• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

タッチ_のブログ一覧

2013年11月19日 イイね!

2013 Hondaミーティングに萌える

2013 Hondaミーティングに萌える今日、2013 Hondaミーティングの記事をネットで読んでタマゲました。萌えました。

詳しくはリンク先の記事を見ていただくとして、トピックは3つ。

①3機のダウンサイジングターボ開発の発表
②次期レジェンドに塔載のスポーツハイブリッドSH-AWDとP-AWSの紹介
③新型NSXのパワートレイン紹介

ダウンサイジングターボの発表はホンダのプレスリリースにも出ていて、いよいよ実態が明らかになったというところ。

スポーツハイブリッドSH-AWDとP-AWSは既に昨年発表されていますが、今年はテスト車両ではなくて次期レジェンドのプロトタイプ(正確にはACURA RLX)に塔載してお披露目。

一番ビックリしたのが新型NSXのパワートレイン。噂は色々と囁かれていましたが、ようやく姿を現したソレはボクの想像を遥かに超えていました(*_*)。

【2013 Hondaミーティング】復活する「シビック TYPE-R」には新開発の2.0リッター直噴ターボ「VTEC TURBO」搭載
【2013 Hondaミーティング】新4WD技術「SH-AWD」と、トーコントロール制御「P-AWS」を市販スペックの「RLX」で体感
【2013 Hondaミーティング】次期「NSX」の3モーターハイブリッドパワートレーンを展示

性能目標をどの辺に置いて、どんなスペックにするか相当に悩んだと聞いていて、一時はV型4気筒なんてプロトタイプも作っていたようですが、どうやら大方の予想通りV6ツインターボに落ち着いた模様。勿論、それだけであれば別に想像の範囲内なのですが、、、

V型6気筒をナント縦置き!
しかもドライサンプを採用!!


しかもしかも記事には「当初の性能目標を引き上げた」とか書いてあって、上記の通りFFベースの次期レジェンドのパワートレインとは全く別物になってます。よって、現時点で排気量とミッションの段数は「今は言えない」って、今後どーなるかは開発次第。


くしくも2014モデルの日産GT-Rが600psのNISMO仕様を追加して、それがニュルで7分8秒でラップしたなんて話が飛び交ってます。ホンダは当然、NSXのパフォーマンス目標をGT-R以上、最低でもGT-Rと同等に置いているハズで、ライバルの進化で今後更に性能目標が上がるかも???

GT-R NISMOの7分8秒台ってのも凄い記録です。何しろあのポルシェ918スパイダーが6分57秒台ってことなんで、1億超のドリームスーパーカーの10秒強落ちがたった(?)1,500万ですから。

しかしこーなると、ホンダのことだから「NSXの標準車はGT-R NISMOと最低でも同等」なんて目標設定だってやりかねない。だってホンダだもん(^_^;)。

そーすっと、将来予想されるNSX-Rの目標タイムは7分切り?(爆)


現時点でニュル7分台切りを公表しているポルシェ918スパイダーと同等性能と思われるクルマはラ・フェラーリとマクラーレンP1くらいで、くしくも皆、モーターブーストのドリームスーパーカー、限定生産で価格は1億以上というモノばかり。

そういう意味ではNSXも成り立ちは同等ながら、こっちは少量とは言え量産車。

半年くらい前にホンダの偉いさんが「ポルシェの価格でフェラーリのパフォーマンスを」なんて言ってましたが、当時ボクはこれを「911の価格で458のパフォーマンス」と捉えていました。

しかし今日のニュースを見るともしかして、パフォーマンスはそんなもんじゃないかも?(^m^)


いやー燃えます、萌えます♪・・・ってんで、


帰りに10億円BIGを10口買ったのはナイショ(爆)。
Posted at 2013/11/19 20:47:59 | コメント(2) | トラックバック(0) | ホンダ | 日記
2013年11月17日 イイね!

