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2011年12月06日 イイね!

10年乗れ!?

10年乗れ!?「ファミリーカーに買い替えない?」

妻がそう切り出したのは、結婚から約半年経った、1996年5月頃(だったかな?)

共稼ぎで経済的に余裕がある間に、実用性のあるクルマに買い替えておかないか?という発想である。
確かに、子供が出来てから2ドアクーペじゃ不便である、と思っても急にクルマなど買い替えられるものではなかろう。主張には一理有る。

そして、ファミリーカーとして買うからには、購入資金は当然、家計から出すと言う。
こういった点、我が妻はなかなかに論理的である。

夫:しかして、ご予算はいかほどで?
妻:150万
夫:・・・はぃ?(・・)?

妻の実家はクルマを所有しておらず、クルマに頻繁に乗るようになったのはボクと付き合い始めてから。当然、クルマの種類や価格については疎かった。その妻をして150万と指値である。

そして、ファミリーカーの条件は「ドアが4枚あって、大人が5人乗れること」ときた。

4ドア、5人乗り、予算は150万。この条件の意味するところは・・・トヨタのカローラ?


つまるところ、妻のイメージするところのファミリーカーがカローラであり、その価格感が150万ということであった。しかし、、、

夫:150万には諸経費は含まれているの?
妻:しょけーひってナニ?
夫:(/_ _)/

コレである(-_-;)。

説得以前に先ず、クルマを購入する際に掛かる費用の話、150万で買えるクルマが具体的にどんなモノか、などなどを説明し、なんとか予算を200万に修正して頂いた。もちろん諸経費込みである。
そして、それよりも高額なクルマを欲するならば、ボクが不足額を充当することで合意。
当然、今乗っているクルマの下取りはこの「不足額の充当」に該当する。独身時代にボクが買ったものであるから当然、そういった理解となる。

これでとりあえず、300万前後のクルマの選択が可能な条件は整ったが、更なる妻の要求がボクを悩ませた。

妻:新たに購入したファミリーカーは当然!10年は乗っていただきますから。
夫:10年!?(*_*)

1台目のFC3Sが3年半、2台目のBB1がこの時点で4年半弱である。

BB1には現時点で全く不満は無く、積極的に買い替える意志も無かったのだが、10年間1台のクルマを所有するというのは未体験ゾーンである。
また、親父が「3年毎にクルマを買い替えるのが、もっともお得」との主張で、実際3年毎に買い替えをしていた。

※当時は新車購入時も2年車検であり、初回車検を通して後、1年後の下取りが資本効率が高いという話であった。

既に4年半の保有しており、ボクはこの考え方には与していなかったわけだが、更に5年半の所有はさすがにイメージが湧かない。

このとき、クルマの購入を見合わせる選択肢もあったはずだが、そうはせずにとにかくファミリーカーの選定に入った理由について、記憶が定かではない。

先ず真っ先に候補になったのは、当然といえば当然、ホンダのアコードである。

SiRにはM/Tもあり、エンジンは同じH22Aである。多少ディチューンされてはいるが、まぁ問題はあるまい。しかし、、、

このアコードは1993年デビューであり、この後1~2年後にはFMCである。
否、10年乗るからには今度のFMC後の、更に次のFMC後まで、このクルマに乗らねばならない。

そう考えると、途端に萎えた。
独身時代は「(4ドア)セダンに乗るようになったら、クルマの趣味は引退と思って」と周りに豪語していた身である。
このクルマ選びは非常に苦しいもので、いよいよ「クルマの趣味もここまでか」と覚悟した。

しかし、全てとは言わずともせめて一部でも、かつてクルマが好きだった自分が納得のいく、光るアピールポイントが欲しい。
H22Aは確かに素晴らしいパワーユニットであったが、既に4年半を共にし、良く知っていた。
次のクルマのエンジンも同じなら、とは思っていたが、こうなると状況は変わってくる。

DOHC-VTECは外せない。アコードはイマイチ。その他には?

インテグラ。これのB18Cもリッター100psのDOHC-VTECである。セダンではないが4ドアHTがあり、大人が5人乗れる。
ここで気になったのが"200ps/20kgm"の基準である。両方共少し足りない。

う~ん、、、と思案を巡らせていたとき、盲点であった1台に気が付いた。

そうだ、インテグラには”TYPE R”があるじゃん?

馬力は200ps、トルクは若干足りないが、軽量化された車体は1100kg強であり、BB1より200kgも軽い。
エンジンは相当にピーキーなのが予想されたが、M/Tで乗る限りは問題なかろう。13Bロータリーでも低速トルクの不足は問題ではなかったし。

これなら限定車のようなモノである。NSX-Rに続くブランドでもあり、ホンダファンにとってはステータスもあろう。

10年、愛し続けることも出来るかもしれない?
否、10年、愛し続けることの出来そうなクルマはこれしかない!

ほとんど、選択肢は無いような状況で、DB8-Rの購入を決めた。車体色はお約束の選手権白(チャンピオンシップホワイト)。

妻には「ドアが4枚あって大人が5人乗れるクルマにしたよ」と告げた。

要求通りのファミリーカーである。

同時に、今までのように走りを楽しむようなことも無くなるだろう、と思った。
10年乗らねばならない。基本的には所有することに喜びを見出し、大事に乗ろう。
この買い替えは、ボクのクルマ人生にとっては節目の選択であった。

しかし、、、

確かにこのクルマに買い替えた後のボクのクルマ人生は、それまでとは大きく変わった。
だが、その変わり様は、ボクの想像とは全く逆の方向に、であった。

ホンダのタイプR、今更ボクが語るまでも無く、どんなクルマかは良く知られていると思う。
ハッキリ言って、ガレージに飾っておくクルマじゃない。走らせてナンボなクルマである。

1996年8月に愛車になって以降、お買い物、冠婚葬祭、旅行からスポーツ走行まで。
旅行では、北は青森、南は長崎、熊本まで。
スポーツ走行で走ったコースは、菅生、間瀬、もてぎ、筑波、富士、鈴鹿、その他ミニサーキット等。

2011年12月現在、所有15年以上、走行16万キロ余り。

本当に良く走ってくれたし、本当に素晴らしいクルマだと思う。
約束の10年を超えて、結局15年以上乗り続けたのは、これが色褪せて見えるクルマに出会えなかったからに他ならない。

今月、次の愛車の納車を受けて、このクルマとお別れするのだが、ディーラーに依頼して永久抹消(廃車)の予定である。
ボク等夫婦の結婚生活と共にあった思い出のクルマでもあり、他人の手に渡ることを由としない、これは妻の希望でもある。
ディーラーからは、このクルマなら十分に値段が付くと下取りを薦められたが、そういう問題ではないのだ。

思えば、出会いは必ずしもドラマチックでは無かったが、こうして振り返ると、その偶然に感謝せざるを得ない。
Posted at 2011/12/06 23:37:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ選び | クルマ

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