
クルマ選びに於ける、細かな拘りポイントって人それぞれあると思います。
メーカーや、ボディータイプなど車種をある程度、絞り込むようなモノ、ボディサイズ、エンジンの大きさ、或いは馬力などは、その人のクルマに対する趣向がそのまま出るので非常に解り易いポイントになります。
一方、その人個人にとっては非常に重要ながら、赤の他人から見ると「えぇ?拘りポイントってソコ??」のようなモノも時々、見掛けたりします。それは決して、クルマの性能や評価を決める重要ポイント、、、では決してなく、客観的に見たら「どうでも良い」かもしれません。が、本人にとっては非常に重要とか。
ボクが最近見かけたモノでは、確か新型アテンザに対して「パーキングブレーキが足踏み式じゃない」というのがあったかな?(^_^;)
ボクにとっては真に「えぇ?不満点ってソコ?(*_*)」と反射的に思いましたし、そもそも走りに拘るクルマに対して、ボク的には足踏み式のパーキングブレーキなんて論外なのですが、その"彼"にとっては非常に重要な拘りポイントだったのでしょう(^_^;)。
別に彼の主張が云々という意味ではなく、あくまで例としての話ですが、その人にとっては時に、そのポイントによってクルマが購入対象から外れたりしますから、意外に笑えない話だと思います。
で、ボクにもいくつか、そんな拘りポイントがあります(^-^)。
ただボクの場合、これらが全て満たされる車の方が世の中に少ないことが随分前から判っていたので、満たされないことが当たり前、止む無し、とずっと思っていました。なので当然、それらを出来るだけ多く満たしてくれるクルマが現れたら、それはそれでとても嬉しい事だと思っていました。
ちなみにチューニングによってどうにかなるものは、購入後に手を入れられるので当然、除外です。
①ATシフトレバーはジグザグゲート
このパターンを初体験したのはもう25年も前の話です。当時はどうやらメルセデスがパテントを持っていたようで、国産車のAT車は一様にストレートパターンでしたね。いや感動したんですが、何に?ってその操作性。手元のレバーに視線を落とさず、ブラインド操作が可能なんですね。これは極めて合理的で使い易い。アクセラで待望のこのパターンを手に入れましたが、期待通りで大満足。操作時に、レバーのパネルも、メーター内のインジケータも、見て操作した記憶がほとんどありません^^
いや、もう最高です♪
②ATマニュアルモードは、押してダウン/引いてアップのシフトパターン
これはもう「パドルがあるなら諦めよう」とすら思っていたポイントです。何しろ、このパターンを頑なに採用し続けるメーカーはマツダとBMWくらいでしたから。ホンダも逆、DCTの老舗のVWも逆、メルセデスに至っては左右という変則パターンです。マツダが長らく購入対象にならなかったこと、BMWにも今ひとつ食指が動かなかったことから、このポイントは絶望的だと考えていましたが、マツダがSKYACTIV-DRIVEを作ってくれたお陰で状況が一気に好転!アクセラの待望のこのシフトパターンを手に入れることが出来ました。
試してみると、、、やはりこれ以外は有り得ん(-_-)/
マツダを乗り継ぐ限り、このシフトパターンが手に入るワケなので、幸せ一杯です(笑)。
③パドルシフトは右が+、左が-、そしてハンドル固定
パドルシフトがハンドル固定か?コラム固定か?は、ときどき議論を見掛けますが、ボクはハンドル固定派です。コラム固定は使い勝手が悪い(キッパリ)。理由は簡単で、ボクは基本的にオンロード派で、ハンドル操作はクロスハンドルだからです。送りハンドルを基本とする人はコラム固定を好むでしょうけど。
ときどき「ハンドル固定はステアリングを沢山切ったときに、どっちがUPかDOWNか判らなくなる(だからコラム固定の方が使い勝手が良い)」という意見を見掛けるのですが、全く耳を傾ける価値の無い主張だと思っています。なぜなら、、、
「ハンドルを180度以上、回した状態でシフトアップ、もしくはシフトダウンする場面って一体、いつ?」
なんて思うからです。オフロードやオンロードのドリフト、或いはジムカーナなどではそういった場面が考えられ、ソコにはコラム固定の方が合理性があるのは解ります。フルカウンターを当てながら・・・とかね。ただ、それは一般公道の合法走行では有り得ないし、もしボクがそういった趣味に走るとしたら、ミッションは素直にMTにするでしょうね(^^;)。
また仮に、そういった走行を行うクルマが2ペダルでパドルがハンドル固定であったとしても、そんときゃ素直にシフトレバーを操作すりゃイイんでしょ?と思いますし(笑)。
④オルガン式のアクセルペダル
初めてオルガン式のアクセルペダルのクルマに乗ったのは20年以上前ですが、それ以来ずっと憧れでした(^_^;)。ただ、国産車は長らく吊り下げ式で、この点は常に諦めポイントでしたね。
ホンダが2000年以降くらいから徐々に採用し始め、アコード、シビックといったボクが十分、次の愛車に選びそうな車種に採用され始め「次はいよいよオルガン式か?」と、内心嬉しく思っていたのですが、結局ホンダから次のクルマを選べずアクセラにしてしまいましたので、未だにこの希望は満たされずに現在に至ります。次のアテンザでようやく、20年越しの希望が叶います(^-^)。
⑤スピードメーターは180km/h以上
近年、ポツポツと標準装備されるクルマが出てきましたが、未だにほとんどの国産車が180km/hスケールです。その速度を出す場面はハッキリ言ってありません。スポーツ走行をしないクルマなら、リミッターを解除するつもりもありません。でも、スピードメーターは240km/hとか、260km/hとかという、そのクルマが最高速度で走ったとしても、振り切らないスケールのスピードメーターが欲しい。
これはもう「だって欲しいんだもん」としか言えません(苦笑)。理屈じゃないんです(爆)。
アクセラ購入後、アドバンスドパッケージが出たときは本当に悔しかった(T_T)。
最近のクルマは輸出仕様のメーターが意外に単純に付かないようなので、非常に悩ましく思っています。ちなみに歴代の愛車で、フルスケールメーターに交換しなかったのは、2台目(BB1)、5台目(BLFFW)、そして6台目(GJ5FP)もなかなか難しいと覚悟しています。交換率は現状、5割ですね。
⑥ハネ付き
オプションがあれば素直に、標準だったのはDB8-Rだけですが、必ず付けていたリアスポイラー。
ウチの愛車の場合、これが無いと始まりません(笑)。
ただ今度のアテンザの場合、鼓動デザインの完成度が極めて高かったため、コレに合うリアスポイラーのイメージが湧かず「いよいよ初のハネナシ購入か?」と思いきや、純正で極めて控え目、基本デザインを崩さないリアスポイラーを用意してくれたため、無事にハネ付き車歴更新と相成りました。
さて、いつまで続くかな?
以上の通りで、クルマの根幹に関わる、その魅力を左右するものはひとつもありません(^_^;)。
実際ボクも、これらを全て満たすクルマでなければ絶対買わない、というワケにはいかず、いくつかが満たされればラッキーくらいに考えざるを得なかったワケです。
で、今度のアテンザは意外にこれらの拘りポイントのカバー率が高く、個人的にはとっても楽しみにしているのですが、、、
さて、一体いつ納車になるのやら、、、(^_^;)
Posted at 2013/03/31 23:52:24 | |
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