
9月にデミオ、年末にCX-3デビューの噂もありますが、CX-5、GJアテンザのマイナーチェンジもそろそろ気になる時期になりました。
CX-5は初のフルSKYACTIVということと、その開発時期がマツダの経営が非常に厳しい時期と重なった点もあって、後続のアテンザ、アクセラなどと比べて言い方は悪いですが、色々な面でやや見劣りする部分が目立つというのが正直なところ。i-ACTIVSENSEの搭載も非常に限定的ですし、i-ELOOPも非搭載。内装の質感も後続モデルと根本的には同じながらも、細かな部分の洒落っ気に欠いています。クロームの使い方とか(^_^;)。
そういう点からいえば、初のマイナーチェンジでCX-5のジャンプアップは大きいでしょうね。
逆にGJアテンザはちょっと微妙かも。
タイトル画像はCX-5のスパイショットですが、パッと見てわかることはマイナーチェンジなので外板に大きな手は入りませんね。当り前っちゃぁ当り前の話ですが、アテンザ以降に採用されているフロントフェンダーから後輪へと続くプレスラインはCX-5にはありませんが、MCでもそこには手は入らない。
一方でグリルは変わりそうな雰囲気ですし、ライトユニット内の発光シグニチャーはお約束でしょう。
内装も基本的には変わらないでしょうが、エアコンダクトのクローム縁取りとか、シフト回りのピアノブラックパネルとか、細かな部分は後続モデルに倣って質感を上げてくる筈。日本でも売れ筋のCX-5ですから、ここはシッカリ商品力を強化して、人気の持続を図りたいところでしょう。とは言っても、CX-3が出てしまえば売れ行きは分散するでしょうけど(^_^;)。
i-ACTIVESENSEはアテンザ、アクセラに準ずるものが全て採用されるでしょう。何がどう選べるのかはグレードとかセットオプション次第でしょうが、格下のアクセラにあるMRCCがCX-5で選べない、なんて歪な状態は解消です。スペックは当然、デミオに載せている最新仕様にそれぞれがアップデートされた上で、という話。
i-ELOOPは、、、20Sも含めて全車の標準搭載でしょうね。載せない理由が見当たらない(^_^;)。
以上の点なんかを勘案すると、GJアテンザのマイナーチェンジ・メニューはちょっと地味かも(苦笑)。
発売直後は鼻息が荒かった例の主査さんが「マツダのフラッグシップなんだからガンガンいきます!」と豪語していたのとは裏腹に、昨年の年次改良も非常に地味でしたしね。ここ2年ほどのマツダの動きを見ている限り、流石にアテンザはフラッグシップなので主だった装備のほとんどは採用済みです。i-ACTIVESENSEの一部機能(RVM?)はデミオで機能強化が図られたようなので、そういったモノが最新になるとは思いますが、基本的に「無かったモノが付く」という話は思い付きません。何か隠し玉があれば話は別ですが、そういったものはマイナーチェンジではなく何かのモデルのフルチェンジで搭載が始まるでしょうから。
なにかアテンザにAWDが追加になるなんて話もチラリと見かけましたが、どうなんでしょうね(^_^;)。
どーでもイイけど(爆)。
AWDよか、
アテンザにアクセラ同様の
HEVが出るんじゃね?とは思ってますけど(笑)。
個人的にGJアテンザのマイナーチェンジで非常に気になっているのは足回りのブラッシュアップです。アテンザのデビュー以降アクセラのデビューまでの間に進化した「人馬一体」が、どのような形で反映されるのかに注目しています。
勿論これはスペック上はなかなか見え難い部分ですが、もしマイナーチェンジモデルのバネレート自体、そして前後のバランスが大きく変わっていたら興味深い。ダンパーの仕様はなかなか公開されないので確認のしようがありませんが、バネレートが変わっていればダンパーも絶対に手が入っている筈です。個人的には車高15~20mmダウン、バネレートが2~3割強化された「スポーツサス」が標準仕様とは別に用意されれば、目を瞑って部品注文しちゃいますけど(笑)。