SKYACTIV-DRIVEのATフルード交換したけど…

SKYACTIV-DRIVEのATフルード交換したけど…今日、ATフルード交換をしてきました。走行距離21,062km。

思えば、、、


BLアクセラのマイナーチェンジでSKYACTIV-DRIVEが世に出たのが2011年9月27日。その後、CX-5、GJアテンザと塔載車種を拡大して2年と2ヶ月弱が経ちますが、その間にATフルードの交換を2回もやってるσ(^_^;)って一体。。。(苦笑)

アクセラのときの交換経緯は以下を参照のこと。

2012年08月06日:SKYACTIV-DRIVEのATフルード交換について
2012年09月09日:オートマチックオイル交換
2012年09月10日:続:SKYACTIV-DRIVEのATフルード交換

要すれば、従来のトルコンATのフルード交換は3年とも5年とも言われているが、アクセラのSKYACTIV-DRIVEは15,000kmを超えた辺りからフィーリングが顕著に悪化し、18,000km強でATフルードを交換したところ、見事に解決したという事実。

で、アテンザですが、ウチの25Sに積んでいるSKYACTIV-DRIVEはアクセラのそれと全く同一のミッドサイズ。ところが走行距離が18,000kmを超えてもアクセラのときほどにフィーリングの悪化がありません。

2013年10月13日:サービスマネージャとの会話

しかしながら、アクセラほどではないにしろフィーリングの変化は若干はあって、一応20,000kmまでは様子を見ることにしました。その後は急激な悪化も無いものの、徐々に悪化しているよーなしていないよーな。。。(苦笑)

で、今日予定通りに交換してみましたが、やはり交換後は明確に効果がありました。

となれば、やはりSKYACTIV-DRIVEのATフルードは、15,000~20,000kmで交換した方が良さそうということになるのですが、、、

ちょっと待ってちょーだいね(^_^;)。


ATフルードはMTのミッションオイルとは根本的に違うモノです。MTオイルが潤滑油であるのに対してATフルードは作動油。つまり油圧によってミッションを動作させる油なんですね。従来のトルコンATのフルードが3年とか5年の交換サイクルとされている理由も潤滑油ではなく作動油である点が大きな違いです。

したがって、ATフルードの劣化によって潤滑不足等の理由でミッションが焼き付くなどのトラブルになることは少なく、劣化は先ずその動作に影響が出てきます。

トルコンのスリップが多くなって燃費が悪化する
変速時のショックが大きくなったり、スムーズさに欠けたり

なんてことですね。逆に言えば、多少フルードが劣化しても影響はそれだけって話でもあります。


で、ボクの場合ですが、アクセラのときはドライバビリティに顕著な悪化を認めたために交換しましたが、アテンザの場合はどれだけ悪化しているのか確認するために替えたと言えます。

どーもアテンザがアクセラほどには影響が出なかった理由は、フルスカイアクティブだったからと言えるのかな?と考えていますが、次回の交換は30,000km走行後まで引っ張ってみようかと思案中。


ちなみにこのブログを読んで、走行距離が近いという理由でフルード交換を考えているなら、ボクはオススメしません(笑)。

既に述べたとおり、フィーリング悪化が顕著になれば交換する価値(効果)はありますが、そうでないのなら交換すべきかどうかは微妙です。作業には結構な時間が掛かりますし、当然お金も掛かります。潤滑油なら時間や走行距離でトラブル予防のための交換を推奨できますが、ATのフルードは作動油です。

ということで、くれぐれも「ウチのクルマも15,000kmを超えたから交換しなきゃ」と短絡的に考えないよーに(^_^;)。

ボクはi-DM 5thステージで常に5.0点というシビアな運転を普段からやっているが故に、ミッションの僅かなコンディション変化にも敏感なだけです。( ̄▽ ̄*)
Posted at 2013/11/17 23:55:57 | コメント(3) | トラックバック(1) | アテンザ 25S | 日記
2013年11月16日 イイね!

素人インプレッションの重要性

素人インプレッションの重要性インプレッション:impression

日本語に訳すと「印象、感銘」だそうで、自動車の世界では新車の試乗記などを「ロード・インプレッション」「ファースト・インプレッション(第一印象)」などと表するので、馴染みのある英語です。

なんか最近では
「Webサイトに掲載される広告の効果を計る指標の一つで、広告の露出(掲載)回数のこと。サイトに訪問者が訪れ、広告が1回表示されることを1インプレッションという。“imp”あるいは“imps”(複数形)と略記されることもある。」
などという使われ方をするようになったようです。ボクは本当に最近、知りました。

