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2013年11月29日 イイね!

i-DMの要改善点と、攻略法

i-DMの要改善点と、攻略法BMアクセラで一段の機能強化が図られたi-DMですが、いちヘビーユーザーとして個人的に考える現状のi-DMの問題点を指摘したいと思います。

問題点1)ステージダウン(降格)条件が緩過ぎる

マツダ曰く「マツダ車の性能を最大限に発揮するように車がドライバの運転技術向上を支援していく,まさに“人馬一体”を目指したシステム」というi-DMですが、現実問題としてドライバーが本来習得すべき、アクセル、ブレーキ、ステアリングの3操作の内、一部の操作(例えばアクセル)に頼ってステージを上げてしまうケースが後を絶ちません。ドライバーがそうしたいというのであれば、それは別に個人の自由ですが、これをやることによって何が起こるか?というと、その他の運転操作(特にステアリング)の上達を著しく阻害する状況になります。1stステージであれば容易にきっかけが掴めるはずなのに、3rdステージに上がってしまった後に「やはりステアリング操作でも上達が必要だ」と気が付いたとしても、難易度が高いステージでは習熟も思うに任せません。

不用意にステージを上げてしまうと、上達の道が閉ざされてしまうリスクがあるのです。

結局、ステージやスコアを維持しようとすれば、練度の低い操作では減点されないようにビクビク運転し、限られた加点可能な操作で青ランプ点灯を目指す、といういびつな運転に傾倒することになります。

アベレージ4.0点を労せずに維持出来ないのであれば、ステージを降格させるべきです。

ステージ降格条件を緩く設定したのは、折角昇格したステージが簡単に落ちないようにするため、云わばユーザーに対するメーカーとしての優しい配慮と推察しますが、現実問題として誰にも益するところが無いというのが実態です。

更にゲーム感覚でのステージクリアを目指して、最高ステージでアベレージ5.0点で記念撮影をして、後は無視するという利用方法をしていたとしても、今のステージ降格条件(アベレージ2.0点未満のドライブを10回?)では、簡単にステージは下がりません。

結局、分不相応なステージで白ゲージをバンバン貰うので、気にすれば面白くないでしょうから当然、こんなものは無視したくなるのが人情です。

i-DMの目的が「ドライバの運転技術向上を支援」することであるならば、ドライバーの技量に合った難易度のステージに自然と帰着するような、適切な昇格、降格条件であるべきです。


問題点2)MT車の前後G判定ロジックの見直し

恐らくこの問題に気付いているユーザーはほとんど存在しないでしょう。

確かにAT車と同様の判定ロジックであれば、シフトチェンジの度に前後Gの維持は崩れてしまうため青ランプは消灯します。ただアクセルを踏むだけのAT車に比べれば車両構造が違うのですから、シフトチェンジに於けるなんらかの考慮がなければフェアではありません。

しかし、現状のMT車のi-DMはAT車に比べて著しく簡単に青ランプが点灯するようになってしまっており、例えば東京都内などの発進停止の頻度が高い道路環境では、ステージ昇格条件となる4.8点以上が、単に信号にしたがって発進停止を繰り返しているだけで取れてしまいます。

これの何が問題かというと、アクセル以外のブレーキやステアリング操作に習熟する間もなくステージが進んでしまい、結局「ドライバの運転技術向上を支援」という本来の目的を達することが難しくなることなんです。

MT用のi-DM開発にあたっては、シフトチェンジの上手・下手の線引きには恐らくご苦労があったと推察しますが、結果的に出来上がったMT版i-DMが、当たり前にクラッチミートするだけで青ランプが点くというのでは、やはり適切な設定とは言い難いです。恐らくMT車オーナーが同ステージのAT車に乗ったら、容易に高スコアは取れないでしょう。


このアクセラのi-DMトレーニング画面は先日、ハイブリッド車を試乗したときのものですが、画面下方にある運転3操作の傾向を表示するようになったメーカー側の意図するところは、

ブレーキもハンドルもアクセルも、バランス良く上達して欲しい

ということだと想像出来ます。もしメーカーがそう考えているのであれば、今日指摘した2つの問題点は、その意図に沿わないシステムの仕様と言えます。
実際、上記の運転結果はブレーキとアクセルで相応に青ランプが点き白ゲージが無しで、スコア5.0点が取れてしまいます。ステアリング操作で青が無かったのは単にコースの問題ですが、これが現実なのです。

要は使うドライバーの側の問題といえばそうかもしれませんが、システム側にも改善の余地があるのであれば、それは是非行うべきだと思います。


とは言え(^_^;)

既に市場に出てしまったクルマのi-DMをUpdateするのは容易ではないでしょうし、ボクの提案をマツダが採用してくれるかは判りません(笑)ので、こいつを上手に使ってマツダ車と人馬一体になるための攻略法なんぞを改めて書こうかと考えています。

既に活用術は書いていますが、どーもボリュームが有り過ぎて難解という声もありますので、もっと短くシンプルに、やるべきこと、やってはいけないこと、取り組む順番、取り組みのポイント等を、極力シンプルにまとめてみようかな、、、と(^_^;)。

出来るだけ短期間で、i-DMの白ゲージにビクビクすることもなく、スコアを気にする必要もなく、リラックスしてZoom-Zoomな楽しいドライビングをしていながら、スコアは常に4点台後半という。

今度はウケるかしら???f^_^;)
Posted at 2013/11/29 01:48:08 | コメント(5) | トラックバック(0) | i-DM:システム考察 | 日記

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