一方、アクセラから採用されている「構え
※」に対応した制御やチューニングは全面採用でしょうね。
これは正常進化なので当然ですが、今のアテンザと人馬一体が進んでいるボクには、イマイチ魅力的かどうかは微妙ですが(^_^;)。
※「構え」の対応とはマツダ技法2013によれば、人馬一体を推し進めるべくクルマと人間の関係を研究していた中で、人の「構え」という動作がクルマとの一体感に大きく関わっていることが明らかになった。「構え」とは,ドライバがクルマを操作する際にクルマの動きを予測して反射的に筋肉を緊張させ身構えることをいう。このクルマの動きと「構え」の動きが一致したとき,一体感を感じるとのこと。主な進化ポイントは加速度の発生タイミングで、CX-5,アテンザではドライバがペダルをゆっくり踏み込む時は加速度の発生タイミングもゆっくりと,速く踏み込む時には早く発生させていたが,新型アクセラではこの「構え」の研究より加速度の発生するタイミングは一定であることが,より人間の感覚に近いことが分かり,最適化チューニングを施したというもの。
さて、色々と期待が膨らむCX-5、アテンザのマイナーチェンジですが、唯一にして最大の懸念点はマツダコネクト採用の是非(苦笑)。
マツダの方針は、今後の全てのモデルにマツダコネクトを搭載していくこと。これは間違いないでしょうし動かない話。マツダは少なくともこのマイナーチェンジのタイミングでCX-5にもアテンザにも、マツダコネクトを搭載したい筈です。
ハズなんですが、、、(^_^;)
現在のマツダコネクトの完成度と、アクセラでの市場評価(これはユーザーも販社も、ですが)からすれば、SKYACTIVにより業績絶好調とも言えるマツダの、唯一にして最大のアキレス腱と言わざるを得ません。マイナーチェンジというものは商品力を強化するためにやるのであって、マツコネ搭載によって商品力が逆に劣後するとなったら当然、反対意見が上がる筈です。
少なくとも新型デミオには「マツコネ非搭載」の選択肢を用意して欲しいという声が上がり、それに対応するらしいというまことしやかな噂もあります。なんでもオーディオレス(=マツコネ・レス)車が用意され、後付の社外品ナビがディーラーオプションになるとかならないとか、、、
そんな根も葉もあるのかないのか解らない噂が、どーもありそうだと思える状況において、現行モデルが2DINスペースを有して社外品のナビが搭載可能なCX-5、アテンザを、マイナーチェンジを機にマツコネ一本に出来るか?
出来んでしょう(^_^;)。
ボクがマツダの販社の人間だったら猛反発するでしょうね。マツコネ搭載グレードを用意するのは良い。しかし現行モデルで可能な2DINナビ搭載の仕様も残してくれと。「折角、販売好調なモデルを、マイナーチェンジで売れないモデルにするつもりですか?」くらいは言っちゃうかもしれませんね(苦笑)。
CX-5もアテンザも、マツダコネクトの搭載に合わせてダッシュボードは新デザインにするでしょうし、アクティブ・ドライビング・ディスプレイ(HUD)も搭載するためにメーター自体も新開発されているでしょう。コマンドコントロールは現行モデルでもスペースがありますから、新ダッシュボード&メーターを開発して、本来であればそれ一本に生産を統一したい筈。しかし現状の日本国内の評価を勘案すれば、新ダッシュボードと旧ダッシュボードを両方作って、注文に応じて組み付けるという方式とするか、このタイミングで少なくとも日本国内向けのマツコネ搭載は見送るかのどちらかしか、マツダには選択肢はないでしょうね(苦笑)。
そもそもGJアテンザにマツコネ搭載を心待ちにしているユーザーって、日本広しと言えどもボクくらいでしょうけど(爆)。
さて、どーなることやら。。。(^_^;)>ポリポリ
2014年10月25日:続報は
コチラ
Posted at 2014/08/15 14:22:03 | |
トラックバック(0) |
SKYACTIV | クルマ