さて、お題の「素人インプレッション」とは、言うまでも無く一般消費者ドライバー、プロの自動車評論家では無い我々がブログ等で書く「試乗記」のことです。

ボクはコレが、非常に重要というか"宝の山"だと考えています(^-^)。

色々な方の試乗記を読むと、なぜか但し書きで「個人的な感想です」「間違っているかもしれないけど」などと記されているのが散見されます。おかしな話です。

impression(=印象、感想)というものは、あくまで個人が抱くものであって、それが右を向こうが左であろうが、第三者が「それは違う!」「オマエの印象・感想は間違っている!」と指摘出来るものではありません。
勿論但し書きの趣旨は、こういった心無い(お門違いな)コメントに対する予防線であって、それをしなければ安心して素直な印象も記せないと言うのは、結構寂しいネットの実情ではありますが、、、(苦笑)。

話が戻って、インプレッションがあくまで個人的なモノである以上、例えば特定のクルマに乗って記されるそれは、実に様々な内容が記載されても然り(当たり前)です。間もなくデビューする新型アクセラに乗って「パワーが無い」という人と、「十分パワフル」という人が仮に居たとしても、それはどちらも正しいということです。

ではなぜ、そのような真逆なインプレッションが生じるのかと言えば、それは書いた個々人の趣向や背景を紐解かねばなりません。解り易い例を挙げれば、普段大パワーの車に乗っていれば、小排気量でアンダーパワーのクルマに乗れば当然パワーは無いと感じます。普段の足が非力なクルマであれば、逆になる。つまりその人が試乗したクルマの印象を記すとき、無意識に基準となる物指しがナニであるかによって表現が変ります。そう、意外にインプレッション記事というのは相対評価による表現なのです。

ボクは素人インプレ記事を読んで、おや?っと気になると、先ずはその人の愛車を、次にプロフィールで年齢をチェックします。つまり記事を書いている人の背景となる物指しを覗くワケですね。


というように、様々な物指しで記される素人のインプレッションですから、実にバラエティに富んだ内容が展開されます。故にそれらを読んでも、どこに真実があるかは解りません。そして、既に述べた通りで、個々のインプレッションは少なくともご本人が正直に書いているなら全て事実であって嘘はありません(^_^;)。

真実はどこにあるのでしょう?




真実は、ご自分の中にしかないんです(苦笑)。

じゃぁ素人インプレは役に立たないのか?というと、むしろ逆だと思っています。

例えば10人の内、8人が「乗り心地が良い」と言及したクルマがあったとします。様々な背景(物指し)の人たちの大多数が良いと評したのであれば、多くの人にとって乗り心地が良いという印象を与えるクルマである可能性は高くなります。逆に良し悪しの意見が半分に割れたり、乗り心地に言及する記事が少なければ、この点に特徴が無かったり、特に秀でたモノがない可能性が出てきます。
というように、素人のインプレッションは専門家では無いが故に単独で見ただけでは価値が薄いものの、数を集めて俯瞰して見ると、そこから炙り出されてくるモノがあるのです。

ここで重要な点が「貴方の正直な印象である事」です。

ただし、じゃぁそのクルマが本当に乗り心地が良いのか?は、最後は貴方が乗ってみないと解りません。乗ってみて、貴方が3人目の「乗り心地が悪い」と主張する人になる可能性だってあるのですから。しかしそれが、貴方にとっての真実です。


やや哲学的な話になりましたが、案外、そういうものだと思いますよ(^_^;)。


以上の事から逆説的になりますが、意味の無い素人インプレというものも存在し得ます。
それは何か?というと、

「プロの試乗記の内容を寄せ集めたような、受け売りインプレッション」

です。それは事実を曇らせるノイズにしかなり得ません。


多くの人の試乗記を読んで共通意見や割れた意見を分析するなど大変な作業です。
手っ取り早くどんなクルマなのか知りたいというのであれば、或る点にだけに注意すればプロの試乗記はお手軽です。

注意点は百聞は一見に如かずで事例を紹介しておきます。クルマの試乗記ではなくカーナビのレビューですが、書いたライターを吊し上げる意図はありません。たまたま彼の事例を紹介するだけであって、プロのこの手の記事の特性と理解して頂ければ十分です。

2011年にH/Wをフルチェンジしたサイバーナビの、歴代モデルと比較しても最悪だったのが操作性です。これは2012年のマイナーチェンジで若干改善されましたが、H/Wをフルチェンジしなければ治せない根本問題でした。
2013年にはH/Wが更新されて劇的に改善しているのですが、どうやらこの道の第一人者らしい同ライターがどのように評していたか、読んでみると面白いですよ(^^)。

