SVX35周年全国ミーティング2026にご参加頂き、お疲れさまでした。
北海道から大分まで、沢山の方が集まりました。
78台のはずが、画像から数えると79台いました(笑)
誰かがSVX以外の車で来る予定のところを、SVXで来たようです。増えたカラーはわかっていますが、それが誰なのかわかっていません。
把握しているだけで、全国オフに向かう途中で故障したクルマが2台。
帰りは皆さん、無事でしたでしょうか。
◯全国オフのスタイルを変える
これまでの全国オフのような、車を並べて、愛でて自慢するような、世間で言う「置き車イベント」をもう止めたいと考えていました。目立つ車に人が集まり、目立たない車はちょっと肩身が狭くなりがちです。
ネオクラシックカーなので、もう目立つモディファイをして自慢する車でもないだろうと思ってました。
自分の車が一番かわいいですし。他人の車を眺めてみても、自分の車が調子よくなるわけでもない。自分のSVXの調子を保つには?いつまで乗っていられるの?それが見つかるイベントであるべきだと考えていました。
その背景には、私が15周年オフを大お祭りイベントにしてしまい、以後あのスタイルがフォーマットになったのではないかという、反省の気持ちがありました。
お祭りではなくて、気後れせずに得るものが多い、従来のスタイルではないイベントにしたい。それには私が軌道修正するしかない。そんな想いで早目に35周年は幹事をやると宣言しました。
◯テーマは共存共生
ディーラーは、SVXを触ったことがないメカニックが増えてます。ほとんどの部品は製造廃止。維持するのには非常に厳しい状況です。
いつ壊れるかわかりません。壊れたときの対処方法、不具合箇所の特定方法、どこまで自分で面倒見れるのか。外部に修理を頼むならどうすればいいか。
困った問題です。整備の知識があり、ある程度DIYでき、部品が確保できるルートがあり、信頼できるショップと付き合いがないと、もう維持は難しくなってきました。
◯共存共生のために
整備士から現実を語ってもらう。DIYしてる人に語ってもらう。詳しい人や部品を持ってる人と、横の繋がりを持てる機会にする。そこを軸にすることにしました。
知識、情報が増えること。厳しい現状を把握することが目的です。
◯裏テーマは「降りる人の背中を押す」
あちこち不具合があって満身創痍なのに、降りるタイミングを逃してしまっている人もいるのではないでしょうか。部品がなく、K-STAFFでも車検が通せないことがあるのが現状です。DIYできるスキルと環境があったとしても、厳しい状況なのは間違いありません。
オーナーも歳を取りました。オーナーも満身創痍。ぶつからない車や、レーンキープなどの安全運転支援システム搭載の車に乗り換えるのは、今の時代では賢明な判断だと思います。
だから、今回は「降りる人の背中を押す」を裏テーマにしていました。
このイベントを区切りにして乗り換える。車を乗り換えても、仲良くできる車好きの人がいる。きっとまた新しい楽しい車人生が待ってる。そういうきっかけの場にもしたいと思ってました。
余談ですが、退場は、降りるつもりの人に先に出てもらい、皆で拍手で送り出すラストランにしたいと思ってました。
ところが、雨で進行は思ったようにできず。安全に退場させるのが精一杯。
でも、皆さんが自然発生的に、お互いに帰る車に拍手や「気をつけてー」と声をかけてましたよね。お互いにきっと、いい想い出になったことでしょう。
◯オフ開催とSUBARUとの関わり
26年2月、横浜で開催されたネオクラシックカーのイベント、ノスタルジック2デイズ。毎年K-STAFFが出展し、今年も説明員のお手伝いをしました。
昨今のヘリテージカーブームで、トヨタGRや日産NISMO、ホンダがブースを出し、ついにマツダもSUBARUも復刻ヘリテージパーツのブースを出してきました。
そこでSUBARUのヘリテージパーツ(アフターパーツ部門)の方と、ご挨拶、情報交換させて頂きました。また、ブランディング担当の方と知り合い、全国オフ開催について話し合いました。
■部品について聞いた話
SUBARUのアフターパーツ部門の方いわく、他のヘリテージカーを差し置いてSVXの部品再生産に着手するのは、現実として難しいとのことでした。
