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2016年12月21日 イイね!

「もしかして、トヨタはプリウスがあまり売れて欲しくないのかも?」という話

「もしかして、トヨタはプリウスがあまり売れて欲しくないのかも?」という話今年の8月に新型(というか現行)プリウス販売が失速気味という風評wに基づいてブログを書いたのですが、歴代というか先代に比べて販売台数の失速傾向は、どーも明らかなようです(^_^;)。

特に日産がノートに「e-POWER」と名付けたシリーズ・ハイブリッドを投入して、月間販売台数でサニー以来、実に30年ぶりにTOPを取った件と合わせて、メディアが改めてプリウスの不人気(?)ぶりを取り上げているようです。

まぁプリウスが不人気とはいっても昨年の12月発売以来、ずーっと1位だったのが2位に下がったという話なので(苦笑)、20位前後を行ったり来たりしているマツダのアクセラやスバルのインプレッサなどと比べれば、なんとも次元が異なる世界ですが、、、え?比べんなよ?ハイ、スンマセン(^^;)。

日産のノートe-POWERが1位になったのにはどーもカラクリがあるとの見方もあるようですが、まぁそれはそれとして、販売失速が事実だとして、問題はその原因です。プリウス失速を取り上げたメディアの記事でも提起されていますが、読者のコメントのなんとまぁ素直な事(苦笑)。

ボクも以前のブログで指摘しましたが、ソレはどーもボク個人の勝手なイチャモンwではなく市場(大多数)の声のようですね(^_^;)。

で、今日の本題はここからですw。

トヨタのプリウス開発チームがベストセラーの人気車種になんでこんな尖がった(平たく言えば変なw)デザインを与えたのか?

結果的に多くの消費者から不評であることから、このデザインが「失敗」であると指摘するのは誰だって出来ますし、その原因を「新しさや未来感を演出することに拘ってやり過ぎた」などと断じるのは簡単なんですが、もし新型プリウスの開発チームが、こういった市場評価が出るであろうデザインを敢えて狙って与えたとしたら?

と言ったら、え?なにナニ??って思うでしょ?(笑)

勿論こればボクの下種の勘繰りなので、例によっていくら説得力があっても当たっているとは限りませんが(爆)。

先ず販売台数の失速・低落傾向ですが、プリウスという単一車種の実績を先代と比較して見ると、確かに問題視すべき状況です。プリウス開発チームとしては心穏やかではないでしょう(^_^;)。

しかしトヨタという会社としての見方を想像すると、先代プリウスの発売当時に比べて状況の変化があります。コンパクトカーにアクアがあり、小型のミニバンとしてシエンタもあります。また既にコンパクトSUVのC-HRが発売済みで、Cセグメント以下のハイブリッドという切り口で見ると、先代プリウスが「トップブランドのハイブリッドカーである」という売り一本、単一車種で勝負していた状況とは全く違います。つまり先代がデビューした2009年当時はプリウスに集中していたであろう需要が、今は消費者のニーズに合わせてアクア、シエンタ、そしてC-HRに当然分散する可能性がありますし、逆にプリウスでは拾えなかった需要も取り込めているでしょうから、判り易く乱暴な言い方をすれば

先代比でプリウスの販売台数が多少落ちるのは十分に想定の範囲内

かもしれませんd(^_^;)。つまり、メディアが「トヨタ社内でも問題になっている」なんて報じている話は実はw、或いはトヨタ広報の絶妙なメディア操作wwかもしれません。

しかしトヨタが新型プリウスの売上実績をどう分析しているか?はソレとして、開発チームが敢えて変な・・・p(-o-;)オホン、一般受けし難い尖がったデザインを与える理由の説明にはなりません。アクア、シエンタ、C-HRが好調に売れるのは勿論喜ばしい上に、新型プリウスにも多くの消費者が好感を持つようなカッコイイデザインを与えて、先代と同等か、それ以上の人気になった方が良いに決まっている・・・と思いますよね。

と・こ・ろ・が、、、d(・・)

アクアなどの他ラインナップが揃ったことを前提に、プリウスというブランドの力で或る程度は数が出るだろうという読みも前提として、広く多くの人に支持されるのではなく、ハイブリッドのプリウスが欲しいという人にだけターゲットが絞られるような尖がったデザインを敢えて与えたとしたら、彼らがそうした意図はどこにあるのか?