2011年 サイバーナビ AVIC-VH09CS のユーザーレビュー・評価
2012年 サイバーナビ AVIC-VH99HUD のユーザーレビュー・評価
2013年 サイバーナビ AVIC-ZH0009CS のユーザーレビュー・評価

ちなみにボクはその2011年版のサイバーナビを2台も持っている(自爆)んですが、詳しいレビューはコチラコチラ


最後になりますが、ボク自身も愛車や購入前のクルマの試乗記等、インプレッションをブログに多く書いています。他の人にとって、一読してなかなか説得力がありそうに感じるかもしれませんが、ボク自身は正直なところ、他人様にはあまり役に立たないブログかな?と思っていますf^_^;)
読み物としては面白いかもしれないし、ボリュームもあって読み応えがあるかもしれませんが、、、

運転経験は30年近くありますし、一時サーキットをかなり真面目に走り込んだ時期もありますから、運転自体はそんなにヘタクソではないと思いますが、セミプロと言われる域には届きませんでしたから、プロのドライバーには遠く及びません。また、スポーツ性にやや偏り過ぎたクルマが長かったせいもあって、評価基準がやや運動性や安定性に傾倒し過ぎていて、快適性に関してはハッキリ言って疎いです(^_^;)。

大雑把に言えば「ちゃんと走って運転が楽しければ、その他の細かい事はどーでもイイじゃん」ってドライバーなので、ボクと趣味や経歴が近いドライバーであれば、もしかしたら参考になるかもしれません(苦笑)。

逆にそうでないドライバーには、恐らくナニを言いたいのか解らない部分も多く、実際にクルマに乗っても同じ印象は得られないでしょうから、まぁ役に立たないブログかと。。。?A^_^;)
Posted at 2013/11/16 16:09:53 | コメント(2) | トラックバック(0) | クルマ選び | 日記
2013年11月14日 イイね!

RJCカーオブザイヤー2014

RJCカーオブザイヤー2014RJCカーオブザイヤーにアテンザが選ばれたそうですね。。。

自分の選んだクルマがイヤーカーに選ばれるというのは本来、誇らしく喜ばしい事のハズですが、、、(ーー;)

なんだかなーーー、というのが正直な感想です。


なぜそう思ったかというと、それは昨年のRJCカーオブザイヤー。
注目の86/BRZでもなく、COTYを受賞したCX-5でもなく、選ばれたのはなんと日産のノート。


ボクは昨年の結果を知るまでは、日本カーオブザイヤーよりもRJCカーオブザイヤーの方が、その選考車種は妥当性があるとずっと思ってきました。しかし、昨年の結果を見て、酷くガッカリしたのを覚えています。RJCよ、お前もか?ってな感じ。

昨年もブログで書いているのですが、カーオブザイヤーというのはその年を代表するクルマを選ぶというもの。単に性能が優れているとか、一番売れているとか、そういった短絡的な理由ではなく、言ってみれば人々の心に残り、歴史に残るに足るクルマを選ぶことだと思います。

選ばれたクルマが妥当であったかどうかは、数年経った後に振り返ってみるとハッキリ解ります。多くの人が「アノ年のイヤーカーは確かにアレだよね」と思うようなら、その賞は自ずと権威を持つものです。逆に言えば、振り返って「あいつら、なんであんなクルマをイヤーカーに選んだんだょ?」と多くの人が思うようなら、賞の権威は失墜するでしょう。

ボクの中では、日本カーオブザイヤーよりは、RJCカーオブザイヤーの方が、あくまで相対的に、ですがまだ権威があったんですね。ところが昨年、それは失墜してしまいました(^_^;)。

そして今年、アテンザが受賞です。

愛車をイヤーカーに選んでもらってこんなことを言うのは恐縮ですが、恥の上塗りに思いました(苦笑)。

以下はボクの「下種の勘ぐり」ですが、率直に思ったことです。

昨年、もっともイヤーカーに相応しかったのはマツダのCX-5です。日本市場でディーゼルの需要が壊滅状態だったところに登場し、マツダの計画を大幅に上回りSUVの中ではベストセラーとなり、ディーゼルの販売比率は8割近かったというのは、真に市場に明らかにインパクトを与え、近年のディーゼル乗用車というカテゴリーを見直させるターニングポイントになったと言えます。