WRXやレガシィなど、母数が多くて優先度の高い車があります。SVXよりもそちらが先になのは、事業として当然です。まずはそれらからとのことです。
また、古すぎて当時の手配先が存在しない、治具や型がない、当時の生産設備がないから作れない、部品メーカーが設計した部品なので社内に図面がないこともあるなど、いろんな問題があります。作りたくでも作れない、という現実があります。
どれだけ部品がなくて困っているのかも把握できていないそうなので、皆さんの声をサイトに投稿して欲しいとのことでした。そうしないと動けないから。
リクエストフォームのリンクのページ
皆さんで、粘り強く、何度も投稿しましょう。
お祭りにしないと言いながら結局メディアを呼んだのも、沢山のSVXオーナーがSUBARUのヘリテージの維持のために頑張ってるよと、SUBARUに伝えたいからでした。(※記事掲載の有無はまだわかりません)
これ以上のSUBARU関連の話の続きは、参加者の皆様にメールにてお伝えします。
◯全国オフの画像、集合写真について
以前にメールした共有フォルダに、集合写真がアップされてます。
ホールでのイベントの模様も動画で見られます。
そちらをご確認ください。
◯悪天候の影響
大変残念だったのは天候。
小雨は覚悟してましたが、台風が2つ来て、通過しても雨が止まないとは。土曜日の天気予報では、日曜は雨があがるとのことでした。それがずっと雨。参りました。
雨で想定外がいくつか。
カートコースは、芝生がぬかるみ、水たまりができるのは想像できていませんでした。場内の移動は負担だったと思います。
傘に当たる雨の音で、音響が聞こえにくかったこと。音はコースの端まで届いていたようですが、雨音で聞こえないときがありました。
ピット下に避難できたのは良いのですが、車の近くにオーナーがいなくて話が聞けない、ということもありました。
あわよくばカートコースを走行させることも考えていたのですが、傘をさしている人が歩き回る中では、スタッフが仕切っていたとしてもムリだと判断しました。
ひたすら雨雲レーダーを見ていて、リロードしては予報を確認していましたが、全然当てになりませんでした。刻々と状況が変わり、回復するかと思いきや、回復しませんでした。
皆さんの疲労度を見て、急遽ホテル側にホールを借りられないか交渉しました。
嬬恋リゾートは、部活動やスポーツイベント、研修などでも使われているので、いつもホールが空いているわけではありません。あの日はたまたま空いていて借りることが出来ました。
その代わりに、ホールの費用が追加になります。
参加費の端数切り上げで余裕が少しありましたが、ホール代を捻出できるほどではありません。そこで、現地販売したステッカー代にお気持ちをプラスアルファで頂くことで捻出することにしました。
ホールでイベントを行う間、カートコース会場を放置することになるので、全員移動し、全員で戻ることになります。お昼にホテルでお弁当を食べず、カートコースに残る予定だった方には、予定が変わってしまい申し訳ございません。
移動にはシャトルバスが必要で、そちらも調整が必要です。カートコースに戻る時間に、シャトルバスが園外への送迎や、別の団体で使用されていたら、カートコースに戻れません。そこもなんとか調整できました。
急遽借りたホールですが、イスも並べたり、テーブルや音響の用意も必要です。
昼食時間中、ホールの下見や準備の確認をしました。
それにしてもいろいろ予定外。スタッフも先にホテルへ移動して先導する人、最後に移動してゲートを締めたり確認する人が必要で、ここの連携には不備がありました。考えが至っておらず、ご迷惑をお掛けいたしました。
◯ホールでのイベントは突発
外なら車を眺めていれば時間が過ぎていきますが、ホールに集まったら何かしないと集まった意味がありません。
ところが私はホテル側と会計が必要で、これが想像外に時間がかかりました。金額も大きいですが、お金は小銭が多いので確認が大変でした。
私が不在の間、ゲストで来ていただいたジャーナリストの片岡さん、SUBARUでデザイン部だった石井さん、水平対向エンジンの先行開発をされた斎藤さんに、貴重なお話を伺いたいと、直前に急遽お願いしました。
それでも皆さん、饒舌にお話いただきました。初めてのチャレンジが沢山あっただろうからいろいろエピソードがあり、伝え残していきたいんだろうなあって思いました。それも含めてSUBARUのヘリテージだと思います。
