
雪の回廊を求めて
東北をツーリングしての2日目は
昨日、ツーリングに出発してから予定を変更して宿を確保した
山形県酒田市で朝を迎えました。
そんな、ホテルの窓からの

朝焼けの月山 です。 今日もイイ天気になりそうです。♪
この、山形県の日本海側に位置する酒田市ですが、歴史のある街でもあり
この山居倉庫もその表れでもあります
。(この倉庫は今でも現役です)

ちなみに
古くは「おしん」、最近では「おくりびと」の舞台ともなった街でもあります。

≪以下wikipediaより一部抜粋≫
江戸時代に西廻り航路が整備され、ますます栄えた酒田は「西の堺、東の酒田」ともいわれ、羽州屈指の港町として発展しました。
日本永代蔵に登場する廻船問屋の鐙屋(あぶみや)や、戦後の農地改革まで日本一の地主だった本間家などの豪商が活躍し、元禄2年6月13日(1689年7月29日)に松尾芭蕉が奥の細道で訪れています。
そんな酒田を 早々に出発して
この日、目指したのは山形県と秋田県の県境にそびえる鳥海山です。

昨年秋の紅葉ツーリングでは、悪天候で断念した
この旅のメインステージでもあります。
※鳥海山は標高2236m(東北第2位)の 出羽富士 と言われ
日本100名山、日本100景のひとつです。
そんな鳥海山ですが
GWの時期は、凍結の恐れがあるため朝は8時までは規制されています。
なので、ゲートオープンまで
青い空 と 蒼い海 が気持ち良い日本海を眺めながら のんび~り します。

見えにくいですが、水平線に平べったく見えるのは飛島です。
新潟⇔小樽のフェリーでは、飛島の近くをフェリーが航行します。
潮の香りをと、穏やかな波の音を感じながら ゆっくりしていると
1台のハーレーが通り過ぎていきました。
そろそろ頃合いでしょうか、
海抜0mから標高1100mの鳥海山5合目までの鳥海山ブルーラインのヒルクライム開始です。

なんて気合を入れながらも、鳥海山に向かう道への途中の
集落にあるバス停の 芝桜と桜 がキレイだったので立ち止っての1枚。
こんな地元の方のOmotenashiが嬉しいものです。
それでも、ゲートを通過したのは8時10分ごろ、
GWの割には誰もいないな・・・と思いながらも

少し走っただけで、白い雪に囲まれた景色の山路となります。
何気ない木立を背景にした1枚も

雪国を知らない自分には新鮮なもので
音が雪で吸収された静寂が不思議な感じです。。
CBをReスタートさせ標高を上げていくと

高い雪の壁も目立つようになってきて
日本海から17kmの地点で 雪の回廊 も最高潮となりました。

高さは4~5mはあるでしょうか
昨日の蔵王に続き 雪の回廊 をGet!です。。(*^^)v
そんな雪の断崖から、更に山を目指すスキーヤー達の多さに驚きながらも

皆さんイイ顔してました。自分もイイ顔してたと思いますけどね。。(^^♪
麓のゲートでは、8時のゲートオープンを待つ多くのスキーヤーのクルマで並んでいたようです。ゲートオープン直後はノロノロ行進だったかも知れません。結果オーライですが8時10分で正解だったようです。(^^)v
オートバイならではの立ち寄りを愉しみながらも
鉾立山荘のレストハウスに立ち寄って おみやげ をチラ見して

展望台からの定番を1枚。
足元は300mの断崖、しかも展望台までのアプローチは、除雪していない無造作な雪みち・・・
雪に不慣れな都会っ子(?)にはチョット怖かったです。(^^;)
さて、この日は
秋田県側から鳥海山ブルーラインのダウンヒルとなりますが
この旅一番の 雪の回廊 は、この回廊!

高さ7~8m!?
道幅のあるヘアピンカーブだったのでCBを路肩に停めたのですが
雪崩れてきたらシャレにならないな・・・ と恐怖を感じるほどの高さでした
。(よい子はマネをしないように。。)
この先、鳥海山ブルーラインの秋田県側は
木立に囲まれた山形県側から一転して、眺望の開けたヘアピンカーブの連続となります。

雪景色のヘアピンカーブ の向こうに
水を張りつつある水田と、日本海の向こうには男鹿半島の寒風山でしょうか。
(さらに遠くの白い山脈も見えました)
かなり気持ちの良い道路です。おススメです。。
そんな鳥海山ブルーラインを秋田県側に下りてくると

鳥海山の姿を眺める絶景ポイントがあちこちに点在しています。
少しゆっくり走って、お気に入りの景色を見つけてみるのもイイものですよ。
春の小川はさらさら流る・・・

そんなフレーズが思わず口ずさんでしまうような
まさに 春の風景 です。
さて、ノンビリするのもいいですが、
少しばかりゆっくりし過ぎました。。(^^;)
鳥海山ブルーラインから
鳥海山を右手に眺めながらのローカルな鳥海山グリーンラインを走り継いで
道の駅で ご当地グルメ ? な、いぶりがっこパンでランチ。。(^^;)

お味は・・・ う~ん。。。
※いぶりがっこ・・・燻製したタクアンのようなもので、秋田名産です。
お腹も満たされたので、秋田県から宮城県に走り継ぎ
のどかな景色のなかでひと休みしたのは、

鬼首あたりでしょうか・・・
日本の技術者だけで建設した
我が国初の100m級アーチ式コンクリ-トダム の 鳴子ダムでは

偶然にも、GWの3日間だけしか見ることのできない
すだれ放流
(鯉のぼりのオプション付き)を見ながら
2日目の宿泊地である仙台に向かったのでした。

ポカポカ陽気に誘われた、鳴子温泉の OhirunePoint にて。
本日の走行距離 : 280.9km
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CB1300SF | クルマ
Posted at
2017/05/07 10:03:51