これに並ぶ、或いは上回るインパクトを市場に与えたクルマは他には無いでしょう。86/BRZも注目の一台(二台)でしたが、スポーツカーを見直させる程のインパクトは残念ながらありませんでした。

しかしRJCはCX-5をイヤーカーに選びませんでした。ボクが述べた理由でイヤーカーを選ぶとすれば、アテンザはCX-5の二番煎じでしかありません。日本カーオブザイヤーは今年、アテンザをイヤーカーには選べないでしょう。それは昨年、CX-5を選んでいるからです。

さて今年のRJCカーオブザイヤーですが、今年アテンザを選ばなければ、革新的なディーゼルエンジンであるSKYACTIV-D塔載車をイヤーカーに選ぶチャンスを逸する可能性があります。来年のノミネートとなるアクセラは、少なくとも日本市場ではHVが主力になるでしょうし、ディーゼルモデルは特殊なグレードです。数年後に振り返って、マツダのSKYACTIV-D塔載車を一度もイヤーカーに選ばなかったとしたら、果たして「そりゃそーでしょう」と思う人と「そりゃおかしーんじゃない?」と思う人、どっちが多いでしょう?という話。それはそのまま、賞の権威に繋がります。

そんなことを考えたら

「昨年CX-5を選んでないし、とりあえず今年、アテンザをイヤーカーにしといた方が無難かな?」

なんて心理が、どーせ働いたんだろう。。。


なーんて思っちゃったモンだから、全く嬉しく無かったワケですね(^_^;)。

ただ、何しろ新世代マツダのフラッグシップですから、国内のこの手の賞が無冠より、なんらか貰えた方が良いには決まっています。例え、、、


権威が地に落ちた賞でもね(苦笑)。
Posted at 2013/11/15 01:20:36 | コメント(4) | トラックバック(0) | 自動車市場 | 日記
2013年11月12日 イイね!

CX-5の自動ブレーキ事故に関する記事を読んで思うこと

CX-5の自動ブレーキ事故に関する記事を読んで思うこと昨日、CX-5の自動ブレーキ体験試乗の場でシステムが作動せずに重軽傷者が出る事故が起こったというニュースをカミさんから聞きました。

今朝、ネットのニュースを2、3チェックして大体状況が判り、ふーんという感じで特にブログにこうして書くつもりも無かったのですが、ニュースサイトのコメント欄や、みんカラのブログの記事をいくつか見るうち、段々腹が立ってきたので一筆書こうと思い立ちました。

最初に断わっておきますが、辛口です(--)/

今回、不幸にして事故が発生してしまったワケですが、これを取り上げて"それみたことか"と、まるで鬼の首を取ったかのごとく批判的な意見を述べる輩というのは居るものです。しかしまぁ彼らの主張を斜め読みしましたが、なんとも陳腐なモノばかり(苦笑)

「自動ブレーキを過信するな!」
「システムが誤動作する可能性がある。」
「クルマが勝手に止まるなんて有り得ない!」

などと捲くし立てます。一見、正論のようにも見えますが、まぁ自動ブレーキ否定派にとっては、格好の口撃材料といった感じでしょうか?

こういった連中の主張で真っ先に噛み付きたくなったのがコレです。

「自動ブレーキを過信するのは禁物」

マスコミも含めて実に多くの人が書いていて、一見至極真っ当な意見のようにも思えるかもしれませんが、ボクは彼らに問いたい。

自動ブレーキを過信するって、一体どーゆーことを言っている?

仮にそれが「クルマが自動で止まってくれて、事故を回避してくれる」としましょうか。

じゃぁ、その自動ブレーキを過信したドライバーの、一体どんな運転が問題と、貴方たちは考えているの?

マツダのSCBSもそうですが、多くのメーカーの自動ブレーキは、前方の障害物に対して減速を開始しないと衝突が避けられないと判断したときに初めて作動するものです。ということは、システムは衝突の危険ギリギリまでは作動しないのです。

そんなシステムを過信するってことは、前方の障害物に衝突するギリギリになってもブレーキを踏まない、ということを貴方は言っているの?或いは踏むのはもっぱらアクセルだけで、停止は一切クルマに任せてブレーキは踏まないとか?

