
第1次幕府直轄時前後の警備の中心は津軽藩、南部藩であったが、連年のロシアによる露寇を受け、更に幕府は1807年会津藩、仙台藩に蝦夷地出兵を命じた!
会津藩
それにより第1次幕府直轄時の会津藩の守備範囲は松前、宗谷、利尻、樺太
会津藩は本営を
樺太のクシュンコタンに置き、アイヌとも交流して食べ物のヒントなども得ていたが、津軽藩同様病人が続発
ヨーロッパ戦線の影響で樺太へロシアからの脅威がなくなったので幕府より引き上げ命令、信頼関係ができていた
アイヌの人々は「船を追いかけて海岸を走り回って別れを惜しんだ」と言う
まるで、太平洋戦争の
パラオ共和国ペリリュー島の秘話はこちら→🇵🇼を思い起こされる
そのペリリュー島関連のブログよりかつて「次世代の党」改め「日本のこころ(を大切にする党)」の比例代表区に、西村真悟先生と共に
保江邦夫先生と矢作直樹先生も名を連ねていたのか〜今まで気がついていなかったww
戻って、第2次幕府直轄時は
会津藩は標津に元陣屋を置き、根室海峡沿岸の統治、警備、樺太にも他藩と2年交代で警備についた
標津のは当時高級魚だった鮭でも、他地域の鮭と比べものにならない程に高品質で価値が高くブランドになっていた
会津藩はまた樺太アイヌ同様の交流を積極的にもち共に開拓発展、町の礎を築こうと構想の思いを屏風に描き
互いの文化、言葉の違いを理解するのに「アイヌ語の教科書」を元陣屋の代官南摩綱紀が作成し用いた
まっこと、日本人らしい振る舞いだと思う
幕末藩主松平容保は京都守護職も命じられ、戊辰戦争、白虎隊も戦う国元の危機に1868年引き揚げ、まちづくり構想は明治開拓へ
標津町野付半島には、「会津藩士の墓」がある
仙台藩
東北随一の大藩は第1次幕府直轄時、国後、択捉の警備に入っている
本格的には第2次幕府直轄時に、今はウソポイがある白老に元陣屋を置き、出張陣屋は広尾、厚岸、根室、国後、択捉

山川海の天然の要害を生かし、堀を作り、土を盛り頑丈な砦を半年で作り、射撃訓練場まで備わっていた
仙台の塩釜神社、愛宕神社を勧請し国元と同じく年中行事、お祭りも行い400人ほど白老に住んでいたアイヌにも、酒やご馳走、衣服などが振る舞われた
昆布養殖など漁業や産業振興にも努め、東蝦夷地の警備にあたっていたが、新政府軍には諸外国から日本の領土を守っていたのに賊軍とされ蝦夷地の藩士たちも追討された
現在は仙台藩白老元陣屋跡と資料館も開館されているが、ウソポイとは裏腹に何度も白老に通っていますが、陣屋跡などがあるとは知りませんでしたww
秋田藩
まず秋田の名称が微妙(⌒-⌒; )
実は鎌倉時代前から蝦夷地を支配していた安藤氏、室町時代に秋田に戻り秋田氏を名乗る
しかし江戸幕府が出来て徳川家康は、佐竹氏を常陸国から秋田へ国替えし、以後佐竹氏が秋田藩を統治、秋田氏が現在の茨城県北部常陸の国へ( ̄ェ ̄;)
秋田藩も本格的には第2次幕府直轄時から
増毛に元陣屋を置き、出張陣屋は宗谷、樺太(冬は増毛で越冬)
第1次幕府直轄時は津軽藩が陣屋を構え警備していたところ
増毛には元陣屋なる交流施設がある事は知っていたが、それが秋田藩だったのか〜
昨年の145の乗り納ツーリングで増毛に寄ってきましたが、今シーズンも道路にはもう雪もなく解禁、明日から乗り始めようかと思っていますが、最高に楽しいツーリングコースだったので、数ヶ月以内に再度増毛方面ツーリングに行って、この陣屋資料施設や台場等にも寄って来たいと思います❗️
庄内藩
これで最後の藩になりますが、第2次幕府直轄時に東北6藩で一番真剣に開拓に取り組んだとの評価があります
元陣屋は浜益(ハママシケ)に置き、出張陣屋は留萌、苫前、天塩、領地としても与えられ、天売、焼尻島も含まれ警備もしていた
秋田藩との警備位置関係が微妙だが、
浜益と留萌の間にある増毛が秋田藩なのは、増毛の元陣屋は越冬施設としての役割が大きかったせいだろう
職人や手厚く準備金と給付金をつけての移民も継続的に募集して10箇所の村が出来たと言う
庄内藩の酒田は北前船航路の拠点であり生活用品や資材は船で比較的に容易に運ばれたようである
領地としてもどうにか軌道にのってきたのに、江戸では武力で幕府を潰すことを狙った薩摩藩が放火・略奪・暴行騒ぎを起こし、江戸市中警備の役目も担っていた庄内藩は薩摩藩邸を焼討ち
庄内藩も新政府軍の討伐の対象になり、江戸詰藩士の引き払いと800人余りの藩士や農民がいたが蝦夷地総引き揚げを決定し陣屋は終焉した
蝦夷地防衛をしていた諸藩が、新政府軍に謝罪文を出し降伏交渉したが、奥羽越列藩同盟として戦う羽目になる
外国から日本を守っていた諸国に内部から戦闘を起こすとは、薩摩藩を中心とした新政府軍の本当の目的はなんだったのであろうか⁉️
Posted at 2023/03/30 22:40:30 | |
トラックバック(0) |
歴史 | 日記