
この記事は、
i-DMの疑問 MT操作との相性は良くない?を読んで、ちょっとまとめておいた方が良さそうだと思って書くことにしました。
i-DMは"運転評価システム"なので、これを気にして運転を始めると、先ずは「ヘタクソ!(-へ-)/」(白ゲージ/白ランプ)を沢山貰って凹みます(苦笑)。これをなんとか「上手、じょうず(^o^)/」(青ランプ)と云ってもらえるように日々悪戦苦闘することになるワケですが、精進を続けていく中で誰もが
「それって、、、ちょっとなんか
変なんじゃないの?i-DMセンセ!!」
と思うことは、一度や二度はあったでしょう。かく云うボクもありましたょ、えぇ(^_^;)。
まだ未熟だった頃、
こんなブログを書いてますし(苦笑)。こっ恥ずかしいので黙って消しちゃおうかと何度も思いましたが、まぁボクもこんな時代があったということで、記念(笑)に残してありますが(^_^;)。
本日時点でボクはi-DM付きのクルマ
(AT車)を走らせること約2年半で60,000km強となりますが、その経験から結論を先に言ってしまうと、
i-DMは非常に良く出来ています。死角はほとんど無いですね。
ボクがかつて「これはおかしい」「これってどうなの?」或いは「こんな場面ではスコアはきっと出ない」なんて感じた様々な疑問は、結局以下の2パターンのどちらかに帰着しました。
パターン①
所謂「誤検知」というか、誤判定の類ですね。i-DMも完璧では無いってことで、ドライバーの運転操作は決して悪くは無いにも関わらず、白ゲージを点灯して場合によっては減点されるものです。
しかしこれは結局、ドライバーの操作の仕方で回避が可能であったり、誤判定が出てもスコアに影響させないような克服が可能であることが分りました。
パターン②
こんな場面では「スコアが上がらない」とか「スコアが下がる」なんてことを経験し、もうどないせーっちゅんじゃ!と頭にきて、そんな場面では
i-DMのスコアが下がっても仕方が無いのだ、と思うようなシチュエーションをいくつも経験しましたが、結局それは
ドライバーがヘタクソだったから、という結論となりました。
だって、σ(^_^;)がかつてそう感じた様々な場面で、今のσ(^_^;)は労せずして5.0点が出ますから(苦笑)。
具体的なモノをいくつか紹介しておきましょう。
パターン①:停車時のブレーキリリースによるi-stop解除、発進時の白ゲージ減点
恐らくAT車のオーナーは必ず体験する減点ですね。ブレーキペダルを離しただけで白ゲージが点灯するわけですから素直に納得出来るオーナーは少ないでしょう。下り坂などではより顕著になります。
原因は、ドライバーの問題でもi-DMのせいでもありませんでした。これは
クルマの問題ですd(^.^)。
i-DMはアクセル、並びにブレーキペダルによるクルマの前後の動き(加速度変化)を、車速センサーの信号から逐次計算して求めている(マツダ技報より)そうですが、AT車のこの停止状態からブレーキを放して車が動き出す瞬間、車速センサーから変な信号が生じちゃうそうです(^_^;)。
その変な信号からi-DMが加速度変化を計算すると、ペダル操作がラフであるという結果になって白ゲージが点灯するそうですょ。
i-DMは人馬一体を目指したシステムと言いますから、車の至らぬところはドライバーが補ってあげないとイケないですねd(^.^)。だって、白ゲージがバンバン点くような至らぬ運転(苦笑)しか出来ないドライバーでも、車が補ってくれて事故が起きることなくちゃんと走れるでしょ?(笑)
回避方法:ブレーキペダルの離し方
先ずi-stopからの復帰ですが、ブレーキを緩めることでi-stopを解除する方法を覚えましょう。緩めるだけなので、エンジンは掛かっても車は停止したままです。
次にブレーキペダルの離し方ですが、足首をスローモーションで動かすように、パッと離すのではなく、スーっと浮かすように離しましょう。これで白ゲージは回避出来ます。
克服方法:ブレーキリリースで白ゲージが点いても減点されない方法
普段から白ゲージ点灯による減点がほとんど無く、青ランプが適時点灯してスコアの変動が少ない運転をしていると、白ゲージがたまに点いても直ぐには減点されません。まぁ、普段から丁寧で上手な運転をせよ、ということでしょうか(苦笑)。
ということで、回避も克服も可能なこの問題、ボクも最近は全く気にならないというか、ほとんど忘れ去ってしまっているくらいですが、未だに「納得いかない」と思っている方々もいらっしゃるようです。「クルマが悪いから上手くいかない」というのであれば、なるほどそのドライバーは上級者とは言えないでしょうねぇ(^_^;)。
パターン①:定速巡航時のアクセルOFFによる減点
ボクはコレで半年間、悩まされました。また先日、これが原因と思われる謎の減点をブログに書いている人も居ましたね。コメントでアドバイスを差し上げましたが(^_^;)。
一定速度で巡航している場合、アクセルペダルの踏み込み量は1mm程度というか、ほとんどアクセルに触っているだけ、というような感じで速度一定で走っている場面があると思います。一般道、高速道路を問わずですね。この微妙なアクセルの踏み込み状態の場合、道路の起伏や前走車との車間などの関係で、微妙にアクセルを踏み増したり戻したり、というアクセルワークをすると思います。
