あおたくが次に購入したいクルマリスト その7

クルマを購入しないで、７　プジョー206SWS16　そのまま車検取得　の巻

で、久しぶりに乗ってみた

　2月18,19日に国内外問わず、色々なクルマを試乗させていただいたのですが、ここでいったん
原点に立ち戻って、現在の我が愛車プジョー206SWS16って一体どんなクルマであるかを、考え
てみようと思ったのが、今回のエントリーのきっかけです。
　まず、これまで試乗したクルマと比べて、明らかに206SWS16が劣っていると思ったのは、低速
時のギャップや段差を通過するときのマナーが、あまりよろしくないという点である。206SWって
こんなに乗り心地が悪かったっけ？。と思う位、最近のクルマはそういったシチュエーションでの
サスペンションの動きが良好である。もっとも、206SWS16は、ややハードなサスペンションセッテ
ィングなせいか、時速60㎞以上で走行すると乗り心地がとたんに良くなるので、クルマの方も
「低速時は許してね」と言っているような気がします。インテリアの質感も、さほど高くはありません。
唯一勝ったような気がしたのは（笑）、マツダデミオ　スポルト位でしたが、S16グレードは、内装に
アルカンタラレザー（人工皮革）を装着していたり、シートも一部本革だったりするので、あまり
ガッカリすることもありません。
　反対に、試乗したクルマより気に入っているところは、まずはデザインである。正直言って、少し
古い感じはするのですが、思い切ったフロントフェイスにしては、よくまとまっているなと思います。
206が発表された当初は、406、306のピニンファリーナ世代と比べて、「終わったな」とか「エレガン
スが無い」と言われましたが、プジョーの掲げる「未来の世界のネコ型自動車」という提案（あおた
くが勝手に命名）は、成功したと思います。それはプジョー過去最大の販売台数にも反映されてい
ると思います。
　次に、コーナーを曲がる時のマナーは特筆ものです。SWはワゴンモデルなため、ボディ剛性は
それほど高くは無いのですが、足回りのセッティングが上手いのか、どんなコーナーでも、涼しい
顔で難なく曲がっていきます。それまで乗っていたトヨタ車は何だったのか、と思う位感動的です。
この原因は、リアサスペンションのトレーリングアームとトーションバーの組み合わせは、通常、コ
ーナリング性能の限界点を超えるとＦＲ車のように、お尻が振れますが、SWにはサブフレームが
装着されているため、コーナリングの安定性が向上したからだと思います。
　プジョー206SWは国産車と違って、きらびやかなハイテク装置が一切ありません。しかしながら、
車内の脇を通っているサイドシルが同クラスの国産車と比べて厚みがあったりする等、基本的な
構造部分では手抜かりはありません。そんなトータルバランスの高さが、クルマの走行性能にも、
はっきりと現れているような気がします。具体的に言うと小さなクルマにも関わらず、直線、曲線を
問わずクルマの走行安定性が高いのです。
　また、ワゴンという事もあり、206GTやRCと比べると趣味性の高いクルマではありませんが、ミニ
マムとは言え、ハッチバック車よりは広いカーゴスペースや、スペース効率の良い、リアサスペンシ
ョンの形状によって、荷物が積みやすいのも鉄道写真を撮る私にはマルです。
　そんな訳で、なんか自画自賛的なエントリーになってしまいましたが（汗）、プジョー206SWS16、
MT車のせいか意外と故障も無く、現在の私にとって最高の相棒なんですが、次回の車検の値段
（タイミングベルト及びウォーターポンプ交換があるため、25諭吉オーバー確実）と、野田政権が掲
げる消費税増税の問題等があり、やっぱり、今乗り替えをした方が得策かと思ふ、ナヤンデルタール人なあおたくでした。
　皆様、どう思います？。