コレですp(^_^;)
新型プリウスPHV

先代のモデルライフの途中で追加になったPHVですが、トヨタの思惑通りには売れなかったそうです。その最大の理由にあげられている消費者の声に「普通のプリウスと見た目が変わらない」という不満があって、その反省から新型は基本フォルム(骨格)こそ同じながら、顔とお尻をはじめとしたデザインが全く違います。

そしてカッコ悪い新型(現行)プリウスと比較すると、ボクの目から見ても新型のプリウスPHVは圧倒的にカッコ良く見えます(苦笑)。飽くまでプリウス同士の比較で、ですょ(^^;)
あの縦長で妙ちきりんなテールランプもPHVにはありませんしw

新型プリウスはトヨタのハイブリッドモデルの代表車種ですが、新型が旧型比で性能向上を図るのは当然としても、四代目としての新たな役割(使命)として市場を次のステージに引っ張り上げるというものがあったらどうなのか?次のステージとはこの場合、PHEVの普及です。

しかし欧州メーカーが最近ラインナップを充実させているPHEVの各モデルも、燃費性能はあくまで非ハイブリッドのガソリン車よりは良好というレベルで、ハイブリッドとの比較で圧倒的に良いというレベルにはありません。プラグインで外部から給電できることから、利用者が短距離主体という使い方をしてくれれば全くガソリンを使わない、なーんてことになるので優位性がハッキリしますが、バッテリー容量の範囲を超えた利用では、既存のハイブリッドに対して燃費性能で優位性が見え難いという問題があります。

しかも新型プリウスが旧型より燃費性能を向上させればさせるほど、PHVモデルとの燃費性能の違いが判り難くなりますから、価格が高いことも重なると消費者には選んで貰い難くなります。
「別にここまで燃費が良いなら、PHVじゃなくてもイイや」ってね(^_^;)。

でもそれではトヨタは困るワケです(苦笑)。

既に述べた通りでPHEVは使用方法次第でガソリン消費量が全然違うので、次世代環境技術の本命か?といえばボクは甚だ疑問には思ってはいますが、欧州などは環境規制という飴をメーカーの鼻先にぶら下げていますしw、米国でもEVと並んでPHEVもZEV規制の対象にしています。

つまり次世代環境技術の本命か否か?という議論のタイミングは既に過ぎていて(苦笑)、メーカーは今後、一定の割合をラインナップに加えていかざるを得ない。つまり日本市場でも「普及させていかなければならない」という命題があるんですねぇ。。。(苦笑)

とすると、普通のwハイブリッドとPHVという両方をラインナップするプリウスの場合、普通のハイブリッドの人気が高過ぎてPHVが売れない、なーんて事態になったらトヨタは困るワケです(^_^;)。

で、このヒジョーーーに悩ましいジレンマをどうやったら解決出来るか?

その解決策が広く一般ウケはしない尖がった(平たく言えば変なw)デザイン、なのかも?という風に思い始めましたA^_^;)

もしそうだとしたら、市場は正に開発チームの思惑通りの反応を示したことになります。面目を保つw程度に約1年間は販売トップを守りましたが、一方でデザインが変という人の声が多く上がりました。もしかしたら新型プリウスを買おうと思っていたものの、デザインがネックで購入を思い止まった人が多く居るかもしれません。

そこにプリウスPHVが登場します。今度は旧型とは違ってハイブリッドモデルとは全然違うデザインな上に、こっちの方が断然カッコイイ(笑)。お値段は確かに少しお高いですが、スターティングプライスが300万円ちょっとという話が本当なら、ハイブリッドモデルにオプションをアレコレ付けるのと比べたらそんなに高いわけじゃない、と思う人も居るかもしれません。そこに「自宅で給電出来れば、短距離ならガソリンを全く使わずに走ります。」という殺し文句は、大蔵省の奥様の心にも響くでしょう(苦笑)。

なーんてね。ちょっと妄想してみました(^_^;)。
Posted at 2016/12/21 16:48:09 | コメント(2) | トラックバック(1) | 自動車市場 | 日記

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