このような場合に、アクセルペダルから何らかの理由で
「パッ」を足を浮かしてしまうと、最大で白ゲージが2個点くことがあります。また白ゲージが点かずに緑のままでも、-0.1点の減点が生じる場合があります。
この原因もどうやら、そのような微妙なアクセルワークの際に車速センサから変な信号が出ているような節があります。これは確証はないのですが、このようなケースでは車の挙動に当然、大きな加減速は生じていません。ですからブレーキリリースの問題もあって、このような予想が立てられます。
回避方法:アクセルペダルの離し方
もう「パッ」と離さない。これに尽きます。ジワッ。スゥ~。擬音はなんでもイイですが(苦笑)、ちょっと気をつけてあげさえすれば減点は回避出来ます。ボクはこれが悪いと認識した直後から、もう直ぐに直せましたし、数日気を付けていただけで慣れて、再発しなくなりました。
克服方法:アクセルOFFで白ゲージが点いても減点されない方法
ブレーキリリースの方法と同じです(^_^;)。
パターン②:緊急回避行動による白ゲージ減点
某クチコミ掲示板では定番とも云えるi-DMをもう無視するという理由ですが、実に多くの人がこの緊急回避に伴う急ブレーキで減点され「なんだよ!急ブレーキを踏むなってことかよ!?」と思うようですね。そもそも
ソコが間違っていますd(^。^)。
上級ドライバーは緊急回避の急ブレーキなど、滅多やたらに踏まないんです(爆)。
周りが良く見えて、適切な車間距離を常に確保し、自分の想定外などという事態には年に一度も出くわさないのが運転が上手いドライバーです。逆に、しょっちゅう周りの状況に翻弄されて、踏みたくも無いブレーキを踏まされているということ自体が、
運転があまり上手じゃない証拠ということですな(^_^;)。
ちなみにこの緊急回避行動による白ゲージも、普段から減点がほどんど無い運転をしていると、MAX3個点灯が一回あったくらいでは全く減点されません。i-DMも「上級者だってたまにはそういうことはありますよね」って、大目に見てくれるようですょ(笑)。
パターン②:飛ばすと減点されてスコアが下がる
i-DM初心者や万年中級者の多くの人たちが「スピードを出すとスコアは下がるもの」と誤解しているようです。なぜスピードを出すとスコアが下がるかというと、車の速度が高くなるとちょっとした運転操作でも車の姿勢は大きく変化します。つまり荷重移動(加速度変化)が大きくなるんですね。これが大きくなればなるほど、上手に荷重を移動させることは難しくなります。平たく言えば、同じ車で同じ道を走っても、
速度を上げれば上げるだけ運転は難しくなるということです。上手に運転が出来れば、多少、いやかなり速度が高まってもスコアは下がりません。逆に云えば、i-DMのスコアが下がり始める速度(ペース)が、そのドライバーの技量ということが出来るかもしれませんね。
全く逆説になりますが、ある道をあるペースで走ってスコアが下がるなら、
ペースを落としてあげればスコアの低下を防ぐことが出来ます。スピードが遅くなれば運転は簡単になりますからね。
「ヘタクソは危ないから飛ばすな」う~む、理に適ってます(苦笑)。
パターン②:細街路だとスコアが上がらない
細街路だと当り前ですが、スピードが出せません。故に青ランプは点き難いんですが、ずっと緑であれば4.5点前後は取れます。ところがこういった低速セクションで「スコアが上がらない」という話を良く聞きます。そもそも青ランプって、ドライバーが運転を楽しめるような場面で点くものであって、細街路を低速走行するときに青ランプがバンバン点くのは如何なものか?という話もあります。
そもそも細街路だけを走ってスコアが出るケースは稀で、細街路を抜けて通常の道に出るとか、普通に走って帰宅直前に細街路とか、そういうケースが一般的だと思います。ということは、細街路は4.5点で抜けて、広い道に出たら5点にすれば良い、或いは5点で細街路に突入して減点無しで到着出来れば良いわけですが、どーも細街路で減点が多いことが原因で、スコアが出ないと思う人が多いようです。
細街路を低速で走る場合、緑オンリーで加点も減点も無くて良いと割り切れば、十分克服可能なものです。
ちなみにσ(^_^;)ですが、そんな細街路でも最高速度が30km/h以下なら楽勝、25km/h以下でもまぁ多分、20km/h以下に縛られても気合を入れれば5.0点が取れますけどね(笑)。
以上は
AT車のi-DMと2年半付き合ってきたボクの経験から言えることですが、トラックバック先のブログにあるように、MT車のi-DMも同様の事が云えるのか、或いはちょっと違う部分があるのかが明らかになるのはこれからでしょう。MT車用のi-DMにはクラッチ操作に対応した仕様変更が施されているとのことなので、その点を含めてその運転評価が"妥当"なものなのか、そうでないのかはMT車のオーナーの方々の評価に掛かっています。ボクはMT車を買う気は無いので(^_^;)。
ということで、SKYACTIV-MTオーナーの健闘に期待しましょう♪