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2016年12月28日 イイね!

2016 Be a driverなオフミ・レビュー

2016 Be a driverなオフミ・レビュー昨年に引き続いて2016年も年間4戦を行ったBe a driver.なオフミ。昨年同様にレビューしたいと思います。

この一年はトピックがとても多く思うところも色々とありました。良かった点は素直に喜んでおきますが、悩ましかった点などは改善して来年に繋げないとイケません。

事の発端はi-DMに興味を持った人たち向けにオフミを始めて、i-DMの活用法やら上手な運転とはなんなのか?なんて事を参加者に伝授していく中で、日頃の成果を披露したり達成感を得られるような機会を何か設けられないか?と考えて企画したイベントでした。

昨年1年間はコースを通称:碁盤の目という極めて単純な直線と直角カーブに限定して、i-DMとG-Bowlアプリを活用して「上手さを競う(測る)」という内容でした。これが実は参加者にドラテクの基礎を磨かせることに繋がったワケですが、、、
折角身に付けた基礎技術も、実践の場で応用が出来なければ宝の持ち腐れです。
つまり参加者のスキルアップに合わせてオフミの内容もレベルアップさせなければ上達が頭打ちになってしまうので、今年のメニューをどう組むか?というのが課題のひとつでした。

加えて昨年のレビューでも記載した通り、この取り組みの輪をどうやって広げていくか?というのも課題でしたが、今年から新たに参戦してくれたのが5名(JOUSUIさん、ともンダンさん、鉄風鈴さん、カネゴン☆さん、mitakkさん)の一方で、足が遠退いてしまった人も4名ほど居て、結局は純増1名でした(^_^;)。

来年に向けては既に2名(あおkさん、nobu_nobuさん)が参戦を表明してくれているものの、更にどれだけ増えるかは引き続き課題ですねA^_^;)。

さてオフミのメニューに話を戻して、参加者のレベルアップに合わせてどうするか?極めて単純かつ合理的に考えれば方向性は2つしかありません。

①走るコースを難しくする
②走るペースを上げる

この2つはorでもandでもOKなのですが、如何せん公道でやる以上はペースを上げるのには限界があります。マツダ車が多数集まって暴走行為をしている、なーんて話は上手くありませんからね(苦笑)。
ということで自ずと①になるワケで、今年は第一戦こそ碁盤の目でやりましたが、第二戦第三戦はワィンディングを舞台にしました。

実はここで大きな課題がありました。碁盤の目ならi-DMとG-Bowlアプリを組み合わせて運転の上手さを測るというのはとても合理的なのですが、これがワィンディングになっても同様に測れるのか?という話。

これを検証するために第二戦のコースでは下見オフなんてのをやって、参加予定者のデータを分析して採点ルールを見直すなどの対策を取りました。その見直したルールをベースに第二戦第三戦を開催して、その結果に特に違和感も無かったことから、我ながらこの採点ルールは良く出来ているwと自我自賛しているのですが、実は問題がオフミに向けて練習をしている参加者の中で顕在化しました(^_^;)。

なぜこのオフミがi-DMとG-Bowlアプリという二つのツールの結果を組み合わせているのか?という点に答えがあるのですが、参加者は必ずしもその意味を正しく理解出来ているとは限りません(^_^;)。

運転の上手さとは煎じ詰めれば極めて単純(シンプル)で、実は答はひとつしか無いなのですが、多くの人が答は一つではなく沢山あると思い込んでいます(苦笑)。

なぜそういうことが起きるかと云えば、道が変化に富んでいること、走るペース、この2つの変動要素の影響が極めて大きいのです。そのために運転の上手さにも様々なバリエーションがあるように錯覚するんですが、実はそう見えるだけなんですねぇA^_^;)。

例えばもし貴方がサーキットでスポーツ走行の経験があるならば、自己ベストを刻んだラップの走り方をイメージしてみて下さい。それは貴方に出来るもっとも上手い走り、ですよね?
じゃぁ次にもっとも燃費が良い運転を考えてみましょう。それは①もっとも効率の良い加速度で加速し、②直線ももっとも効率が良い速度を一定に保ち、③減速も必要最小限にとどめて走りますよね?
両者の違いって結局なんなのか?と言えば、①、②、③の違いって結局走行ペースが違うだけで、他の要素は実はほとんど変わらないのですが、走行ペースの違いの影響があまりにも大きいが故に、最速の走りとエコランは全く違うものと多くの人が思い込む、という話(苦笑)。


判ってしまえば実は悩むことはほとんど無い(というか、悩みは単純に出来るか/出来ないかに限定される)んですが、そこに至らない人が悩み始めてしまうと、結局i-DMやG-Bowlアプリのスコアしか拠り所が無いので、一歩間違うとあらぬ方向に迷走が始まってしまいます(苦笑)。

実はコレ、ご本人が真剣であるが故に笑いごとでは無いのですがA^_^;)、G-Bowlアプリを提供しているもっきーさんが何を言おうが、ボクが「i-DMを組み合わせている意味を考えろ」と訴えたところで、こうなると全く効果はありません。

こういった迷走を阻止(苦笑)すべく、7月8月10月11月とワィンディングでプチオフなどやって個別指導や同乗走行を繰り返したワケですが、8月のプチオフでの事件をキッカケに、ちょっとこのままのルールでは上手くないという結論に至り、来年に向けては採点ルールを変更することにしました。そのためにはG-Bowlアプリにも若干の改修が必要でしたが、事情を説明してもっきーさんには機能追加を快諾して頂けたことと、最終戦で新ルールを適用した試走を参加者には体験して貰って理解が進んだと思うので、今後は迷走する人は減るでしょう。
それでも「スコアが…」とか言う人はもう知りませんw。もっきーさんじゃないですが(^^;;;

