ライダーにリターンすると決めて、普通なら次なる話題は「愛車をどうする?」なのですが、、、A^_^;)
ボクにはその前にワンクッション、必要なステップがありました。
大型二輪免許の取得A^_^;)
ボクが現役ライダーだった時代(実に約40年前)は、教習所に通って取れる自動二輪免許には「中型(400ccまで)限定」が付いており、この限定を解除する文字通り「限定解除」は、運転免許試験場での合格が必要でした。
これの合格率が1%とも言われ、基本的には受験者を「落とす」、免許を「取らせない」というのは当時の世の中の状況が反映していて、高校生に対する「3ない運動(「免許を取らせない」「買わせない」「運転させない」)などもありました。
それが1990年代の半ば、海外の二輪車メーカーからの外圧(非関税障壁との指摘)で免許制度が改定され、大型二輪も教習所で取れるようになりました。
ボクは中型限定の二輪免許を持っていたため、この改定で普通二輪免許所持者となったワケですが、当たり前ですけどこのままでは400ccまでのバイクしか買えません。
もちろん、先ずは中型のバイクを買って、、、という選択肢もあるワケですが、リターンのキッカケとなった
お友達が
ナナハンのSSとなれば、こっちも同等のバイクじゃないと、、、(ぉぃぉぃ
加えてYouTubeなどを見ていると、モトブログと称する動画が多くアップロードされており、相当数の女性ライダーさえも大型二輪を取得している様子。
そういうのを見ていると、リターンすると決めた時点でいつまでも中型限定というのもバイク選びが制限されるし、あまり嬉しくありません。
大体、一回リターンして失敗している自分としたら、今度は挫折しないように(苦笑)、なんらか足枷をハメるのも一考。要は
「折角、大型二輪を取ったんだから」とかね(^_^;)。
ということで4月の初旬に教習所選びをして入校手続きしたのですが、結構混んでいて受講開始が5月1日から。
結局、最低の12時間で教習は終えて、丁度2週間後の5月15日の日曜日に卒検も合格。翌週に午後半休が取れた5月20日に鮫洲の運転免許試験場に行って、晴れて大型二輪所持者となりました。

が、、、
正直なところ、教習は
物凄く苦労しました。
もう教習所に行くのがイヤになるくらいA^_^;)
何しろ現役時代は40年近く前、一瞬リターンしたのですら16年前です。
普段は二輪車に全く乗っていない身の上なので、最初からアレもコレもスンナリ出来る、なんて自惚れちゃいませんでしたよ。逆に「12時限という限られた時間で合格レベルになれるか?」と、結構ドキドキでスタートしました。
ところが、、、
最初は意外にイケちゃいました(^_^;)。
クラッチワークもアクセルワークもほぼ問題なく、一本橋とスラロームも中型の基準なら余裕でクリア。最初の2時限は転倒することも、スラロームやクランクでパイロンを引っ掛けることもなく。
指導員から「普段、二輪車には乗ってますか?」と問われ「いや、全く乗ってません」と答えると、ビックリされたり褒められたり(^_^;)。
本人的には
「なんだオレ、結構イケるじゃん?」
と
自惚れることは出来ないものの
「うわぁ、全然ダメじゃん。大丈夫か?オレ」
と
途方に暮れちゃうほどでもなく、、、な感じかな(^_^;)。
と・こ・ろ・が、、、
1段階の3時限目、ある教官(検定員でもある人)から
「基準タイムを意識しましょう」とひと言アドバイスを受けた後から、一本橋は落ちるわ、スラロームはパイロンを引っ掛けるわ、
課題が全く上手くいかなくなりました(;_;)。
結局「基準タイムをクリアすることを捨てて、先ずは一本橋から落ちない、スラロームはパイロンを引っ掛けない」と意識を切り替えて、それに自信が持てるようになった(というか、自信を取り戻した)後、基準タイムを少しづつ意識する作戦に切り替えたのですが、、、
どうも完全「落ち癖」「引っ掛け癖」が付いてしまったようで、2段階の見極めまで自信を取り戻すには至らず、、、
とはいってもスラロームはギリギリ基準はクリア出来ていたようで、問題は一本橋のみ。波状路はまぁ無難に、急制動は意外にも苦労なくイケました。
そんな感じだったので、卒検は「
とにかく一本橋で落ちずに完走さえすれば」という感じで、基準タイムに足りずに減点されるのは想定内。それ以外の部分でつまらない減点を重ねないことを意識して臨み、なんとか無事に合格できたという感じ。
指導員の方々は皆、親切で優しく指導してくれて、昔の限定解除の難しさを知るボクなどにとってはカルチャーショックに近いモノがありました。
もう「こんな腕前で卒業させてくれちゃうの?」状態(^_^;)。
そして、とにかく思うように動かせないバイク=思うように動かない身体、という現実を目の当たりにして、こら、先が思いやられるなぁ。。。と。
特に自分として結構ショックだったのは、体力の衰えを痛感させられたこと。
毎回、1時間弱の教習が終わると
汗びっしょり。
在宅勤務のせいで体力(筋力)が落ちているのは自覚していましたが、二輪車に跨がって"操縦"するだけなのに、こんなに体力を使うのか?というか、この程度で汗だくになってしまうのか、、、と。
まぁ、普段は二輪車に全く乗っていないため、必要な筋肉が使われていないのと、余計(無駄)な体力を使っている故もありますが。
更にクラッチを使う左腕の握力が落ちて、普段の生活でモノが持てずに支障が出ることも。不思議と教習時のクラッチワークには何の影響も無かったのですが、、、
教習のスケジュールは
一週目:日:1-①、土:1-②③
二週目:日:1-④⑤、月:2-①②、水:2-③④、金:2-⑤、土:2-⑥⑦
三週目:日:(卒検)
という感じだったのですが、二週目は平日の夜、一日おきのスケジュールには正直、感謝しましたね。毎日だったら体力的に厳しかったかも。
という感じで、あまり楽しくない結構ツライ教習所通いの日々でした(^_^;)。
Posted at 2022/09/14 12:42:14 | |
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