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最近のディーゼルエンジンのお話・・
昨年メルセデスの３２０ＣＤＩ（Ｖ６ディーゼルエンジン）が、
ＦＩＡ公認の強烈な耐久記録を出した。
３０日間で１６万キロを平均速度（２２４km/h）で全開連続走行・・
序に８０リットルタンク無給油で１６７２ｋｍ走破・・
結果２２個の各種世界記録を作った。
排気ガス浄化装置も１０万キロ走行後で新車時同様の浄化率・・

ガソリンエンジンと比較しても二酸化炭素の排出も少なく温暖化にも有利、
唯一ガソリンエンジンより流出量が多い二酸化窒素も既に対策用浄化装置が出来ている。
結果欧州での新車登録の半数はディーゼルエンジン車である。

因みにマイカーのメルセデスのＥ５００はＶ８で５リットルのガソリン車である。
国内で正規輸入車はないが本国にはＥ４２０ＣＤＩと言うＶ８ディーゼルエンジン車が有る。
４リットルターボディーゼルはパワーもトルクも完璧にＥ５００より上・・
何とトルクに至っては２０ｋｇ以上多い７０ｋｇオーバー！！！
燃費も２割り程度良い（更に軽油とハイオクの価格差も有るしね。）

他の欧州メーカーでも似たような感じである。
これなら半数がディーゼル車になるのもわかる気がしますね。

車の燃費の関心はどこの国でもたかいようだ・・
ただ、低燃費が謳い文句のハイブリット車への関心度合いは
国によって少々違いがあるようだ。
先進諸国の4割以上は燃費向上技術を取り入れた車に関心有り。
そこでハイブリットを購入対象に選ぶかの質問には欧州諸国と米国では結構な差がある。
欧州ではハイブリットへの関心は米国ほど高くないようだ・・
多分、高性能ディーゼルエンジン車の普及率の高い欧州では
割高なハイブリット車へさほど大きなアドバンテージを感じていないのだろう。

日本でもディーゼルエンジン車は黒煙と振動の申し子のような悪しき過去の記憶を抱いている諸氏が多いようだ。
その為欧州各国の高性能・低燃費なディーゼルエンジン車の輸入は殆ど無い・・
欧州では、あのホンダでさえディーゼルエンジン車をリリースしているのに・・・
メルセデスやＢＭＷ、ワーゲンなどでもそこらのガソリン車などとは
比較にならないくらい高性能なディーゼルエンジン車を出している。
ＢＭＷアルピナにだってディーゼルエンジン搭載モデルがある。
次回のルマン２４時間レースではアウディがディーゼルで総合優勝を狙っていたりする。

国内でも欧州の最新ディーゼルエンジン車導入を真剣に考えてもよさそうに思うのだが・・

振動が多い・遅い・煩い・ゴロゴロエンジンなんて認識は相当に遅れてますよ・・