
先週の土曜日、富山に来て丸3年になり、コロ助のせいで気が付いたら観光をまったくしていない。
車で数時間の近い所に金沢という観光地があるのに。
そこで以前から行ってみたいと思っていた
ここへ
あいにくの雨でしたが、屋内ですので問題なく。

正面にはいきなりベレGが鎮座しています。隣にはなぜかソアラが。
写真に写ってる黄色いのはN産NVのタクシーです。何でここ?・・・ですが
3階まであり、主な車種やメーカー毎、カテゴリー毎の展示、世界のミニカーなど、バイクや人がかついで運ぶカゴまで置いてありました。

でもやはり探してしまうのはOPELなんですが、このカデットとGMが持ち込んだ燃料電池車に改造したザフィーラのみ(見つけられたのは・・・)
博物館でも地味な存在なのか、社歴展示はありましたが非常に残念。
せめて国内で販売されていたものが展示されていれば、と。
次に気になるのは同じGMの傘下だったいすゞ車。
こちらは腐っても国内では古くからの自動車メーカーですから、それなりに

こちらは外せないでしょう、ハンドメイドBODYの117クーペ。
よーく見ると量産型のプレス生産されたパネルと微妙に違う所があり、興味深い所ですが、細かいことはともかく今見ても綺麗な車です。

次にいすゞとしての代表車種ジェミニです
奥からジェミニ(FR)、OPELカデットとの共通設計で展示車は逆スラントの、シャークノーズ車です
その隣、やっぱりジェミニ(FF)
このころからネーミングにGMとの規約みたいなのがあり、FRジェミニとの併売時期のみ車名に”FF”が付きました。
因みにアスカも最初はフローリアンアスカが正規名称でした。
手前もやっぱりジェミニ最終型マイナー前です。
先の、街の遊撃手のキャッチフレーズのジェミニが、そこそこ売れたので、フルモデルチェンジはかなりGMが口出ししたデザインに大幅変更。
ニシボリックサスペンションという、当時ではまだ少なかった4輪操舵機能なんかが付いてましたが、メカニカル機能でなくブッシュでアライメントを変化させるもので、まっすぐ走ってても、”変な足” てな感じの足でした。
結果、GMが絡んだせいで販売は伸びず、乗用車撤退の足掛かりにされてしまった車種です。

最後はこれ。
ピアッツアイルムシャーです。
いすゞの中ではこれは117クーペの継続車種という扱いですが、デザイナーは一緒(ジウジアーロ)でもぱっと見全然違う車になりました。
有名な話で、国内初のドアミラー申請をしていたが、同じ時期に申請していたソアラに取られてしまい、発売当初はフェンダーミラーを付けて販売。
それを見たジウジアーロが激怒したとか。
また、丁度、MB190Eツーリングなど紺色が流行った(欧州で)為か、イルムシャーは黒、紺、赤の3色しか設定されませんでした。
後ろのあずき色アスカは、これまたいすゞの得意技、どこよりも早く新技術投入後、似た技術がよそでも発表、その後廃れるというNAVI5搭載車です。
今でいう、DSGに近いクラッチ式のセミオートマ車です。
この後ジェミニも搭載され、今はエルフにスムーサーという名称で継承されてます。
アスカにもイルムシャーは設定され、その後ジェミニにも設定されましたが、ジェミニでイルムシャーRという、より走りに降った仕様が設定され、これにはホワイトBODYがありました。
なぜか?白塗装が一番コストが安いからです(^^)
他でお金かけたからでしょうね。
とにかく、2時間ほど滞在しましたが車の前にある説明書きをじっくり読んでると、トリビアな情報もあり、また交通博物館的なところでは、鉄道や船、飛行機なんかもありますが、ここは自動車オンリー(でもなぜか、ミニカー展示のコーナーでは戦艦がありました・・・)なので車好きには楽しい場所でしょ。
この後、金沢の友人と久々に差し飲みし、ちょっとした観光の話でした。
Posted at 2023/03/21 13:33:48 | |
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