DIYの達人トークショーも、擦り合せなしのぶっつけ本番。お客様の反応を見ながら話を振れば大丈夫と思っていましたが、順調だったと思います。
あとで聞いたら、何喋ったか覚えてないとのことでした(笑)
◯行き渡っていない開催告知
今回驚いたのが、申し込みを締め切ってからも申し込みの希望が多数あったこと。
ドタキャンはあると思っていましたが、飛び込み参加希望が10件近くありました。知り合いから聞いたとか、人づてに知った人が一定数いました。
参加者は減る事があっても、増えるとは思ってなかったです。
ネットを普段利用しない、SNSをやっていない、SVXについて検索しない人には、告知が届きようがないということを痛感しました。
みんカラ、X、CARTUNEなどを中心に3年前から開催を告知していましたが、昔よりも現在のほうがオーナーに情報が行き渡らないもんですね。
まるでマーケティング論みたいですが、どうしたらオーナーに情報が伝わるのか、再考が必要と思いました。
◯開催後のアンケート結果について
メールでアンケートをお願いし、50件の回答がありました。
概ね好評で、ほっとしました。感謝の言葉も多く頂いて、運営側としては救われた思いです。
宿泊した人からは満足度が高かったようです。食事や歓談が好評でした。
やはり、天候が残念だったという意見が多数でした。
交流できて顔と名前と車が一致したとの意見があった一方で、ゆっくり車が見れず、車の近くにオーナーもいなくて、交流できなかったとの意見もありました。
これも雨が作用していて、ピット下にオーナーが移動していたり、ホテル側に移動したことでそうなってしまったと思います。
また、運営側としても、車とオーナーの詳細情報を持っておらず、何かと困りました。個人情報をなるべく取らない運営をしていたからです。最初に書いた「増えたSVX」が誰のものか、調べる方法がないのもそのためです。
やはり車が軸で、その車からオーナーが誰であるのか、事前に分かっていたほうがいいですね。場内での車両管理上も把握が必要でした。車両にトラブルとかあっても、誰の車なのか分からないのは問題です。
昔は、ナンバープレート等の車体の情報とケータイ番号も聞いておき、運営側はオーナーと咄嗟に連絡が取れるようにしていました。参加者には、参加者リストを共有していたと思います。
やっぱり管理上、コミュニケーション上、必要な個人情報は取得し、共有しておけばよかったと思います。
ということで、まとめです。
まとめ
1:もっと天候が安定している時期にすればよかった。
それがいつなのか、なんとも言えません。5月のGW明けとかがいいかもしれません。行楽シーズンの後にイベントをいれるのは負担も大きいのですが…。
暑いシーズンは日陰にかたまり、結局車から離れてしまうし、バテる。秋も台風、集中豪雨がある。冬場は日が短い。実に難しいです。
2:もっと車とオーナーの情報を取り、参加者と共有すべきだった。
SNSが分断しているので、誰がどんな状態の車に乗っているのか、交流がない人はホントに知らない。事前共有は要改善ですね。
運営上も、車を特定できる情報と、オーナーを呼び出すためのケータイ番号を頂くべきでした。
3:アクシデントのシミュレーションをもっと入念に。
来る途中の故障や、現地でレッカー移動がありました。オイル漏れしている車がいました。以前ではなかったようなトラブル、アクシデントも想定しないとダメですね。
壊れる、不動になる、天候、体調悪化への対応をもっと考えないといけないです。
4:概ね好評でよかった。
宿泊は好評だったようでよかったです。ご飯食べて、部屋でだらだら喋って、温泉に入って。やっぱり楽しいですよね。経済的負担が大きいですが、交流できてゆっくりできるのは良さそうです。
本開催は雨が残念でしたが、なにかしら得るものがあったようで、ポジティブな結果だったかなと思います。
いろいろありましたが、運営委員会側もイベントのプロではありません。素人です。
素人運営にしては、事故なく、時間内に、臨機応変に、よくやったと思います。
スタッフの皆さんのお陰と、皆さんのご協力のお陰で無事に終わることができました。皆さんのご協力、ありがとうございました。

(画像はSaishokukenbiさんより)
では、また次の機会に再会しましょう。