そんなドライバーが世の中にいるのか???

「ここでブレーキを踏まなきゃ追突するかも?」という場面で、ブレーキを踏まずにクルマに減速を任せられるドライバーが世の中に居るとは、ボクには思えません。
仮に「この条件なら100%クルマが自動で止まってくれる」と解っていたとしても、クルマに任せてブレーキを踏まないという行為は、障害物を目前にして相当な勇気や忍耐を伴うハズです。

つまり、現実問題として自動ブレーキを十分に信頼したとしても、クルマを減速、或いは停止させる行為を疎かにするドライバーは存在し得ない。それを疎かにするということは、衝突の恐怖に打ち勝って減速をクルマに委ねる行為であって、常識的に考えて生理的には困難でしょう。


さて、改めて問う。「自動ブレーキを過信する」とは、一体何のことを言っているのか?


「システムの動作条件をきちんと理解すべきだ」とか言う意見も同類です。

じゃぁ貴方は「時速30km以下になると作動する」という事を知ったら、時速30kmを下回った時点で、ブレーキペダルを離せるのか?クルマが停止しなければ、前方車両に追突する危険がある場面で。仮に自動ブレーキを信頼していたとしても、普通はそのままブレーキを踏んでクルマを止めますよね?

これも問いたい。自動ブレーキシステムの作動条件を理解したからとって、何か普段の運転が変るのか?

「システムの誤動作の可能性がある?」「100%は有り得ない?」

メーカーが想定した条件を満たせばシステムは100%機能すべきであって、作動しなかったのならそれはなんらか作動条件を満たさなかったから。

条件を満たしていたにも関わらず作動しないのは不具合です。即刻リコールでしょう。

ただそれだけです。

メーカーによっては、作動条件を満たせばクルマは自動で完全停止します。スバルのアイサイトはCMでちゃんと止まってますよね?TOKIOの太一君が「スゲー」って言っているヤツ(^_^;)。


結局、ピーチクパーチク言って(書いて)いるブログの多くが、まぁ深い考えも無しにネタとしてヒステリックに騒いでいるだけのように見えて、ある意味非常に不愉快でした。なんといってもウチのクルマにもSCBS、付いてますしね(苦笑)。



今回の事故は「自動ブレーキの体験試乗会」で起きました。つまりドライバーは、このままブレーキを踏まなければ衝突するという場面で、ブレーキを踏まなくてもクルマが止まるという機能を体験しに行って事故にあったんですよ。これを取り上げて「自動ブレーキへの過信」を云々するのはお門違い。彼とて別に過信していた訳ではないでしょう。
システムの不具合等の誤動作の可能性はゼロではありません。しかし事故の発生時間から推察するに、事故以前には正常に動作していたことが伺えますから可能性としては極めて低いと考えれます。調査結果を待つべきで断定は出来ませんけどね。

ニューズからうかがい知れる状況から推察すれば、今回の事故は「自動ブレーキが作動する条件を揃えられなかった」という極めて単純な操作ミスという可能性がもっとも高いと考えられます。なんしろ「この条件で作動します」を体験する試乗会であって「自動ブレーキが作動するかしないか」を実験していた訳ではないんですから。


事故原因がハッキリするまでマツダは体験試乗を自粛するそうですね。妥当な判断だと思います。


原因はその内、明らかになるでしょうが、今回の事件から学べる教訓は次のようなものでしょう。


先ず、障害物をウレタンパッドではなくカーテンというかスダレのようなモノにすべき。別にウレタンパッドでも良いのですが、要はクルマがぶつかっても損傷はせず、ドライバーも怪我をしない、クルマがそのまま通り過ぎられるようなモノを考えるべきでしょう。そしてその障害物を通り過ぎた後、安全に止まれる十分なスペースも確保すること。

理由は勿論「万一のため」ですが、この万が一というのはシステム誤動作のことではありません。時速30km以下で走行しなければならないのに、それ以上出すバカ者が居た場合に事無きを得るためです。

そして体験試乗ですが、消費者が運転するのであれば運転条件をきちんと説明すること。
目的が自動ブレーキの体験である以上、システムの作動条件を整えないと話になりません。

