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2020年07月26日 イイね!

マツダの気になる未来(6)

マツダの気になる未来(6)さて、最終回です(^_^;)。


前回はマツダスピードに関するボクの個人的な意見なのでアレですがw、(1)から(4)までで述べてきたことを要約すると、


・今のマツダのクルマ造りの方向性(人馬一体)は一般には判り難い
・それゆえに一般ドライバーにとって極めて解り易い方向性(スポーティ)を望む声は後を絶たない
・しかしこの人馬一体はマツダ固有(特有)で、解り難いが一旦理解してしまうと、もう離れられないくらい大きな魅力がある
・こうなると課題はこの「解り難い人馬一体」を如何にして理解して貰うか?が成功要因(Key Factor)なのだが、現在マツダが有効な手を打っているとは言い難い


なんて感じでしょうか(^_^;)。

これに加えて、①車両価格が上がり続けている事、とか、②最新の人馬一体の仕上がり具合だとか、気になる点が色々とあるなぁ~、と思っているワケ。

因みに車両価格に関してボク自身は個人的に問題とは思っていませんょ。もし今、第7世代を買うとなったらMAZDA3のXのAWD、一択ですから。ただ個人的にはそうですが、世間の意見とか、努めて客観的に分析すれば、MAZDA3やCX-30のXやXDがバリューフォーマネーとは言い難いと、言わざるを得ないとは思っていますがね、、、(^_^;)。

このマツダの価格戦略ですが、もしかしたらマツダ(の経営陣や販売部門)は、問題意識を持っておらず、特に日本市場に於いては上手くいっていると思っているかもしれません。

なぜボクがそう思うかというと、過去数年間に渡り販売台数は少なくとも日本市場では順調に伸びていますし、昨年度は消費増税や第4四半期にコロナの影響で台数は落としたものの、それは市場全体の縮小と同割合でシェアは落としていません。つまり価格が上がっているにも関わらず販売台数は減っていないと言えるワケで、この事実をもって「価格(値付け)は妥当」と判断が出来るからです。

そしてもしそうなら、今後も同じような考え方で値付けされていく可能性が高いですが、そんな未来に対してボクは一抹の不安を感じるワケ。(^_^;)

先ず価格に関してですが、振り返って第6世代の頃、CX-5やアテンザなど、商品改良の度に価格は順調に上昇(笑)していったワケですが、第7世代のMAZDA3のときのような「高い」という声は、上がった記憶がありません。

しかしMAZDA3とX搭載車は特にそういう声が上がって、どーもマツダも火消しに動いた節があるので、何か第6世代までとは異なる状況があったと考えるべきでしょう。

加えて昨今のコロナ禍の影響です。間違いなく世界経済は減速し、回復まで数年を要するでしょうから、その間の需要の変化には、細心の注意を払う必要がある筈です。今まで通りの「良いものは価格が多少高くても売れるハズ」という考え方が短期的、或いは中長期的に通用しなくなる可能性には、十分に注意する必要があるでしょう。

大体ボクに言わせれば、マツダの物言いが付く値付けって明らかにKYです(苦笑)。

教訓とすべきはやはりMAZDA3とCX-3で、両車共にG1.5を搭載した低価格グレードをモデルライフの途中で追加しています。これって

「もうちょっと安いグレードが欲しい」=「全体的に価格が高いと受け止められている」

ということなので、後からそんな手当てをせずに済む値付けをすれば、「価格が高い」という批評が立つことも無くなるでしょう。

今後はMAZDA2、CX-3といった小さな(低価格帯)の商品のモデルチェンジが控えているハズですが、こいつらの値付けがどうなるか?というのが一つの試金石になりますね。

ここで変なスケベ根性を出して、台数が出て欲しいSMALLモデルの販売台数が思うように伸びない値付けをしてしまうと、台数は少なくとも大きな利益を期待したいLARGEモデルに狙い通りの値付けが出来なくなってしまいますから。

大体、LARGEモデルで既存客の過半数が付いて来れないような高い値付けをしてしまうと、メルセデスやBMW、Audiを向こうに回して新規顧客を開拓できなければ苦境に陥るワケです。

第6世代で、これまではマツダの顧客ではなかった層が多く獲得できたことが自信になっている(というか味を占めた?w)とは思いますが、今後もこれまでの延長戦でイケるのか?に関しては、一旦立ち止まって冷静に考えた方が良いのかなぁ。。。A^_^;)

あれだけの出来のMAZDA3に「高い」という声が上がって「実車を見て、それでも高いと言っているの?」と言い返したい気持ちは解りますが、ボクはこれは
「今までの延長線上で、今後もずっと上手くいくとは限らないぞ」
という、神様のありがたい警鐘のような気がします(^_^;)。

そして何よりも、この解り難い「人馬一体」を既存客にシッカリと訴求することがマツダにとっては極めて重要だと思います。
今、マツダのオーナーじゃない人たちはどうでも良いのです。
どーせいくら言葉を尽くしても、セミナーや動画を用意しても理解できないんだから(^_^;)。
実体験を通じてでしか理解できないモンなんだから、既存客向けに広く体験の機会を設けるべきだとボクは思うんですけどね。

そうして理解したオーナーの大半が問答無用で「次もマツダ」と考えるし、彼らは価格が高いだ高くないだ、なんてつまらないことに文句も言いません。
既存客の中で、そういう人たちをどれだけ増やせるか?がもっとも効率的に、しかもマツダが掲げている「選ばれ続けるブランド」に向けた取り組みに合致しているとボクは思うのですが、、、

なんで一向に手が付かないんでしょうねぇ???(^_^;)
Posted at 2020/07/26 21:19:31 | コメント(0) | トラックバック(1) | マツダ | 日記

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