関係があり、
・運転操作によって発生したクルマの挙動がどうであったかをドライバーにリアルタイムに通知
・ドライバーが丁寧、しなやかな操作を反復して習熟することによってドライビングスキル向上を促し
・ドライビングスキルが向上し、丁寧、しなやかな運転が出来るようになると、同時に省燃費な運転ともなる

ということだそうな。

つづく。。。
Posted at 2012/01/14 12:07:29 | コメント(2) | トラックバック(0) | i-DM:その他 | 日記

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「@くりんきー さん、ん〜😅
かなり微妙な内容だねぇ…🤔😅😂」
何シテル?   08/27 16:29
意のままに、思い通りにクルマを操ることに興味があります。 ドライバーの意のままに反応するクルマが好きです。 そんなクルマの技術的背景、メーカーのクル...

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