前回のブログで紹介した通り、バイク(ライダー)にリターンするに当たってボク自身が構築した
スキーム(限界走行を相似形で縮小して日常走行に適用)と、それに基づいた
カリキュラム(運転の習得スキルを簡単な順に3ステージ7課題に分解して順に習得していく)を適用すれば、短期間で期待したスキルレベルに到達できる、という狙いというか勝算があって、バイクを購入したんですが、、、
このカリキュラムをこなすための最低条件として、道具(ツール)である
G-Bowlアプリが使えなければ話が始まりません。しかしコレはそもそも四輪車用で、正常動作の前提となる固定した車体がそもそも傾いてしまうバイクでは上手く動作しません。
これが判った(というか確定した)のが納車の翌週末の
7月9~10日。
一体
どうやって正常動作させるのか?
最初は自作の「水平器」みたいなものをタンクの上に設置して、、、なんて漠と考えたのですが、そう簡単に必要十分なモノが出来るとも思えません(^_^;)。
で、思い付きでネットを検索し、そのものズバリではなくても何か流用できる代物が無いかと物色してみました。要はアクションカメラのマウントで、カメラの水平を動的に維持してくれるようなヤツ。
探してみると、なんと!アクションカメラどころか、ズバリ・スマホの自撮り棒でそれらしいモノが世の中には存在することが判りました(^<>^;)。
Hohem iSteady X スマホ用ジンバル3軸折りたたみ式スタビライザー259g超軽量手持ち電動雲台iPhone 13 Pro Max用、Android用ジンバルスタビライザー280g耐荷重 日本語取説付き (黒)
お値段も1万円弱とお安くは無いですが、無茶苦茶高いってワケでもなく、大体
多少の投資をケチってる場合ではありません(苦笑)。
これを購入したのが
7月11日で、納品が翌日の
7月12日。
平日はバイクに乗れないので、週末に向けてバイクにどう固定しようか色々と思案します。

ジンバルにアクションカメラ固定用の吸盤を取り付けて、こんな感じにタンク上に固定は出来ましたが、流石にこのままでは振動が酷いだろうということで、ジンバル本体を支えて暴れないようにするガイドを段ボールを使って急造w。
週末の
7月17~18日に試してみたのですが、、、

おー、ちゃんと旋回Gが測れてる~♪♪♪
と喜んだのもつかの間、暫く走っているとなぜかジンバルが誤動作し始めてしまい、スマホの水平を維持できずにiPhoneが傾いてしまいます。

後にこれはバイクの微振動によるジンバルの誤動作らしいと知れるのですが、このときは「正常動作しない=使えない」と判断して、次なる手を模索します。
この3軸ジンバルの教訓から、シンプルに左右の傾きに対して水平を保つ1軸の方が可能性は高いかも?と考えて、取り敢えず使えそうなヤツを2つ購入。
本当はひとつ買って試してダメだったら次を、といきたいところですが、時間がもったいないwのと、1つ4000円前後とそんなに高くなかったため、えぇいままょ!と同時購入(^o^;)。
①スマホジンバル スタビライザー 片手持ち単軸スタビライザー 自撮り棒 4段階伸縮 多機能Bluetoothリモコン付き 360度自動・手動回転 安定撮影 スマホ三脚 手ブレ防止 折畳み式 超軽量 スマホ 携帯電話 手持ちジンバル iPhone/Android対応 (ブラック)
②FeiyuTech Vimble Oneジンバル片手持ち単軸スタビライザー 186g超軽量折りたたみ式拡張可能ジンバル iOS、Androidスマートフォン用 FeiyuON アプリ(Vimble One)
注文は
7月17日で、①スマホジンバルが
7月18日納品。②FeiyuTech Vimble Oneが
7月21日に納品。
先ずは①スマホジンバルから試しますが、グリップ部分を潔く外してアクションカメラの固定用アームを駆使してこんな感じにしてタンクに固定。

で
7月24日に例の練習コースに行ってみたのですが、狙い通りに3軸ジンバルのような誤動作はしなかったものの、とにかく振動によるノイズが凄くて正しくGを計測できません(^_^;)



これはジンバルのアームが樹脂製で剛性が十分でなく、マウントを工夫したり段ボールでガイドを作って支えたり、色々試したのですが上手くイカず、、、

もう少し工夫すれば何とかなるかも?という期待は残っていたのですが、何しろバイクを買ってからもう3週間も経っているwので、取り敢えず次の選択肢に移ります。
②FeiyuTech Vimble Oneはアームが金属製で剛性がありますが、①スマホジンバルの教訓から、最初からアームを支えて振動を抑えるべく
ガイドを段ボールで製作w。



週末を待ちきれずw、
7月29日(金曜日)の深夜に練習コースに赴き走ってみると、、、



お!何とかマトモなログが取れそう、、、(^o^;)
翌
7月30日に走り周って、なんとか9点台が出ることが確認できたので、取り敢えずバイクで
G-Bowlアプリを活用する目途が立ちましたv(^_^)。

記念すべき二輪車での初の9点台ww
ただ現状、課題が皆無というワケではなく、ヨーレートがグニャグニャしている通り、四輪に比べて振動によるノイズは著しく多いので、これを低減するマウント方法は引き続き課題。
また、この振動に関連してジンバルが誤動作することが稀(といっても1日最低1回とか)に発生します。
このバイクの振動ってヤツはジンバルやスマホなどの電子機器には鬼門のようで、ライダー界隈ではスマホマウントでバイクにスマホを固定し、ナビなどでの活用することは一般化しているものの、iPhone13のオートフォーカス機能が逝かれるとAppleが警告を公式にリリースで出した、
なんて話もあります。
したがってジンバルが誤動作しないよう、振動吸収のジェルパッドやスポンジパッドなどでジンバルを緩く固定すると
G-Bowlアプリのグラフにノイズが多くなり、或る程度バイクにタイトに固定し過ぎると、振動でジンバルが誤動作してiPhoneの水平がズレることがあるという、、、
正にアチラを立てればコチラが立たず、、、状態(^_^;)。
とはいえ、取り敢えずここまで来れば後は地道に工夫して改善するのみで、基本的に
G-Bowlアプリは使えそう。
7月2日の納車からここまでで
約1ヶ月、
G-Bowlアプリが当初の思惑通りに使えないと判った
7月10日から3週間が経っていて、このロスタイムは結構痛いと思いつつも、逆にたったの3週間で解決策が見つかったのは幸運かも?と思わないでもなく(^_^;)。
その効果は正直なところ、事前の予想を良くも悪くも超えていて、コレは面白い事になりそうです(^m^)。
プロドライバーの世界では、二輪(ライダー)から四輪に転向した人は何人も居ます。日本で一番有名なのは故
高橋国光さんですが、四輪から二輪に転向wしたって話はあんまり聞かないんですよねぇ~(苦笑)。
さて、ボクのリターンライダー・リベンジは果たしてどーなりますかねw


因みに以上の結果と、
G-Bowlアプリを活用して走ってみた効果をアプリ製作者のもっきーさんに報告したところ、彼のコメントは
「分かりやすい文章とともに適切なグラフデータが沢山示されていてアプリの使用例としても大変有効な記事ですね!
バイクのバンクをジンバルでキャンセルするとは思いもよりませんでしたが、、(使い手の技術でカバーしているにしても)実用レベルの様で驚いています。」
とのことでした(^-^)。
Posted at 2022/09/29 20:00:16 | |
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