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2023年03月28日

知られていない蝦夷地防衛

知られていない蝦夷地防衛 近頃はすっかりシマエナガに押されたりもして、かつての北海道のマスコット的存在の流氷に乗ってやってくるクリオネはほとんど聞かなくなりましたねww

そう言えば前回シマエナガを見たと投稿したのですが、ただのエナガと言う大きさが同じで日本全土に住む鳥がいると知ってしまい( ̄ェ ̄;)

目の後ろが黒かったので、ただのエナガだった可能性が濃厚(; ̄ェ ̄)
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そんな小鳥もいたんかいww
まだまだシマエナガを探す日々も続きそうです(⌒-⌒; )

さて、江戸時代の1800年に伊能忠敬が蝦夷地測量に向かったのは、蝦夷地周辺に出没する異国船の脅威に対して江戸幕府が日本国の領土を守るために地図の作成の必要性からであったが、忠敬の目的は意外にも別にあった事は以前のブログで紹介もしているが

今回は江戸時代末期に蝦夷地防衛のため、武士が多数派遣されていたと言う、ほとんどの日本人が知らない、北海道民でさえほぼ知らない事実

この事実を知れば、北海道各地への旅行、ツーリングが一層意味深いものになるだろう

しかしその実態は、江戸時代の防人

蝦夷地の厳しい寒さで命を次々と落とす、九州での日本防衛よりはるかにまさに命懸け

まずは1800年伊能忠敬とも交流をもった、「八王子千人同心」の文武両道の優秀な100名が蝦夷地警護と開拓を申し出て派遣された、のちに30名追加し4年後の1804年に解散

その間の死亡者は32名

入植先は蝦夷地でもまだ温暖な雪の少ない太平洋側で勇武津(苫小牧)と白糠、松前藩下での「場所」などがありまだ比較的に便の良いところであったが

蝦夷地に近いと言うことで、津軽藩と南部藩には松前藩の加勢が命じられたりしていたが、1807年蝦夷地を江戸幕府直領になる頃から本格的に蝦夷地防衛を命じらる

1807年から一度松前藩が蝦夷地に復領した1821年までを第1次江戸幕府直轄、その後日米和親条約締結後の1855年から幕末までの第2次江戸幕府直轄

第1次と第2次で地域を変えながら、東北6藩(津軽藩、南部藩、会津藩、仙台藩、秋田藩、庄内藩)に警備と領地も割り当てられた

津軽(弘前)藩
第1次江戸幕府直轄時は、まず函館の千代台に元陣屋(城郭)を築き、松前藩の梁川へ国替え後に松前へ移る

そして警備範囲が日本海側の熊石から宗谷を周って知床手前の斜里までの広範囲

稚内の百年記念塔にある北方記念館の説明によると宗谷に230人武士が派遣され士気は旺盛だったが、にわか造りの陣屋は堪え難い寒気でほとんどが病気になり一冬で32名以上死亡ww増毛で越冬するようになる
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斜里詰め100名は更に悲惨な事に、流氷がきて海が凍るなんて聞いてないよ〜alt
一冬で100名中72名が寒さで体力を奪われ病気になり死亡ww

帰国の船が利尻を周り小樽の忍路に着船、高島に駐在していた組頭の勧めでそこから陸路で函館へ、最終的に帰郷できたのは、わずか17名、特に戦闘したわでなく北海道の寒さとその備えが衣食住出来ていなかったゆえに

斜里町には津軽藩士殉難慰霊の碑があり、この縁で斜里町では津軽から「弘前ねぷた」が伝授され開催されているようである
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因みに弘前ねぷたは、青森ねぶたと違う(; ̄ェ ̄)
「ぶ」と「ぷ」も違う( ̄ェ ̄;)

第2次江戸幕府直轄時には、第1次は津軽藩と次に紹介する南部藩が警備の中核であった無謀な広範囲から狭められ函館周辺と日本海側は江差から積丹神威岬まで、出張陣屋は寿都に置かれた

規模は3270坪、武道場まで13棟を津軽から大工棟梁を迎えて建設、弁慶岬には烽火台を立て、山道を開削し町の人たちに読み書きや剣道を教え寿都近郊の開拓にも貢献した

南部(盛岡)藩
蝦夷地隣接藩として、津軽藩と共に第1次江戸幕府直轄前後から蝦夷地警備を命じられる
元陣屋は函館山ロープウェイの麓に粗末な建物だったと言うww
今も「南部坂」として地名が残っている
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第2次江戸幕府直時も第一次と同様な太平洋側の警備で、函館の元陣屋、新渡戸稲造の父、十次郎らの視察で出張陣屋は砂原、長万部、室蘭

室蘭の出張陣屋があった所は今は陣屋町、史跡として保存もされていて「とんてん館」で南陣屋資料を展示している

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縄文土偶の「かっくう」が発見されたエリアの砂原には、第1次江戸府直轄前からまず津軽藩が勤番所を置き、第1次江戸幕府直轄以降は南部藩が、函館市民のなまりは面白いほどに感じるが、砂原のなまりはそれを遥かにしのぐレベルで東北弁の置き土産か(⌒-⌒; )

残りの4藩は次回の紹介へ続くww

特に人気は無いブログだと思うが、オラは北海道各地の歴史を知れるのでとても面白い(⌒-⌒; )
ブログ一覧 | 歴史 | 日記
Posted at 2023/03/29 07:06:11

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