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2012年10月15日 イイね!

アテンザSKYACTIV考①

アテンザSKYACTIV考①期待の新型アテンザについて少し書こうと思っている。なにしろ本気で購入を考えていた一台である。マツダが社運を掛けるというSKYACTIVをフル塔載したフラッグシップなのだ。

しかし、当然ラインナップされると疑わなかったAWDが無かったこともあり、購入は一旦棚上げ。更にマツダが「すべての領域においてマツダの技術とこだわりの粋を尽くした」と謳う割には、やや気になる情報もあり、個人的には非常に心配になっている。自分が購入を保留しておいてなんだが、SKYACTIV第一世代のフラッグシップである。日本市場ではともかく、世界市場では一定の成功をしてもらわねば困るのだ。

DIAMOND ONLINEの記事にアテンザのコンセプトに関するマツダの意図が多く紹介されていた。

『狙いは3つ、性能、技術、デザインで特化すること。これが新型『アテンザ』の命題であり、今後のマツダのクルマ造りの基盤となる『意味的価値』追求の手段だ。』

これは全く正しい方向性だ。技術は世界的にもユニークなSKYACTIVのガソリン、ディーゼルエンジンが既にあり、デザインも"鼓動"というデザインテーマを掲げ一定の評価がある。内装の質感などにも"造り込み"という言葉が多用されるように相当に拘っている様子で、恐らく数年を経てこなれてくれば一定の評価は得られるであろう。この点も今後の評価を上げていくことはあっても下げる要素にはならない。問題は性能だ。しかも加速力や最高速などの性能もさることながら、どちらかと言えばドライバーに訴える感覚性能の部分。マツダは「意のままに軽快に操る歓び」を追求と表現するが、それがどのように実現しているか?

アテンザはBMW3、Audi A4、VW パサートをベンチマークとして開発したという。ということはこれらのライバルに対して性能面で並ぶと共に、マツダが言う「意のままに軽快に操る歓び」をドライバーに与えることが出来なければならない。

しかしどうやら、この辺に関しては先日、箱根のターンパイクで行われた試乗会のプロトタイプにおいては、どーもマツダ自身の狙い通りの性能が出ているのか?手放しで評価出来る段階ではないようだ。また、英国メディアのプロトタイプに対する評価も期待値に今ひとつ届いていない。

マツダ自身が「ホイールベース2600mm以下には自信がある」と語るのとは裏腹に、今回のアテンザのようなロングホイールベースのクルマについてはまだチャレンジがあるということなのだろうか?AUTOCAR試乗記が指摘するステアリングの軽さと直進時のデッドな感覚とかシャープさに欠けるといった評はボクにはとても気になる点だ。これらの指摘が仮に真実であったとしても、恐らく一般のアベレージドライバーには全く問題の無いレベルであろうことは想像に難くない。しかし今後のマツダにとっては捨て置けない、乗り越えなければならないハードルだろう。

また、10月6日の予約受付開始と共に発表となった車両価格は、旧型よりざっと30~50万円弱の値上げとなった。マツダの新生フラッグシップとしては決して法外な価格設定ではないとボクは思うが、先の性能面での出来とも会わせ、この値付けが良かったのかどうか?現時点で早々に結論は述べられないが、商品の値付けというものは一歩間違うと、それだけで素晴らしい商品を失敗作にしかねない非常に重要かつ危険な要素だ。

AWDをラインナップから外している不思議も含め、様々に気になる新型アテンザについて、出来れば発売前に思うところを整理した上で、その成否を見守りたいと思っている。

とりあえず次回はこの値付けについて書くつもりだ。
Posted at 2012/10/15 02:45:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | SKYACTIV | クルマ

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