その他のトピックとしては、賞はありませんでしたが間違いなく新人賞に値するともンダンさんの活躍ですねd(^_^)。

第一戦から参戦して結局フル参戦してくれたのですが、初戦は堂々の最下位w。
当時は恐らくi-DMで5.0点が取れることから舐めていたwのでしょうが、なかなかこういう機会でもない限りは見えないし実感も出来ないので、まぁ仕方のない話です(^_^;)。

その彼がシーズンが終わってみれば年間7位。第三戦で初優勝ですからボクが新人賞と言っても誰からも異論は出ないでしょうが、残念ながら賞品は何もありません(爆)。来年は用意しようかしら?^^;

実は第一戦が終わった後の個人カルテで彼に「貴方の若さは強みだよ」とアドバイスをしていたのですが、振り返ってみれば彼はその強みを最大限に活かしたと言えます。年寄りwはなかなかこうはいきません(^_^;)。

i-DMの青ランプの本質は運転操作の矯正で、これはドライバーにとっての「無意識の動作」なので、経験が長くなればなるほど悪癖が染み付きますし、加齢は物覚えを悪くするため、ベテランドライバーであればあるほど、そして多少なりとも自分の運転に自信がある人ほど簡単には直りません。

勿論、本質的には極めて難しいので若くても簡単には身に付かないのですが、第三戦の地元開催に合わせて集中的に走り込んだことが功を奏して、一気に上位争いが出来る実力を身に付けました。ご本人も上達というより、自分の運転の変化を実感している事でしょう。

i-DMは難しくて習熟に時間が掛るが故に早く手を付けた人ほど有利なんですが、彼が短期間で大躍進したことに触発されて、昨年から参戦している年齢が近い若者たちの今後がとても楽しみになってきました。

そんな彼が示してくれたもう一つのトピックが、コース攻略の重要性です。

ドライバーの上手さは勿論重要ですが、走るコースがある以上、結果は当たり前ですがコースを走って出るモノです。そのコースを熟知している人と、そうで無い人の差は、ときにドライバーの技量を引っ繰り返してしまうという事を彼自身が示してくれました。

昨年から参戦している人たちに対して今年から参戦した人は1年、来年以降参戦する人たちは2年スタートが遅いワケで「上達速度が変わらなければ一生追い付けない」という話になってしまいます。

しかしコースを熟知しているか否かで走りは大きく変わります。それは競技結果にも如実に表れることが明らかになったワケですから、例えドライビングスキルに劣っていても、好成績を得る(否、自分より上手い人に一杯食わせるw)ために、やりようはあるということです。
勿論、コースの習熟度が同レベルになってしまえばドライバーの実力で結果が決まっちゃいますが(苦笑)。

最後のトピックはJOUSUIさんが提供してくれたんですが、或る意味このオフミの妥当性がどうなの?ということ。要は「上手い人はこのオフミでちゃんと好成績が収められるのか?」という話。

i-DMの白ランプを貰わない運転操作も、G-BowlアプリのGを揃えた運転も、実は限界域でスポーツ走行するために必要なドライビングテクニックなのです。ただスポーツ走行がタイヤのグリップ限界(約1.0G)で走るのに対して、G-Bowlアプリの目標Gという機能を利用して、0.3Gとか0.2Gに相似形でスケールダウンさせて一般公道に適用するんですが。

JOUSUIさんは豊富なスポーツ走行のご経験をお持ちなので、既に求められるドラテクはお持ちの筈でした。

しかし、、、d(^_^;)

彼も最初はこの趣旨を全く理解しておらず、初戦の前のプチオフで理解を深めて貰いました。

彼に限らず、恐らくほとんどのスポーツ走行経験者がそうだと思うのですが、身に付けたドライビングテクニックは一般公道でも十分に有用なのですが、普段は全く活用せずに走っているという話。
要は限界走行と非限界(公道)走行で、全く異なる二通りの走り方をしているワケです(^_^;)。

「やったことが無い」人が「出来ない」のは当然ですが、「出来る実力がある」人が「やらない/やっていない」のであれば、両者の運転という行為の結果は大差ないモノになってしまいます(苦笑)。

しかし「出来ない人」と「出来るけどやらない人」の差は、当然のことながら大変大きなモノです。
出来ない人が出来るようになるためには膨大な練習が必要ですが、出来る実力がある人は単に「やりゃぁイイ」だけですからね。

JOUSUIさんは初戦でイキナリ5位に入って実力を示してくれましたが、第2戦第3戦はコースに不慣れな点が仇となって成績がやや低迷したものの、最終戦では3位に入ってくれました。

基本的なドライビングテクニックをお持ちといっても、経験のある限界域に対して0.2Gとか0.3G、或いは0.4Gという任意の大きさのGにコントロールするのは訓練が必要です。ただ逆に言えば、競技ルールで定めた走行ペースさえ掴めれば、後は素直に普通に走ってさえくれれば好成績が出ることを彼が示してくれました(^-^)。

i-DMもG-Bowlアプリも、何か好成績を得るためのこれらに適した特別な運転が求められると思っている人も居るかもしれませんが、オフミの趣旨は「運転の上手さを競う」というものですから、上手な人なら好成績が出るようにしているつもりです(笑)。

ってな感じで2016年が終わったのですが、参加者の強い要望wにより、2017年も引き続き開催していこうと思いますのでヨロシクお願いします(^_-)-☆
Posted at 2016/12/29 16:01:08 | コメント(6) | トラックバック(0) | i-DM:オフミ情報 | 日記

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