ボクが企画担当であれば、以下のようなメニューを考えます。

①時速30km以下で走行し、ブレーキを踏まなくても障害物手前で自動停止することを体験。

②次に、時速30km以上で走行し、自動ブレーキが作動せずに障害物に当る(スダレをくぐる)ことを体験。これで「いつでも自動で止まってくれる」という期待や誤解は解けます。

③再び30km以下で走行しますが、自動ブレーキが掛かると同時にブレーキペダルを軽く踏んで貰い自動ブレーキが解除されされることを確認。止まりきれずに障害物にぶつかればbest。

④最後に30km以下で走行し、自動ブレーキ作動と同時にブレーキを力いっぱい踏んでもらい、正しく停止することを体験。

③と④が「ドライバーがブレーキ操作を行うと自動ブレーキが解除される」というマツダのシステムなどでは非常に重要で、④が正しいシステムの使い方であるという事をシッカリ理解してもらえば、参加者も満足でしょう。


今回の事故に於けるポイントは、ドライバーがシステムの作動条件を正しく理解していたか?がひとつあります。怪我をしたお二人は気の毒でしたが、販売員が説明を怠っていたなら彼が加害者でドライバーが被害者。説明を受けたにも関わらずドライバーが守らなかった、或いは守れなかったのならドライバーが加害者で、販売員が被害者です。
そしてもうひとつは、そのような万一システムが作動しなかった場合にも大事に至らないような会場設定をしていなかった主催者に、安全管理に対する過失の可能性があります。

しかしながら、冷静に考えればただそれだけであって、自動ブレーキというシステムそのものの是非で喧々諤々議論をするような事故だとは、ボクには思えません。何しろ「体験試乗会」という特殊な場での話ですから。

もし原因が車両のシステムにあったとしたら、それはリコールなりで改修して貰わないと困りますが、それを言うのは時期尚早。


ってな感じで、事故の起こった特殊な状況や想定される原因などそっちのけで、やれ自動ブレーキは是か非か?みたいな議論に持っていくのは、ボクには子供の揚げ足取りにしか見えませんでしたね。

自動ブレーキと事故で過去のニュースをネット検索してみても、トヨタ車のレーダーがトラックか何かに反射して必要のないところで急ブレーキが掛かった件が引っ掛かるくらいです。恐らく自動ブレーキによってちょっとした軽微な接触事故を回避したケースは数多いのでしょうが、事故にならなければ統計は取りようがありません。そして「自動ブレーキが効かなかったから事故った」なんて事例は見当たりません。それが現実です。

ちなみにボクは自動ブレーキに対して肯定派でも否定派でもありませんけど、これが大小問わず多少なりとも事故の際の被害軽減や、衝突回避に繋がるのであれば、それは素晴らしいことだと思っています。
Posted at 2013/11/13 02:43:17 | コメント(7) | トラックバック(0) | 自動車市場 | 日記

プロフィール

「@タッチ_ さんはリベンジしましたが、ウチのクルマの限界はこの辺りらしい😅」
何シテル?   09/16 22:18
意のままに、思い通りにクルマを操ることに興味があります。 ドライバーの意のままに反応するクルマが好きです。 そんなクルマの技術的背景、メーカーのクル...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2013/11 >>

      1 2
3 4 5 6 78 9
1011 1213 1415 16
1718 19 20 21 22 23
242526 27 28 29 30

リンク・クリップ

G-Bowlはなぜ0.4Gまでなのか? 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2021/07/21 21:31:10
ミスターロードスター 貴島孝雄さんインタビューまとめ① 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2017/09/23 17:58:12
予想外の反響? 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2017/07/19 07:55:58

愛車一覧

マツダ MAZDA6 セダン 家族車[ファミリーカー] (マツダ MAZDA6 セダン)
Mazda6に乗っています(笑)。
ホンダ NSX 玩具車[おもちゃ] (ホンダ NSX)
別名「愛人」。つまり家族車は「正妻」(笑)。 極めて従順。しばらく放っておいてもスネたり ...
ホンダ CBR1000RR(SC57)後期 なんちゃってサイクロン号 (ホンダ CBR1000RR(SC57)後期)
2007年式の300台限定、国内仕様。 アラカンとなって、人生やり残したモノが何か無い ...
マツダ アテンザセダン マツダ アテンザセダン
フルSKYACTIVの何かに買い替えるまで、とBLアクセラに15ヶ月。 XDのAWDが出 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation