その結果、わからなかった(笑)
日本、アメリカでのパテント検索サイトで検索したが、見つからない。
私の検索方法が良くないかもしない。
古すぎてデジタルデータ化されていないかもしれない。
実際、自分の名前で出願されている特許などを調べても、ある年代以降のしか出てこない。デジタル化されていないのだと思う。
なんで調べたかったのかというと、SVXのデザインは誰のものだろう?と前々から思っていたから。
ジウジアーロだろ?と思うかもしれないけど、それは多分、ない。
ジウジアーロがデザインした。創作者だ。
ジウジアーロはイタルデザインに属しており、従業員の創作物はイタルデザインに権利譲渡されているのが、一般的な雇用契約だと思う。
それは創始者のジウジアーロであっても、イタルデザインの権利にしていると推測される。
そうじゃないと、あとあと面倒くさいことになる。
15周年オフのときにパラダイス山元さんから聞いた話によると、ジウジアーロは、SVXの原案スケッチとスケールモデルを持って、日本の自動車会社各社に営業にきた、らしい。
最初にいすゞから行き、スバルが受け入れた、らしい。
※ここで肝心なのが、スバルが依頼して出来たものではなく、売り込まれた、というのがポイント。
しかし、原案のリトラクタブルライトではなく、固定ライトに。車幅を広げたいなど修正要望が挙がった。
それをどこまでイタルデザイン側が修正に関与したのかわからない。
わからないが、量産デザインは、スバルが原案を手直ししたことは知られている。
私は若い時に、デザイン会社多数と取り引き窓口や契約、出願を担当してました。
デザイン会社からの提案は、採用案を買い取り、権利をクライアントが持つのが一般的でした。
買取なので、意匠登録もクライアントの名前で行います。
同様に、イタルデザインから富士重工が買い取り、富士重工に権利が移っているのではと思います。
ただし、創作者はデザイナーである事実は変わらない。
デザイナーが有名人だったら、名前を出してもいいとか。修正はクライアントでしてもいいけど、デザイナーに承諾を得ることなど、契約時に決めることもあります。
意匠登録時に創作者の名前を挙げる場合と、挙げない場合があります。
共同の権利または創作した会社側の権利にし、使用権をクライアントに与える場合もあります。が、これもお互い面倒くさいことになるので、工業デザインの世界ではやりません。
いろんなケースがあるので、「SVXの場合はどうなっているんだろう?」と思ってました。
検索して出てこないなら、昔の出願が閲覧できるところに行って、手続きして書類を調べないと出てこないかな。
ということで真相はよくわかりませんでした。
特許検索サイト
ここで、意匠登録にチェックを入れて、富士重工で検索してみましょう。
ホイールやヘッドライト、車体のデザインがいくつか出てきます。
最近社名がSUBARUに変わったので、最近のならSUBARUで検索を。
でも古いレガシィやSVXは出てこないんですね。インターネットは1995年ぐらいが境目で、それ以前のあらゆる分野の情報がデータ化、アーカイブされていなかったりします。
SVXは1991年発表らしいので、全然データベースに出てこないでしょうね。
ちなみにジウジアーロでもヒットします。
あくまでも日本での出願。海外の出願はそれぞれの国に窓口があります。連携している国とそうでない国もあり、出願する国を限定することも広くすることもできます。
無論出願にはお金が掛かり、維持にも年貢と呼ばれる維持費が掛かります。
無意味な特許は年貢が損になるので、権利放棄したりします。
多分、イタリアのサイトで検索すればジウジアーロでの登録はもっと出てくると思われます。
気力が続きませんでした。ChatGPTもこの手の調査には弱いです。誰か手動で調べて、結果をおしえてほしいもんです。
Posted at 2025/09/13 00:47:07 | |
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