ドライバーズカルテ作成がようやく大詰めを迎えて、ちょっと一息ついているタッチ_です。
先日、カルテを作成してあげたRYUSUさんが、
上手な運転について振り返ると題して、ボクの
ブログのトラックバックを書いてくれたのですが、その記事にトラバ返し(笑)。
因みに、ご自身の勘違いの経緯を赤裸々に語ってくれたRYUSUさんを批判する意図は全くありませんことを先ずは前置きさせて頂きます(^^;)。
彼は以下の二点を「勘違い」と書いているのですが、
①走行タイプ1は凄いんだ!走行タイプ2は大したことないんだ(笑)
②i-DMのゴールは「走行タイプ1を極めることにあるんだ!」
いや別にコレ、勘違いではないんですょ(^_^;)。
実際、走行タイプ1(荷重移動)は走行タイプ2(G一定の運転)より遥かに難しいですし、G一定は別にG-Bowlアプリなど、他のツールを使ってもトレーニングは出来ます。
んじゃ
何が問題か?というと、彼が冒頭に書いている
『「走行タイプ1の青点灯」に対する
過剰な拘りが影響しているのでは無いかと感じています。』
という点。そう
『走行タイプ1さえマスターすれば全て解決!』と考えてしまったのなら、それは
大きな勘違いです。
こう断わった上で改めてRYUSUさんの勘違いwを見返すと
「走行タイプ2は大したことないんだ(笑)」とか
「i-DMのゴールは走行タイプ1を極めること」などという
言いっぷりは、間違っちゃいないが
大いに問題アリな発言と言えます(苦笑)。
実はコレ、彼に固有の話ではなく、i-DMに興味を持ってボクのブログを読んだ人の
相当数が同様の勘違いをしてそうだ、というのをボクは知っています(^_^;)。
恐らくここまでを読んで「ドキッ」とした人は多いハズ(爆)
ボクはi-DMがドライバーに求めるのは以下の三点(のみ)と書いています。
①滑らかなG変化(走行タイプ1)
②G一定の運転(走行タイプ2)
③不必要なG変化の抑止
この3つは②、③は比較的簡単なのに対して①は非常に難易度が高いという違いがあるだけで、
どれも等しく重要なんです。ところがどうもこの重要度の高低と難易度の高低をゴッチャにしている節があります。
んじゃぁボクはブログで一体、この辺りをどう説明しているか?というと、初版wとなるi-DM活用術の
其の壱「i-DMってナニ?」 の中ではこんな風に書いています。
・青ランプ:基本的にスコアアップ(加点)
・一定以上の加速Gを維持しながら加速していくと青ランプが点灯する
・これはブレーキ(減速)、コーナーリング(旋回)も同様
・一般に運転が上手いと言われる人は、こういった一本調子の加速、減速、旋回を日常的な運転で極普通に行う。
ここまでは言うまでも無くG一定の運転ですから「走行タイプ2」の説明です。
続いて
・更に加えて、i-DMが「上手い!」と青点灯をくれるパターンがある
・違いは荷重変化をより短時間で行うこと
・白が点くような動きでありながら揺り戻し(オーバーシュート)がないこと
これが「走行タイプ1」の説明なんですが、併せてこんな図で説明していました。

どっかで似たようなグラフを見掛けてませんか?d(^.^)。

ハイ、RYUSUさんがブログで使ったG-Bowlのグラフですね。
ちなみにブログを書いた2013年1月、ボクはG-Bowlアプリの存在も、こんなグラフ表示も知らなかったワケですが、走行タイプ1と2の点灯するG変化パターンを正しく表現していますね(笑)。
このとき、ボクはグラフに記載の通り青ランプが点灯する2通りを「青点灯パターン1」「青点灯パターン2」と定義しているんですが、実はコレが
誤解の種を撒いたことを後に知ることになります(^_^;)。
なぜ「走行タイプ1」「走行タイプ2」というマツダが規定した表現を使わなかったかというと、理由は単純明快で車両取扱書を読んでいなかったから知らなかった(爆)。
この3ヵ月後にアテンザに乗り換えた際に車両取扱書を読んで「走行タイプ1」「走行タイプ2」の定義を知ることになるのですが、実はこの過程で誤解の種を撒いてしまったんですね。
【誤解の種】
青点灯パターン1 = 走行タイプ2
青点灯パターン2 = 走行タイプ1 ←これが誤解の種
【正解】
青点灯パターン1 = 走行タイプ2のみが点灯
青点灯パターン2 = 走行タイプ1⇒走行タイプ2と連続して点灯 ←これが正しい
実際に運転していれば、滑らかなG変化で青が点いた後は自然とG一定の減速or旋回or加速に移行します。青ランプが長時間点灯する様子は目の当たりにしていましたから、この「走行タイプ1⇒2」が連続することは知っていて、それ故にグラフも
Gが立ち上がった後にG一定の水平線を引いていたんですが、ブログコメントでやり取りをしていると、意外にこの事実を知らない人が多いことが数ヵ月後に判ります。
で、ブログコメントで度々フォローはしていたんですが、埒が明かないってんで翌年にi-DM攻略法を執筆した際に「
どうしたら青ランプが点くのか 」で
・走行タイプ1:適度な加速度変化が滑らかに生じれば点灯
・走行タイプ2:加速度変化が生じた
後、
加速度を一定に維持すれば点灯
と説明し、ハンドル操作の動画まで使って誤解を解いたり、正しい理解が広がるように努めたんですが、、、今のところは結果は果々しくないって感じです(^_^;)。
上手な運転は「G一定の運転」です。それは
初版のi-DM活用術でも述べている通り。これがi-DMでは走行タイプ2と定義されているワケですが、じゃぁ走行タイプ1とは何なのか?
滑らかな加速度変化で素早く(短時間で)G一定にもっていけること。つまり走行タイプ1をマスターすれば走行タイプ2(G一定)の時間をより長く取れるんです。
G一定の運転=上手な運転
であるならば、G一定の時間が短いより長く出来るドライバーの方が上手、という理屈です。
という理屈なんですが、、、実際にオフミなんかで同乗走行をして見せてあげないとなかなか理解して貰えないんですね。
先ず初めて同乗した人が驚くのが「青ランプが点灯している
時間の長さ」なんですが、Gを一定にしている時間が長ければ長いほど青ランプは点灯し続けます。
「これが上手な運転なんですよ」と、乗せて見せれば納得もして貰えるんですが、なかなか物書きの難しさを痛感する日々です(^_^;)。
”運転評価システム”なんだから、上手な運転をしなきゃ良い評価が出ないのはア・タ・リ・マ・エw
RYUSUさんが明らかにしてくれた誤解の経緯を含めて、過去のi-DM関連ブログは一旦全部非公開にして改訂版を出そうかと結構、真剣にお悩み中、、、(苦笑)
Posted at 2015/07/13 01:52:16 | |
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