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2017年11月22日 イイね!

東京モーターショー2017雑感:ホンダ編

東京モーターショー2017雑感:ホンダ編ちょっと時間が空いてしまいましたが、今年のモーターショーの雑感を残しておこうと思います。

個人的な都合で一般公開初日の午後数時間しか会場に居られなかったのですが、前回の教訓もあって、メインのマツダ、ホンダのブース以外にも主要(というかボク個人が注目している)各社のブースも一応、チラッと覗いてきました(^_^;)。

ということでメーカー別・トピック別に書こうと思ったんですが、例によって長くなりそうなのでw、メーカー毎に一本にすることにします。

先ずホンダ

つまらんかった(爆)。
ホンダは、彼らのアニュアルレポートに示している通り、2030年までにグローバル販売の2/3を電動化車両に切り替える方針で、前回モーターショー(2015)のクラリティのFCV、その車台を使い回した今回のPHEVもこの方針に沿った動きです。加えてUrban EV Conceptと称するEVと、この車台を活用したSports EV Conceptをワールドプレミアしたことも、やはり会社の方針に沿った動きであって、本来はケチの付け処ではありません。

でもですねぇ。。。(^_^;)

イヤ全くときめかなかったというか「ふーん」という感じだった自分が居たのが現実だったんですねぇ(汗

ボク自身がEVに対する興味が薄いとか、どうもそういう問題では無さそうで、このホンダ・ブースを見る自分の"冷めた目線"の原因は一体何なんだ?と自問自答したのですが、どうやらボクは本格的にホンダに対して冷めちゃったようです(苦笑)。

ホンダのアニュアルレポートには、2030年に向けてホンダがどう在りたいか?を謳っている頁(P7)があります。

Honda [普遍の想い]
提供価値:人々の夢と可能性を広げる 企業姿勢:熱き想いで新しいことに挑戦


美しい言葉ですが、どーもボクの心に響かないというか、なぜかピンと来ません。

確かに現在は自動車のPU(Power Unit)が内燃機関(エンジン)から電動機(モーター)へと転換を始めた時期なので、上記の企業姿勢に照らせばFCV、PHEV、EVに果敢に挑戦していくホンダの姿勢は会社の方針に忠実で、本来は賞賛されるべきです。ボクの個人的な想いはソレとして、ね(^_^;)。

しかしどーにもそういう気分がなぜか湧き上がって来ないのです。これが「冷めちゃった」=「ホンダが今後、どーしようがどーでも良くなっちゃった」ってことなのかな?と考えた理由ですが、なぜそう考えるようになったのか?自分でなぜなぜをしてみました(苦笑)。

だって二十代の後半から四十代の半ばまでずっとホンダ一筋で来た自分ですし、6年前にマツダに乗り換えた後も、心の底ではまたホンダから新車を買いたいとずっと思っていましたからね。

で、なぜなぜの結論を判りやすい一言で言えば「失望」ですね。

何に失望したのか?

だってボクの中ではずっと「エンジンのホンダ」だったワケですよ。でもエンジンのホンダがモーターに舵を切ったから失望したのではないのですよ。それは世の中の流れだし、内燃機関の改善に注力すると公言しているマツダだって、EVの市販には言及しているワケですし。

じゃぁ何だ?というと、例えばF1のパワーユニットや、市販のガソリンエンジン。

かつてF1界を席巻し、ホンダ一強状態を危惧したFIAがエンジンレギュレーションを変更せざるを得なくなったくらい強かったホンダ。そのレギュレーション変更の過渡期に極めて不利な燃料規制を課せられても負けなかったホンダのV6ターボエンジン。レギュレーション変更後のNAエンジンでも変わらず強かったV10、V12エンジン。それをリアルタイムに知っている自分にとって、ここ3年のV6ハイブリッドのホンダPUが最強どころか誰もが認める最弱のPUである現実は許容し難いものがあります。そして今のレギュレーションは後3年ほど続くようですが、今後、最強のメルセデスに並ぶ実力を身に付けられるか?といえば、個人的には極めて懐疑的な印象です。

今年、マツダが第二世代SKYACTIVガソリンエンジンとしてSKYACTIV-Xを発表しました。エンジン技術者が「夢のエンジン」と口を揃え、しかし世界中のどのメーカーも実用化できなかった圧縮着火ガソリンエンジンを世界に先駆けて発表したのは素晴らしい成果ですが、翻ってホンダを眺めると、そこにはHEV前提の低燃費エンジンや、欧州メーカーの後追いとなるダウンサイジング・ターボしかありません。

一体、エンジンのホンダはどこに行った!?

かつてのエンジンのホンダが、現在ではレースフィールドでも市販車市場でも、エンジンで他社に秀でる部分を見つけるのが難しい。そこに加えて電動化を前面に押し出されるもんだから

エンジンのホンダが、エンジンで他社に勝てなくなったからモーターに鞍替えした

という風に見えるんです、ボクはどーもこれにガッカリしたようなのですA^_^;)

独断とか偏見とか思われるかもしれませんが、素直にそう思う(思ってしまう)から仕方がない。

勝てなくなったエンジン開発から逃げて、電動化に走るというのは企業戦略としては正しい選択(苦笑)と言えなくもないですが、それをホンダにやって欲しくはなかったなぁ。。。(-_-;)

電動化の流れは時代の流れです。それをとやかく言うつもりはありませんが、ボクは電動化車両への転換期に於いても、他社に引けを取らない競争力のあり、キラリと光る個性を持ったエンジンをラインナップし続けて欲しかったんでしょうね。。。
Posted at 2017/11/22 16:26:40 | コメント(2) | トラックバック(0) | 自動車市場 | 日記

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